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2017年11月の記事リスト

サージカルトレーニング = キャダバートレーニング?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月28日

cadavorキャダバーとは「解剖用の人間の死体」という意味ですが、

 

最近、厚労省が、献体(死んだ後 からだを医学部、歯学部の人体解剖のためにボランティアで提供する)を使った医師、歯科医師の技術の向上を目的としたトレーニングニングを、大学で行えるように経済的に応援する、つまり、お金を出して、普及させるという方針を固めたそうです。

 

時々、話題になる医師による、腹腔鏡手術の失敗、それにともなう患者さんの死亡などがその理由でしょうか?

 

「サージカルトレーニング」というそうですが、たぶん、「キャダバートレーニング」と同じ意味でしょうか。

 

もう20年ぐらい前の話ですが、当時英語を習っていたアメリカ人から、英字新聞の記事のコピーをもらったことがありました。そこに書かれていたのは、

 

関西地方のインプラントを扱う会社が、歯科医師の為のインプラントの勉強、トレーニングのためアメリカから頭部の一部の人体を輸入して、そこに、インプラントを打ち込むインプラント埋入実習コースを開催しました。それが、色んなところに知れることとなり、検察から、死体損壊(罪状)で警告を受けたという内容でした。英語で書かれていたためそのニュアンスは定かではありませんが、それ以来、人間の人体の一部を使った実習は、日本では聞いたことがありません。

 

それでも、日本の歯科医師の中には、自分の歯科治療の技術を上げるため海外のキャダバートレーニングコースに参加する人もいます。

 

日本の歯科学の或る学会は、その学会の会員歯科医師が海外のキャダバートレーニングコースに参加したことがわかれば、その学会が与えた、専門医、指導医の肩書きを剥奪すると警告文を学会誌に載せた学会もありました。私は、海外に行われるキャダバートレーニングコースに参加する歯科医師を罰する方針は、江戸時代の日本の「腑分け(人体解剖)」と同じじゃないかと思っていましたが、

今回、厚労省が、大学機関での「サージカルトレーニング」を応援する方針を固めたということで、ようやく日本でも本格的に「腑分け」が行うことができ、患者さんのためになることだとうれしいおもいます。

 

医師、歯科医師が、今まで欧米や他のアジアの国で行われて医療技術の向上に、貢献してきた方法が日本でもおこなえるようになれば、腹腔鏡手術や他の高度な技術を要する医師、歯科医師による手術での、失敗による患者さんの死亡や後遺症、患者さんとその周りの家族の悲しみをへらすことができるのではないかと思います。

 

栄養士、歯医者の講演会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月27日

金沢で行われた歯科医師と栄養士のための、講演会に出席しました。

 

摂食嚥下には、多くの医療職の分野が関わっています。

食べる時の姿勢、座り方、テーブルの高さ、肘掛けの位置の問題もありますし、咀嚼する為の歯があるかかどうか、舌が正常に動くか、飲み込めるかどうか、服用している薬に摂食嚥下に悪い影響を与えている副作用をもつものがないか、など、色々で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師、栄養士、歯科医師、介護士、看護師、薬剤師など、様々な職種の仕事が関係します。

 

今回の講演会は、その中で、おもに、栄養、食品、歯科にスポットをあてた内容でした。

食べ物を食べるわけですから、食べ物、食品も重要な要素となります。食べ物を、摂食嚥下できるかには、食べ物食品の形、大きさ、粘性、テクスチャー、表面性状、均一性、凝集性など、その他にもいろんな要素があります。

その中で、どんな食べ物が、それぞれの摂食嚥下障害を持っている方に合っているか、摂食嚥下障害の方の、個人個人のその障害の段階で適切な食品を見つけて栄養をとっていただくことで、充実した生活を送っていただくお手伝いをすることについての内容の講演会です。

 

講師の先生は、日本では、摂食嚥下の分野において、もっとも優れた歯科医師と、ともに仕事をされている歯科衛生士、管理栄養士の先生方でした。

 

我々、歯科医師は大学教育では、栄養学を半年ぐらいしか習っていませんが、管理栄養士の方々は、専門的にもっとも時間をかけて、勉強しておられますので、医師、歯科医師、などが知らない細かな栄養にかんすることも知っておられますので、とても参考になることがおおいです。

