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やまもと歯科ブログ

歯医者がつかうロイテリ菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月04日

ロイテリ菌

私の友人である歯医者のおおくが摂っているサプリに、乳酸菌の一種であるロイテリ菌入りサプリメントがあります。

歯科分野においては、むし歯や歯周病を防ぐために、とても効果があります。しかし、実は、歯科領域ばかりではなく、健康面でも、いろいろな良い効果があるためこの、ロイテリ菌のサプリを毎日摂っています。ロイテリ菌は、口から入り、胃で胃酸などで死滅するのを免れて腸まで達します。そこで免疫力を高める作用を発揮して、炎症抑制作用もあります。結果、インフルエンザになりにくくし、カンジタ菌、ピロリ菌を抑制します。その他、色々な、感染症に対しての予防に役立ちます。また、便秘下痢にも効果があり、アレルギー抑制にもよい作用があります。その他、ここでは書ききれない程の健康によい作用があります。

では、どうして歯医者だけが、そんなサプリを毎日摂っているか?この訳は、私の多くの友人歯科医師のクリニックには、歯ブラシと並んで、どこかにこのロイテリ菌サプリが歯科医院の受付付近で販売されているはずです。でも、それが売れないだけです。歯科医師は、それが、むし歯や歯周病だけでなく、カラダの免疫力を高め、健康に、そして長寿には、とても有利なのを知っています。なので、このサプリを販売しています。しかしながら、このサプリの良さを患者さんに知らせるノウハウを知らないために、売れずに残っています。売れない理由の一つは、このサプリの良さを患者さんに伝えられないのがメインですが、もう一つの理由は、サプリにしては、費用的に少し割高だというのがあります。1日1粒が基本ですが、この1粒が、約100円します。私を含め多くの歯医者は、この費用を、払うだけの価値があると考えこのサプリを毎日摂っています。でも、患者さんに、歯医者でサプリを、押し売りされたと思われたくないですから、このサプリをつかえば、有効そうな患者さんには、簡単に説明する程度です。以上の理由で、このサプリ、歯科医院では、あまり売れません。でも、自分では、毎日のんでいます。

今までで、歯科領域で一番効果的であると思った使い方

①ほぼベットの上での生活をされている方のロイテリ菌の使用

日常の歯磨きもご自身でできないぐらい調子の悪く、嚥下障害がある方で、口の中の状態が良くなく、舌の表面も、色がついて、所々、かぴかぴになっておられる方で、液体状で、粘性が強いドロドロのロイテリ菌を1滴、毎日使うと、かなりの口の中の状態が良くなります。口腔内の衛生じょうたいえも改善し、細菌叢もかわったように見えました。口腔内の細菌が原因となる誤嚥性肺炎を防ぐのに有効なのではないかと考えています。

②パーキンソン病などで、ご自身で、口の中をきれいに、良くしようという意思はつよいけど、手が不自由で、なかなか自分が思うように歯磨きブラッシングができない方のロイテリ菌サプリの使用も、かなり効果があります。

歯科金属 ニッケル 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月02日

金属アレルギーと低亜鉛血症

最近、増えているといわれている金属アレルギーですが、その金属アレルギーの原因となる金属が、生活の周りにたくさんありますし、また医療の分野でもたくさんの金属がつかわれています。

そのなかで、歯科で使用される金属も最近よく話題になります。(私が歯医者になりたての30年前は、歯科で使われる金属が、アレルギーの原因になるということは、歯科業界では、あたりまえで、言葉自体は、よく知られていましたが、自分の患者さんにはおこることを想定してない歯医者もいました、歯科以外の医療業界では、歯科金属にアレルギーの可能性があるのを知らない人もいました、そして医療業界以外の一般の方は、ほとんど知られていない状況でした)

歯科では、かなり昔から部分入れ歯の金具(クラスプ)にニッケルの合金が使われています、現在もよく使用されているときいています。また、私が山口県で歯科医師をしていたとき、ニッケル合金で歯の被せ物をしておられるかたが大勢おられました。わたくしの感覚では、ニッケルが金属アレルギーをおこす可能性のナンバーワンです。

以前からニッケルを含める卑金属が金属アレルギーの原因になりやすいといわれていました。現在でも、そうだとおもいますが、卑金属以外でもおこきます。歯科医師の中でも、金(ゴールド)は、金属アレルギーになりにくいと、信じている方もおおくおられますい、いろんな歯科医院ホームページのなかでも、金ゴールドは金属アレルギーになりにくいと断言しているホームページもあります。

チタンにかんしては、現在のところ、金属アレルギーの可能性はほぼゼロといえますが、金ゴールドに関しては、金属アレルギーになる可能性は、普通にあります。

今回、東北大学において素晴らしい研究の結果が発表されました。ニッケルに関する研究です。ニッケルは歯科領域のもならず、医療全般で利用されています。心臓の冠状動脈が狭窄したときにもちいられるステント、カテーテルで、心臓の冠状動脈まで持って行き、そこで、そのステントを広げることによって狭窄し冠状動脈の部分を広げようという方法です。このステントはニッケル合金でできているそうです。歯科矯正の分野で、ここ30年間使われている歯を真っ直ぐにするためのワイヤーは、ニッケルチタン合金です。我々歯科医師は、NiTiニッケルチタンまたは、ナイタイとよんでいますが、心臓の冠状動脈の狭窄部分を広げるステントも同じような金属なんでしょうか?矯正歯科のNiTiナイタイは、元々は、アメリカの宇宙工学のNASAの技術だときいていますが。

このニッケルによっておこる体の中の炎症反応は、血中の亜鉛イオンで抑制しているということがわかったということです。最近日本では、低亜鉛血症のひとがおおいといわれています。そして、そう言うかたは、ニッケルによる炎症、アレルギーが、増悪しやすいことをしめしており、注意が必要だということです。

歯を削る器機タービンの滅菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月01日

ドリル、歯の切削器具の消毒と滅菌

最近歯科医師の間で、時々話題になることのひとつに、歯を削る機器、ドリルの消毒と滅菌というのがあります。

このことが、話題になったきっかけは、平成26年5月の読売新聞の記事でした。その内容は、大きな見出しに歯科医院において、「歯を削る機器7割が使い回し」というものでした。3割の歯科医院では、歯を削る機器(我々歯科医師はタービンと呼んでいます。)を、患者さんごと、滅菌器で滅菌しているけれど、残りの7割が、色々なパターンはあるけれども、滅菌はしておらず、消毒レベルの対応だったということです。そして、その7割の消毒だけしかしていない歯科医院が「使い回し」と言う表現となりました。

ここで、問題となるのは、滅菌と消毒はどう違うのかということだと思います。

歯科業界では、大学や専門学校で歯科の教育を受けた歯科医師や歯科衛生士は、この滅菌と消毒の違いについて耳にタコができるほど聞いているはずですが、一般の医療・歯科医療の職業についていない方にとっては、この滅菌と消毒の違いについて混同されているかたもおられると聞いています。

では、この消毒と滅菌の違いは? 

