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口呼吸とウイルス感染(歯科的視点から新型コロナ対策)

歯科的観点からの新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルスについては、まだわからないことがおおいです。   そこで専門家は、新型コロナウイルス感染予防にはインフルエンザ予防に準じた取り組みを推奨しています。 そこで歯科的観点からインフルエンザ対策で推奨されている鼻呼吸に関してです。 まずウイルスについて 新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様にウイルス表面にエンベロープを持つウイルスです。 エンベロープとは受験英語では封筒ということになりますが、 ウイルスの場合も発想はおなじで、ウイルスの中心にあるリボ核酸そしてカプシド(殻)を包む封筒のような構造の膜成分です。 形は封筒の形はしていませんがリボ核酸そしてカプシドを包むという点では、封筒のようなものです。 このエンベロープは脂質でできているため、アルコールを接触させると溶解して感染力が無くなります。  

口呼吸    

歯科用語で読み方は「こうこきゅう」です。 口から空気を吸う呼吸です。それと正反対の呼吸が鼻呼吸(びこきゅう)です。 口呼吸は万病のもとです。 虫歯にはなるし、歯周病、口臭、歯並びがわるくなり顎の形(下顔面、中顔面の形)もかわります。イケメン、美人でなくなる原因にもなります。そしてウイルスや細菌の感染症にかかりやすくなります。  

ウイルスや細菌の感染という観点から鼻呼吸の利点

鼻毛   細菌やウイルスがついたホコリをブロックすることができる。口呼吸だと直接、口腔を通ってノドに付着します。 鼻から空気が入る過程で空気が湿度80~85%に加湿される。インフルエンザウイルスなどは乾燥しているところが好きで湿度が嫌いです。 また冷たい空気も体温近くまであっためられる。 口呼吸では、乾燥した冷たい空気が口腔を通って直接ノドに行きます ウイルスは鼻の粘液で絡み合って、線毛運動で体外に排出されたり胃液で無毒化されます。   また、副鼻腔では、一酸化窒素が産生され、殺菌作用、抗ウイルス作用を発揮します。 この一酸化窒素は口呼吸では作られません。(一酸化窒素は動脈の内皮細胞でもつくられ血管拡張作用もあったりします。動脈硬化をふせぎます。) ということで鼻呼吸は、ウイルス感染という観点からも重要です。   口呼吸から鼻呼吸にする方法というのは、歯医者にとっては、昔から大きなテーマでした。 多くの歯医者がいろいろな鼻呼吸を促す器具を開発してきました。 私も、やまもと歯科医院で主に子どもに使ってきました。 最近は、福岡市の医師があみ出した「あいうべ体操」を患者さんに行ってもらっています。 口呼吸から鼻呼吸に直ぐに替えられるものでもありませんのである程度の根気が必要です。