 

摂食嚥下に関しては、いろんな摂食嚥下にかんする職種のプロが、意見を出し合って一つ一つ解決することが不可欠です。医師や歯科医師が大好きな職種間の縄張り争いをしている暇はありません。患者さんファーストで解決していく必要があります。

 

また、講演会の合間の休憩時間に今回の講演会に協力している食品会社のブースに、色々でな介護用の食品があり、試食させていただきました。その試食の感想は、とても美味しいということでした。

食品会社もいろんな努力を重ねて、美味しい食べ物を提供できる体制が整っているようです。

 

 

後期高齢者歯科検診まもなく終了  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月24日

後期高齢者歯科検診がまもなく終わります。

この後期高齢者の歯科検診の結果は、

 

最近の後期高齢者は、歯が口の中にたくさん残っており、30年ぐらい前に日本歯科医師会が、はじめた8020運動、80歳で20本の歯を残そうという運動は、大成功しました。

私が歯医者になった頃の30年ぐらい前は、80歳の残存歯数は、4本ぐらいで、ほとんどの後期高齢者の方は総入れ歯の状態でした。

現在は、80歳の高齢者の半分以上が、8020を達成された方で、日本歯科医師会が、想定していたより、数年早く達成されました。

 

歯の本数的には、不自由なく 食事ができるのですが、では、噛んで、咀嚼して、ゴックンと飲み込む機能面では、どうかという問題があります。

そういう観点から、

この80歳で20本の歯を残そうという形態的なものから、これからは、口腔の機能の維持、向上に歯科医師サイドの注目、は、移っています。

 

そういう経緯で、機能をみるため、その一つに今回の後期高齢者歯科検診の一つであるRSSTつまり、反復唾液嚥下テストです。これは、30秒の間に何回ゴックンとつばを飲み込めるかの検査です。歯がそろっていても飲み込めない場合も、あります。

その為の機能を見るテストです。

 

摂食嚥下障害があると、低栄養となり、全身に対する影響が大きくなり、命にも、関わる状態になったり、また、口の中の唾液や食べ物についた細菌が食道、胃に入らず、肺の方向に行ってしまい、誤嚥性肺炎をおこすという危険な可能性があります。

従って、その危険があるかどうか、の判断する上で、最初の一歩となる検査が、この反復唾液嚥下テスト(RSST)です。

 

結果は、

歯科訪問診療をおこなうと、多くの方が摂食嚥下障害をもっとおられますが(訪問診療を受けておられる方ですので、自分で歯科医院に行くことができないぐらい状態が悪い方ですから、摂取嚥下障害を持っておられても不思議ではないですが)

では、歯科医院に通院可能な、高齢者はどうかとういう疑問にたいしては、今回の後期高齢者歯科健診で明らかになりました。

 

結論として、歯科医院に通院可能な高齢者のかたでも、かなり高頻度で、摂食嚥下障害の可能性があるいう結果でありました。

ただ、程度としては、重症ではなく、軽度ですので、これから毎日、訓練、トレーニングで摂取嚥下機能の維持、向上が可能ですので、この訓練トレーニングを継続していって欲しいです。

歯医者と血圧サージ 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月23日

(一見、歯科とは、無関係ですが、)最近よく話題にのぼる血圧サージ。

自治医大の先生がこの血圧サージの話題の時によくテレビに登場して、血圧サージについて語っておられます。

 

血圧サージとは、短時間の間に血圧が上がる状態で、朝、起きただけでもあがり、コーヒーを飲んで上がり、タバコを吸って上がり、深酒で上がり、通勤であがり、朝のゴミ出しをしてあがったりします。また、月曜日だというだけで上がったりもするそうです。

日頃、血圧が高くない人(正常だと健康診断で言われた人)でも、血圧サージが起こり、いくつかの血圧サージを起こす事柄が重なると、血圧がかなり高くなり、危険な状態(脳梗塞など)になる時もあるということです。

朝起きて1~2時間後の血圧と夜寝る前の血圧が50以上差がある方は、注意が必要だということです。

 

