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やまもと歯科ブログ

大学入試シーズン、人生の分かれ道 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年02月01日

そろそろ大学入試シーズンも本格化してきました。

国公立大学の大学入試の申し込み受付が終わり私立大学でもそろそろ終わるころだということです。

歯学部、歯科大学は、相変わらず人気がない学部ということで、低倍率が続いています。ワーキングプアの歯科医師が多数いることが、メディアで報道されていることが原因だということです。

数年前には、定員を割っている大学もあったそうで、現在では、また少し持ち直しているようですが。

我々50歳代半ばの、おじさん歯科医師より、もう少しうえの世代では、歯学部人気の絶頂だった時代もありました。歯医者は、羽振りがいいといわれていた時代です。

私が九州歯科大学を受験した時、もう30年以上前の倍率は5倍ぐらいでした。

井上陽水さんが、九州歯科大学を受験した40年以上前は、10倍を越していたと、井上陽水さんと同じ年に受験して入学した先輩が言っていました。この頃が歯学部、歯科大学人気の絶頂の頃だったようです。井上陽水さんが、家業の歯科医院を継ぐため、九州歯科大学合格を目指して勉強をして、何度か受験したそうですが、浪人生活の中、道がそれて、そのうち受験勉強ではなく、音楽の道にはいり、自分で歌をつくり、歌い始めたそうです。

井上陽水さんが、九州歯科大学に合格していたら、福岡の単に歌が上手な歯医者で終わっていたと思います。井上陽水さんは、福岡県田川の出身らしく、福岡県は、人口400万人ぐらいで、歯学部、歯科大学が3校あるところですので、日本で人口比で歯医者の割合がトップクラスのところで、ワーキングプアの歯医者も、多い地域だと思われます。

しかし、井上陽水は、歯医者にならず、歌手になりました。超大物の歌手です。

超大物歌手と貧乏歯医者の違いは、大きいです。

井上陽水は、歯科大学に入らず、正解だったひとです。

私は、大学受験で国公立は、歯学部で理系でしたが、私立の受験校は、理系科目数学と得意な社会で受けれる文系大学の慶応の経済学部と商学部でした。

九州歯科大学に合格していなければ、慶應にいって、銀行員になっていたと思います。そして、いまごろは、銀行をリストラか何かで、銀行を辞め公園で弁当を食べてボーッとしている生活を送っていたと思います。銀行で、上司に気に入られるように振る舞うことは、性格上、できそうにありませんし、その他いろんな要素を考えても、かたい組織のなかでは、つとまりそうにないです。

ということで、歯医者しかできない私は、これしかできないので、この仕事を、むちゃくちゃ一生懸命していきたいです。

認知症 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月29日

認知症患者さんの歯科治療

歯科医師として、最も難しい治療の一つに、認知症患者さんの歯科治療があります。

今日は、東京で開催された認知症患者さんへの歯科治療と言うテーマの歯科セミナーに参加しました。

超高齢社会に突入している日本では、認知症の患者さんも多くおられ、以前、厚労省が、予想していたより多くの方が認知症という診断を受けています。これからも、認知症の患者さんは、増えることが予想されています。

認知症の患者さんも歯科的な問題を持っておられる方もおおくおられますし、また、認知症は、記憶の問題などの中核症状といわれる問題があります。また、それにともなう徘徊、妄想、抑うつなどの周辺症状があります。周辺症状は、環境との関わりで問題になるものですが、患者さんによっても、周りの環境によっても程度の差がかなりあるものです。

介護をとおこなうかたにとっては、かなりの負担となります。

この認知症に伴う行動障害と精神状態は最近では、BPSD(behavioal and psychological symptoms of dementia)といわれています。

歯科治療においても、BPSDが問題となります。

また、認知症の多くの方が、最終的に食べれなくなる、摂食嚥下の問題がおき、栄養の問題で、亡くなられます。

歯科医療的には、従来の歯科的な問題と、摂食嚥下の問題で関わりが生じてきます。

以上の事から、最近では、歯科医師国家試験でも、認知症に関する出題もあり、歯科医療に、認知症という考えが、大きく関与するようになってるいますし、これからも、ますます、その度合いが強くなると考えられています。

実際の治療にあたって一番難しい点は、安定的に口を開けてもらうことです、時には、無理だということもあります。

場合によっては、大きな歯科治療をせずに、進行を抑える為の口腔ケアだけおこなう場合もあります。

また、急性症状が強い、などある程度の歯科治療が、どうしても必要な場合がしょうじることもあります。

その場合どうするかという問題がおきることもあります。静脈内鎮静をおこなうか、全身麻酔という選択肢も考慮にいれる必要が生じます。

静脈内鎮静の時の、ミダゾラム、ドルミカムなどを使用すれば、一時的に認知症が、悪化、時にはずっと悪化する場合もありますので、慎重な歯科治療のプランが必要になります。

その他、いろいろな問題が発生する為、歯科医師にとっては、認知症患者さんの歯科治療はかなり難しいという内容の講演でした。

口腔解剖 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月25日

カダバートレーニングと解剖実習

以前(30年以上前)は九州歯科大学などの、歯科大学、歯学部では、解剖実習は、大学入学後の2年間の一般教養科目の履修後、3年目の専門科目が始まるる年に勉強する科目でした。(最近では、一般教養課程と専門課程に分けずに6年一貫教育の導入により2年目ぐらいから解剖学の授業が始まるそうです。)

解剖学は、人体における地理みたいなもので、カラダのどこが、どんな構造になっており、周りの構造をどんな関係になっているかの学問です。心臓がどんな形で、どこに動脈、静脈があるか?下顎骨の内側に穴が開いていて、そこから動脈と神経の束がはいりこんでいますが、そこの位置は、だいたい、どの辺なのか、まわりの接近している血管や神経はどこにあるか?顕微鏡でみたときのその構造はどうか?

などを勉強する科目です。

この解剖学、是非、歯科医師免許を取ってからもう一度、授業、実習を受けさせて欲しいと思う歯科医師は、かなりの数いるのではないかと思います。歯科大学で専門科目を習い始めた状態で、疑問に思うことと、実際に歯科医師として働いきはじめてから疑問に思うことは全然違います。

また、歯科大学生時代の解剖学の実習では、人体全ての部分の解剖をしますので、心臓、肝臓、脳、足、生殖器などの解剖をおこないますので、専門である歯科にかんする部分の解剖は、そのほんの一部でしかなく、もっとその部分に時間を取って欲しかったといのがあります。

解剖学の授業の時、先生の一部には、「あなた方は歯科の専門家になるのだから、あごや歯科の部分は、ちゃんと自分でよく勉強しておいて下さい」と言われ消化器系の喉から下の部分の講義をされる先生もおられました。この先生、医学部出身の先生かと思ったら、九州歯科大学出身の同窓の他大学の解剖学の教授先生であらせられました。

人体解剖実習の際、私の特に重点的に解剖をする部分は、胸部になり、心臓、肺などとなりました。学生時代には、胸部の解剖学的構造についての知識には、むちゃくちゃつよくなりましたが、歯医者としては、胸部の細部に関しては、あまり役に立たない知識ではあります。

