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やまもと歯科ブログ

歯科医師国家試験の発表 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月20日

今年の歯科医師国家試験の結果が今日発表されました。

例年通り、合格者は約2000人と言うこととなりました。これからもしばらくは、歯科医師国家試験の毎年の合格者は2000人は維持されそうです。

受験者数は3000人余りですので、歯科大学、歯学部を卒業した3人に2人しか歯科医師になれなないということで、残りの3人に1人は、ただ歯に詳しい人となるようです。

歯科医師国家試験に不合格だった人は翌年また歯科医師国家試験を受験することができますが、翌年受験する人の多くは、また不合格となります。歯学部の既卒の国家試験受験者は、合格者率が、普通に歯学部を、願書提出時は卒業見込みの新卒受験者と比べると、極端に下がります。

そして、そのうち歯科医師になるのを、あきらめなくてはならない状況となるようです。

 この歯科医師国家試験の結果が発表されて、まず最初にみるのは、母校である九州歯科大学の結果です。新卒受験者は、90%の合格者率だったそうですが、既卒者の合格者率は42%だったそうです。やはり、既卒者の合格者率は、かなり低いようです。

 私の母校である九州歯科大学の結果を見た後、みるのは、私の子どもが行っている歯科大学です。健闘しているのを見て、ホッと胸をなでおろしました。

   今回、母校の九州歯科大学の結果を見ておどろいたのは、新卒の歯科医師国家試験の受験者で、出願者数と、受験者数が一致していないことでした。

私の知る限りでは、今までは、出願者数と受験者数は一致していましたが、今年初めて、受験者数が出願者数より1人少ないということになっていました。

歯科医師国家試験の出願時は、卒業のずっと前ですので、卒業見込みということで願書を提出します。卒業見込みですので、卒業できなければ、歯科医師国家試験の受験資格である歯学部を卒業した者にあたらなくなり願書を出しても受験できなくなります。

九州歯科大学では、今まで、最終学年の試験で、ザルのように通していたのが、ついにザルではなくなったということでしょうか?私が、大学生の時に、卒業試験、卒試という単語を聞いたことがなかったですが、ついに、卒試ができたのでしょうか?私の、心から愛する母校の九州歯科大学の、数少ない良い点、(いや数多い良い点と言わなければならないか)は、留年者が少ないことと、追試を受ける時に受験料の支払いがない(私の一番上の子が、東京の大学で追試を受けた時、追試の為の受験料は払わなければならないのを知って驚きました)ことでしたが、その一つが、崩されつつあるのでしょうか?

全体の歯科医師国家試験の合格者が少なく、合格者率が低いのを受けて、私の母校の歯科大学でも、他の歯科大学でも、かなり厳しくなっているようです。

歯学部、歯科大学での試験 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月18日

歯学部、歯科大学でも年度末に、1年の総決算とも言える定期試験がおこなわれたようです。この年度末の定期試験は、進級、次の学年に上がる為の試験でとてもたいせつなものです。

私が大学生だった30年以上前も、歯科大学の学生にとって、年度末の試験は一大イベントでした。

進級をかけた年度末定期試験で、歯学部、歯科大学で留年をするパターンには、私の分析では、3つあります。

①つめは、試験の日に、朝寝坊をして、試験に遅れて行ったために、試験会場に入室を許されず留年してしまう学生です。九州歯科大学では(多分他の歯科大学でも同じだと思います)試験前日は、普通の学生は、2~4時間は寝ますが、あまりにも、頑張りすぎると起きれなくなり遅刻してしまいます。そして留年です。

②つめのパターンは、試験の期間の途中で、あまりにも辛いのであきらめてしまう学生です。試験の1週間前から、本試験の最中、追試験の最中は、トータル2~3週間は、1日の睡眠時間は2~4時間です。辛くてあきらめてしまう学生が時々います。そういう学生の特徴は、何年も浪人をして歯科大学に入学した学生に多いパターンです。

③つめのパターンは、親が九州歯科大学を卒業した2世の九州歯科大学の学生です。親と同じ大学に入学したことで、親孝行をしたと心の隅で思っている学生ですので、絶対留年せず進級するという意欲が弱いため、つまり、留年してもいいや、という気持ちが心のどこかにある為、頑張れず留年してしまうグループです。このグループの特徴は、何回も留年してしまうということです。

  他の大学ではどうかは、あまり他大学出身の歯科医師に聞いたことがないためわかりませんが、九州歯科大学では、6年の修業年数、学年のなかで、一番留年をするのは2年生から3年生に上がる時、つまり、ドイツ語、ラテン語、数学、生物、法学などの一般教養課程から歯科の専門課程に行く時留年します。留年しやすい科目は、ドイツ語と生物でした。この段階で5~10%の学年が留年しました。

次に留年しやすい学年は、3年生から4年生(歯科の専門課程の1年生から2年生)に行くときです。2~3人が留年しました。

   最近、歯学部、歯科大学に関する話題で、よく取り上げられる卒業試験というのがあります。私が歯科大学の学生だった頃は、私の行っていた九州歯科大学では卒業試験というものは、存在しませんでした。他の学年と同じように定期試験は存在しましたが。

最終学年の6年生(歯科の専門課程4年生)で、留年した学生を当時、先輩でも、同級生でも聞いたことがありませんでした。今は、どうかはしりません、多分、今でも卒業試験はないのでしょうか。

麻生太郎財務大臣と顎関節 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月10日

顎関節の異常と顔面神経麻痺と麻生太郎財務大臣

最近、麻生太郎財務大臣がテレビによくでてきます。歯科医師である私は、麻生さんの口の歪みが気になってしょうがありません。そこで、麻生太郎財務大臣の口の歪みについて考察してみました。

私が30年前に、歯科大学の、口腔外科、歯科麻酔科で臨床実習をうけていた頃、時々顔面神経麻痺の患者さんがおられました。

多くの場合、末梢性顔面神経麻痺で、当時は原因不明のものがほとんどで、bell麻痺と呼ばれていました。

九州歯科大学にこられると、診断が確定すると、だいたいは歯科麻酔科におくられて、星状神経節ブロックを受ける治療となっていました。私は、毎日歯科麻酔科で、星状神経節ブロックの見学をしていました。

よくテレビに映っている麻生太郎財務大臣、テレビで写真や静止画を見た瞬間、その写真、静止画によっては、一瞬、顔面神経麻痺では、と思ってしまうものもあります。左側の鼻唇溝が完全に消失してるものもあります。この写真だけ見ると顔面神経麻痺と見間違えてもおかしくありません。

顔面神経麻痺には、大きく分けて中枢性顔面神経麻痺と、末梢性顔面神経麻痺があります。歯科大学に来院される方は、ほとんどが末梢性顔面神経で、bell麻痺がほとんどであったと記憶しています。

中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺は、両者の共通点は、鼻唇溝が消失または浅くなり、それと口角がさがりますが、そしてその違いは、末梢性顔面神経麻痺では、片方の目をとじずらくなったり、片方の額のシワがなくなったりします。中枢性顔面神経麻痺では、それが、なく正常な状態です。

麻生太郎財務大臣の場合、一瞬の写真だけだと、中枢性顔面神経麻痺と見間違えてしまいそうです。

しかし麻生太郎財務大臣はお元気そうで、顔面神経麻痺ではないようです、では、どこが問題かというと、顎関節の運動異常のようにみえます。

歯科的には、顎関節は、カラダの他の部位とは少し違い、顎の関節頭が関節窩の中での蝶番運動だけではなく、その蝶番運動プラス滑走運動の2段階の動きをして、顎が開きます。麻生太郎財務大臣の場合、顎関節の蝶番運動は正常におこなえるけれども、顎関節の関節頭が滑走運動ができない状態ではないのかと私は、思っています。従って口を開けると右が大きく動き、口が曲がってしまうことになります。