この血圧サージ、患者さんが、歯科医院に行っただけでおこるのではないかと私は思っております。また、特に、抜歯などの外科処置をする予定の患者さんは更に、緊張、ストレスで強い血圧サージが起こっています。

歯科医院では、抜歯や、外科処置を行う時に血圧や、脈拍、酸素飽和濃度SpO2などをはかりながらすることもありますが、

多くの患者さんは、無意識的に歯科医院の治療のイスに座ると血圧が上がってしまいます。(待合室に入ったときもあがっているとおもいますが。)

 

さらに外科的な処置を行うということは、局所麻酔が必要で、歯科医院での局所麻酔の成分には、エピネフリンと言われる物質が普通含まれており、これは、血管を収縮させる作用があります。血管を収縮させるということは、血圧が上がるということで、さらに血圧が上がってしまいます。

 

このように、日常生活や歯科医院への来院による血圧サージや、局所麻酔薬による血圧の上昇が、全身の状態に大きな問題となる方は、 どう解決すればいいか?

 

歯科の治療イスの上で、血圧をはかり高ければ、歯科治療を延期するというのも解決法です。

また、次回も血圧が高くて結局、歯科治療が受けれないという可能性もあります。そしてその間、痛いのをずっと我慢してもらうといのも、辛いことです。そして、その痛いのを我慢すること自体が血圧サージの原因となります。

 

このような場合、笑気吸入鎮静法という方法もあります。笑気には、弱い鎮静・睡眠作用と鎮痛作用があります。また、呼吸器や循環器にもほとんど影響を与えず、肝臓にも負担をかけません。従って安全性は抜群の方法です。

笑気吸入鎮静法は、30%の笑気ガスと、70%の酸素を吸っていただきながら歯科治療を行う方法です。

この笑気ガスの作用により、落ち着いて、ストレスを小さくして歯科治療を受けていただこうというものです。緊張ストレスが 小さくなれば、血圧サージも最小限に抑えることができます。

また、笑気ガスは、吸入をやめるとすぐに、元に戻ってしまうので、それがこの笑気ガスのいいところでもあります。

 

この笑気吸入鎮静法は、歯科独特な方法かと思っていましたが、以前、たしか週刊誌だったか、美容外科の広告みたいなものの中にその美容外科のクリニックの写真が載っており、その写真の中に、小さいですが、注意して見ると笑気吸入鎮静の装置が、載ってましたのでどうも歯科だけではないらしいです。

 

笑気吸入鎮静法は、歯科治療時の緊張ストレスを和らげ、安全に歯科治療を行うためには、すごい有効な方法です。

 

 

 

最近の歯科大学事情 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月21日

文部科学省発表 歯学科大学別国家試験の合格率、6年で留年せずに歯科医師国家試験に合格できた率

 

日本の国内にある大学の歯学部歯学科は、29校です。

国立11校、公立1校、私立17校です。

 

その29校の大学別の、平成29年度の国家試験の合格率と修業年数6年間

(歯学科の修業年限は6年です。私の高校時代の同級生で、医学部を卒業している人が、歯学部の修業年限が6年だというのを知らなかった人がいたので、医療関係者以外の方には、もっと多くの人が歯学部の修業年限が戦後の新制大学に移行以来6年だということが知られてないと思いますので)

に何人留年したかなどの、細かいデータが最近文部科学省から発表されました。

国家試験の合格率は、半年前からわかってますが、入学してから卒業まで、その6年の間に留年せずに順調に6年で卒業でき国家試験に合格したひとの割合の発表には、時間がかかります。

 

また、私を含め、子どもが歯学部に通っている親にとって、とても興味があり心配になる事柄でもあります。

まず、最初に見るのは子どもが通っている大学の留年せず6年間の最短で国家試験に合格できた割合、そして、次に自分が卒業した大学の6年の最短で国家試験に合格できた割合です。

 

全体的な結果としては、

6年間で卒業して国家試験に合格出来た人の割合はすべての歯学科29校の平均は50.7%,国立大学は69.4%,公立は73.7%私立は42.5%でした。

今年のトップは岡山大学の79.2%だということです。このトップの大学は、毎年かわっているようです。

私立では、例年の定位置であったトップの順位がかわっており、トップが昭和大学で66.3%だったということです。

 