現在もし選べるのなら脳の部分を選ぶとおもいますが。

そこで、歯科医師となった現在、歯科医師の技術レベルを飛躍的に向上させる方法は、カダバートレーニングです。このカダバートレーニング(カダバー実習)とは、つまり、ご遺体で、自分の専門分野の解剖と、向上させたい技術の手術を実際に行い、その時に器具などが、どこに入り込み、その時にまわりの組織、血管、神経、にどれだけ接近するか、許される誤差は、どれだけか、1ミリなのか10ミリなのか、それとも0.5ミリなのか、実際にその接近している重要部分を露出して、測ることもできます。

インプラントの埋入する際にとくにこのカダバートレーニングは、有効です。

現状では、日本の歯科大学では、ほとんどカダバートレーニングを行なっていませんので、おおくの歯科医師は海外のカダバートレーニングコースに参加しています。

日本でも、これから、厚労省が、サージカルトレーニング(多分カダバートレーニングを意味していると思っています)の応援をするといことなので、期待をしています。

口腔咽頭吸引 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月21日

口腔内に問題をもっておられる要介護高齢者に対する口腔ケアの重要性が言われてます。
そして、その口腔ケアを、誤嚥性肺炎の予防という観点から、歯科衛生士が専門的に行うことにより、著しい成果を上げています。
この、歯科衛生士による口腔ケアで一番大切な事はというと、口の中のよごれと、その細菌を含んだ汚れを確実に回収することです。歯ブラシでは、基本的には、よごれをこすりおとしているだけで、場合によっては、こすり落としたよごれが散らばってしまいます。
普通に健康な人であれば、普通に歯みがき歯ブラシでよごれをおとし、その汚れは、舌の上、歯の表面に浮遊します。
その後、普通に水で口をゆすいで、口の中で、その浮遊した汚れと、水と混ざり合い、それをはきだして、おわりとなりますが、口腔機能、嚥下機能が重度におとろえた方は、なかなかそれができません。
歯ブラシや歯間ブラシ、舌ブラシなどで歯、舌の表面から落としたよごれが、浮遊して、それが喉、咽頭に落ちていくことも、場合によってはあります。
そしてその咽頭に落ちたよごれがもとで、口腔ケアで肺炎を予防する目的が、逆に、肺炎を起こしやすくしてしまう結果になることもあり得ます。
それを、防ぐ、対処する目的で行うのが、口腔咽頭吸引です。
最近の歯科衛生士学校の教育でも、口腔咽頭吸引がおしえられているということです。口腔咽頭吸引は、鼻にクダ(カテーテル)を通して吸引する方法とはちがい、口から咽頭にチューブを入れて吸引する方法であります。
つまり、歯科衛生士が行なうのは、口からの口腔咽頭吸引です。

咽頭吸引を考えなく口腔ケアを行おうという方法もあります。
水を使わない口腔ケアという方法です。これには、特殊なものが必要になりますし、技術的には、特殊で、この技術の習得が必要になります。しかし、これでもやはり、最終的には、吸引することが必要になる場合があります。

歯ブラシや歯間ブラシ、モアブラシなどを使いながら、適切なタイミングで口腔咽頭吸引をおこなえば、口腔ケアは、安心しておこなうことができます。
この口腔咽頭吸引は、歯科衛生士が開発した方法ということで、歯科業界から、看護師、などに広がっている方法です。
この、コツを身につければ、重度の口腔機能障害、嚥下障害の方に、鼻からカテーテルを入れることなく咽頭に溜まった汚れ、その他の物質を吸いとることが簡単にでるため、医療業界全体にとって、大変有益な方法となっています。鼻からカテーテルを入れる方法では、入れる人によっては、痛みを伴いますのが、この口腔咽頭吸引は、普通におこなえば、痛みもなんにもなくできる素晴らしい方法です。

オーラルフレイル 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月20日

口の衰え オーラル フレイル

フレイルという言葉は、そろそろ日本語として定着したでしょうか?

私、個人としてはもう少し時間がかかるかなぁと思っています。

フレイルは、健康な状態と要介護の状態の中間地点にある状態で、高齢になることで、筋力や、精神面が衰えている状態です。

フレイルfrailをそのまま日本語にすると虚弱ということになります。

英語では、荷物を運ぶ時に、その荷物がこわれやすければ、荷物を包んだダンボールの表面には、fragile(フラジャイル)と書かれています。ガラスとか、ビンとかはfragileのことがおおいです。

最近では、歯科に直接関係したオーラルフレイルという言葉も生まれました。直訳すれば、口腔虚弱といことになるでしょうか?

フレイルという日本語を生み出した東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授(現役の医師としても活動されています。)を中心としたグループが、今度はオーラルフレイルという言葉を広めようと頑張っておられます。

オーラルフレイルは、口の機能が衰えている状態です。オーラルフレイルとは、具体的には、歯の本数が20本未満、噛むチカラがよわい、舌で押すチカラが弱い、むせやすい、舌が上手く動かせない、固い食物が食べにくいの6項目のうち3項目以上あると口の機能が衰えている(オーラルフレイル)ということになります。

2000人を4年間追跡調査した結果によると、口の機能が衰えている人(オーラルフレイル)の死亡率は、衰えてない人と比べると2.09倍高くなるという結果でした。

また、要介護状態となるリスクは2.35倍高くなるという結果でした。

以上の驚くべき結果を受けて飯島教授グループはオーラルフレイルという考え方を広めようと努力をしています。

オーラルフレイルは、適切な介入でまた、オーラルフレイルから、そうでない状態にもどせる可能性があるといのが特徴ですので、オーラルフレイルに陥ったかたには、その事にすぐ気づくいてもらって、適切な行動をとって欲しいということがあります。

私が受けた飯島教授の講演の中で、面白いことを言っておられました。

飯島先生が、ご自身の人差し指で鼻の下の部分、親指で顎のしたの部分に当て、「この部分(鼻の下から顎の下までの間)は、その人のインテリジェンスをあらわしますね。」っと言っておられました。これはメインとしては、口とその中、歯をしめしています。実は、この事は、多くの歯科医師が思っていますが、実際に口にだすことはほとんどない言葉です。飯島教授は内科医師であり、歯科医師ではありません。なので、講演の中で、内科医も歯科医とおなじことを思う方がおられるのだと発見してすこし驚きました。また、逆に

歯科医師でないから、公の場で言えることなんだとも思いました。

歯科医師にとっては、口の中が、適切に、手入れされているかどうかによって、飯島先生が、言っておられたのと同じ考えをもっているひとが多くいますが、歯科医師以外には、あまりない感覚だと思っていました。

頸部(けいぶ)聴診 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月15日

東京の昭和大学歯学部で、頸部聴診(首に聴診器をあて、呼吸音、嚥下音を聞くこと)のセミナーに参加してきました。

頸部聴診は、液体や、固形物を食べる時に、その食べること、摂食嚥下が正常に行われているか、また、異常がないか知るためにおこなうものです。歯学部で本格的にこの研究、治療がおこなわれるようになったのは、1990年代です。現在は、日本国内29歯学部、歯科大学すべてで、この摂食嚥下を取り扱う診療科があるようです。その診療科の名前は、それぞれの歯科大学により、色々な名前でよばれていますので、少しわかりにくい面もあります。