この状態が続けば、筋肉にも影響して、左右差が大きくなってきます。なので、ひだりの鼻唇溝は、動きにくいので浅くなり、同じ力で口をあけようとすると、右の口が大きく開いてしまう状態にみえるのではないかと思っています。

結論としては、麻生太郎財務大臣は、顔面神経麻痺ではなく、顎関節の運動異常ではないかと考えています。

1980年代の歯科医療用語と現在  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月08日

私は1980年代に歯科医師となりました。その1980年代は、私は大学で歯学教育を受けました。その中で、現在の歯科医療と1980年代の歯科医療で、歯科学的に、例えば治療法などで大きく変化したものもありますし、歯科教育面での変化では、患者さんとの関係、また大学の歯科教育での教える側と学生との関係も大きくかわりました。そして、また、それと同時に使う用語でも、大きく変わったことがいくつかあります。

歯科大学病院での臨床実習では、初診の患者さんに、学生1人がつき、前もって、症状を聞いたりという、我々歯科関係者でいう予診をとったり、担当教官の歯科医師の指示で、患者さんをレントゲン室に案内したり、最終的には、予診やレントゲン検査、その他の検査と所見を総合して、教授(または、助教授)と患者さんの担当歯科医師の前で、患者さんを横にして報告しなければならない場面があります。この場面すべての学生が緊張する時間でもあります。

私の友人が,この報告の最後に診断名を助教授に質問され、とても困ったことがありました。検査結果、所見、症状を総合すると、誰がどう見ても、学生が見ても、癌というのが明らかで、患者さんの前で癌と言っていいのだろうかと思い躊躇していました(当時癌患者さんに癌をかくすのが美德と考えられていました石原裕次郎さんも癌というのをつげられなかったそうです、また現在でも、患者さんに癌をいうときは、特別な配慮を必要とします)。結局、わかりません、と答えたそうで、その後、担当教官が、「クレブスやろうが」と言ったそうです。

その友人、その後の学生間の会話では、患者さんを前にして、癌とは、言えないやろう。でも(ドイツ語で癌を意味する)クレブスは、いいんや  っと妙に納得していました(私の歯科大学では、ドイツ語は必須科目でした ラテン語も必須科目でラテン語でもクレブスと言いドイツ語と同じ単語です)英語のキャンサーやカルチノーマでは、わかる一般人も中にはいるのでやっぱりドイツ語のクレブスなんやね、っと友人は言ってました。当時、ドイツ語が少しだけ使われていました。患者さんのことをクランケという歯科医療人もいました。英語では、ペーシェントですが、ペーシェントという歯科関係者に当時あったことがありません。歯学部で英語はあまりつかわれていなかったと記憶しています。

九州大学医学部に長年おられた九州歯科大学の内科の教授は、「疲労」のこを、黒板にかくときは、ファティーグfatigueと書いていましたので、医学部じゃ英語のファティーグを使うんだとおもいました。それと同時に「疲労」ぐらい日本で書けばいいのにと学生目線のおもいはありましたが。

最近、クレブスという単語を歯科関係者が使うのをここ30年、全然きかないです。そして、クランケという歯科関係者もここ27年間聞いたことがありません(最後にきいたのは、看護師免許ももつ当時ちょう先輩歯科衛生士さんが最後でした)。

今でも、歯科で使われるドイツ語で、毎日の歯科診療にでてくるのは、ヘーベル(歯を抜く時に歯と歯槽骨に差し込む道具)と ゾンデ(さきが丸い長細い棒)ぐらいでしょうか?

歯科診療では、最近日本語を使うのがほとんど、時々英語で、少数のドロンパみたいな歯科医師がしょっちゅ英語を使う程度のようです。

認知症と歯医者  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月06日

日曜日に富山市の富山県歯科医師会館にて、歯科医師認知症対応力向上研修がおこなわれ、それに参加してきました。

富山県でも、18年後の2035年には、高齢者の4人に1人は認知症になる可能性があるということです、また、年齢が上がれば上がるほど認知症になる率はあがり、85歳~89歳では、41.1%の人が認知症で、90~94歳では、61.0%の人が認知症となるということで、国民的な病気でもあり、全世界的な病気でもあります。

そんななか、国民の多様なニーズに応えなければならない歯科医師、歯科医療としては、むし歯、歯周病のみならず、摂食嚥下の問題も、歯科医療従事者が重点的に取り組まなければならない、大きなテーマとなっています。

今回の歯科医師認知症対応力向上研修では、認知症を正しく理解して、認知症の患者さんへの歯科治療における対応の仕方、また、認知症患者さんの口腔の機能にかんする対応についての研修などがありました。

認知症患者さんの、BPSDにかんすることから、認知症の進行に伴い、食べる機能が低下し、やがては、口からたべれなくなり、終末期を迎えるなかで、歯科医師として、いかに対応していかなければならないかについて、深く考えさせられるテーマでもありました。

最近の朝日新聞系のAERA dot.の中でも、昨今の流れとして、口から食べられなくなった時点が、寿命ではないかという記事がでていました。特に団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降、生き方、寿命に関する考え方が、さらに大きく変わるのではないかとAERAの記事のなかでも予想していました。

2012年の日本老年医学会の、高齢者の終末期の医療およびケア、に関する立場表明でも、胃ろう造設や、人工呼吸器などについて、慎重に考え、ときには撤退することも、患者さんの尊厳や、生き方をまっとうする為に重要だというようなことをのべていましたが、こんなことを1980年代に言ったら、たいへんなことになるようなことも、時代とともに、人の考え、世の中のかんがえもかわり、現在にいったています。そして、AERAなどの記事でも支持される時代になっています。

認知症のかたも、おおくのかたが、口からたべられなくなり寿命をまっとうします(重度の口からたべられなくなった認知症のかたに胃瘻をするかというのがおおきな問題となったこともありました)。

摂食嚥下障害を、扱う医療人、歯科医師としては、責任のおもいことです。講師の歯科医師の先生は、口からたべられなくなったら寿命だという流れがあるけれど、またそれはそのかんがえは、正しいのかもしれないが、本当に口からたべれない状態なのか、もっと、我々が、患者さんが口からたべつづけられるために、医療人として、歯科医師としてすべてをやりつくしたか、全力をつくしたかをみなおす必要の重要さを言っておられたことが印象的でした。

歯医者がつかうロイテリ菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月04日

ロイテリ菌

私の友人である歯医者のおおくが摂っているサプリに、乳酸菌の一種であるロイテリ菌入りサプリメントがあります。

歯科分野においては、むし歯や歯周病を防ぐために、とても効果があります。しかし、実は、歯科領域ばかりではなく、健康面でも、いろいろな良い効果があるためこの、ロイテリ菌のサプリを毎日摂っています。ロイテリ菌は、口から入り、胃で胃酸などで死滅するのを免れて腸まで達します。そこで免疫力を高める作用を発揮して、炎症抑制作用もあります。結果、インフルエンザになりにくくし、カンジタ菌、ピロリ菌を抑制します。その他、色々な、感染症に対しての予防に役立ちます。また、便秘下痢にも効果があり、アレルギー抑制にもよい作用があります。その他、ここでは書ききれない程の健康によい作用があります。

では、どうして歯医者だけが、そんなサプリを毎日摂っているか?この訳は、私の多くの友人歯科医師のクリニックには、歯ブラシと並んで、どこかにこのロイテリ菌サプリが歯科医院の受付付近で販売されているはずです。でも、それが売れないだけです。歯科医師は、それが、むし歯や歯周病だけでなく、カラダの免疫力を高め、健康に、そして長寿には、とても有利なのを知っています。なので、このサプリを販売しています。しかしながら、このサプリの良さを患者さんに知らせるノウハウを知らないために、売れずに残っています。売れない理由の一つは、このサプリの良さを患者さんに伝えられないのがメインですが、もう一つの理由は、サプリにしては、費用的に少し割高だというのがあります。1日1粒が基本ですが、この1粒が、約100円します。私を含め多くの歯医者は、この費用を、払うだけの価値があると考えこのサプリを毎日摂っています。でも、患者さんに、歯医者でサプリを、押し売りされたと思われたくないですから、このサプリをつかえば、有効そうな患者さんには、簡単に説明する程度です。以上の理由で、このサプリ、歯科医院では、あまり売れません。でも、自分では、毎日のんでいます。

