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コロナ時代の歯科診療

新型コロナウイルスの拡大によって、日本でも歯科診療が少し変わりました。
最近ではマスク、ゴム手袋、フェイスシールド、は基本の基本となりました。

マスク

マスクに関しては、私が歯科大学の最終学年の病院での臨床実習の時はすでに当たり前となっていました。
但し、不織布のマスクではなく布マスクではありましたが。現在はどの歯科医院でも不織布のマスクをしています。
布マスクより目が細かいためです。

ゴム手袋

ゴム手袋は、私が歯科大学の臨床実習を受けている時、口腔外科の診療科から出された通達は、「学生はゴム手袋を使わないでください」 ということでした。
口腔外科の先生方は、学生にサージカル手袋を使わせるのは、もったいないという考えからでした。
現在の常識から判断すると、無茶苦茶な通達でしたが、当時は、学生は、素手で患者さんの血液や唾液に触れるのが当たり前という暗黙の了解がありました。30年以上前の話です。今、こんなことしてたら大問題になるとおもいますが。現在は、一日の診療がおわると使い捨てゴム手袋のヤマができます。

フェイスシールド

コロナ前は、歯医者でフェイスシールドをしているひとを見たことはありません。
現在では、歯科医師、歯科衛生士の多くがしています。私も必ず、診療の時はフェイスシールドをしています。
この欠点は、患者さんの声が聞きずらい、患者さんから、私が言った言葉をよく聞き直されるということです。

通常のキャップ、シューカバー

訪問歯科診療に行っている歯科衛生士が、患者さんの家族の方から、キャップをしていないのでお叱りを受けました。
医療界で言われている事は、通常の診療用キャップ、シューカバーは、あまり新型コロナウイルスの感染予防に効果ない、むしろ感染のリスクを上げるのではないかと言う医療人もいます。
キャップ、シューカバーを脱ぐ時に感染のリスクを上げると言われています。頭や足は粘膜から、わりあい離れています。はずす時は手ではずします。その手が顔などにふれれば感染のリスクは上がります。ご理解いただければと思います。

ゴーグル、感染防止メガネ

曇り止めをしてゴーグルをする事が重要と言われています。曇りの為ゴーグルに頻繁に触れると感染リスクを上げると言われています。
私、コロナ以降、数件のメガネ屋さんに曇り止めを買いに行きましたがすべて売り切れで手に入らなかったです。(私は歯科診療時はダテメガネを以前使用していたときもありましたが現在はフェイスシールドだけしかしていません)

歯科診療時の鎧が以上のように、時代とともに、そしてコロナ危機により変化してきています。