昭和大学歯学部では、口腔リハビリテーション科というそうです。

九州歯科大学では、口腔環境科というそうです。

今回のセミナーの講師の先生は、歯学部の教授先生で、この分野の研究を1990年ぐらいから行っているそうです。

この分野は比較的新しい分野で私が歯科大学の学生だった1980年代には、聞いたことがなかったです。

もともとは、アメリカから入ってきた分野で、日本人でも、アメリカ以上に高齢者の割合が多いため

進歩してきましたが、やはり、元祖のアメリカは、この分野の研究がかなりすすんでいるようです。

頸部聴診は、実際に喉の中を目で見ているわけではないので、音を頼りに目で見ることができない喉の中の状態を知ろうとするものですが、摂食嚥下異常を持っておられる方の嚥下音、呼吸音は、千差万別で同じではないということです。従って音の種類により、どこに異常があるか、歯なのか、軟口蓋、舌なのか、喉頭蓋か、食道、声門か、それを特定することは不可能で、異常があるかどうか判断するには、役にたつが、そのどの部分に問題があるか断定することは無理だという結論だということです。

歯科大学や、病院歯科でおこなわれる、摂食嚥下の評価を目で見てするレントゲン検査VFは、精密な検査で問題がある場所が、ある程度わかる方法(このセミナーで講師の先生が強調されたことは、VFを使っても、確定診断とはならないということです。)です。

VFによって摂食嚥下に異常があるとわかる可能性を100%とすると、この頸部聴診にょる方法では85%ぐらいということで、異常があるかどうか知る方法としては、簡単、短時間、安全で、患者さんにもほとんど負担がない方法なので、有効な方法です。

大学で長年頸部聴診なども研究されてきた先生の結論を生かして、これからも、歯科医師として、摂食嚥下障害の患者さんに当たろうとおもいます。

神経のない歯の症例の一部で、金属を使わない保険の治療 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月13日

以前からも歯の神経がない場合、金属を使わない治療が、保険でも一部できましたが、症例がかなり限定されていて、残された健康歯質(むし歯で感染した歯の部分をすべて取り除いたあとの感染していない自分の元々の歯)の量が大きい場合とか、噛み合わせがとても弱い場合などに限られて、あまり多くの方にできませんでしたが、最近では、かなり幅広い症例でできるようになっています。

数年前から、小臼歯において、保険がきく白い歯のかぶせ物として、CAD-CAM技術で、白い材質のかたまり(ブロック)を削って、歯の形にして、それをむし歯を削った後,場合によっては、土台を作ってそのうえにこのCAD-CAM技術を使ったかぶせ物(歯科関係者はCAD-CAM冠と呼んでいます。)をかぶせる治療法が、導入されました。

これは、我々、歯科関係者にとっては、画期的なことでした。これにより、金属をつかわず、白い材質で、保険で治療ができる確率が、グンと上がりました。

この白い材質のかたまり、ブロックは、セラミックではなく、基本的には、コンポジットレジンブロックですが、治療結果として多くの場合、良好な、結果をえています。コンポジットレジンブロックのため、噛み合わせが強い方や、噛み合わせの状態、残っている歯の配列状態によっては、できない場合もありますが、かなり、幅広く使うことができ、いい材料です。

その、小臼歯にだけ認められていたCAD-CAM冠が、2ヶ月前の、去年の12月から、大臼歯の一部に、さらに改良したコンポジットレジンブロックで、できるようになりました。

大臼歯の一部というのは、下顎の第一大臼歯つまり、6歳臼歯です。(以前から金属アレルギーの場合にかぎり、条件をみたせば、CAD・CAM冠は使用が可能でしたが)

この場合もすべての方にできるというわけではなく、噛み合わせ、残っている歯の配列、状態も、しっかりしている場合などで、条件は、小臼歯のCAD-CAM冠より厳しくなりますが可能となりました。

また、かぶせ物だけではなくて神経を取った、またはずっと前にとって神経がない歯には、金属で土台を作ることがありました、または、金属の芯とコンポジットレジンと言われる樹脂のような材質で、土台を作り、形を整え、補強することがほとんどでしたが、数年前から、ファイバーが保険でもつかえるように なりました。このファイバーを芯にしてコンポジットレジンでまわり固めて土台としてつかうことができるようになりました。これも、もちろん、強度面などの関係で、すべての症例でできるわけではありませんが、かなり幅広い症例でできますので、前に述べたCAD-CAM冠と一緒に使えば、金属をまったく使わない保険での治療も、可能となりました。

白い歯 セラミック治療 のセレック治療とは 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月11日

歯科領域においても最近の技術の進歩は目覚ましく、セラミック治療の中のセレック治療は、虫歯の再発予防という観点から(セラミックは一般的に歯との接着強度が強いということと、セラミック一般ではなくセレックのセラミックは、噛み合う時の反対の顎の歯とこすりあいますが、、そのときの耐摩耗性が、人間のエナメル質と同じなどのため)かなり大きな成果をあげています。

 

このセレックという機械を使った歯科治療は、小型カメラでビデオで型をとり、製作はCAD-CAMの技術を使ったセラミックによる歯科治療です。

このCAD-CAMの技術は、歯科領域の治療に関しては古くからありましたが、20年以上前ぐらいは、精度が今ひとつで、実際に患者さんの治療につかうのには、なかなか歯科医師としては勇気がいることでした。

 

しかし、歯科機械メーカーも多額の資金を研究開発にかけて、10年前ぐらいからは、精度も人間が作るのと同じぐらい、下手な歯科技工士と較べれば比較的にならないぐらい上手に作れるようになりました。

しかも、型を取ってから1時間後には、接着して治療がおわるレベルまできました。

 

CAD-CAMの技術というのは、パソコン状で設計した後、特殊なセラミックの棒状のかたまりを削っていって設計通りの形にする方法です。

セラミックの棒状のかたまりは、工業的に作ることができます。工業状に作られた棒状のセラミックは、均一なセラミックで、むらがなくできています。歯科技工士が手で盛り上げて作って行くセラミックと比べると、ムラがなく均一ということは、強度面で優れていて、ひょうめんが滑らかなため、表面に細菌も付着、停滞しにくくなります。

 

問題は、CAD-CAM技術を使ったセラミックを削る機械はたくさんありますが、この最初に開発して大きな研究開発費を投下してきた会社の機械は高額で、周辺設備を揃えると1500万円ぐらいするということです。

歯科診療所は、一般の新聞でも書かれていた通り(医科、歯科別に収入など)収益が厳しい業界となっていますので多額の出費ということになります。
また、このCAD-CAMによる技術を有効にいかすには、如何に、どのセメントをつかうかとうのが、ポイントとなります。