まず、消毒は、細菌・微生物をを殺すレベルが完全ではないというこです。ヒトに害にならないように無毒化する程度に細菌・微生物を減らすということですので、細菌や微生物は、まだ、ある程度存在します。たとえば、70%のエタノールつまりアルコールで表面を拭き取ると細菌や微生物はある程度なくなります。このアルコール(70%エタノール)で表面を拭き取るとことを、大体は「消毒した」というレベルになります。

では、滅菌とは?基本的には、すべての細菌・微生物をなくすということです。ですので、細菌や微生物が残っていないという概念になります。

ですので、この消毒と滅菌というふたつの言葉には、明らかにちがいがあります。読売新聞が言っているのは、消毒のレベルでは、不十分ではないのかということです。滅菌レベルが必要ではないかということです。

まったくその通りです。私も、消毒レベルでは、不十分だと思います。外科的処置をするとこでろ(歯科医院)では、やはり滅菌レベルが必要です。

やまもと歯科医院では、4年前の、平成26年の読売新聞でこの事が記事で取り上げられる以前、ずっーと前から患者さんごとに歯を削る機器(タービン)を患者さんごとに滅菌しています。

歯科医師の間で話題になるのは、この滅菌のシステムを導入するのにたくさんのタービンを買って揃えないといけないとというだけではなく、一番の問題は、タービンを滅菌器にかけるとタービンがすぐに壊れてしまうことです。最近、時期がらもあってこの話題よくききます。

特に滅菌をし始めたほとんどすべての歯科医師が言うのは、タービンがすぐに壊れる、それに伴い修理費用がかなりかかるというこです。

そして、時間の経過とともにこの費用はさらに大きくなります。

やまもと歯科医院のように、古くからタービンの滅菌を行なっていると、タービンの消耗が激しく、月によっては、新品のタービン2本を買うだけの、費用がかかることもあります。あまりにもかかるので、他の費用がかからなかった月に修理に出すタービンの修理待機待ちタービンが存在します。

こういうのを20年ぐらい行なってます。またこの滅菌には、滅菌する人員が必要です。

これを考えると今までに莫大な費用をかけてきたなという感じです。

舌圧測定器 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月26日

舌圧(べろの圧力)について

今日の診療後は、富山市で開かれた富山県保険医協会歯科部会のミーティングに参加しました。

久しぶりに、富山県内の歯科医師の皆様とお会いすることができました。

そこで、友人の歯科医師と舌圧測定器の話題が出ました。この舌圧測定器は、文字通り舌の圧力を知る為のものです。

ここ最近は、歯科領域では、PAP(舌接触補助床)というものが、注目を集めています。このPAP(舌接触補助床)は、入れ歯のような形をしていますし、また、とり外し式の歯科矯正装置のような形をしたものもあります。何のためにこのPAP(舌接触補助床)をつかうかというと、舌がん、口腔底がんなどの口腔がんの治療のために、舌の一部などを切除した方の摂食嚥下を改善させたり、構音の問題が生じた人のためにつかわれます。

、また、脳梗塞の後遺症などによるり舌の可動範囲がせばまり、舌が、物を飲み込むときに、舌の上の表面が口腔の天井である口蓋に届かず(正常であれば、食べ物を飲み込むときは、舌の上の表面が、口蓋つまり、口腔の天井部分に強く、べたっーとせっしょくします)食べ物を口腔の奥や、喉、咽頭におくりこめなくなります。そういう場合、有効なのがこのPAPです。

PAPは、入れ歯のように見えて口蓋部分が、分厚い形をしています。なぜ口蓋部分が分厚いかというと、舌が、この入れ歯の天井、口蓋にちょっともちあげただけで、とどくようにするためです。分厚いければ、口蓋の天井が低くなり低位にあったということですので、低い天井には少し舌をもちあげるだけでとどくようになちます。この際にどれだけ厚みがあると、適切、つまり舌圧が上がるかしるため舌圧測定器が必要となります。

PAPを製作する場合、舌圧測定器が、ある一定の数値になるまで調整の必要がありまます。

そして、摂食嚥下について研究しているひとが行なった結果によると、この舌圧がどれだけあるかによって、患者さんの、摂食嚥下機能がどれだけあるかが、その測定結果をみることによってある程度知ることができます。

この理由から最近では歯科医院で、この舌圧測定器を持っている歯科医院が増えてきています。この数値で確定診断はできませんが、摂食嚥下障害の治療をおこなうにあたりかなり、役に立つ機械です。

ただ、現在のところこの舌圧測定器は、歯科材料屋や歯科の材料やセメント歯科機器をあつかうメーカーでも、在庫がないようで、実際今注文しても、納品がいつごろになるかまったくわからない製品だそうです。

摂食嚥下リハビリテーション 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月25日

東京でおこなわれた、摂食嚥下リハビリテーションのセミナーに参加しました。

日本歯科医師会、や日本全国の29のすべての大学歯学部、歯科大学と一部の医学部歯科・口腔外科がここしばらく、重点的に取り組んでいるのが、摂食嚥下リハビリテーションです。

この分野は比較的新しい分野で、最も先端をいくアメリカでも、本格的にこの分野の研究がすすんだのもつい最近です。

現在の、大学歯学部、歯科大学の学生もかなりこの分野の勉強をしなければならないということです。

この分野の特徴は、日本では、多職種の医療職のプロフェッショナルが、情報を持ち寄り協力しなければならないことです。

歯科医師、医師、薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー),言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、時には歯科技工士、その他、色々な職種の専門家の参加が必要です。

今日の摂食嚥下リハビリテーションセミナーでは、栄養学の知識が必要でした。大学歯学部、歯科大学の栄養学の授業は、私が学生時代は、半年間の講義があり、九州歯科大学では、当時は、産業医科大学の衛生学の教授先生がおしえに来ておられましたが、この栄養学の授業が役にたつには、少々時間がかかりました。

  ここ数年の摂食嚥下リハビリテーションに関する考えも少し変わってきました。

横浜市立大学医学部の先生が、医原性サルコペニア、医原性低栄養をなくすことを、うったえる活動をされている方もおられます。

サルコペニアとは、筋肉量の減少とそれにともなう機能低下です。医原性とは、医師、歯科医師があまり聞きたくない言葉のひとつで、医療が原因による、という意味です。医原性サルコペニア、医原性低栄養とは、つまり、医療行為が原因による筋肉減少機能低下、医療行為が原因による低栄養という意味です。

この先生にると、たとえば、口の中の細菌が原因によりおこり、我々歯科医師にとって深く関わる誤嚥性肺炎をおこすと、一般的には、絶食となり、絶対安静となります。絶食となり、食べないで、その間食べる為に使っていた、咀嚼筋、歯科口腔領域の筋肉が使わないことにより衰えその歯科口腔領域の筋肉の量が減り機能が低下する医原性サルコペニアになるというものです。そして誤嚥性肺炎が治っても咀嚼に関わる筋肉のサルコペニアにより食べる機能を失ってしまうというものです。誤嚥性肺炎になって入院した後2日以内に絶食、安静にせずリハビリテーションをはじめると、サルコペニアが防げたという研究がありそうです。また、3日以降にリハビリテーションをはじめると。結果が悪かったということです。

最近、この摂食嚥下リハビリテーションの学問の分野が新しいためか、変化が激しいようです。変化が激しいですので、我々世代の歯科医師も、猛勉強が必要です。

鼻から牛乳 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月24日

嘉門達夫でなく、歯医者がみる「鼻から牛乳」

小学生のころ、牛乳を飲んでいると、友だちから驚かされたり、なんかのひょうしに、むせたりして鼻から牛乳を出した子が、どこのクラスにも、すくなくても1人はいたとおもいます。また、だれでも、鼻から牛乳が出そうになったことがあるとおもいます。ではなぜ、鼻から牛乳がでるのか?

歯科において、古くからこのことに関する研究がよくされていました。食べ物を口の中に入れて噛んで咀嚼して、のみこむ、その過程で、咀嚼の効率を知ることは、歯科において重要なテーマです

通常であれば、我々は、鼻から空気を吸っています。その空気は、鼻に停滞するのではなく、喉を通って気管、肺に行き酸素を供給します。つまり、鼻と喉はつながっています。また、喉と口腔(口の中)もつながっています。しかし、我々人間は、牛乳を口の中に貯めることができます。頭を上に向けても牛乳が喉に流れず貯めることができます。これは、無意識的に口腔と喉を封鎖して可能になることです。

ではここで、鼻から空気を吸って、喉と鼻が交通しているのに、牛乳を飲む時、どうして牛乳が鼻のなかに入らないか?これも、飲み込む時に、鼻と喉(咽頭)が無意識的に封鎖されるからです。もし、この鼻と喉(咽頭)が封鎖されず交通していたら、牛乳が鼻にはいり、量が多ければ鼻から出てしまいます。これが、「鼻から牛乳」になる理由です。では、いかにして鼻と喉(咽頭)を封鎖しているか?口腔(口の中の)の天井は、指を突っ込んで振れると固くなっています。これは、硬い骨で裏打ちされているからです。歯科医師はこの部分を硬口蓋(こうこうがい)とよんでいます。この部分を指で、たどって奥にその指を進めると、柔らかいブヨブヨなところに行きます(大抵は嘔吐反射により途中でやめてしまいますが)。口腔(口の中の)の天井の奥の端は、柔らかくできています(骨による裏打ちがありません)。歯科用語では、この部分を軟口蓋(なんこうがい)とよんでいます。