私が大学を卒業した30年ぐらい前は、大多数の歯学部の学生は、留年せず6年間で国家試験に合格しましたが、最近では、歯学部の学生の半数が留年または、国家試験浪人をして歯科医師国家試験試験に合格するということで、子どもを歯学部に通わせる親としては、心配でなりませんが、これも歯科医師過剰の世の中の流れでしょうがないことなんでしょうけど。

この結果の表を、ラインで、子どもに送り、勉強をちゃんとするように、ハッパをかけようとおもいます。

この、思いが、つうじるかどうか?

 

 

 

 

 

歯医者の鎮静法 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月19日

鎮静法には、いろいろな方法があります。薬剤や笑気ガスを使用して、リラックスした状態になり恐怖心や緊張を低下させ歯科治療を受けることができる方法です。

 

歯科治療に際して、恐怖感が強くて歯科治療がまるっきりできない、嘔吐反射が強くて歯科治療の器具、道具を口の中にいれることができない、全身状態が悪く歯科治療のストレスで更に血圧、脈拍が上がりリスクが高くなる、極度に難しい抜歯で長時間かかり、著しい侵襲が予想されるなどの理由で、静脈内鎮静法を行うことがあります。

 

私が知っているアメリカ人、イギリス人のほとんどが親知らずを抜く時は、全身麻酔を受けたと言っていましたが、静脈内鎮静法は、術中は、意識があるけれども、術中のことを忘れている方が、大勢おられるので、全身麻酔では無く静脈内鎮静法(sedation)をうけていたのではないかと思っています。

 

最近では、ドルミカムという薬剤を歯科で行なう静脈内鎮静法で使用しています。

やまもと歯科医院では、インプラント埋入の際に、患者さんが希望された場合にこの、ドルミカムによる鎮静を行なっています。

 

私が臨床実習で大学病院にいたころは、セルシンとう薬剤を使用していました。

30年前の当時、大学の一部の先生が、もう少し簡便に使用できる方法をを模索していたようでした。

当時我々大学生の実習で、鎮静法の実習があり、学生の何人かに、フルニトラゼパムの舌下投与(フルニトラゼパムという液体状の薬剤をスポイドでとって、それを舌の下に1滴落として、鎮静させるという画期的な?方法)してその状態を観察しようというものでした。病院の外来の部屋でおこなわれました。

 

フルニトラゼパムを舌下投与された学生は、短時間でおとなしくなり、意識がモウロウとなり、質問に関しては、答えることができるので、プライベートな本人が内緒にしたいことに関する質問をしたりする学生もいたりしました。

鎮静の深さのレベルとしては、通常、患者さんに使用しているセルシンの静脈内鎮静法よりも深いというのがおおくの学生の印象であったとおもいます。

違う班の学生が、この実習をした時は、舌根沈下した学生がいたそうで、指導していた大学の先生の歯科医師が、「患者さんにはつかえないな」とつぶやいておられたとその班の学生(私の友人)が私ら学生間の会話時に言ってました。

 

ということで、我々、かつての歯科の学生も鎮静法の進歩に少し、自分らのカラダを使って貢献しています。

 

 

白い詰め物がはずれるのは遺伝のせい?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月17日

むし歯などの歯科治療の時に、最も頻繁に行われる治療はといえば、むし歯の感染した部分を削って、その空間に白い詰め物をすることです。

そして、その白い詰め物が、外れないように多くの研究者、歯科医師などが、努力をしてきました。

その研究のおかげで、私が初めて白い詰め物のことを歯科大学でならった30年前と比べると、接着力は随分強くなり、外れにくくなりました。

この白い詰め物を歯科医師、歯科関係者はCR(シーアール)と呼んでいます。CRはcomposite resinコンポジット レジンの略です。

 