このセメントの種類の選択を誤ると、このCAD-CAM技術を利用したセレック治療を台無しにしてしまいます。そしてセメントの種類以上に重要なのは、如何にしてそのセメントを使うかです。私もこのセメントの使い方、特殊なセメントテクニックを習得するのに、セラミック治療では日本を代表する歯科医師を、東京から、ここ高岡のやまもと歯科医院にまで、お越しいただいて、1日間をまるまる使ってスタッフ全員と勉強会を行い、その中で、当やまもと歯科医院の歯科衛生士を患者さんとして、実際にセレック治療を行いました。

 

セレック治療をされている歯科医院は、徐々に増えてきているようですが、いろいろな問題があり(神経に接触、近接していなかった虫歯の治療でも、しみることがつづくなど)あまりセレック治療の良さを利用できていない歯科医院もあるようです。

セレックとそのときの接着セメント、さらにそのセメントの仕方、この3つのうちで、どれひとつかけても、満足いくものとはなりません。

摂食嚥下セミナー 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月08日

昨日、富山市で開催された摂食嚥下セミナーに参加してきました。

超高齢社会に入っている日本では、色んな原因でうまく食べることができない方がおられます。

食べようとすると、食べ物が口から食道、胃に行かずに喉頭に行き、声門を超えて気管に入り、空気が肺に行くのを、途中でその食べ物がふさいでしまい、窒息していまうということもおきます。

また、口の中の細菌などが食道、胃に行かずに気管に入って行く誤嚥により誤嚥性肺炎を起こしたりします。

この摂食嚥下障害の治療に際して、口から食べる以上、唇、歯、舌、頰粘膜、硬口蓋、軟口蓋など、我々歯科医師が、毎日の治療に接する部位による障害で摂食嚥下障害を発生する場合も多く、日本の法律上歯科医師にしか治療が許されないし、歯科医師以外には、そのノウハウを持ち合わせていない治療法もあります。

従って、摂食嚥下障害の治療には、歯科医師がかかわなければ本来治るものが、ずっと治らない場合も生じてきます。

また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、管理栄養士も治療にあたり、重要な役割があり、他職種の医療職のひとが、それぞれの観点から意見を出し合って治療に当たるのが、1番患者さんの利益となります。

昨日の講演では、医師、言語聴覚士、管理栄養士の方が講演をおこない、熱心に患者さんの利益のために全力を尽くされているのを実感しました。そして、われわれ歯科医師、歯科衛生士ももっと摂食嚥下の治療に専門職として関わり、患者さんのために、今まで以上に努力する必要性を感じました。

 

その中で、歯科医師にしかできない治療の一つに、舌接触補助床(PAP)というのがあります。舌の動きが悪い、舌の形が変わった(舌がんなど)で舌が口の中の天井ともいうべき口蓋、硬口蓋に接触せずに、摂食嚥下障害や、発音に問題ができる場合、この舌接触補助床が有効となります。

この舌接触補助床は、子どもの歯並びを改善する時に使う取り外し可能な、床矯正装置といわれるものに似ています。

上顎の残っている歯にワイヤーをかけてそこに入れ歯の材料であるピンク色のレジンというものを口腔の天井硬口蓋に張り付け、その天井の高さを低くして、舌が、口腔の天井に接触できるようにする方法です。

これにより食塊を作って、それを奥に送り込みやすくなります。

現在のところに、富山県では歯科が関わることは、比較的少ないですので、患者さんの利益が最大となるように活動していこうとおもいます。

 

トランプ大統領の重大病名 義歯フテキ(不適合)  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月06日

アメリカ大統領のトランプさんが、イスラエルの首都をエルサレムだと認めた演説で、アメリカのメディアは、トランプ大統領が重大な病気を抱えているのではないかと推測しました。

トランプ大統領のスピーチで、ろれつがまわらず、合衆国という意味のユナイテッドステイツをユナイテッドシュテイツと発音したりと、発音という観点からは、ボロボロの演説でした。

 

アメリカのメディアは、 脳梗塞ではなか、いやいやパーキンソン病では、ALS筋萎縮性側索硬化症ではないか、いや構音障害、舌炎だとか色々いわれましたが、この演説から数日後のメディアの人たちが至った最終的結論は、入れ歯、又は、ブリッジ、インプラントの上部構造が合わないか外れかけてたという結論に至ったようです。

 

トランプ大統領の若い時のテレビの画像を見ると歯の状態、歯並びなどが現在とは、あきらかに違います。

最近のトランプ大統領は話をする時、上顎の歯はあまり見えず、下顎の歯が少し見える状態なので上顎が入れ歯なのか、インプラントの上部構造なのか、それともブリッジなのか、はっきりとはわかりません。

それでメディア側は今度は、トランプ大統領のスピーチ中の口もとをアップでスローで何回もテレビで再生していました。

どうも、歯、人工的な歯が、落ちてきてるんじゃないかと、落ちそうだ、動いているとおもわれる人工歯に演説の動画に矢印を入れて説明しているものもありました。

 

この結論に至るまで、内科医、歯科医師、発音の専門家、色んな職種の方がコメントしていました。初期の濃厚な疑いは脳梗塞でしたが、結論的には、義歯フテキ(不適合)ということでメディアはうけとめたようです。

 

アメリカのメディアは、大統領の健康状態にかなりの興味をもつようです。

レーガン大統領のときは、人肌色で超小型の補聴器をテレビカメラで捉えて大騒ぎしていたこともありました。また、レーガン大統領が、その政権下の国務長官のシュルツ長官を、間違って(ソ連のトップの肩書きである)書記長とよんび、その間違いに気づかずにいたときは、核のボタンを持つ人が、暗に認知症気味になっているのでは、と話題になったりもしました(大統領を辞めたあと比較的直ぐに重いアルツハイマー型認知であることが公表されました)。レーガン大統領の歯についてはあまり話題になったことは、ありませんが、人工物の歯にはみえました。私には入れ歯にみえましたが、当時は、高校生か、大学生だったためはっきりとはわかりませんでした。

ジョージWブッシュ元大統領につては、虫歯治療本数までアメリカメディアは突き止めているようです。

 

日本の安倍総理大臣は、以前上顎の前歯の歯並びが、外国に首脳会議に参加できないような状態でしたが、現在は、堂々と参加できる歯並びになっているようです。

フォーダイス班とは? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月05日

フォーダイス班とは何か?