牛乳を飲む時、この周辺に牛乳が到達すると、この軟口蓋が上後方に持ち上がります。そして、喉の奥の壁(咽頭後壁いんとうこうへき)に接触して、交通していた鼻と喉(咽頭)を閉鎖します。この時、咽頭後壁(喉の奥の壁)も少し前方に移動して、軟口蓋と接触し易くします。この、軟口蓋の持ち上がりにより、鼻と咽頭は封鎖され鼻から牛乳がでるということは、回避されます。

この軟口蓋の持ち上がりを、最初に内視鏡で見ようとしたグループが大阪大学歯学部のグループで、約50年ぐらい前です。このグループが嚥下内視鏡の原型となるものを開発して軟口蓋の閉鎖の状態を観察しました。

軟口蓋のもちあがりは、普通、無意識的に行われます。しかし、不意をうたれたり、色々な予期しない出来事があきると、軟口蓋による閉鎖がまにあわずに、鼻から牛乳が出てきます。

また、脳梗塞などで、軟口蓋を支配する神経に問題が起きると軟口蓋が持ち上がらず、牛乳や食べ物がその部分に   貯留したりして、摂食嚥下障害の原因となったりします。

以上が、歯科医師が見る「鼻から牛乳」です。

ドライマウスとは 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月22日

眼科で話題になるドライアイ、目の乾燥ということらしいですが、それから、しばらく遅れて,歯科で問題となるドライマウスという言葉がマスコミでこよく取り上げられるようになりました。

ドライマウスとは、口の中、口腔内が乾燥すること、渇くことです。

この、ドライマウスは一時的なものではなく

通常、口の中の乾燥が3ヶ月以上あるとドライマウスということが、つよく疑われます。

ドライマウスにより、口、喉が渇く、口の中がネバネバする、口臭がでる、舌や頬っぺた、唇を動かすと痛い、喋りずらい、食べ物が飲み込みにくい、その他、いろいろな不都合な症状がおきてきます。

欧米の疫学調査(日本では、このことに関して、信頼おける疫学調査調査はまだされていないようです)によると、4人に1人がドライマウス予備軍ということです。日本でも、だいたい、同じような数値であることが予想されます。

人間の唾液は、通常,1日で1~1,5リットルでてきます。コップやマグカップ、売られている牛乳などは、大雑把に言って200ccぐらいですので、だ液の量は、わりあいでています。

その唾液にはいろいろなな働きがあります。だ液により歯の表面、粘膜のうえの汚れを洗い流すという作用があります。それにより、虫歯、歯周病にならないように働きます。歯科的にはさらに、だ液のなかには、細菌、ウイルスと戦う物質がふくまれたり、また、口の中の酸性を中和する働きがあったり、消化の助けになる酵素があったり、口腔粘膜を保護する、さらには、最近では、記憶に関する成長因子が含まれているなどといわれています。

その他にも、だ液の作用はたくさんあり、いまだに解明されていない働きもまだまだ、あると思われます。全身的にも、とても、大切なものです。

では、そのドライマウスの原因とは?

一番の原因で圧倒的に多いのが、薬の副作用によるだ液の減少です。血圧を下げる薬など多くの日常的に出される薬が口の中の乾燥、だ液を減少させる原因になることがわかっています。中高年のおおくは、薬を服用しておられます。多種類の薬を服用されている方もおられて、その多数の薬を飲む副作用について、いまだに解明されていないこともあります。治療上、飲む必要がある薬は、のまなくてはなりませんが。

また、ストレスも重要な要素です。現代人は、ストレスを多く持っています。緊張状態にあると、交感神経が優位となり、だ液の量が減ります。

ストレスということは、緊張状態にあるということになりますので、唾液の量はへります。

対処方法としては、口のまわりの筋肉のトレーニングをすることです。ものを食べれば、唾液がでてきます。たべるといこよは、筋肉を動かすということです。つまり、極端にいえば、唾液をだすことは、筋肉を使うということですので、関連した筋肉をつかうようにすることが大切です。筋肉をつかわなければ、筋肉は萎縮します。

また、現在は1回の食事あたりに噛む回数か600回といわれています。戦前は、1400回ぐらいでしたので、その意味では、筋肉を動かす回数が減っています。その意味では、いまのひと、若いひとも、ドライマウスになる可能性がありますので、積極的に意識して口のまわりの筋肉を動かす必要があります。

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口腔機能低下症 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月21日

歯科界で、ここ1ヶ月、注目を集めている病傷名が、この口腔機能低下症です。

我々の先輩歯科医師、医師などの大掛かりな、調査、研究により、いかに要介護状態に陥るかというのが、だいたいわかってきています。

多くの場合、社会、周りのコミュニティーとのつながりが薄くなると、危険信号です。

また、初期のだんかいでは、口腔機能の低下が、多くのかたにみられるようになります。、滑舌の低下や、わずかなむせ・食べこぼし、そして噛めない食品の増加です。日頃注意しなければ、見過ごされやすい兆候です。これらの状態を最近では、オーラルフレイルと呼んでいます。オーラルは、口、口腔という意味です。フレイルは、虚弱という意味です。どちらも英語で、私が、東京大学の飯島先生らのグループがはじめてこのフレイルという言葉を使い始めたころは、こんな英語が定着するのかなと少し疑問の思っていましたが、最近ようやく少しではありますが、全国民的に認知されつつあるようです。

このフレイルという状態は、このまますすめば要介護状態にも、なりますし、努力をすれば、また、改善して、健康な状態にも戻ることができる状態です。

そしてこのフレイルの入り口になるのがオーラルフレイルです。このオーラルフレイルを、それぞれの地域の健康に関する組織、地域保健事業や介護予防事業で、啓蒙、対応していく必要があります。

そして、それでも、その範囲を超えて、歯科医師による、個別的な対応が必要な方がおられます。具体的には、口腔機能障害(摂食嚥下障害、咀嚼機能不全)の一歩手前の方々です。この口腔機能障害の一歩手前のの方々が、口腔機能低下症といわれます。

4~5年ぐらい前から、高齢者を口腔機能障害、そして、厳しい要介護状態におちらないように、健康を守る、維持する、向上させて、幸せな生活を送っていただくために、、口腔機能低下症に対応する必要性が、歯科医師を中心に言われていました。

この、口腔機能低下症の対応が、実際に歯科医療の一部として動き始めます。

具体的に口腔機能低下症の診断項目は、①嚥下機能低下②舌・口唇運動機能低下③

口腔乾燥④咀嚼機能低下⑤咬合力低下⑥口腔不潔⑦低舌圧

以上の①~⑦のうち、3項目以上があれば、口腔機能低下症と診断されます。

この口腔機能低下症と診断されれば、歯科医院での適切な対応により、改善、口腔機能低下症から脱することも、可能となります。そして高齢者の健康そして幸せな生活を送っていただくのを目標に我々歯科医師も、さらなる努力をするのを決意する契機ともなりそうです。

朝の歯磨きは、食べる前がいい?それろも食べた後がいい?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月20日

歯磨きに関して、最近、よく話題になってるのが朝歯磨きをする場合、食べる前、つまり、朝起きた後すぐに歯磨きをしたほうがいいのか?それとも、朝ごはんを食べた後に歯磨きがした方が良いのかが話題になっています.

朝起きてすぐに歯磨きをした方が良いと言う理由は、夜寝てる間に口の中には多くの細菌が増殖し朝起きた時が1番口の中の細菌が多いと言う理由からです.

