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マスコミでまだ語られていないイタリアの医療制度(歯科を含む)

新型コロナウイルス致死率10%のイタリア歯科医療制度

フランスの大統領もイタリアの首相も新型コロナウイルスとの戦いを戦争と言っています。 軍事作戦で10%の戦死者が予想される戦闘を現代ではアメリカ軍でもフランス軍の外人部隊でも大統領は承認しません。 その意味では、新型コロナウイルスとの戦いは、難しい戦いとなっています。   そのイタリアの歯科を含めた医療制度について 私が歯科学生の時、つまり35年前に歯科大学の教授から聞いた話ですので実際には40年ぐらい前の制度ですので、現在とは違うかもしれません。 イタリアでは,大学医学部を卒業した後、内科医でも歯科医でもどちらの道にも進むことができます。 つまり、大学レベルでは医科も歯科の区別がありません。 しかし、実際には医学部を出ても歯科の知識はほぼゼロのため、その後2年ほど別に歯科の勉強をする学校にいくそうです。 結果、歯科医師の人数と医師の人数は、ある意味ごちゃ混ぜでカウントされていました。 そして、その40年前のイタリア医療制度の最大の特徴は、過剰過ぎる医師そして歯科医師の人数でした。 イタリアでは、医師、歯科医師の人数が多すぎて本来の希望の医師、歯科医師のしごとができずに、他の医療とは全然関係のない仕事をしている人がたくさんいるということでした。 それが、今回のイタリアの新型コロナウイルスの感染の報道でわかったことは、ずいぶん医師、歯科医師の人数の削減があったのだなということです。 人数のかなりの削減はあったものの、医師の人数は、日本よりまだまだ多いようですが。   現在のイタリアの医学部の学生は、国家試験(制度が40年前と同じならば医師国家試験でありまた歯科医師国家試験でもあります。)なしで、最前線の新型コロナウイルスとの戦いに参加することで、その国家試験(医師国家試験、歯科医師国家試験)が免除されるそうです。 これ、どこかできいたことがあるような気がします。 私の元上司、昭和20年に医学歯学専門学校の歯科を数ヶ月繰り上げ卒業になって、歯科医師国家試験免除で歯科医師となって戦地に向かう準備をしてたら終戦になったと聞いたことがあります。 イタリアも今、その状態のようです。 ということで、日本も 今回の新型コロナウイルスの感染症の拡大で そういう状態にならない事を、心のそこから祈っています。