聞きなれない、聞いたことがない言葉だと思います。

口の中で、頬っぺたの内側の奥、上の顎、下の顎の大臼歯の外側にあたる頰の粘膜の表面に、黄色いボツボツのわずかに盛り上がったもの、普通は複数あるものです。

歯科診療をしていると、多くの方にこのボツボツつまり、フォーダイス班があります。

このフォーダイス班については、多くの方は気がついていません。時々、口の中を習慣的によく見る患者さんから、これは何ですか?悪いもの、癌じゃないですか?と言って心配されている方がおられます。

これは、異所性つまり、本来あるはずがないところにできた脂腺で、何の問題もないものです。

 
私の大学生のときの同級生が、大学6年生の、九州歯科大学病院で臨床実習していた或る日、心配そうに担当教官の歯科医師を呼び止めて相談していました。

口腔外科の診療室の前の廊下での相談で、2人立ち止まり、学生教育担当の若手歯科医師が、私の同級生の口の中を見て、「フォーダイス班やろうが、おまえ、こんなもんもわからんとか?」と言われ。つづけて、「フォーダイス班やから、心配するもんでない、ほっといて大丈夫」と言うことで解決したフォーダイス班です。

30年以上前の当時、九州歯科大学は、6年の修業年限のうち、最初の2年間は、一般教養課程で、ドイツ語、ラテン語、英語、化学、体育、経済学、歴史学などど習い、残りの4年間で歯科学の専門課程で、その専門課程の2年目の口腔外科でならうのがフォーダイス班でした。なので、専門課程の4年目の歯科大学の最終学年時の病院実習のときは、当然、知っておかなければならないのが、フォーダイス班でした。

また、病院実習の最終学年時ということは、あまり勉強していない歯科大学生も、さすがに口の中に興味を持ち、色んな発見が生まれたのだと思います。

ということで、この廊下での相談になったものと推測されます。

フォーダイス班は、多くの方にあり、注意して口の中をみるとあるかもしれません。

 
このフォーダイス班は英語ではfordyce’s spotといいます。

泌尿器科、婦人科にもフォアダイスというのがあります。。

フォーダイス班とよく似た発音なので、歯科医師は、最初は、「あれっ」 とおもいます。

それで、調べると、異所性の脂腺ということになってます。それで、今度は、フォアダイスの英語を調べると、fordyce’s spotということで、同じじゃないかということになります。

同じものを、医学教育を受けた人は、フォアダイスとならい、歯学教育を受けた人は、フォーダイス班とならい、医者や歯医者は今まで何していたんだという結果になってしまいます。

 

 

歯科大学、過去、現在 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月03日

こどもが歯学部に行きだして、もう直ぐ1年となりますが、最近の歯科大学の学生と30年以上前の歯科大学の学生の違いに驚くことがあります。
最近の歯科大学の学生は、自分自身の大学生のことを、生徒と呼んでいます。これを聞いて、初めは、生徒じゃなくて学生でしょ。っと言っても、つうじないようでした。

 

我々の世代が歯科大学生の時、多分歯科大学でなくても他の学部の学生でも、絶対に学生を生徒とはよびませんでした。

どの学生も、生徒と学生には意味的に大きな違いがありました。生徒は、中学生、高校生であり、大学生は決して生徒ではく学生でした。学生には、大学側からは、独立した自由、それに伴う義務、責任があり、大学側もその独立、自由を認め、そのかわりに、義務、責任を要求していました。

大学生のクラブ活動は、大学側ではなく、学生自治会が取り仕切っていました。大学側の介入は、基本的には許さない組織でした。

 

大学生が生徒と自分自身をよぶということは、高校生時代と感覚が変わらず、先生からの指示を待ち、課題の設定を待つ、何事も受け身ということでしょうか?義務や責任の感覚はあるのでしょうか?

我々よりも、ひとつ、上の世代のひとが、学生集会でなく、生徒集会に参加していたら、歴史が少し変わっていたと思いますが( バンバンの,いちご白書をもう一度、が生まれていなかったでしょう)。

 
最近の歯科大学を卒業して、歯科医師免許を持ったあと、一通りの仕事ができるようになるまで、10年かかるそうです。

我々の時代は、3年と言われていました。

30年前の新卒歯科医師の教育は、上司に何回か個々の種類の治療を実際に見せてもらい、その後、「これからは、この治療に関しては、自分でやってね」と言われて自分でおこない、それでも、難しい症例にぶつかると、上司に尋ね、「この前、見せたやろうが」と怒鳴られながら、歯科医師として、成長していく時代でした。この、古い教育方法では、新卒歯科医師が、常に考えなければならない、そして、常にプレッシャーのかかる状態でした。
現在は、こんな、新卒歯科医師への教育は、許されない時代となってきています。

 

一つひとつ、ステップごとに、手取り足取り根気強く教育をしなければならない時代となっています。そして、そう言う新卒歯科医師教育を、行わないと、パワハラになる時代です。
もう30年以上前になりますが、九州歯科大学では、1~2日の間に、レポート100枚かいてこい、とか、細かい器具の使い方も教えられずに(器具は、器具のメーカーごとに、使い方が違い教科書には載ってなく、誰かから聞くしか方法がない)、できなかったらその器具を患者さんの前で投げつけられたり,実習を1日でも休んだら留年(実際には、1~2日やすんでも大丈夫で、脅しであったようです)とか、今では、ありえないパワハラが横行した時代でしたが、今は、多分ないとおもいます。

 

でも、その反面、義理人情の世界、大学で、留年せずに卒業できる率、多分全国の歯科大学、歯学部の中で、トップクラスだったようです。(現在でも、大学の修業年限6年で歯科医師免許を取れる率は、トップクラスのようです。)

餅が喉につまった 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年01月02日

正月のこの時期、よく聞くのが、餅が喉につまっておこる窒息事故です。

これをいかに解除するか

 

我々1980年代に歯科大学、歯学部の学生が、授業でならう異物が、のどにつまった場合の対処方として習ったのがハイムリック法(患者さんの背部にまわり、手を腹部、みぞおちの下部に両手を持っていき、勢いよく手、腕を閉めて突き上げる方法)です。

私が小学生(1970代前半)のころ、テレビの情報番組(アフタヌーンショーだったかな?)で、餅が喉につまった場合の対処法として、医師がお酢を飲むといいと勧めていたのでその、歯科大学の歯科麻酔学での授業まで、お酢で解決するとしんじていました。

その頃は、一般的には、のどにつまった場合どう対処するかの方法については、ほとんどしられていませんでした。

 

日本の歯科に関する裁判の判決でも、明らかに間違った方法が支持されたり(アメリカの著名な小児科医のスポック医師が提唱した今から、また当時のレベルでもあきらかに間違った方法が裁判に採用されたりとか)と、当時の歯科医師が、どうしてと思われることが多発していました。

 

アメリカでは、80年代には一般の人(医師、歯科医師などの医療職の人でなくても)のほとんどがハイムリック法を知っていました。当時(1980代後半)のアメリカ人の友人が、商学部の大学生のときバイト先のレストランで実際にハイムリック法でたすけたことがあるといってました。

 

現在アメリカでは、まず、喉に異物がつまった場合,チョーキングサイン(苦しそうにして喉に手を当てるしぐさ)が見られたら,まず、咳をさせて、それでダメなら、今から助ける旨を言って落ち着かせてから背部こう打法(前かがみにさせて、背中の上部を思いっきり叩く)で異物が解除されるまで5回行い、それでダメならハイムリック方法を5回おこない、それでダメならまた背部こう打法を行うというようになっています。

このハイムリック法を現在では、おこなわず背部こう打法だけを推奨している国もあります。その理由は、ハイムリック法は内臓を損傷する可能性があるからです。

東京消防庁のホームページでも背部こう打法だけがでています。

日本医師会(日本歯科医師会ではなく)のホームページでは、アメリカとは逆で、まずハイムリック法をして、それで、ダメなら、その後背部こう打法をするように書いてあります。