その朝起きたときすぐに歯磨きをした方が良いと言うグループは、そのまま食べたりしたりすると口の中で増殖したり繁殖した細菌がそのまま体内に取り込まれると言うことからです。この場合、胃に入れば問題はないですが、毒性が強い、大量の細菌が、気管に入ったりすると、肺炎などの問題が出てきます。

朝食の後に歯磨きをした方がいいと言うグループは、食べた後は食べ物が口の中に残りそれが気持ち悪い。またその残った食べ物が最近の栄養源となると言うことからです。

こういう場合この2つを解決する方法としては、朝起きてすぐに歯磨きをして、また朝ご飯を食べた後にまた歯磨きをすると言うのがベストのように思われますが実際にそういう事は現実的ではありません。

人間は、歯磨きをするために生まれてきたわけではありませんので、最初のうちは、こういうことができても、ずっと続くと言う習慣ではないです。歯医者、歯科衛生士でも無理です。

では朝起きて歯磨きをするか。それとも朝食の後に歯磨きをするか決めなければなるならいか?また、その他の、別の方法があるか?

起きてから直ぐ歯みがきをするか、朝食のあとがいいか?このことに関してはどちらがいいかは、、今までに大学などで、はっきりとした結論が導き出せる研究がされているかどうかは不明です。

私が調べた限りでは、このことに関して、多くの歯科医師を納得させる研究をされた方はおられないようです。

夜寝る前に丁寧に歯磨きをされる方にとっては、そして、摂食嚥下機能に問題がない方にとっては、つば、唾液が胃に入ればその中に含まれる細菌は胃で死滅してしまいます。

もし摂食嚥下機能に問題があれば、食べる時に、細菌が気管などに入り込み肺炎などの問題が起こる可能性もあります。

したがって、健康な方にとっては夜寝る前に丁寧な歯磨きをされていれば、朝、朝食後に磨いても健康に及ぼす影響はなんにもないと予想されます。

また、朝起きた後すぐに歯磨きをしても夜の間に増えた細菌がどこまで減るかという問題もあります。

朝おきてすぐに歯磨きをしても、歯科関係者でない一般のひとにとって、細菌が1番減ることになるのは朝食を食べている時です。

朝食を食べている時は、舌が口の中の天井部分つまり口蓋と強く接触して擦りあります。また舌と歯の表面、それとほっぺたの粘膜と歯などが食べるときの筋肉の動きにより強く接触して擦れ合うことによって表面の細菌が取れます。

朝、起きてすぐに歯磨きをしても歯の表面の汚れは取れやすいですが、表面積的には、ほっぺたの粘膜や舌ベロ、口蓋の表面積の方が歯の表面積と比べると、大きいですのである程度は残ってしまいます。

では、摂食嚥下機能に問題があるかたは、起きてから直ぐに、歯みがきをした方がいいのか?今までの研究では、多くの歯科医師を一致したけつろんがだせる研究は、ありません。

多くの研究者は、そんなことよりも、もっと基本的な問題、つまり、口の中の状態が朝、昼、晩とかに関係なくきれいに保たれているかに興味があります。

摂食嚥下機能に問題があるかたは、だいたい、脳梗塞、やパーキンソン病、ALS、老化などにより、ご自身で、健康なひとがするような、歯みがきが、ほとんどできない方がたいはんです。朝、朝食前に歯みがきをしたほうがいいか、後に歯みがきをしたほうがいいか以前の問題となっています。

私が至った結論は、、朝起きたときに細菌が1番多くなると言うのは事実ですので、朝起きて直ぐに、丁寧に、うがいをする、これで口の中の細菌がある程度減少します。、そしてそのうえで、朝食後の歯磨きをするということです。

変わる歯科学 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月19日

日本の歯科医療は、ここ30年余りで劇的に変化いたしました。30年前の歯科医療では歯を削って被せ物をしたり、ブリッジを作ったり、入れ歯を作ったり、詰め物をしたりと形態的なことが中心でした。つまり、人工物を、歯質が欠損した部分につめ、人工歯を歯が欠損した所にいかにして補うかそれが中心でした。しかし、こんなことに集中していても歯があまり残らないというのが、広く認識されるようになり、それからしばらくしていかにして歯を残すかが歯科界の重大なテーマとなりました。そこで歯科医療に携わる多くの人たちが予防歯科に多くのエネルギーを費やしました。その結果、最近では日本歯科医師会が30年以上前に始めた8020運動(80歳で20本の歯を残そうという運動)の目標が,達成を想定していた年より数年早く到達することができました。

外見的には、つまり形態的には多くの歯が残ったわけですが、その状態でうまく噛めるかというと、そうでない方々もおられることがわかり形態的な問題の解決を続けながら、機能的な問題の解決、つまり、例えば、食べ物をうまく咀嚼して、嚥下することも必要だということが判明しました。この理由の1つには日本を取り巻く環境、つまり、超高齢社会が原因しています。超高齢社会になり、高齢者が多くなれば、脳梗塞や、パーキンソン病、認知症などにかかる人も多くなり、元々の老化というベースもあって、口腔の機能が衰えの問題がおきてきます。

多くの高齢者が元気で過ごせるように政府、厚生労働省も努力を重ねております。高齢者が増えて、いろいろな原因から口腔に関する機能が不全になり、それに続いて全身にも影響をおよぼしてきます。

最近では口腔機能低下が全身の健康に与える影響がかなりあることがわかり始め、フレイルと同時にオーラルフレイルと言う概念も取り入れられ、高齢者の健康を維持するためには、多くの方ににこの概念を理解していただくことが重要となっています。

オーラルフレイルについて理解していただくことは、それが最終的に健康に与える影響が著しく大きいので、口腔の健康を維持することで全身の健康を維持して、幸せな高齢者の生活を送っていただくベースをつくるために大切です。。

口腔の機能的な問題のひとつとして摂食嚥下障害があげられます。

摂食嚥下障害があれば、低栄養状態になり,全身の健康にダイレクトに影響与えます。また、誤嚥性肺炎になりやすくなったり、窒息の原因になったりもします。

そのため口腔の機能の向上を行い、摂食嚥下障害の予防と同時に摂食嚥下障害の治療を医療の多職種の方々とともに、歯科医師も行うことにより国民の健康に寄与することが歯科医師の重要な役目となっています。

2年に1度おこなわれる歯科診療における保険点数改定には、今回その辺のところが大きく改定され口腔の機能の、維持、向上と言う観点で重要な変化があったそうです。

今回の改定では、口腔機能低下症と言う概念が取り入れられたと聞いています。

歯科大学、大学歯学部、医学部歯科の研究者によると、口腔機能低下症と言う概念が保険に取り入れられることにかんして、以前聞いた話しでは、あと2年先を想定していると以前言っておられたので今回の改定により2年前倒しして取り入られすることになったことに驚きと同時に、超高齢社会を迎えている日本でそれに対応できる歯科医療行うことの大切さを再認識しました。

歯がしみる  むし歯?知覚過敏症?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月18日

食べ物を食べたり、冷たいものをのんだり、歯磨きをするとき、息をスースーした時などに歯がしみると、多くの方が、まず最初に考えるのは、むし歯ではないかということです。この症状とプラスして、舌や頰の粘膜で歯に穴があいていたり、指、指の爪、つまようじなどで歯に穴があいているのが、確認できれば、ほとんどの場合はむし歯です。

では、歯がしみるけれども歯に穴があいていない場合は?