今までで、歯科領域で一番効果的であると思った使い方

①ほぼベットの上での生活をされている方のロイテリ菌の使用

日常の歯磨きもご自身でできないぐらい調子の悪く、嚥下障害がある方で、口の中の状態が良くなく、舌の表面も、色がついて、所々、かぴかぴになっておられる方で、液体状で、粘性が強いドロドロのロイテリ菌を1滴、毎日使うと、かなりの口の中の状態が良くなります。口腔内の衛生じょうたいえも改善し、細菌叢もかわったように見えました。口腔内の細菌が原因となる誤嚥性肺炎を防ぐのに有効なのではないかと考えています。

②パーキンソン病などで、ご自身で、口の中をきれいに、良くしようという意思はつよいけど、手が不自由で、なかなか自分が思うように歯磨きブラッシングができない方のロイテリ菌サプリの使用も、かなり効果があります。

歯科金属 ニッケル 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月02日

金属アレルギーと低亜鉛血症

最近、増えているといわれている金属アレルギーですが、その金属アレルギーの原因となる金属が、生活の周りにたくさんありますし、また医療の分野でもたくさんの金属がつかわれています。

そのなかで、歯科で使用される金属も最近よく話題になります。(私が歯医者になりたての30年前は、歯科で使われる金属が、アレルギーの原因になるということは、歯科業界では、あたりまえで、言葉自体は、よく知られていましたが、自分の患者さんにはおこることを想定してない歯医者もいました、歯科以外の医療業界では、歯科金属にアレルギーの可能性があるのを知らない人もいました、そして医療業界以外の一般の方は、ほとんど知られていない状況でした)

歯科では、かなり昔から部分入れ歯の金具(クラスプ)にニッケルの合金が使われています、現在もよく使用されているときいています。また、私が山口県で歯科医師をしていたとき、ニッケル合金で歯の被せ物をしておられるかたが大勢おられました。わたくしの感覚では、ニッケルが金属アレルギーをおこす可能性のナンバーワンです。

以前からニッケルを含める卑金属が金属アレルギーの原因になりやすいといわれていました。現在でも、そうだとおもいますが、卑金属以外でもおこきます。歯科医師の中でも、金(ゴールド)は、金属アレルギーになりにくいと、信じている方もおおくおられますい、いろんな歯科医院ホームページのなかでも、金ゴールドは金属アレルギーになりにくいと断言しているホームページもあります。

チタンにかんしては、現在のところ、金属アレルギーの可能性はほぼゼロといえますが、金ゴールドに関しては、金属アレルギーになる可能性は、普通にあります。

今回、東北大学において素晴らしい研究の結果が発表されました。ニッケルに関する研究です。ニッケルは歯科領域のもならず、医療全般で利用されています。心臓の冠状動脈が狭窄したときにもちいられるステント、カテーテルで、心臓の冠状動脈まで持って行き、そこで、そのステントを広げることによって狭窄し冠状動脈の部分を広げようという方法です。このステントはニッケル合金でできているそうです。歯科矯正の分野で、ここ30年間使われている歯を真っ直ぐにするためのワイヤーは、ニッケルチタン合金です。我々歯科医師は、NiTiニッケルチタンまたは、ナイタイとよんでいますが、心臓の冠状動脈の狭窄部分を広げるステントも同じような金属なんでしょうか?矯正歯科のNiTiナイタイは、元々は、アメリカの宇宙工学のNASAの技術だときいていますが。

このニッケルによっておこる体の中の炎症反応は、血中の亜鉛イオンで抑制しているということがわかったということです。最近日本では、低亜鉛血症のひとがおおいといわれています。そして、そう言うかたは、ニッケルによる炎症、アレルギーが、増悪しやすいことをしめしており、注意が必要だということです。

歯を削る器機タービンの滅菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月01日

ドリル、歯の切削器具の消毒と滅菌

最近歯科医師の間で、時々話題になることのひとつに、歯を削る機器、ドリルの消毒と滅菌というのがあります。

このことが、話題になったきっかけは、平成26年5月の読売新聞の記事でした。その内容は、大きな見出しに歯科医院において、「歯を削る機器7割が使い回し」というものでした。3割の歯科医院では、歯を削る機器(我々歯科医師はタービンと呼んでいます。)を、患者さんごと、滅菌器で滅菌しているけれど、残りの7割が、色々なパターンはあるけれども、滅菌はしておらず、消毒レベルの対応だったということです。そして、その7割の消毒だけしかしていない歯科医院が「使い回し」と言う表現となりました。

ここで、問題となるのは、滅菌と消毒はどう違うのかということだと思います。

歯科業界では、大学や専門学校で歯科の教育を受けた歯科医師や歯科衛生士は、この滅菌と消毒の違いについて耳にタコができるほど聞いているはずですが、一般の医療・歯科医療の職業についていない方にとっては、この滅菌と消毒の違いについて混同されているかたもおられると聞いています。

では、この消毒と滅菌の違いは? 

まず、消毒は、細菌・微生物をを殺すレベルが完全ではないというこです。ヒトに害にならないように無毒化する程度に細菌・微生物を減らすということですので、細菌や微生物は、まだ、ある程度存在します。たとえば、70%のエタノールつまりアルコールで表面を拭き取ると細菌や微生物はある程度なくなります。このアルコール(70%エタノール)で表面を拭き取るとことを、大体は「消毒した」というレベルになります。

では、滅菌とは?基本的には、すべての細菌・微生物をなくすということです。ですので、細菌や微生物が残っていないという概念になります。

ですので、この消毒と滅菌というふたつの言葉には、明らかにちがいがあります。読売新聞が言っているのは、消毒のレベルでは、不十分ではないのかということです。滅菌レベルが必要ではないかということです。

まったくその通りです。私も、消毒レベルでは、不十分だと思います。外科的処置をするとこでろ(歯科医院)では、やはり滅菌レベルが必要です。

やまもと歯科医院では、4年前の、平成26年の読売新聞でこの事が記事で取り上げられる以前、ずっーと前から患者さんごとに歯を削る機器(タービン)を患者さんごとに滅菌しています。

歯科医師の間で話題になるのは、この滅菌のシステムを導入するのにたくさんのタービンを買って揃えないといけないとというだけではなく、一番の問題は、タービンを滅菌器にかけるとタービンがすぐに壊れてしまうことです。最近、時期がらもあってこの話題よくききます。

特に滅菌をし始めたほとんどすべての歯科医師が言うのは、タービンがすぐに壊れる、それに伴い修理費用がかなりかかるというこです。

そして、時間の経過とともにこの費用はさらに大きくなります。

やまもと歯科医院のように、古くからタービンの滅菌を行なっていると、タービンの消耗が激しく、月によっては、新品のタービン2本を買うだけの、費用がかかることもあります。あまりにもかかるので、他の費用がかからなかった月に修理に出すタービンの修理待機待ちタービンが存在します。

こういうのを20年ぐらい行なってます。またこの滅菌には、滅菌する人員が必要です。

これを考えると今までに莫大な費用をかけてきたなという感じです。

舌圧測定器 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月26日

舌圧(べろの圧力)について

今日の診療後は、富山市で開かれた富山県保険医協会歯科部会のミーティングに参加しました。

久しぶりに、富山県内の歯科医師の皆様とお会いすることができました。

そこで、友人の歯科医師と舌圧測定器の話題が出ました。この舌圧測定器は、文字通り舌の圧力を知る為のものです。

ここ最近は、歯科領域では、PAP(舌接触補助床)というものが、注目を集めています。このPAP(舌接触補助床)は、入れ歯のような形をしていますし、また、とり外し式の歯科矯正装置のような形をしたものもあります。何のためにこのPAP(舌接触補助床)をつかうかというと、舌がん、口腔底がんなどの口腔がんの治療のために、舌の一部などを切除した方の摂食嚥下を改善させたり、構音の問題が生じた人のためにつかわれます。