私の母校、九州歯科大学の或る歯科医師は、まず、背部こう打法をするように言っておられたのでアメリカ型のようです。

現在アメリカでは、ハイムリック法とは言わずに腹部突き上げ法と呼んでいます。理由は、ハイムリック医師が、倫理に反して、ハイムリック法だけが正しい方法だとして推し進め、ほかの方法を、意図的に排除しようとしたことからだと聞いています。

 

飲み薬による鎮静法 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月31日

鎮静法は、薬剤やガスの作用により意識はあるけれども、ぼーっとした状態になり、うとうとして、不安感が減少して、薬剤、ガスによっては、幸福感がした状態で歯科治療をうけれる方法です。

 

歯科治療に対する恐怖心が強い、嘔吐反射(口の中に歯科治療器具などをいれるとゲボゲボとなり治療ができない)が強い、血圧が高くて不安定で、歯科治療を受けるのを考えるだけで精神的緊張でさらに、血圧が上がり不安定になるなどの方にもちいられます。

歯科治療自体が、原則的には、外科処置であることから考えれば自然なことではありますが。

 

歯科医院における鎮静法は、色々な方法があります。

歯医者が行う鎮静法には、静脈内鎮静法、筋肉内鎮静法、笑気吸入鎮静法、ハイブリッド鎮静法、経口鎮静法(飲み薬による鎮静法)などがあります。

歯医者ではなく、一般医療の分野で、、例えば、胃や大腸の内視鏡検査を受けるときにおこなう鎮静法は、歯医者が言うところの静脈内鎮静法です。歯科ではなく医科では、単に鎮静法と呼んでいるようです。そして、この歯医者が言うところの静脈内鎮静法しか医科にはないのではと思っています。

 

私が30年前に胃の内視鏡検査を受けた時はセルシンという薬による静脈内鎮静法でした。

10年前に受けた大腸内視鏡検査を受けた時は、静脈内鎮静法の説明をうけましたが、私の心のつぶやきは、「笑気吸入鎮静法で行なってちょうだい」でしたが、笑気吸入鎮静法(この鎮静法だけが、治療後自分で車を運転して家に帰ることができる)は歯医者にしかないらしいので、こころのつぶやきだけで終わりました。

 

世界的に,多くの歯科医院で行われていて、日本の歯科医院では、ほとんど普及していない鎮静法に経口鎮静法(飲み薬や、舌下投与による鎮静法)があります。

複数の薬を用いて行われます。使用するクスリのメインは、ジアゼパムとハルシオンという薬です(フルニトラゼパムでは強すぎで使用がむずかしくなります)。特徴は、注射がないとうことです。これは、患者さんにとっても魅力ですし、歯医者にとっても魅力的なことです。もう一つの特徴は、鎮静の深さの調節が難しいということです。

 

ドルミカムという薬による静脈内鎮静法、ハイブリッド鎮静法、笑気吸入鎮静法では、比較的に鎮静からさめるのがはやいですが、経口鎮静法では、それよりもさめるのに時間がかかります。治療後もしばらくの間、フラフラした状態となります。

 

それぞれの方法には、利点、欠点があります。

その中で私が最も、使う方法で、いい方法は、ドルミカムという薬剤を使ったハイブリッド鎮静法です。

経口鎮静法は、歯科医療を取り巻く環境が もう少し変化すれば、日本でも普及しますし、私も、もっと頻繁に行おうとおもいます。

どの鎮静法を使うにしても、超高齢社会に突入した日本では歯科治療を安全、確実に行うためにこれから益々鎮静法が必要になってくるものとおもわれます。

口唇口蓋裂と人権 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月30日

医療に関する新聞に、ひっそりと載っていた話題で、口唇口蓋裂で生まれてきたお子さんが、普通行われる治療を親がその治療を拒否して、受けることができずに亡くなられたというのがありました。

 

口唇口蓋裂は、先天性の奇形で、上の唇がつながっておらず鼻まで裂けた形をした状態で、口蓋とは、口の中の上の部分、上顎の歯の内側の硬い天井部分です。この口蓋に裂け目ができると鼻と交通してしまいます。この状態を口蓋裂とよんでいます。

口唇口蓋裂は日本では500人に1人の割合で発生するといわれています。

最近の状況はわかりませんが、以前は歯科大学病院に多くの口唇口蓋裂の患者さん・お子さんが入院されていました。また、1980年代の半ばまで治療には、医療保険が効かずに、治療には多額の費用がかかりました。参議院議員のコロンビアトップさんに矯正歯科の関係者が働きかけてようやく保険が効くようになったということです。

 

それ以前は保険が効かず、将来を悲観したお子さんの母親が九州歯科大学病院の屋上(当時は地上4階建、現在は十数階建ですが)から飛び降り自殺をはかった方が数人おられたということで、主に経済的理由がメインで起きたのではないかというのが一般的に思われていたことでした。(歯科大学での講義の時の教授が言っておられた裏話からの情報です。)

私も、歯科大学での病院実習のときに、口腔外科の診療科で、担当の先生が執刀して行われていた口唇口蓋裂の手術を見学して、その手術プロセスを見たものをそのままレポートとして書いて提出した記憶があります。手術自体はそんなに難しいものではありませんが、執刀医の腕で審美性がかなり左右される手術でもあります。

もの心のついていない子どもには、大変な手術ではあります。

 

今回、この新聞記事の問題になったことは、親が子どもの口唇口蓋裂だという事実を受け入れることができずに、必要な手術を拒否したということです。この必要な手術を拒否すれば、子どもは、栄養物(母乳・人工乳)を吸う事ができずに亡くなってしまうということで、この記事では、医師が、親が頑なに拒否したため子どもの生命の危機を感じ、児童相談所に連絡して、親の親権を制限して強制的にでも手術を受けさせる方法を模索したというこでした。結果としては、児童相談所の方も親を説得できず、この問題は、病院・医師が解決して下さいということで、この問題を戻し返され、最終的には、このお子さんは亡くなられたということです。(病院、医師、歯科医師はこの種の問題に関しては専門ではないため困却してしまい、法律家を頼るしかないですので相談しながらしたのでしょうけれど。)

 

関係した医師は、強い問題意識を持っておられますが、それでもこの件は病院内では、大きく扱われず、何事もなかったかのように毎日の診療がその後も淡々とおこなわれ、無力感を感じておられるとの内容でした。

 

実際には、病院関係者も強い無念感を持っておられることだろうとおもいますが、最終的には、国会で、法律を通して解決するしかないのでしょうか。

法律の素人である歯科医師の私らがかんがえると、細かい法律よりも子どもの人権が優先されてもよさそうですが。

 

 

はみがきアプリ 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月26日

サンスターと富士通が提携して開発した歯磨きアプリ、今までにない、最新の技術を使った、歯科業界では斬新なものととなっています。

 

個々の歯の歯磨き時間やブラシが往復した回数を記録して、そのデータを歯科医院に送って、次回の歯科医院来院時に活用しようというものだそうです。全国で500件の歯科医院の参加を見込んでいるとのことです。

この最新アプリ、今日のNHKの放送で初めて知りました。歯磨きアプリがあることは以前から知っていましたが、今回は、歯科医院を巻き込んでの企画ということだそうです。

私の歯科医院には、時々サンスターからの商品案内のカタログがとどきますが、今のところ、その歯みがきアプリの商品案内のカタログが届いていません。NHKの最新情報で、まだ始動してなくて、サンスターのこの商品の歯科医院にたいする営業は、今から、始まるのでしょうか?