歯科医師がまず疑うのは、やはり虫歯です。患者さん自身で穴が分かるむし歯は、初期のむし歯ではなく、歯科医師にとっては、だいぶ大きな虫歯です。

歯と歯の間は、むし歯になりやすいです。食べ物が歯と歯の間にはいると取れにくくなりますし、歯磨きでも、歯と歯の間に歯ブラシのさきが完全に届くようにみがくのは不可能です(フロスをすればとどきますが)。この歯と歯の間にできた虫歯は、大きくなって噛み合わせる面まですすんで穴があけばわかりますが、そうでなければ、歯科医師が肉眼的にみても、わからないことがよくあります。こういう場合、レントゲン(エックス線)を撮って、むし歯かどうか確認します。それで虫歯が確認できれば、むし歯治療となりますが、それで虫歯が確認できなければ、ほとんどの場合、歯の知覚過敏、知覚過敏症ということになります。

私が、歯医者になりたてのころ(30年前)、の時代は、歯がしみると言われる患者さんの多くは、知覚過敏ではなくて、虫歯でした。現在は、歯の知覚過敏症の人が多いです。私の個人的な理解は、当歯科医院に来院しておられる方は、口の中のことに対する関心が高く虫歯になりにくいということと、もうひとつは、30年前は、今ほど口腔衛生の考えが、浸透していなかったので、しみるための歯がなかった、存在しなかったのではないかとかんがえています。つまり、しみる前に歯がダメになっていたのではないかと私は考えています。これは、なぜ知覚過敏症になるかとも関係しています。

歯がしみるのは、歯と歯茎の境目に最初はわずかな、くぼみができて、そこがしみる場合がほとんどです。このくぼみはどうしてできるのか?私が、歯医者になりたてのころは、多くの歯科医療関係者は、強いチカラで、歯磨きをし過ぎだから歯のつけ根が削れてしみるようになると考えていました。そういうこともある程度あるかもしれませんが、一番の原因は、歯の噛み合わせに問題があるということです。

日中のくちの中の正常な状態は、喋ったり、食べたりする時以外は、上と下の唇を閉じて、上の顎の歯と下の顎の歯の間は、わずかにすきまがあります。仕事に集中したり、チカラ仕事で食いしばったりして、無意識的に上の顎の歯と下の顎の歯が接触していたりすると、歯がしみる原因となったりします。(顎が痛くなる原因になる場合もあります)。

寝ている時は、多くの方は、歯ぎしりをします(実際に歯ぎしりを自覚できる人はごくわずかです。私も多分歯ぎしりをしています 上の顎の小臼歯が数年前に、口の中に出ている部分が虫歯ではないのに折れてしまいました)

歯ぎしりしたり、上の顎の歯と下の顎の歯が接触したりすると、噛み合う部分の面の歯はすり減ります。それと同時に歯と歯茎の境目の歯のつけ根が、歯磨きの時、歯ブラシのこすりあわせや、いろいろな刺激ですり減っていきます(歯の根っこを包みこむ歯槽骨が、歯が揺さぶられた時に、歯と歯茎の境目の部分の歯にチカラがかかり、歯のその部分が削れやすくなる状態になる)。

以前は、歯磨きが、しっかりしていない状態で(歯垢、プラークが多い状態で)それに加えて、歯ぎしりなどがあれば、歯が、比較的早期に抜けるか、抜歯しなくてはならない状態になっていましたが(この異常な歯にかかるチカラと細菌汚れの二つがそろうと加速度的に歯がぐらついてだめになります。)、現在では、歯磨きがしっかりしているかたがおおいので、歯にかかる異常なチカラだけでは、歯が直ぐに、ぬける可能性はひくくなり、おおくの方に歯が残っていますが、異常なチカラはかかったままになっていますので、私の考えでは、知覚過敏症は多くなっています。

歯の変色 ホワイト二ング 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月17日

歯の変色には、いろいろな原因があります。その原因によって、歯のホワイト二ングに、より歯が白くなりやすい、なりにくいが大体予想がつきます。

歯のホワイト二ングで一番歯が白くなり易いのは、カレー(食べ物のカレー)により、歯の表面に色がついた時ではなく(この場合、歯磨きすればとれます) 、加齢(かれい)による歯の黄ばみ、変色・着色です。ホワイト二ング材が最近、日本でもいくつか認可され、以前よりホワイト二ングを行いやすくなっています。

では、ホワイト二ングで白くなりにくいのは、何かというと、抗生物質の副作用による歯の変色、着色です。この場合、かなりの時間がかかります。これは、すべての抗生物質が原因になるのではなく、たくさんある抗生物質の種類の内で、一種類だけです。この抗生物質はテトラサイクリン系です。このテトラサイクリン系の抗生物質による変色は、歯がほぼ黒色のものから、薄いものもあります、縞模様で茶色と白、薄い着色と濃い着色の縞模様など、色々あります。年齢とともに着色が強くなる場合もあると言われています。

このテトラサイクリンによる歯の変色は、歯が歯茎の中で形成されている最中に、この薬をとる時おきます。永久歯が歯茎のなかで、形成されるのは、幼少期です。つまり 、この永久歯が歯茎、顎の骨の中で作られている最中に、歯以外の疾病による治療でのテトラサイクリンの抗生物質の服用によりおきます。縞模様になるのは、歯は、一瞬にしてできるのではなく、時間をかけて歯茎の中でできます。その過程でテトラサイクリンをとった時期に変色するので、その時、歯を形成してる最中にテトラサイクリンの変色の成分がとりこまれて、変色します。テトラサイクリンをやめればまた変色が無くなり結果、縞模様になります。

1960年代には、このことは知られていましたが、すべての医療関係者が知っていたわけではないので、この歯の変色がおきました。私の世代の人に著しく歯が変色、茶色、黒いひとがいれば、それは大体は、このテトラサイクリンによる歯の変色です。この割合は、かなり高いとおもいます。私が通っていた中学でも高校でもいました。かなりこのことについて悩んでいるようでした。また、テトラサイクリンによる変色の度合いは少なかったですが、大学の同級生でもいました。

 以前NHKのBSのテレビ番組を見ていると、アメリカでの取材番組かNHK以外の番組をNHKが買っものかわかりませんが、歯が変色している若い人黒人男性がいて、その人が、以前命を脅かす病気になった時、メディケイド(アメリカの低所得者、障害者が、命を脅かすような重症な病気の時に、無料でうけれる救急医療の制度)で、このテトラサイクリンの抗生物質しかこの病気を治すくすりがなかった。といってました。この時、私は、テトラサイクリンの抗生物質しか使えない病気ってなんなのか、とても興味がありました。普通にかんがえれば、現在、たくさんの種類の抗生物質があり、テトラサイクリンしか使えない病気が存在するのか?それとも、メディケイドという枠組みのでは、テトラサイクリンしかなかったのか。日本語の吹き替えでは、この病氣は、テトラサイクリン以外では治らないといっていたけれど、吹き替えの場合、英語から日本語に訳す時、意味がかわることが多いので、本当のところは、わからずじまいでした。

いずれにして、テトラサイクリンによる歯の変色しているかたは、おおくは、私と同世代の人が、ほとんでで、1960年代生まれです。1970代生まれはぐんと減って、1980代生まれでは、時々おられて、1990代生まれでは、希にいます。2000年以降に生まれた人では、テトラサイクリンにより歯が変色している方を今までみたことがありません。

私と私の周りの間違った医療情報 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月16日

①口内炎は塗り薬で治る?

歯科大学卒業直後、随分先輩の歯科衛生士さんが、口内炎ができ、ステロイド軟膏を塗りながら、このクスリよくきくわー。口内炎だいぶん治ってきた、と言っておられました。私、先輩歯科衛生士さんに反論する勇気なく一人思っていました。それが、この口内炎は、塗り薬で治る?です。

通常の口内炎ができると、痛くて食べれない、口の中では舌を動かしただけでも痛い、頬っぺたをふくらませたり、すぼめたりすると痛いということがよくおきます。

この口内炎は、何もしなくても、2週間ぐらいすれば、自然と治りますが。

痛みなどの不快な症状がつよければ、ステロイド軟膏を塗ったり、ステロイドの付いたパッチを口内炎のとことに貼り付けて痛くないようにするということは、効果があることで、症状が軽減します。

では、ステロイド軟膏で口内炎が治るかというと、ステロイド軟膏を塗っても、早く治ったり、治り自体に変化をもたらすことはないです。ステロイドの薬の性質をかんがえれば、ステロイドは、免疫反応を抑制する働きもあり、感染しやすくなったり、むしろ、口内炎や傷口の治りを遅くさせる働きがあります。臨床的には、ステロイドのを塗って治りが遅くなるほどの効果はないかもしれませんが。

ただ、問題は、もし口腔カンジタ症や、真菌症の時に、口内炎だと間違えてステロイド軟膏を塗ったりすると逆効果となり口腔カンジタ症や真菌症は悪化します。

②歯にレーザーを当てるとむし歯にならない?