CRがハズレないためには、歯科医師は、CRの接着のしくみを、理解する必要があります。

細かいところでは、歯を削るドリルには、滅菌したりする時、多くのオイルが付着します。そしてそのドリルを使用して、歯を削っっている最中に、どれだけオイルを前もって取り除く操作をしたとしても、必ず、微量のオイルが残ってしまいますので、オイルが歯の表面、接着させようとする表面に付着してしまい、CRが歯に接着しようとする時に邪魔をして、接着力を弱くさせてしまいます。(この、歯の切削器具ドリルから出るオイルを霧状のオイルということで、歯科ではオイルミストと呼んでいます。)このオイルミストの処理方法を知らないと接着力は落ちてしまいます。

 

こういう歯科医師サイドの接着力に関する注意が、すべてだというのが多くの歯科医師の常識でしたが、CRがハズレる原因には、それ以外の要素も大きく関わっているということがアメリカのピッツバーグ大学の歯科医学部と ブラジルの大学の研究で発表されました。

 

研究結果によると喫煙とアルコールとの関係に相関があったということで、喫煙とアルコールが好きな人はCRがハズレやすかったということです。

さらに、歯の中の酵素MMP2と相関があったということです。MMP2がCRのハズレやすさに影響してMMP2が接着力の邪魔をするということで、さらなる研究が必要とのことです。つまり、MMP2の量は遺伝で決まるので、CRが外れやすさは遺伝が影響するということです。

CRのハズレる原因は、意外なところにもあるということでしょうか。

 

 

環境ホルモンと歯磨き粉 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月15日

 

以前、日本で販売されている歯磨き粉、歯磨剤、デンタルリンスの中に環境ホルモン作用があると言われているトリクロサンが使用されている製品があるという話題を書きましたが、そのトリクロサンに関する研究について、新たな事実が発表されました。
トリクロサンは、アメリカの米国食品医薬品局(FDA)により、最近このトリクロサンを含む石鹸などの販売禁止となっていて、EUでは、FDAの決定の1年前から禁止しています。

 

日本の歯科業界では、少なくとも診療所の歯医者レベルでは、このトリクロサンについて話題になったことがありません。

日本の歯科大学で、今現在一生懸命裏付け研究の最中かもしれませんが、私の知る限りでは、日本では販売禁止について、どういう方向にむかうかは不明です。

 
アメリカのマサチューセッツ大学の研究者によると、歯ブラシでも手で持つ部分の先にラバー ・ゴムのような突起物が付いた歯ブラシが特にトリクロサンが付着しやすいということです。

また、トリクロサンが含まれた、歯磨き粉・歯磨剤を使用して歯ブラシで歯を磨いた後、そのトリクロサン入り歯磨き粉の使用を止めた後でも、一度トリクロサン入り歯磨剤を付けた歯ブラシには、しばらくトリクロサンが付着しており、それがとれるまでに、トリクロサン使用停止から2週間かかったということです。つまり、2週間は歯磨き粉を変えたあとも、トリクロサンが、歯ブラシの表面に付着していて、それが歯ブラシの使用で、カラダの中に入っていくということです。

 
もう10年ぐらい以上前(もう20年近く経っているかも)に、歯科業界では、マスコミの指摘で、一部の歯につめる白い詰め物コンポジットレジン、シーラント材に環境ホルモン作用があるものがあるということで、大きな話題となりました、そして、その結果としてその環境ホルモン作用があるのではないかというコンポジットレジン、シーラント材は無くなったと聞いています。

 

今回のこのトリクロサンにつては、また、歯科業界で大きな話題になるかどうか、スーパーなどでよくみられるわりあい有名な歯磨き粉、デンタルリンスも含まれていますので、もし、大きな話題となれば、その影響は、前回のコンポジットレジン、シーラント材以上のものとなりそうです。

 

咀嚼の効率 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月09日

補綴科(ほてつか)とは、歯科大学、歯学部において、部分入れ歯、総義歯、ブリッジ、歯の被せ物について研究する科です。補綴学は、歯学部、歯科大学にだけしかない分野です。

 