この、歯科医院も巻き込んだ歯みがきアプリ、我々の世代以下の歯科医師なら、たぶんだれでも興味がるとおもいます。この歯みがきアプリの詳細を、早く知りたいところですが、まずは、歯科材料屋にサンスターが商品の説明、プレゼンをして、それが終わってから各歯科医院へこの商品の紹介ということになるのでしょうか。

 

歯みがきをすると、今までの研究では、右利きの人は、右側の歯を磨く回数が、左側の歯を磨く回数より少なくなるという結果がでています。特に、右側の上の歯の内側の歯を磨く回数がすくなくなるという結果がでています。これは、古い研究で、歯科関係スタッフのあいだでは、常識となっていて、歯科医師や歯科衛生士は、その事を念頭に置いて特に気をつけてこの部分を磨いていますが、

 

歯科に関係のない一般の方は、特に歯科医院で歯みがきについての、話を聞いていなければ、磨きのこしのある部分が、あるとおもいます。

この最新歯みがきアプリにより、口の中の清潔度が上がるのかかどうか、どこかの、大学か研究機関で、細かな研究結果のデータが出たのかどうかわかりませんが、常識的にかんがえると、ある程度の改善が見込めるのではないかとおもいます。また、この、アプリを毎日使うことによって、意識的に磨きのこしがないようにしようとしますし、また、無意識的にも、歯みがきを丁寧に行なおうとしますので、口腔内の衛生状態が、改善して、歯周病やむし歯の原因菌の栄養源となるものが減り、また、プラークが減りむしば、歯周病の改善がかなり見込まれるのではないかと思っています。

 

 

歯周病・むし歯と非アルコール性脂肪肝炎(NASH) 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月23日

歯科領域における細菌が、糖尿病や動脈硬化に関係していることは、色んなところで述べられていますが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)も関係しているのでわないかという報告が色んなところでされています。

最近の歯科の大学における歯周病の原因菌、むし歯の原因菌自体の研究が進み、その次の関心は、それらの細菌の全身に及ぼす影響にいっているのと、直接患者さんにその研究結果の成果が影響を及ぼすことからきているのでしょうか。

 

以前は脂肪肝といえば、アルコールの飲みすぎでしょ、ということでかたずけられていましたが、最近では、研究がすすみ、脂肪肝は、アルコール性脂肪肝炎と、非アルコール性脂肪肝の2種類あり、

その非アルコール性脂肪肝には、単純性脂肪肝(SS)と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があります。

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は元々は、あまり注目されませんでしたが、20~30年ぐらい前にアメリカのアルコールを飲むはずのない修道院の修道女が脂肪肝から肝臓がんになったのをきっかけに急に注目をあつめるようになりました。

 

いかにして、そのNASHになるかのメカニズムはいまだに解明されていませんが、現在は、2段階攻撃説(two-hit theory説)と言うのが有力で多くの医療関係者に信じられています。

1段階目の攻撃(1st-hit)は、栄養の取りすぎでメタボ状態になり糖尿病や高脂血症になり、それに伴って単純性脂肪肝(SS)になります。

そうしているうちに2段階目の攻撃(2nd-hit)がおきます。これは、酸化ストレスや細胞内のミトコンドリアのある種のはたらきで、肝臓内に繊維化・炎症がおきてしまいます。この2nd-hitに歯科における歯周病の細菌であるジンジバリス菌(p gingivalis)が関与しているのではないかと考えられています。

 

横浜市立大学の消化器内科の中島教授のグループの研究によると、NASHの患者さんのジンジバリス菌の保有率は52%であって、普通の健康な人の3.9倍ありました。

そして肝臓が破壊される時に血液のなかに出される物質ALT,ASTの値が、歯周病の治療をすると低下するのを確認しました。また、マウスの実験で、栄養を多量に与えて太らせたマウスのからだのなかにジンジバリス菌をいれると3ヶ月後に肝臓が1.5倍に肥大化して肝炎が悪化しました。

 

大阪大学歯学部の歯科医師の研究グループも、ジンジバリス菌や、むし歯の原因菌であるストレプトコッカス、ミュータンス(ミュータンス菌)や色々な口腔内の細菌とNASHとの関係を解明する研究を行っていて、NASHと口腔内の細菌は深い関係性があるのを証明しています。

その他、様々な研究がされていて、結論としては、

 

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の予防・治療には、口のなかを清潔にたもつこが、重要であるということですので、歯科医師としても、来院される方々の口腔内がいい状態になるように努力していこうとおもいます

患者力(歯科編) 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月21日

NHKの朝の情報番組「あさイチ」で患者力というテーマで放送がありました。

内容は、今は、患者さんが治療を選ぶ時代になっているということで、例えば、膝が悪い時、医者が、手術をするか、リハビリで治すか患者さんに選んでもらうというのが、番組ででていました。

医療側は、患者さんの権利の問題と考えていますし、患者さん側は、うまくいかなかった時の責任回避の為だと感じている人が多くいたというのが印象てきでした。
歯科医院でも、患者さんに選んでもらうことがあるように思います。

例えば、歯周病の場合

治療の成果は、患者さんが歯に対して持っておられる価値観、歯周病に対する理解度に大きく左右されますので、その患者さんにあった価値観(歯科医院サイドによる説明などで、ある程度変化するようです。)、理解度(我々歯科スタッフには、丁寧な説明をして、理解していただけるように、最大限の努力をする義務があります。)の治療をする必要があります。

治療には、歯石の除去もありますし(患者さんのご理解がなければ、歯石の除去でさえも,すべての歯を削られたと勘違いされ大きな問題となっていたのを昔のテレビ番組でみたことがあります。)、歯周外科手術もありますし、中には、薬で治す歯周病治療を提唱されている歯科医師もいますし、色々な治療法があります。すべての患者さんに、画一的に、歯学的にもっともいい治療ができるわけではありません。患者さんの価値観が違えば、できないですし、理解していただけなければできないことがたくさんあります(例えば、ブラッシングの習慣がない方に歯周外科手術をすれば、よくなるどころか、悪化する可能性もあります。)。

また、我々、歯科医師や歯科衛生士は、歯磨きをする時、30分間ブラッシングをするというのは、普通のことですが、それを一般的な患者さんにのぞむのは、ムリがあります。

歯周病の方のなかには、歯は痛くなければ、それでいいと考えられておられる方もおられます。

色々な歯に対する価値観の方がおられます。

基本的には、歯周病は、口の中をきれいに、細菌の数を減らさないと治らないですので、どれだけきれいにいていただけるかによって、治療の方法、期間、などがかわってきます。

なので、歯科医師としては、患者さんが歯に対して、どんな考えを持っておられるか、知る必要がありますし、また、歯科医院サイドからの説明で、歯磨きの時間、方法などを変えていただけるか知る必要があります。