私が歯科大学の1年生のころ(35年くらい前)テレビでよく話題になっていたのは、歯にレーザーを当てるとむし歯予防となり、むし歯ができなくなるといことがよく放送されていました。そして近い将来には、先進国では、むし歯がなくなるとテレビでもよく放送されていました。

この話題は、大学の研究者の研究が元となっていたようです。そしてこれは、信頼ある大学の研究からでてきたらしいです。

歯科大学の学生は、歯に関する話題には興味を持っていますので、みんなの話題ともなりました。私の高校生のときの友人はもこの話題を知っていて、夏休みに富山にが帰ったとき、私に「お前、将来大丈夫なんか?」と言われることもありました。

大学時代の友人のなかには、親が歯科医師をしている人もいて、そういう友人は、むし歯が無くなっても歯周病のひとがたくさんいるからなー という友人がいたり、また、親が歯科医師の他の友人は、このような話題、何十年に一回、よく出てくる話題だという友人もいました。

当時は、歯科大学の研究者の一部も、開業している歯科医師も、真剣にレーザーでむし歯がゼロになるかもしれないと、一瞬かもしれませんが、それを信じた時期がありました。直ぐにそういうことはないとわかったようですが、私は、歯科大学では、まだ、ドイツ語やラテン語などの教養課程の教科しか習っていなかったため、これが正しい情報でないと分かるまで、後に歯学部の専門課程にいくまで、1~2年かかりました。

いずれにしても、もし、レーザーをあて むし歯がなくなるなら、こんな素晴らしいことはありません。むし歯がなくなるだけで、歯科医師が必要なくなるということはありませんが、もし口腔に関わる疾病がゼロになり、歯科医師が不要になればそれはそれで、いいことです。

③川崎病の原因はダニだった?

私が、中学生か高校生の時に見た番組で、関西地方の某医科大学の研究者が、原因不明であった川崎病の原因は、ダニだったと発表した時がありました。当時、かなり話題となり、私が、歯科大学で、小児科の講義をうけるまで信じていました。

④喉に餅がつまったら、お酢をのむとなおる?

小学2年生か3年生のころ、テレビでワイドショー的な番組で、お医者さまが、言っておられました。

歯科大学の、歯科麻酔学で異物がつまった時の対処法を習うまで、これを信じていました。今考えると、お酢を飲むことで、むせて、そのむせによって餅を除去しようとしていたのでしょうか?

⑤スイカの種をたべると、盲腸になる?

私の親戚で、今も信じている人がいます。

キシリトールかそれともエリスリトールか それが問題だ 歯周病 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月15日

キシリトールのむし歯予防効果については、かつてのガムなどのテレビコマーシャルで、日本国民の多くが知っていますが、エリスリトールについてはあまりなじみがありません。

エリスリトールは、すぐれた歯周病予防の効果がある物質です。

まず、キシリトールについての復習からいたします。キシリトールは、元々は白樺から作られました。トウモロコシの芯にある成分からも、つくることができます。

虫歯は基本的には、細菌感染によっておきます。むし歯の原因菌は、多くの場合小さい子どもの時に感染します。感染という以上、感染源が存在します。

子どもがむし歯菌に感染する時、どこから感染するかといえば、多くの場合、周りの大人から感染します。多くの場合は、母親から感染します。それを防ぐにはどうすればいいのか?口うつしで食べ物を与えないとか色々いわれていますが。

まず、第一には、周りの大人のひと、子どもと濃密に接触して、感染させる可能性のある人の口のなかのむし歯の原因となる細菌の数を減らす必要があります。そしてそのことにより大きな効果を発揮します。

母親が、まだ出産前の妊娠期にキシリトールガムなどによりキシリトールを取って母親自身の口の中のむし歯原因菌を減らすことにより子どものむし歯予防に著しい効果があるというのが証明されています。まずは、ここから始めるのが理想です。

キシリトールの副作用として、時々下痢をする方がおられます。こう言う方には、この方法が取れませんので、また他の方法でする必要があります。

このキシリトールは、むし歯予防には、著しい効果がありますが、歯周病には、効果がありません。

では、歯周病予防には、どうすればいいか?エリスリトールという物質があります。エリスリトールは、物質的には、キシリトールと同種の物質で甘いです。甘さは、砂糖や、キシリトールほどあまくはないですが。

このエリスリトールは、ジャガイモや、サツマイモのいも類や、トウモロコシからとりだした物質を醗酵させ、そこから抽出してつくられます。

醤油や味噌のなかにも、含まれています。

現在は、時々ダイエットでこのエリスリトールをつかっている人もいるそうです。エリスリトールはカロリーゼロで糖質もゼロです。正確には、からだに入ってもほとんどすべてが、また体外がでていきますので、糖質が、結果的にゼロということになります。

歯周病原因菌のジンジバリス菌(P g菌)が、だれのくちの中にもある連鎖球菌にくっついて歯垢をつくりますが、このくっつくのを防ぐ作用があるのが、このエリスリトールです。

そして、エリスリトールは、すでに付着している歯垢の病原性を抑える作用もあります。

また、エリスリトールは、口臭を防ぐ作用もあります。

(ただこのエリスリトールもキシリトールと同様に、体内にいれると下痢をする方がおられます。)

エリスリトールもキシリトールみたいに、ブームが来る日があるでしょうか?

大学歯学部人事 academic inbreeding 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月14日

最近の日本の歯科大学、大学の歯学部の教授、准教授などの構成(出身大学)が私が大学生だった頃の30年以上前と比べると、かなり変わってきています。

私が大学生だった昭和の時代は、歯科大学・歯学部の教授は、特に古くからある大学では、その大学を卒業した人が、つまり同窓生が教授会の選挙で選ばれるのがほとんどで、他の大学出身者が教授会でえらばれるということは、余程のことがない限り起こらないことでした。日本の歯科大学歯学部独特の閉鎖性がありました。そしてこの悪い慣行が、アメリカなどととくらべると、研究面で、いい結果が出せない理由の一つの要素でした。この閉鎖性は、日本語で簡単に表現する言葉がないですが、25年前アメリカ人から英語ではacademic inbreedingということで表せると教えてもらいました。academicは学問的、inbreedingは近親交配という意味です。

アメリカでは、academic inbreedingは、多様性、新しいかぜを吹き込むのを阻害するものと考えられ、意識して、時には無意識的に避けられてきました。

私が九州歯科大学の学生だったときは、基礎医学歯学系の講座は、他大学出身者の教授は、稀におられましたが、臨床系の講座では、内科、外科(口腔外科ではなく一般外科)以外は、すべて九州歯科大学出身者しかいませんでした。

当時、新たに選ばれた教授が、「今回教授会で、教授にえらばれました」と言っておられました。「今までの業績でえらばれたのか、同窓なので選ばれたのかはわからないけど」と言っておられた教授もいました。この教授に関しては公の場で、こんな発言ができる教授は、実力、実績で選ばれた教授で、そして暗にacademic inbreedingを批判しているのですが。

こういうことは、他の歯科大学、他の大学歯学部でも、行われていました。私の同窓の先輩歯科医師(40年以上前に九州歯科大学を卒業された方です)は、関東にある某国立大学歯学部の大学院へいきましたが、大学院の4年間ずっと外様(大名)の扱いを受けたと言ってました。何をするにも外様は、一番最後に扱われて、割り振られた患者さんの人数も、極端に少なく臨床系の科の大学院生としては、症例を経験できず致命的であったと話していました。

これは、大学院を出て、大学の職員になる時も、それ以降もおこることです。

大学の職員になる時は、席が空いてないとなれないですし、その場合、選ばれるのは、その大学の卒業生ということになります。最終的には、教授会で教授に選ばれるのも、その大学の卒業生ということになります。

私が知る限りこういうことが、30年前、40年前の歯科大学、歯学部で当たり前に行われていました。

現在では、九州歯科大学では、臨床系の診療科でも、基礎系の講座でも、他大学出身の教授が、大勢います。

30年以上前の歯科大学歯学部の学生の感覚、常識ではかんがえられないことです。

現在では、九州歯科大学の臨床系の講座、診療科では、内科、外科以外でも歯学部の枠を超えて、医学部出身の教授までいます。最初聞いた時は、すごく驚いてしまいました。逆に、歯学部出身で、或る医学部で、解剖学講座の教授になった、私の母校の卒業生もいるそうですが。