生理学  生物の作用、機能を研究する学問です。歯学部、医学部、薬学部などのの生物系の学部の学生が必ず勉強しなければならない分野です。
補綴学、生理学の先生が、咀嚼機能、効率を知る上で、よく行っていた方法に、ピーナッツを口の中に入れて噛んでもらい、それを吐き出して、どれだけ粉砕できたか、その量、と粉砕された粒の大きさをメッシュを通して、取り出しその咀嚼効率を判断しようとするものです。歯科では、よく行われていた方法で、今でも、おこなわれているかもしれません。歯科大学に入学したての学生は、何かこの方法に違和感を感じながら、歯科の教育の中で、そんなもんなのかと当たり前のように受け止めるようになります。

 

摂食嚥下の分野の研究が進み、また、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査も普及する中、このピーナッツなどのを使った咀嚼効率を知る方法が、明らかに意味がないものだったかということが判明しました。

 

この意味のない咀嚼効率の検査に歯学部、歯科大学の学生、研究者が、どれだけの時間と費用を無駄にしたことかをかんがえると、もったいない気がします。
なぜ、この方法による咀嚼効率の検査がいみがないか。

最近、嚥下を語る上で、プロセスモデルという考えが支持されています。

 

以前は、嚥下の5期とうい考えだけが正しいとされていましたが、食べものを口の中に入れて、食べ物をくだいて、それは、口の中だけで行われて、その次、喉に送り込まれて嚥下すると考えられてましたが、水を飲み込む時は、これは当てはまりますが、固形物を食べる時は、噛み砕くのと同時に噛み砕いた小さい粒が、喉(喉頭蓋谷)にたまっていて、よく噛み砕いたものは、もう口の中にないことは、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査であきらかになっています。なので口の中のものを吐き出して大きさを量をはかっても無意味だというのが明らかになっています。

咀嚼効率を知るには、この方法ではなく、嚥下内視鏡などを使った評価が必要になる時代となってきています。

 

 

 

 

 

 

 

ケーシー 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月03日

最近の医科での用語は、歯科とは、ちょっと違うのか、それとも私が単に、世代間ギャップで、知らなかっただけなのかかは、わかりませんが、私の、関東の大病院で、医療スタッフとして働く娘が、ケーシーと呼ぶものが何だかわかりませんでした。もう一人の医療系の学校に通っている娘もケーシーと呼んでいました。

ケーシーと呼ばれているものは、よく聞くと白衣、医療職の人のユニフォームということがわかりました。

我々の世代以上の歯科医師にとっては、白衣と呼ぶか(少し色がついていても白衣と呼んでいます)、形によっては、スクラブとしか呼ばないですが。(スクラブは、大学時代に手術室できていたもので、学生実習の時に学生も、手術室に入る時に 、着るもので、私の出身大学では、口腔外科の歯科医師、学生は、緑色、歯科麻酔科はうすい青色(空色)のものでした。英語でもscrubスクラブと呼んでいます。)

ケーシーは、語源は、ベン・ケーシーからきているということです。ベン・ケーシーとは、1960年代のアメリカのテレビドラマで、脳外科医でした。今で言うならERみたいなもんでしょうか。

私も1990年代にNHKの衛星放送で、よく見ました。単に英語の勉強のためにだけみていたのですけれど。

私のベンケーシーのイメージは、ベン・ケーシーは、無能な同僚医師を発見して、如何にそのひとが無能な医師で、如何に排除するかに苦心していた医師だということです。

そのハンサムなベン・ケーシーが着ていたタイプの白衣をケーシーと言うそうです。(白衣、ケーシーを売っている業者のホームページによると)

ベン・ケーシーは、日本人にとっては馴染みの深い名前で、ケーシー高峰さんが、以前この芸名は、ベン・ケーシーからとったとテレビのインタビュー番組で言ってました。

 
鵞口瘡は、低年齢の子どもの口の中にできる白いボツボツです。私の子どもが、5歳ぐらいにの時になりました。この治療薬に紫色の色素でよく効くものがあります、私が歯科大学生当時の歯科、口腔外科では、これをゲンチアナ紫とよんでいましたが、医科、小児科では、同じような物質でピオクタニンブルーと呼んでいました。

(私は、現在、歯科口腔外科手術で、このピオクタニンブルーを切開線を描くのによくつかいます。)

 

医科と歯科、使う用語に、微妙に違うところがあるのでしょうか?