どんな患者さんにも、画一的におこなうことは、不可能ですし、もし、そうすれば一部の歯周病治療がうまくいった人と、大多数の歯周病治療がうまくいかなかった人のグループにわかれてしまいます。

患者さんには、ご自身の歯に対する思い、どう考えておられるか歯科医院サイドに、お話いただければ、治療を進めるにあたり歯科医院サイドの助けになりますし、最終的に患者さんが満足するかたちで治療を終えることができます。

 

 

 

 

 

MRIとインプラント 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月17日

以前程ではありませんが、歯科医院でインプラントの治療をしたらMRIの検査を受けられなくなるのではと患者さんに言われることがあります。
患者さんに、どうしてそう思っておられるのか聞くと、多くの場合は、通っておられる病院の医師や看護師から言われたというこです。

 

つい先日も、患者さんから尋ねられました。(今回は、医師や看護師から言われたかどうかは、患者さんには聞きませんでしたが。)
結論からいうと、何の問題もありません
7年ぐらい前に、事実ではない間違った情報で、歯が無く噛めなくて困っている人のインプラント治療を受ける権利を、奪うのは、大きな問題点なのではないかと、多分、関係している医師、歯科医師が思い、それがきっかけとなってか富山の医師会、歯科医師会が共同で、インプラントとMRIについての講演会が行われた事もありました。そこで、専門家の中の専門家による何の問題もないという説明が多くの医療関係者に説明されました。
インプラントとMRIに関して、問題になる可能性があった事は、金属類にMRIの磁気を当てると発熱する可能性があるということでした。
これについては、色々な実験・研究がされています。
結果としては、温度の上昇は微々たるものきわめて最悪な状況を想定しても、1℃以内で、全然問題となるものではなかったということです。この温度の上昇についてはインプラントだけで無くいくつかの歯科治療を想定した結果も研究されています。
すべての条件の設定で、温度の上昇は微々たるものでしたが(1℃以内)、その中で想定があまりされなかったけれども、温度が上昇して注目を集めたのはインプラントでなく神経をとったあとの土台の金属(歯科関係者の間で、メタルコアと呼ばれているものです)でした。
虫歯の治療をする時に、神経をとることがあります、その時に、削られた部分を金属の土台(歯科関係者はこれをメタルコアと呼びます)で作ることが、以前はほとんどでした。その金属(メタルコア)のさきの部分は、歯の根っこのふかくに入っていて、それによる歯の根っこの温度上昇が、実験したいくつかの条件の設定の中では大きかったです。(いずれにしても温度上昇が小さすぎて、比べること自体が難しいです。)
このメタルコアを入れておられる方は、日本では多くの方が入れておられて、インプラントを入れておられる人と比べると桁が幾つかちがう人数だというイメージを私はもっています。
しかしながら、すべての条件の設定で温度上昇が小さいため、問題にはならない状態であり、過去にもこれによる問題がおこったことがありません。

 

もう一つ問題になる可能性があるのが、MRIの画像に金属によるノイズが入る・検査で得られた画像に見れない部分(歯科関係者はアーチファクトと呼んでいます)ができる可能性があるということです。
これについても、研究されています。ほとんどの場合、脳梗塞などによりMRIの検査が必要になったときでも、知りたい脳の部分の画像にはアーチファクトはできないということですが、条件の設定を無茶苦茶厳しくするとアーチファクトが入る可能性があるということです。この場合、撮影の設定の条件を替えると解決できるとのことですし、今まで問題になったことはないそうです。
アーチファクトに関しては、チタンでできたインプラントよりも(チタンの金属はアーチファクトをつくりにくい)普通の歯科治療のブリッジの方が、金属の種類や大きさという観点から、アーチファクトを作りやすくなります。これに関しても、いままで問題になったことがないようですが。
結論としては、MRIの撮影をするにあたり歯科インプラントをいれていても、何の問題もないということです。

 

3DS 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年12月16日

堺正章校長の北日本テレビで放送される「世界一受けたい授業」の中で、歯肉炎、歯周病を防ぐ、歯と歯茎の間の溝、歯周ポケット内の細菌を完全に除去する最新の方法として3DSが取り上げられていました。

 

私も、もう10年以上前に、この方法は素晴らしいと思い、また、尊敬する母校九州歯科大学の私が大学生当時の先生が開発研究していた方法でもあったので、私自身も診療で3DSを行なっていたことがあります(使用薬剤は原法とは違うものをつかっていました)。

歯の表面の目で見えないうすい膜(その膜の中に、むし歯の原因菌や、歯周病の原因菌が存在します)を、ゴム製のチップなどで時間をかけて、こすりおとし、そして、あらかじめ歯の型をとって、それにトレーといわれるマウスピースをつくり、歯の表面のむし歯や歯周病の原因菌をふくんだ膜をこすり落とした後に、そのマウスピースに抗菌力がある薬剤を入れて、その薬剤いりのマウスピースを歯の表面にパッカとはめ込み

一定の時間、歯の表面にその薬剤を接触させ、ゴム製のチップで歯の表面の細菌をとったあと、ひょっとして残ってるかもしれない細菌を死滅させようという方法です。

 

かなりいい方法ではありますが、問題もあります。

その問題というのは、マウスピースのなかに入れるのは、ある程度の濃度がある、クロルヘキシジンという薬剤を使用しますが、この絶大な効果を発揮するクロルヘキジジンが問題だということです。

この3DSには、なくてはならない薬剤です。ほかの薬剤ではダメなのか?というと、クロルヘキシジンほどの効果が期待できないというのがあります。

 

では、クロルヘキジジンでいいじゃないかということになりますが、日本では 中々この、ある程度の濃度があるクロルヘキジジンを手に入れるのが難しいという問題にぶつかります。

ある程度の濃度を持ったクロルヘキジジンは、日本では販売されていないというか販売が禁止されています。

50歳代以上の医師や歯科医師が、昔よく使用していたクロルヘキジジンの液でヒビテンとうい手指や粘膜を消毒する薬剤も、使用禁止となっております。では、どうして使用禁止となっているかというと、割合的には低いですが、ショックなどの反応を起こす方がおられつからです。ショックを起こせば、最悪の結果になることもあり得ます。

その為、この種のクロルヘキジジンを手に入れるためには、歯科医師が個人の責任で、直接、外国から手にいれるしかないということです。

 

比較的最近、低濃度のクロルヘキジジンの使用で産婦人科領域で、患者さんがショックを起こしたという報告があるそうで、その影響かどうかはわかりませんが、歯科医院の窓口でよく販売されている消毒薬のコンクールという低濃度のクロルヘキジジンを含んだ商品もさらに濃度が下がったときいています。

 

3DSの原法では、ある程度のクロルヘキジジンをふくんだPlakOutという商品名の薬剤を使用しています。

このplak outという商品を海外から直接とりよせる必要があります。

そういうこともあって、やまもと歯科医院では、クロルヘキジジンのショックを起こす可能性なども考慮してこの1番効果があるplak outを使用した3DSを行なっていません。

ほかの日本の厚生労働省で認可された薬剤を使用することは、あり得ますが。