、また、脳梗塞の後遺症などによるり舌の可動範囲がせばまり、舌が、物を飲み込むときに、舌の上の表面が口腔の天井である口蓋に届かず(正常であれば、食べ物を飲み込むときは、舌の上の表面が、口蓋つまり、口腔の天井部分に強く、べたっーとせっしょくします)食べ物を口腔の奥や、喉、咽頭におくりこめなくなります。そういう場合、有効なのがこのPAPです。

PAPは、入れ歯のように見えて口蓋部分が、分厚い形をしています。なぜ口蓋部分が分厚いかというと、舌が、この入れ歯の天井、口蓋にちょっともちあげただけで、とどくようにするためです。分厚いければ、口蓋の天井が低くなり低位にあったということですので、低い天井には少し舌をもちあげるだけでとどくようになちます。この際にどれだけ厚みがあると、適切、つまり舌圧が上がるかしるため舌圧測定器が必要となります。

PAPを製作する場合、舌圧測定器が、ある一定の数値になるまで調整の必要がありまます。

そして、摂食嚥下について研究しているひとが行なった結果によると、この舌圧がどれだけあるかによって、患者さんの、摂食嚥下機能がどれだけあるかが、その測定結果をみることによってある程度知ることができます。

この理由から最近では歯科医院で、この舌圧測定器を持っている歯科医院が増えてきています。この数値で確定診断はできませんが、摂食嚥下障害の治療をおこなうにあたりかなり、役に立つ機械です。

ただ、現在のところこの舌圧測定器は、歯科材料屋や歯科の材料やセメント歯科機器をあつかうメーカーでも、在庫がないようで、実際今注文しても、納品がいつごろになるかまったくわからない製品だそうです。

摂食嚥下リハビリテーション 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月25日

東京でおこなわれた、摂食嚥下リハビリテーションのセミナーに参加しました。

日本歯科医師会、や日本全国の29のすべての大学歯学部、歯科大学と一部の医学部歯科・口腔外科がここしばらく、重点的に取り組んでいるのが、摂食嚥下リハビリテーションです。

この分野は比較的新しい分野で、最も先端をいくアメリカでも、本格的にこの分野の研究がすすんだのもつい最近です。

現在の、大学歯学部、歯科大学の学生もかなりこの分野の勉強をしなければならないということです。

この分野の特徴は、日本では、多職種の医療職のプロフェッショナルが、情報を持ち寄り協力しなければならないことです。

歯科医師、医師、薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー),言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、時には歯科技工士、その他、色々な職種の専門家の参加が必要です。

今日の摂食嚥下リハビリテーションセミナーでは、栄養学の知識が必要でした。大学歯学部、歯科大学の栄養学の授業は、私が学生時代は、半年間の講義があり、九州歯科大学では、当時は、産業医科大学の衛生学の教授先生がおしえに来ておられましたが、この栄養学の授業が役にたつには、少々時間がかかりました。

  ここ数年の摂食嚥下リハビリテーションに関する考えも少し変わってきました。

横浜市立大学医学部の先生が、医原性サルコペニア、医原性低栄養をなくすことを、うったえる活動をされている方もおられます。

サルコペニアとは、筋肉量の減少とそれにともなう機能低下です。医原性とは、医師、歯科医師があまり聞きたくない言葉のひとつで、医療が原因による、という意味です。医原性サルコペニア、医原性低栄養とは、つまり、医療行為が原因による筋肉減少機能低下、医療行為が原因による低栄養という意味です。

この先生にると、たとえば、口の中の細菌が原因によりおこり、我々歯科医師にとって深く関わる誤嚥性肺炎をおこすと、一般的には、絶食となり、絶対安静となります。絶食となり、食べないで、その間食べる為に使っていた、咀嚼筋、歯科口腔領域の筋肉が使わないことにより衰えその歯科口腔領域の筋肉の量が減り機能が低下する医原性サルコペニアになるというものです。そして誤嚥性肺炎が治っても咀嚼に関わる筋肉のサルコペニアにより食べる機能を失ってしまうというものです。誤嚥性肺炎になって入院した後2日以内に絶食、安静にせずリハビリテーションをはじめると、サルコペニアが防げたという研究がありそうです。また、3日以降にリハビリテーションをはじめると。結果が悪かったということです。

最近、この摂食嚥下リハビリテーションの学問の分野が新しいためか、変化が激しいようです。変化が激しいですので、我々世代の歯科医師も、猛勉強が必要です。

鼻から牛乳 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月24日

嘉門達夫でなく、歯医者がみる「鼻から牛乳」

小学生のころ、牛乳を飲んでいると、友だちから驚かされたり、なんかのひょうしに、むせたりして鼻から牛乳を出した子が、どこのクラスにも、すくなくても1人はいたとおもいます。また、だれでも、鼻から牛乳が出そうになったことがあるとおもいます。ではなぜ、鼻から牛乳がでるのか?

歯科において、古くからこのことに関する研究がよくされていました。食べ物を口の中に入れて噛んで咀嚼して、のみこむ、その過程で、咀嚼の効率を知ることは、歯科において重要なテーマです

通常であれば、我々は、鼻から空気を吸っています。その空気は、鼻に停滞するのではなく、喉を通って気管、肺に行き酸素を供給します。つまり、鼻と喉はつながっています。また、喉と口腔(口の中)もつながっています。しかし、我々人間は、牛乳を口の中に貯めることができます。頭を上に向けても牛乳が喉に流れず貯めることができます。これは、無意識的に口腔と喉を封鎖して可能になることです。

ではここで、鼻から空気を吸って、喉と鼻が交通しているのに、牛乳を飲む時、どうして牛乳が鼻のなかに入らないか?これも、飲み込む時に、鼻と喉(咽頭)が無意識的に封鎖されるからです。もし、この鼻と喉(咽頭)が封鎖されず交通していたら、牛乳が鼻にはいり、量が多ければ鼻から出てしまいます。これが、「鼻から牛乳」になる理由です。では、いかにして鼻と喉(咽頭)を封鎖しているか?口腔(口の中の)の天井は、指を突っ込んで振れると固くなっています。これは、硬い骨で裏打ちされているからです。歯科医師はこの部分を硬口蓋(こうこうがい)とよんでいます。この部分を指で、たどって奥にその指を進めると、柔らかいブヨブヨなところに行きます(大抵は嘔吐反射により途中でやめてしまいますが)。口腔(口の中の)の天井の奥の端は、柔らかくできています(骨による裏打ちがありません)。歯科用語では、この部分を軟口蓋(なんこうがい)とよんでいます。

牛乳を飲む時、この周辺に牛乳が到達すると、この軟口蓋が上後方に持ち上がります。そして、喉の奥の壁(咽頭後壁いんとうこうへき)に接触して、交通していた鼻と喉(咽頭)を閉鎖します。この時、咽頭後壁(喉の奥の壁)も少し前方に移動して、軟口蓋と接触し易くします。この、軟口蓋の持ち上がりにより、鼻と咽頭は封鎖され鼻から牛乳がでるということは、回避されます。

この軟口蓋の持ち上がりを、最初に内視鏡で見ようとしたグループが大阪大学歯学部のグループで、約50年ぐらい前です。このグループが嚥下内視鏡の原型となるものを開発して軟口蓋の閉鎖の状態を観察しました。

軟口蓋のもちあがりは、普通、無意識的に行われます。しかし、不意をうたれたり、色々な予期しない出来事があきると、軟口蓋による閉鎖がまにあわずに、鼻から牛乳が出てきます。