最近では、歯科大学歯学部の研究者、教授のマインドがかわったのか?大学の生き残りを賭けて、以前より実力主義になったのかどうかわかりませんが、私が歯科大学歯学部にいた時とは、随分事情がかわってきているようです。

口腔がん 人工知能AIが判別 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月13日

昨日の読売新聞の目立つ所に、「口腔がん、人工知能AIが判別」という話題が出てました。

口腔がんの形は様々で、人間の目でみて(視診だけで),①誰が見てても口腔がんが明らかに疑われるもの、②歯科医師が見て口腔がんが疑われるもの、③歯科医師が見て、どっちとも言えないものがあります。

①と②の場合、その次は、すぐに生検(一部または全部を切って顕微鏡で見る)などで確定診断をしますが、問題は③の場合です。

③の場合は、単なる口内炎に見えたりします。現在のところでは、2~3週間、経過観察したり、塗り薬などで治るか確認して、それでも治らなければ色々な方法を駆使して、何であるか突き止めることになります。わからなければ最終的には、生検をするということもあり得ます。

昨日の読売新聞に載っていたのは、現在、大阪大学歯学部で2年を目処に開発を進めている人工知能を利用した口腔がんであることがあやしく、生検が必要なもの、専門医に紹介が必要なものをさがしだすものです。

口腔がんや類似の写真をコンピューターに大量に入力して、コンピューターの人工知能AIに口腔がんの画像を学習させるというもので、それにより歯科医師が患者さんの問題の部分の撮った写真と照合して、それが、口腔がんかどうか判断するというものらしいです。

やまもと歯科医院でも開業以来、口腔がんの方が、何人か来院されました。これから先も来院することが予想されますので、かなり興味を持ってこの新聞記事を読んでいました。

この大阪大学歯学部が開発中の口腔がんをわりだすAIは歯科医院への導入をめざしているそうですが、歯科医院だけではなく耳鼻科においてもかなり有効なツールとなるものだとおもわれます。以前、舌に潰瘍ができて会社を休んで大病院の耳鼻科で生検をした方がおられ、結果は、がんではなく何の異常もなかったけれど潰瘍が痛くて困っておられる方がこられたこともあり、見ると歯の被せ物の一部が破損して舌が動いたときに時々ささっていただけのこともありましたので、患者さんファーストの観点から考えると診療科をとわずに、こんな便利なAIがあれば、患者さんにとっていいことだとおもいます。

歯科に来られる患者さんの多くの、粘膜疾患の方は、単なる口内炎で、実際に口腔がんの方は、パーセント的には、ほぼ0%で、その中から、口腔がんをわりだすには、③の場合かなりの、注意力が必要になります。③の場合、患者さんが精密検査の必要性を納得していただけない場合もおおいので、写真を撮るだけなら患者さんにも、納得していただきやすいので、この人工知能が完成すれば、歯科医師側のストレスがかなりの軽減され、また、患者さんにとってはかなり利益のあるシステムとなります。

最終的には、患者さん自身が、撮影し、送信して利用するシステムを検討中とのことです。

特に最近、大阪大学歯学部が、いい研究をして、素晴らしい結果をだしています。古くは、世界で初めて、嚥下内視鏡を開発したり、最近では、私の大学時代の親しい友人が、大阪大学歯学部で日本、世界の歯科界をおどろかせる画期的な材料、歯周組織再生剤のリグロスという製品の開発に深く関わって成果をだしたときいてます。その貢献が認められたためか?現在、准教授をしているということです。

味覚障害治療の新しい薬ノベルジン 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月12日

先週、高岡市歯科医師会主催の歯科セミナーが開催されました。

テーマは、口腔粘膜疾患でした。

その中の話題の一つに味覚障害の治療がありました。

味覚障害は、原因がたくさんあります。そのなかに亜鉛欠乏性味覚障害と薬剤性味覚障害があります。薬剤性味覚障害は、服用している薬の副作用により起こる味覚障害です。薬剤の亜鉛キレート作用により亜鉛 の吸収抑制がおき、結局、亜鉛欠乏性味覚障害のような状態となります。

ほとんどの日本の歯科大学、歯学部では、舌、味覚の研究を行なっている研究者が数人、それぞれの大学でいると思います。その多くが生理学講座や口腔外科学講座に在籍しています。その関係もあり歯科大学病院には、味覚障害外来があるところもあり、そういうところでは、積極的に、味覚障害の治療を行なっています。

私が大学生当時は中々治療がむずかしかったようですが(当時歯科大学病院に、味覚障害の患者さんが来院されていましたがなかなか、治らなかったです、そういう方はだいたい大学病院の耳鼻科にも行っていましたが結局は同じ結果となっていました)、最近では少し進歩しているようです。原因が大体特定でき、それには、精神科領域のものもあったり、口腔カンジダ症が原因のものもあったり、臭覚障害があったり、相撲界で話題になっている春日野部屋で兄弟子からの暴力により、鼓策神経か舌神経(歯科的には、舌神経の位置は個人差が大きく下顎の親知らずの歯に著しく接近しているかたもおられ、親知らずの歯の抜歯のときに損傷する可能性があるかたもおられます)が損傷して味覚障害になる力士がいたり、と色々な原因があることがわかり単純に何か一つの方法、薬で治るものでもないということがわかったことが、ここ30年間の大きな成果です。

そのなかの亜鉛欠乏性味覚障害と、薬剤性味覚障害に有効な、薬が最近、認可されました。それが、ノベルジンです。元々は、ウィルソン病の治療薬として認可されたものでしたが、この薬は亜鉛製剤であり、最近、低亜鉛血症治療剤としてもつかえるようになりました。これにより多くの方がすくわれるようになると期待されています。

薬剤性味覚障害の場合は、味覚障害の発生は通常、薬剤使用開始から2~6週間でおきます。厚労省から委託をうけた日本口腔科学会で東京医科歯科大歯学部の天笠前教授をリーダーとするグループの研究によると発症は男性:女性は2:3で60歳代以降に多いということです。

治療は、原因薬剤の服用をやめることができればやめて、そのうえでこのノベルジンを服用することになります。そしてその次に必要があればすることは、口腔乾燥の治療と口腔ケアです。また、最近では漢方が有効な場合も報告されています。

治療開始してなおるのは、直ぐに治ることもありますが、数ヶ月かかることもあります。一応の目処は6ヶ月です。薬剤性味覚障害と発症後すぐに診断がつけば治るまでの期間が短くなりますが、診断に時間がかかれば、治るのにも時間がかかります。

どんな薬剤が味覚障害の原因になるかは、ある程度わかっています。精神神経疾患、高血圧、循環器、肝臓、歯科でよく出す口内炎の治療の塗る薬、抗生物質など、色々なくすりが原因となり得ます。講演会では、抗がん剤である5-FU(ファイブエフユー)も味覚障害の重要な原因の薬として話題となりました。我々が30年以上前の歯科大学の学生の時、口腔外科や耳鼻科の授業で習ったものにFAR療法というのがありました。5-FUのF、とビタミンAのA、とRadiation(放射線治療)のRでFAR療法と呼んでいましたが30年以上経った今でもあるようです。

また、複数の薬剤を使用していると(ポリファーマシー)、薬剤性味覚障害の発症の可能性が上がります。

ラミネートベニア・芸能人が歯をきれいにする方法、変色歯、すきっ歯、歯並びに 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月11日

映画やテレビを見ているとハリウッドスターは、歯ならびがよく、歯が白くて綺麗な方ばかりですが、多くのハリウッドスターがこのラミネートベニア法という方法で、歯を白く綺麗にしています。このラミネートベニアというのは、歯のおもての表面を薄く削って、そこにセラミックでできたの薄いベニア状(板状)のものを張り付ける方法です。

