2018年01月13日

以前からも歯の神経がない場合、金属を使わない治療が、保険でも一部できましたが、症例がかなり限定されていて、残された健康歯質(むし歯で感染した歯の部分をすべて取り除いたあとの感染していない自分の元々の歯)の量が大きい場合とか、噛み合わせがとても弱い場合などに限られて、あまり多くの方にできませんでしたが、最近では、かなり幅広い症例でできるようになっています。

数年前から、小臼歯において、保険がきく白い歯のかぶせ物として、CAD-CAM技術で、白い材質のかたまり(ブロック)を削って、歯の形にして、それをむし歯を削った後,場合によっては、土台を作ってそのうえにこのCAD-CAM技術を使ったかぶせ物(歯科関係者はCAD-CAM冠と呼んでいます。)をかぶせる治療法が、導入されました。

これは、我々、歯科関係者にとっては、画期的なことでした。これにより、金属をつかわず、白い材質で、保険で治療ができる確率が、グンと上がりました。

この白い材質のかたまり、ブロックは、セラミックではなく、基本的には、コンポジットレジンブロックですが、治療結果として多くの場合、良好な、結果をえています。コンポジットレジンブロックのため、噛み合わせが強い方や、噛み合わせの状態、残っている歯の配列状態によっては、できない場合もありますが、かなり、幅広く使うことができ、いい材料です。

その、小臼歯にだけ認められていたCAD-CAM冠が、2ヶ月前の、去年の12月から、大臼歯の一部に、さらに改良したコンポジットレジンブロックで、できるようになりました。

大臼歯の一部というのは、下顎の第一大臼歯つまり、6歳臼歯です。(以前から金属アレルギーの場合にかぎり、条件をみたせば、CAD・CAM冠は使用が可能でしたが)

この場合もすべての方にできるというわけではなく、噛み合わせ、残っている歯の配列、状態も、しっかりしている場合などで、条件は、小臼歯のCAD-CAM冠より厳しくなりますが可能となりました。

また、かぶせ物だけではなくて神経を取った、またはずっと前にとって神経がない歯には、金属で土台を作ることがありました、または、金属の芯とコンポジットレジンと言われる樹脂のような材質で、土台を作り、形を整え、補強することがほとんどでしたが、数年前から、ファイバーが保険でもつかえるように なりました。このファイバーを芯にしてコンポジットレジンでまわり固めて土台としてつかうことができるようになりました。これも、もちろん、強度面などの関係で、すべての症例でできるわけではありませんが、かなり幅広い症例でできますので、前に述べたCAD-CAM冠と一緒に使えば、金属をまったく使わない保険での治療も、可能となりました。