また、脳梗塞などで、軟口蓋を支配する神経に問題が起きると軟口蓋が持ち上がらず、牛乳や食べ物がその部分に   貯留したりして、摂食嚥下障害の原因となったりします。

以上が、歯科医師が見る「鼻から牛乳」です。

ドライマウスとは 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月22日

眼科で話題になるドライアイ、目の乾燥ということらしいですが、それから、しばらく遅れて,歯科で問題となるドライマウスという言葉がマスコミでこよく取り上げられるようになりました。

ドライマウスとは、口の中、口腔内が乾燥すること、渇くことです。

この、ドライマウスは一時的なものではなく

通常、口の中の乾燥が3ヶ月以上あるとドライマウスということが、つよく疑われます。

ドライマウスにより、口、喉が渇く、口の中がネバネバする、口臭がでる、舌や頬っぺた、唇を動かすと痛い、喋りずらい、食べ物が飲み込みにくい、その他、いろいろな不都合な症状がおきてきます。

欧米の疫学調査(日本では、このことに関して、信頼おける疫学調査調査はまだされていないようです)によると、4人に1人がドライマウス予備軍ということです。日本でも、だいたい、同じような数値であることが予想されます。

人間の唾液は、通常,1日で1~1,5リットルでてきます。コップやマグカップ、売られている牛乳などは、大雑把に言って200ccぐらいですので、だ液の量は、わりあいでています。

その唾液にはいろいろなな働きがあります。だ液により歯の表面、粘膜のうえの汚れを洗い流すという作用があります。それにより、虫歯、歯周病にならないように働きます。歯科的にはさらに、だ液のなかには、細菌、ウイルスと戦う物質がふくまれたり、また、口の中の酸性を中和する働きがあったり、消化の助けになる酵素があったり、口腔粘膜を保護する、さらには、最近では、記憶に関する成長因子が含まれているなどといわれています。

その他にも、だ液の作用はたくさんあり、いまだに解明されていない働きもまだまだ、あると思われます。全身的にも、とても、大切なものです。

では、そのドライマウスの原因とは?

一番の原因で圧倒的に多いのが、薬の副作用によるだ液の減少です。血圧を下げる薬など多くの日常的に出される薬が口の中の乾燥、だ液を減少させる原因になることがわかっています。中高年のおおくは、薬を服用しておられます。多種類の薬を服用されている方もおられて、その多数の薬を飲む副作用について、いまだに解明されていないこともあります。治療上、飲む必要がある薬は、のまなくてはなりませんが。

また、ストレスも重要な要素です。現代人は、ストレスを多く持っています。緊張状態にあると、交感神経が優位となり、だ液の量が減ります。

ストレスということは、緊張状態にあるということになりますので、唾液の量はへります。

対処方法としては、口のまわりの筋肉のトレーニングをすることです。ものを食べれば、唾液がでてきます。たべるといこよは、筋肉を動かすということです。つまり、極端にいえば、唾液をだすことは、筋肉を使うということですので、関連した筋肉をつかうようにすることが大切です。筋肉をつかわなければ、筋肉は萎縮します。

また、現在は1回の食事あたりに噛む回数か600回といわれています。戦前は、1400回ぐらいでしたので、その意味では、筋肉を動かす回数が減っています。その意味では、いまのひと、若いひとも、ドライマウスになる可能性がありますので、積極的に意識して口のまわりの筋肉を動かす必要があります。

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口腔機能低下症 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月21日

歯科界で、ここ1ヶ月、注目を集めている病傷名が、この口腔機能低下症です。

我々の先輩歯科医師、医師などの大掛かりな、調査、研究により、いかに要介護状態に陥るかというのが、だいたいわかってきています。

多くの場合、社会、周りのコミュニティーとのつながりが薄くなると、危険信号です。

また、初期のだんかいでは、口腔機能の低下が、多くのかたにみられるようになります。、滑舌の低下や、わずかなむせ・食べこぼし、そして噛めない食品の増加です。日頃注意しなければ、見過ごされやすい兆候です。これらの状態を最近では、オーラルフレイルと呼んでいます。オーラルは、口、口腔という意味です。フレイルは、虚弱という意味です。どちらも英語で、私が、東京大学の飯島先生らのグループがはじめてこのフレイルという言葉を使い始めたころは、こんな英語が定着するのかなと少し疑問の思っていましたが、最近ようやく少しではありますが、全国民的に認知されつつあるようです。

このフレイルという状態は、このまますすめば要介護状態にも、なりますし、努力をすれば、また、改善して、健康な状態にも戻ることができる状態です。

そしてこのフレイルの入り口になるのがオーラルフレイルです。このオーラルフレイルを、それぞれの地域の健康に関する組織、地域保健事業や介護予防事業で、啓蒙、対応していく必要があります。

そして、それでも、その範囲を超えて、歯科医師による、個別的な対応が必要な方がおられます。具体的には、口腔機能障害(摂食嚥下障害、咀嚼機能不全)の一歩手前の方々です。この口腔機能障害の一歩手前のの方々が、口腔機能低下症といわれます。

4~5年ぐらい前から、高齢者を口腔機能障害、そして、厳しい要介護状態におちらないように、健康を守る、維持する、向上させて、幸せな生活を送っていただくために、、口腔機能低下症に対応する必要性が、歯科医師を中心に言われていました。

この、口腔機能低下症の対応が、実際に歯科医療の一部として動き始めます。

具体的に口腔機能低下症の診断項目は、①嚥下機能低下②舌・口唇運動機能低下③

口腔乾燥④咀嚼機能低下⑤咬合力低下⑥口腔不潔⑦低舌圧

以上の①~⑦のうち、3項目以上があれば、口腔機能低下症と診断されます。

この口腔機能低下症と診断されれば、歯科医院での適切な対応により、改善、口腔機能低下症から脱することも、可能となります。そして高齢者の健康そして幸せな生活を送っていただくのを目標に我々歯科医師も、さらなる努力をするのを決意する契機ともなりそうです。

朝の歯磨きは、食べる前がいい?それろも食べた後がいい?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月20日

歯磨きに関して、最近、よく話題になってるのが朝歯磨きをする場合、食べる前、つまり、朝起きた後すぐに歯磨きをしたほうがいいのか?それとも、朝ごはんを食べた後に歯磨きがした方が良いのかが話題になっています.

朝起きてすぐに歯磨きをした方が良いと言う理由は、夜寝てる間に口の中には多くの細菌が増殖し朝起きた時が1番口の中の細菌が多いと言う理由からです.

その朝起きたときすぐに歯磨きをした方が良いと言うグループは、そのまま食べたりしたりすると口の中で増殖したり繁殖した細菌がそのまま体内に取り込まれると言うことからです。この場合、胃に入れば問題はないですが、毒性が強い、大量の細菌が、気管に入ったりすると、肺炎などの問題が出てきます。

朝食の後に歯磨きをした方がいいと言うグループは、食べた後は食べ物が口の中に残りそれが気持ち悪い。またその残った食べ物が最近の栄養源となると言うことからです。

こういう場合この2つを解決する方法としては、朝起きてすぐに歯磨きをして、また朝ご飯を食べた後にまた歯磨きをすると言うのがベストのように思われますが実際にそういう事は現実的ではありません。

人間は、歯磨きをするために生まれてきたわけではありませんので、最初のうちは、こういうことができても、ずっと続くと言う習慣ではないです。歯医者、歯科衛生士でも無理です。

では朝起きて歯磨きをするか。それとも朝食の後に歯磨きをするか決めなければなるならいか?また、その他の、別の方法があるか?