元々は、ハリウッドスターのために1920年代に生まれた方法だそうです。

この方法が、本格的に一般的に世界に、そして日本に普及し始めたのは30年ぐらい前です。どうして、その30年ぐらい前に普及し始めたかというと、それはマテリアル的な問題、材料・材質的な問題が解決されたからです。このマテリアル的な問題を解決したのが日本が世界に誇る歯科技術であある接着の技術です。

このラミネートベニアは、歯の表面にくっ付けるだけなので強力な接着力がなければ、すぐにはずれてしまいます。食べたり喋ったりする中の過酷な条件下でもはずれないということが求められていました。そしてそれが完成したのが、30年ぐらい前です。

その30年ぐらい前から,現在では、さらにマテリアル的な改良があり、ラミネートベニアがはずれるということは、ほとんどゼロというところまできました。私の歯科医院に来院されるかたのなかでは、どの人工の歯、つめもの、かぶせ物のなかでもこのラミネートベニアが一番はずれにくい、接着力が強いです。

私が歯科大学の4年生だったころ(35年前ぐらい)、授業で助教授の先生が、アメリカでラミネートベニアという方法があることを授業で紹介されました。

当時、日本の歯科界では、このラミネートベニアのことを知っている歯科医師はほとんどいない中、この助教授の歯科医師先生が、実際の患者さんに実験的にこのラミネートベニア法を試してみられたということでした。この患者さんたちは、歯の変色をした人(幼少期にテトラサイクリンという、ごくありふれた抗生物質をとったために変色したひとです)などです。そしてこの患者さんたちは、九州歯科大学の学生だということです。(誰かは、授業では公表されませんでした。)

写真で見る限りでは(口元だけの写真ですが)、歯の変色がなくなり、別人のようにきれいになっていました。あまりの変化の大きさに感動しました。

この日からもう35年近くが経ちます。日本では、特に都会では、かなりラミネートベニアとい方法が普及していますが、富山県では、あまり普及していないと聞いています。うわさによると歯を薄く削ったあとラミネートベニアをセットするまで、仮の歯をどうするかわからないという歯科医師が多いからだということです。

仮の歯は、特殊なテクニックを使うと短時間に簡単にできます。

このラミネートベニアは、歯の変色の方だけではなく、歯ならびが軽度、中程度にわるいかた、歯と歯の間にすき間がある(すきっ歯)の方が、治療の対象となります。

口唇口蓋裂治療チーム 海外でのボランティア25年 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月10日

日本口唇口蓋裂協会が取り仕切っている発展途上国での治療チームがベトナムでの活動を始めてから25年経ったということです。ベトナムだけではなく、モンゴル、インドネシア、チェネジアなどでも活動をしていた、または、現在も行っているそうです。

この口唇口蓋裂の治療というのは、歯科大学では、必ず勉強しなければならない分野で、私が学生時代には、口腔外科の試験では、ヤマでここの分野が必ず出題されますし、歯科医師国家試験でも、私が歯科学生当時はほぼ毎年出題されていた分野です。

裂けた、欠損した唇をいかにつなぎあわせるかいくつかの方法があって例えば、Z状に縫合したりとか、その他色々な方法を、歯科学生たちは、暗記して試験に備えなければならない科目です。

また、口蓋(口の中の天井部分)部分も一部欠損、割れ目がはいり鼻と口が交通している場合、そこも繋ぎ合わせてふさぐ手術が必要ですのでこれも重要な治療となります。

その後、歯科矯正治療で繋がれた口蓋、歯ぐきに、歯をならべることになります。

私が学生の時は、その頃の口腔外科の教授が、口唇口蓋裂の治療、手術をかなり積極的に行なっておられました。我々歯科学生にも、講義で熱心に、手術手技手法を説明されていました。

手術室でも、口唇口蓋裂の手術経験が教授ほど豊富でない執刀医を、見守りながら時々、会話をされていました。

手術室内での会話は、手術の技術ばかりではなく、時々、人間模様もあらわれ、学生にとっては、手術の勉強以上に面白かったです。

手術室での会話の中では、先代の教授の話も出ていて先代の教授は、口唇口蓋裂の治療、手術は、あまり強い関心がなかったようで、教授に就任してから本格的に行い始めたとかの話題もありましたので、それぞれの分野の得意分野があることを知りました。(学生は手術見学の時は、片隅でつっ立っていて、手術を行なっている歯科医師、看護師グループからするとよそ者ですが、空気的な存在となります。)

私が歯科学生の時に見たことから判断すると、大学病院の手術室内での、状況は、アドバイスもいつでももらえ、設備も整っており、清潔で、明るく、安全性が高いところでの手術が可能です。

ベトナムでは、医療があまり充実していなく、この歯科医療ボランティアが始まった頃は、電気も時々止まっての悪条件の中でおこなわれていたそうです。そして、その悪条件下でも、安全な手術を行えるノウハウも獲得したそうです。

ベトナムでは、特に田舎のほうでは、歯科医師もあまりおらず、口唇口蓋裂で産まれたら、その治療のための手術を行わずにそのまま放置されたり不幸な結果になる場合もあります。要請を受けて、日本の歯科大学、歯学部の歯科医師、口腔外科医、また小児科医、形成外科医が参加して、発展途上国で手術を無料で行なうボランティアを行なっています。日本のようにしっかりした手術室でおこなうのではなく、日本からの医療スタッフらが、特設の手術室を作って行われるそうで、大変な条件下での手術となります。慣れるまでかなり大変だということです。

日本口唇口蓋裂協会は、愛知学院大学の歯学部にその協会の本部があるそうです。

卒後研修セミナー 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月07日

九州歯科大学卒後研修セミナーに参加しました。

土曜日の診療後、小松空港から飛行機で福岡県に行き九州歯科大学内での講演会でした。久しぶりに母校である大学に行くと、いろんなことが変わっていて、卒後30年の時代のながれを感じました。私が大学生だった頃から存在する建物は、解剖棟だけとなってしまいました。(この解剖棟も私が解剖実習を終えていた大学5年生の時に建設されている為、この建物の中にはいったことがありません。)

講師の先生は2人おられて、内容は有病高齢者歯科治療ともう一つのテーマは抜歯でした。

抜歯についての講演は、とてもユニークで素晴らしかったです。

抜歯について書かれた教科書的な本はいくつかありますが、その内容は日本では、ここ50年間変わっていません。抜歯は昔から世界各地でされており、今さら何か新しいこと、抜歯方法がないというのが日本の歯科医師の一般的な考えです。その抜歯の教科書について、講師の歯科医師が、実際にその教科書通りにして歯が抜けるのかという疑問を投げかました。特に、口の開きにくい患者さんの親知らずの抜歯の時、教科書どおりに2つに削って分けてというのは可能なのか、確かに机上では、何でも言えますが、実際には教科書どおりにすることは無理で、それぞれの歯科医師が、工夫をこらして行っているのが現状で、それではいけないということで体系だてて合理的な抜き方を解説されました。

講師の先生は、この基本の方法はこの歯科医師である講師の先生のオリジナルではなく、外国の英語で書かれた抜歯に関する教科書にでているものだそうです。なぜか日本の抜歯に関する教科書には書かれてない方法です。

どうしてこんな事がおきているのか不思議です。抜歯にかんしては、歯科領域では、科目的には、口腔外科が専門です。歯科の大学病院の口腔外科では、抜歯は、だいたいは若手歯科医師が行うことがおおく、若手歯科医師が抜けないとか、難しい抜歯である場合、昔は助教授、今は准教授が出てきて抜歯するというシステムになっていて教授クラスになると、日々の診療の抜歯をするということは、ほとんどの大学ではないのではないかと思います。では教授はなにをしているかというと治療面では、その教授が専門としていることを、具体的には、多くの場合口腔がん、良性腫瘍の治療、口唇口蓋裂などの治療をしていることがおおいのではないかと思います。

以上のことから、抜歯は、口腔外科では、比較的簡単なものと考えられ研究の対象となることが少ないことが原因なのでしょうか?その理由は何にしろ、抜歯に関して、新たな発見ができて、わざわざこの講演を受ける為、九州まで行った甲斐がありました。