起きてから直ぐ歯みがきをするか、朝食のあとがいいか?このことに関してはどちらがいいかは、、今までに大学などで、はっきりとした結論が導き出せる研究がされているかどうかは不明です。

私が調べた限りでは、このことに関して、多くの歯科医師を納得させる研究をされた方はおられないようです。

夜寝る前に丁寧に歯磨きをされる方にとっては、そして、摂食嚥下機能に問題がない方にとっては、つば、唾液が胃に入ればその中に含まれる細菌は胃で死滅してしまいます。

もし摂食嚥下機能に問題があれば、食べる時に、細菌が気管などに入り込み肺炎などの問題が起こる可能性もあります。

したがって、健康な方にとっては夜寝る前に丁寧な歯磨きをされていれば、朝、朝食後に磨いても健康に及ぼす影響はなんにもないと予想されます。

また、朝起きた後すぐに歯磨きをしても夜の間に増えた細菌がどこまで減るかという問題もあります。

朝おきてすぐに歯磨きをしても、歯科関係者でない一般のひとにとって、細菌が1番減ることになるのは朝食を食べている時です。

朝食を食べている時は、舌が口の中の天井部分つまり口蓋と強く接触して擦りあります。また舌と歯の表面、それとほっぺたの粘膜と歯などが食べるときの筋肉の動きにより強く接触して擦れ合うことによって表面の細菌が取れます。

朝、起きてすぐに歯磨きをしても歯の表面の汚れは取れやすいですが、表面積的には、ほっぺたの粘膜や舌ベロ、口蓋の表面積の方が歯の表面積と比べると、大きいですのである程度は残ってしまいます。

では、摂食嚥下機能に問題があるかたは、起きてから直ぐに、歯みがきをした方がいいのか?今までの研究では、多くの歯科医師を一致したけつろんがだせる研究は、ありません。

多くの研究者は、そんなことよりも、もっと基本的な問題、つまり、口の中の状態が朝、昼、晩とかに関係なくきれいに保たれているかに興味があります。

摂食嚥下機能に問題があるかたは、だいたい、脳梗塞、やパーキンソン病、ALS、老化などにより、ご自身で、健康なひとがするような、歯みがきが、ほとんどできない方がたいはんです。朝、朝食前に歯みがきをしたほうがいいか、後に歯みがきをしたほうがいいか以前の問題となっています。

私が至った結論は、、朝起きたときに細菌が1番多くなると言うのは事実ですので、朝起きて直ぐに、丁寧に、うがいをする、これで口の中の細菌がある程度減少します。、そしてそのうえで、朝食後の歯磨きをするということです。

変わる歯科学 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月19日

日本の歯科医療は、ここ30年余りで劇的に変化いたしました。30年前の歯科医療では歯を削って被せ物をしたり、ブリッジを作ったり、入れ歯を作ったり、詰め物をしたりと形態的なことが中心でした。つまり、人工物を、歯質が欠損した部分につめ、人工歯を歯が欠損した所にいかにして補うかそれが中心でした。しかし、こんなことに集中していても歯があまり残らないというのが、広く認識されるようになり、それからしばらくしていかにして歯を残すかが歯科界の重大なテーマとなりました。そこで歯科医療に携わる多くの人たちが予防歯科に多くのエネルギーを費やしました。その結果、最近では日本歯科医師会が30年以上前に始めた8020運動(80歳で20本の歯を残そうという運動)の目標が,達成を想定していた年より数年早く到達することができました。

外見的には、つまり形態的には多くの歯が残ったわけですが、その状態でうまく噛めるかというと、そうでない方々もおられることがわかり形態的な問題の解決を続けながら、機能的な問題の解決、つまり、例えば、食べ物をうまく咀嚼して、嚥下することも必要だということが判明しました。この理由の1つには日本を取り巻く環境、つまり、超高齢社会が原因しています。超高齢社会になり、高齢者が多くなれば、脳梗塞や、パーキンソン病、認知症などにかかる人も多くなり、元々の老化というベースもあって、口腔の機能が衰えの問題がおきてきます。

多くの高齢者が元気で過ごせるように政府、厚生労働省も努力を重ねております。高齢者が増えて、いろいろな原因から口腔に関する機能が不全になり、それに続いて全身にも影響をおよぼしてきます。

最近では口腔機能低下が全身の健康に与える影響がかなりあることがわかり始め、フレイルと同時にオーラルフレイルと言う概念も取り入れられ、高齢者の健康を維持するためには、多くの方ににこの概念を理解していただくことが重要となっています。

オーラルフレイルについて理解していただくことは、それが最終的に健康に与える影響が著しく大きいので、口腔の健康を維持することで全身の健康を維持して、幸せな高齢者の生活を送っていただくベースをつくるために大切です。。

口腔の機能的な問題のひとつとして摂食嚥下障害があげられます。

摂食嚥下障害があれば、低栄養状態になり,全身の健康にダイレクトに影響与えます。また、誤嚥性肺炎になりやすくなったり、窒息の原因になったりもします。

そのため口腔の機能の向上を行い、摂食嚥下障害の予防と同時に摂食嚥下障害の治療を医療の多職種の方々とともに、歯科医師も行うことにより国民の健康に寄与することが歯科医師の重要な役目となっています。

2年に1度おこなわれる歯科診療における保険点数改定には、今回その辺のところが大きく改定され口腔の機能の、維持、向上と言う観点で重要な変化があったそうです。

今回の改定では、口腔機能低下症と言う概念が取り入れられたと聞いています。

歯科大学、大学歯学部、医学部歯科の研究者によると、口腔機能低下症と言う概念が保険に取り入れられることにかんして、以前聞いた話しでは、あと2年先を想定していると以前言っておられたので今回の改定により2年前倒しして取り入られすることになったことに驚きと同時に、超高齢社会を迎えている日本でそれに対応できる歯科医療行うことの大切さを再認識しました。

歯がしみる  むし歯?知覚過敏症?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月18日

食べ物を食べたり、冷たいものをのんだり、歯磨きをするとき、息をスースーした時などに歯がしみると、多くの方が、まず最初に考えるのは、むし歯ではないかということです。この症状とプラスして、舌や頰の粘膜で歯に穴があいていたり、指、指の爪、つまようじなどで歯に穴があいているのが、確認できれば、ほとんどの場合はむし歯です。

では、歯がしみるけれども歯に穴があいていない場合は?

歯科医師がまず疑うのは、やはり虫歯です。患者さん自身で穴が分かるむし歯は、初期のむし歯ではなく、歯科医師にとっては、だいぶ大きな虫歯です。

歯と歯の間は、むし歯になりやすいです。食べ物が歯と歯の間にはいると取れにくくなりますし、歯磨きでも、歯と歯の間に歯ブラシのさきが完全に届くようにみがくのは不可能です(フロスをすればとどきますが)。この歯と歯の間にできた虫歯は、大きくなって噛み合わせる面まですすんで穴があけばわかりますが、そうでなければ、歯科医師が肉眼的にみても、わからないことがよくあります。こういう場合、レントゲン(エックス線)を撮って、むし歯かどうか確認します。それで虫歯が確認できれば、むし歯治療となりますが、それで虫歯が確認できなければ、ほとんどの場合、歯の知覚過敏、知覚過敏症ということになります。

私が、歯医者になりたてのころ(30年前)、の時代は、歯がしみると言われる患者さんの多くは、知覚過敏ではなくて、虫歯でした。現在は、歯の知覚過敏症の人が多いです。私の個人的な理解は、当歯科医院に来院しておられる方は、口の中のことに対する関心が高く虫歯になりにくいということと、もうひとつは、30年前は、今ほど口腔衛生の考えが、浸透していなかったので、しみるための歯がなかった、存在しなかったのではないかとかんがえています。つまり、しみる前に歯がダメになっていたのではないかと私は考えています。これは、なぜ知覚過敏症になるかとも関係しています。

歯がしみるのは、歯と歯茎の境目に最初はわずかな、くぼみができて、そこがしみる場合がほとんどです。このくぼみはどうしてできるのか?私が、歯医者になりたてのころは、多くの歯科医療関係者は、強いチカラで、歯磨きをし過ぎだから歯のつけ根が削れてしみるようになると考えていました。そういうこともある程度あるかもしれませんが、一番の原因は、歯の噛み合わせに問題があるということです。

日中のくちの中の正常な状態は、喋ったり、食べたりする時以外は、上と下の唇を閉じて、上の顎の歯と下の顎の歯の間は、わずかにすきまがあります。仕事に集中したり、チカラ仕事で食いしばったりして、無意識的に上の顎の歯と下の顎の歯が接触していたりすると、歯がしみる原因となったりします。(顎が痛くなる原因になる場合もあります)。

寝ている時は、多くの方は、歯ぎしりをします(実際に歯ぎしりを自覚できる人はごくわずかです。私も多分歯ぎしりをしています 上の顎の小臼歯が数年前に、口の中に出ている部分が虫歯ではないのに折れてしまいました)

歯ぎしりしたり、上の顎の歯と下の顎の歯が接触したりすると、噛み合う部分の面の歯はすり減ります。それと同時に歯と歯茎の境目の歯のつけ根が、歯磨きの時、歯ブラシのこすりあわせや、いろいろな刺激ですり減っていきます(歯の根っこを包みこむ歯槽骨が、歯が揺さぶられた時に、歯と歯茎の境目の部分の歯にチカラがかかり、歯のその部分が削れやすくなる状態になる)。

以前は、歯磨きが、しっかりしていない状態で(歯垢、プラークが多い状態で)それに加えて、歯ぎしりなどがあれば、歯が、比較的早期に抜けるか、抜歯しなくてはならない状態になっていましたが(この異常な歯にかかるチカラと細菌汚れの二つがそろうと加速度的に歯がぐらついてだめになります。)、現在では、歯磨きがしっかりしているかたがおおいので、歯にかかる異常なチカラだけでは、歯が直ぐに、ぬける可能性はひくくなり、おおくの方に歯が残っていますが、異常なチカラはかかったままになっていますので、私の考えでは、知覚過敏症は多くなっています。

歯の変色 ホワイト二ング 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月17日

歯の変色には、いろいろな原因があります。その原因によって、歯のホワイト二ングに、より歯が白くなりやすい、なりにくいが大体予想がつきます。

歯のホワイト二ングで一番歯が白くなり易いのは、カレー(食べ物のカレー)により、歯の表面に色がついた時ではなく(この場合、歯磨きすればとれます) 、加齢(かれい)による歯の黄ばみ、変色・着色です。ホワイト二ング材が最近、日本でもいくつか認可され、以前よりホワイト二ングを行いやすくなっています。

では、ホワイト二ングで白くなりにくいのは、何かというと、抗生物質の副作用による歯の変色、着色です。この場合、かなりの時間がかかります。これは、すべての抗生物質が原因になるのではなく、たくさんある抗生物質の種類の内で、一種類だけです。この抗生物質はテトラサイクリン系です。このテトラサイクリン系の抗生物質による変色は、歯がほぼ黒色のものから、薄いものもあります、縞模様で茶色と白、薄い着色と濃い着色の縞模様など、色々あります。年齢とともに着色が強くなる場合もあると言われています。

このテトラサイクリンによる歯の変色は、歯が歯茎の中で形成されている最中に、この薬をとる時おきます。永久歯が歯茎のなかで、形成されるのは、幼少期です。つまり 、この永久歯が歯茎、顎の骨の中で作られている最中に、歯以外の疾病による治療でのテトラサイクリンの抗生物質の服用によりおきます。縞模様になるのは、歯は、一瞬にしてできるのではなく、時間をかけて歯茎の中でできます。その過程でテトラサイクリンをとった時期に変色するので、その時、歯を形成してる最中にテトラサイクリンの変色の成分がとりこまれて、変色します。テトラサイクリンをやめればまた変色が無くなり結果、縞模様になります。

1960年代には、このことは知られていましたが、すべての医療関係者が知っていたわけではないので、この歯の変色がおきました。私の世代の人に著しく歯が変色、茶色、黒いひとがいれば、それは大体は、このテトラサイクリンによる歯の変色です。この割合は、かなり高いとおもいます。私が通っていた中学でも高校でもいました。かなりこのことについて悩んでいるようでした。また、テトラサイクリンによる変色の度合いは少なかったですが、大学の同級生でもいました。

 以前NHKのBSのテレビ番組を見ていると、アメリカでの取材番組かNHK以外の番組をNHKが買っものかわかりませんが、歯が変色している若い人黒人男性がいて、その人が、以前命を脅かす病気になった時、メディケイド(アメリカの低所得者、障害者が、命を脅かすような重症な病気の時に、無料でうけれる救急医療の制度)で、このテトラサイクリンの抗生物質しかこの病気を治すくすりがなかった。といってました。この時、私は、テトラサイクリンの抗生物質しか使えない病気ってなんなのか、とても興味がありました。普通にかんがえれば、現在、たくさんの種類の抗生物質があり、テトラサイクリンしか使えない病気が存在するのか?それとも、メディケイドという枠組みのでは、テトラサイクリンしかなかったのか。日本語の吹き替えでは、この病氣は、テトラサイクリン以外では治らないといっていたけれど、吹き替えの場合、英語から日本語に訳す時、意味がかわることが多いので、本当のところは、わからずじまいでした。

いずれにして、テトラサイクリンによる歯の変色しているかたは、おおくは、私と同世代の人が、ほとんでで、1960年代生まれです。1970代生まれはぐんと減って、1980代生まれでは、時々おられて、1990代生まれでは、希にいます。2000年以降に生まれた人では、テトラサイクリンにより歯が変色している方を今までみたことがありません。

私と私の周りの間違った医療情報 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月16日

①口内炎は塗り薬で治る?

歯科大学卒業直後、随分先輩の歯科衛生士さんが、口内炎ができ、ステロイド軟膏を塗りながら、このクスリよくきくわー。口内炎だいぶん治ってきた、と言っておられました。私、先輩歯科衛生士さんに反論する勇気なく一人思っていました。それが、この口内炎は、塗り薬で治る?です。

通常の口内炎ができると、痛くて食べれない、口の中では舌を動かしただけでも痛い、頬っぺたをふくらませたり、すぼめたりすると痛いということがよくおきます。

この口内炎は、何もしなくても、2週間ぐらいすれば、自然と治りますが。

痛みなどの不快な症状がつよければ、ステロイド軟膏を塗ったり、ステロイドの付いたパッチを口内炎のとことに貼り付けて痛くないようにするということは、効果があることで、症状が軽減します。

では、ステロイド軟膏で口内炎が治るかというと、ステロイド軟膏を塗っても、早く治ったり、治り自体に変化をもたらすことはないです。ステロイドの薬の性質をかんがえれば、ステロイドは、免疫反応を抑制する働きもあり、感染しやすくなったり、むしろ、口内炎や傷口の治りを遅くさせる働きがあります。臨床的には、ステロイドのを塗って治りが遅くなるほどの効果はないかもしれませんが。

ただ、問題は、もし口腔カンジタ症や、真菌症の時に、口内炎だと間違えてステロイド軟膏を塗ったりすると逆効果となり口腔カンジタ症や真菌症は悪化します。

②歯にレーザーを当てるとむし歯にならない?

私が歯科大学の1年生のころ(35年くらい前)テレビでよく話題になっていたのは、歯にレーザーを当てるとむし歯予防となり、むし歯ができなくなるといことがよく放送されていました。そして近い将来には、先進国では、むし歯がなくなるとテレビでもよく放送されていました。

この話題は、大学の研究者の研究が元となっていたようです。そしてこれは、信頼ある大学の研究からでてきたらしいです。

歯科大学の学生は、歯に関する話題には興味を持っていますので、みんなの話題ともなりました。私の高校生のときの友人はもこの話題を知っていて、夏休みに富山にが帰ったとき、私に「お前、将来大丈夫なんか?」と言われることもありました。

大学時代の友人のなかには、親が歯科医師をしている人もいて、そういう友人は、むし歯が無くなっても歯周病のひとがたくさんいるからなー という友人がいたり、また、親が歯科医師の他の友人は、このような話題、何十年に一回、よく出てくる話題だという友人もいました。

当時は、歯科大学の研究者の一部も、開業している歯科医師も、真剣にレーザーでむし歯がゼロになるかもしれないと、一瞬かもしれませんが、それを信じた時期がありました。直ぐにそういうことはないとわかったようですが、私は、歯科大学では、まだ、ドイツ語やラテン語などの教養課程の教科しか習っていなかったため、これが正しい情報でないと分かるまで、後に歯学部の専門課程にいくまで、1~2年かかりました。

いずれにしても、もし、レーザーをあて むし歯がなくなるなら、こんな素晴らしいことはありません。むし歯がなくなるだけで、歯科医師が必要なくなるということはありませんが、もし口腔に関わる疾病がゼロになり、歯科医師が不要になればそれはそれで、いいことです。

③川崎病の原因はダニだった?

私が、中学生か高校生の時に見た番組で、関西地方の某医科大学の研究者が、原因不明であった川崎病の原因は、ダニだったと発表した時がありました。当時、かなり話題となり、私が、歯科大学で、小児科の講義をうけるまで信じていました。

④喉に餅がつまったら、お酢をのむとなおる?

小学2年生か3年生のころ、テレビでワイドショー的な番組で、お医者さまが、言っておられました。

歯科大学の、歯科麻酔学で異物がつまった時の対処法を習うまで、これを信じていました。今考えると、お酢を飲むことで、むせて、そのむせによって餅を除去しようとしていたのでしょうか?

⑤スイカの種をたべると、盲腸になる?

私の親戚で、今も信じている人がいます。

キシリトールかそれともエリスリトールか それが問題だ 歯周病 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月15日

キシリトールのむし歯予防効果については、かつてのガムなどのテレビコマーシャルで、日本国民の多くが知っていますが、エリスリトールについてはあまりなじみがありません。

エリスリトールは、すぐれた歯周病予防の効果がある物質です。

まず、キシリトールについての復習からいたします。キシリトールは、元々は白樺から作られました。トウモロコシの芯にある成分からも、つくることができます。

虫歯は基本的には、細菌感染によっておきます。むし歯の原因菌は、多くの場合小さい子どもの時に感染します。感染という以上、感染源が存在します。

子どもがむし歯菌に感染する時、どこから感染するかといえば、多くの場合、周りの大人から感染します。多くの場合は、母親から感染します。それを防ぐにはどうすればいいのか?口うつしで食べ物を与えないとか色々いわれていますが。

まず、第一には、周りの大人のひと、子どもと濃密に接触して、感染させる可能性のある人の口のなかのむし歯の原因となる細菌の数を減らす必要があります。そしてそのことにより大きな効果を発揮します。

母親が、まだ出産前の妊娠期にキシリトールガムなどによりキシリトールを取って母親自身の口の中のむし歯原因菌を減らすことにより子どものむし歯予防に著しい効果があるというのが証明されています。まずは、ここから始めるのが理想です。

キシリトールの副作用として、時々下痢をする方がおられます。こう言う方には、この方法が取れませんので、また他の方法でする必要があります。

このキシリトールは、むし歯予防には、著しい効果がありますが、歯周病には、効果がありません。

では、歯周病予防には、どうすればいいか?エリスリトールという物質があります。エリスリトールは、物質的には、キシリトールと同種の物質で甘いです。甘さは、砂糖や、キシリトールほどあまくはないですが。

このエリスリトールは、ジャガイモや、サツマイモのいも類や、トウモロコシからとりだした物質を醗酵させ、そこから抽出してつくられます。

醤油や味噌のなかにも、含まれています。

現在は、時々ダイエットでこのエリスリトールをつかっている人もいるそうです。エリスリトールはカロリーゼロで糖質もゼロです。正確には、からだに入ってもほとんどすべてが、また体外がでていきますので、糖質が、結果的にゼロということになります。

歯周病原因菌のジンジバリス菌(P g菌)が、だれのくちの中にもある連鎖球菌にくっついて歯垢をつくりますが、このくっつくのを防ぐ作用があるのが、このエリスリトールです。

そして、エリスリトールは、すでに付着している歯垢の病原性を抑える作用もあります。

また、エリスリトールは、口臭を防ぐ作用もあります。

(ただこのエリスリトールもキシリトールと同様に、体内にいれると下痢をする方がおられます。)

エリスリトールもキシリトールみたいに、ブームが来る日があるでしょうか?

大学歯学部人事 academic inbreeding 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月14日

最近の日本の歯科大学、大学の歯学部の教授、准教授などの構成(出身大学)が私が大学生だった頃の30年以上前と比べると、かなり変わってきています。

私が大学生だった昭和の時代は、歯科大学・歯学部の教授は、特に古くからある大学では、その大学を卒業した人が、つまり同窓生が教授会の選挙で選ばれるのがほとんどで、他の大学出身者が教授会でえらばれるということは、余程のことがない限り起こらないことでした。日本の歯科大学歯学部独特の閉鎖性がありました。そしてこの悪い慣行が、アメリカなどととくらべると、研究面で、いい結果が出せない理由の一つの要素でした。この閉鎖性は、日本語で簡単に表現する言葉がないですが、25年前アメリカ人から英語ではacademic inbreedingということで表せると教えてもらいました。academicは学問的、inbreedingは近親交配という意味です。

アメリカでは、academic inbreedingは、多様性、新しいかぜを吹き込むのを阻害するものと考えられ、意識して、時には無意識的に避けられてきました。

私が九州歯科大学の学生だったときは、基礎医学歯学系の講座は、他大学出身者の教授は、稀におられましたが、臨床系の講座では、内科、外科(口腔外科ではなく一般外科)以外は、すべて九州歯科大学出身者しかいませんでした。

当時、新たに選ばれた教授が、「今回教授会で、教授にえらばれました」と言っておられました。「今までの業績でえらばれたのか、同窓なので選ばれたのかはわからないけど」と言っておられた教授もいました。この教授に関しては公の場で、こんな発言ができる教授は、実力、実績で選ばれた教授で、そして暗にacademic inbreedingを批判しているのですが。

こういうことは、他の歯科大学、他の大学歯学部でも、行われていました。私の同窓の先輩歯科医師(40年以上前に九州歯科大学を卒業された方です)は、関東にある某国立大学歯学部の大学院へいきましたが、大学院の4年間ずっと外様(大名)の扱いを受けたと言ってました。何をするにも外様は、一番最後に扱われて、割り振られた患者さんの人数も、極端に少なく臨床系の科の大学院生としては、症例を経験できず致命的であったと話していました。

これは、大学院を出て、大学の職員になる時も、それ以降もおこることです。

大学の職員になる時は、席が空いてないとなれないですし、その場合、選ばれるのは、その大学の卒業生ということになります。最終的には、教授会で教授に選ばれるのも、その大学の卒業生ということになります。

私が知る限りこういうことが、30年前、40年前の歯科大学、歯学部で当たり前に行われていました。

現在では、九州歯科大学では、臨床系の診療科でも、基礎系の講座でも、他大学出身の教授が、大勢います。

30年以上前の歯科大学歯学部の学生の感覚、常識ではかんがえられないことです。

現在では、九州歯科大学の臨床系の講座、診療科では、内科、外科以外でも歯学部の枠を超えて、医学部出身の教授までいます。最初聞いた時は、すごく驚いてしまいました。逆に、歯学部出身で、或る医学部で、解剖学講座の教授になった、私の母校の卒業生もいるそうですが。

最近では、歯科大学歯学部の研究者、教授のマインドがかわったのか?大学の生き残りを賭けて、以前より実力主義になったのかどうかわかりませんが、私が歯科大学歯学部にいた時とは、随分事情がかわってきているようです。