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2017年08月の記事リスト

歯周病がアルツハイマー型認知症の原因に? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月27日

最近、九州大学歯学部の歯科医師による素晴らしい研究結果が発表されました。

 

その内容は、歯周病とアルツハイマー型認知症の関連が、言われる中、なぜ歯周病がアルツハイマー型認知症の原因になるかについての、理由の解明に、かなり近づいたということです。

 

歯周病は、基本的には細菌感染(生活習慣病という側面もありますが)です。

歯周病ジンジバリス菌による感染です。

ジンジバリス菌は酸素を嫌う少し細長い細菌で、歯と歯茎の間の溝、つまり歯周ポケットに多く存在します。

その細菌の表面の細胞壁の構成成分の一つは、リポポリサッカライドLPSでできています。

このジンジバリス菌が免疫反応により破壊されると周りの血中にLPSが放出されます。

このLPS、我々世代の歯科医師が、大学生時代に毎日、毎日 聞いた単語で多くの歯科医師はもう聞くのも嫌な単語かもしれません。

 

この九州大学の歯学部のグループによりこの研究に先立って、アルツハイマー型認知症の脳内に歯周病の原因菌のジンジバリス菌LPSが発見されていました。

それで、実験でマウス(ねずみ)に慢性的にLPSを与えると、アミロイドβが蓄積され、認知機能が低下したことが確認されました。

そして、その時にカテプシンBとよばれる酵素が増加していたのを発見したということです。

 

それで今度はカテプシンBを欠損させた、つまり、カテプシンBをもたないマウスを用意して、このマウスにLPSを慢性的に与えると、認知機能の低下はなく、なんの変化もなかったということです。

この結果により脳内の酵素のカテプシンBがアルツハイマー型認知症をおこす脳内酵素だというのをつきとめたということで、画期的な発見へとつながったということです。

 

この脳内のカテプシンBを阻害する薬を発見できれば、歯周病に関連したアルツハイマー型認知症を防ぐことが出来るということになります。

 

このカテプシンBを抑える薬については、今のところなんの目途もたってなく、これからの研究に期待するしかないようで、何年もかかる研究のようにおもわれます。

そして当面そのくすりが開発されるまでは、LPSをつくらないように、歯周病にならないように予防、治療するしかないというのが、結論と言うことです。

 

鎮痛薬 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月26日

日本では、歯が痛くなった時の鎮痛剤としては、大人には、普通ボルタレンかロキソニンが処方されます。

歯や、歯茎、顎骨、などの炎症が強ければ、これらの薬がなかなかきかないこともあります。

歯の痛みに関しては、歯の神経を取れば、ほとんどの場合、痛みはなくなりますが、歯茎、顎骨の急性炎症の拡大期には、基本的には、抗生物質で細菌感染をおさえながら、その抗生物質が効くのを待たなければなりません。

その間の痛みは、鎮痛剤で抑えるということになりますが、時にはボルタレン、ロキソニンでも痛みが簡単にひかない場合もあります。

ただ、日本では通常、歯科領域の内服薬としては、これ以上の鎮痛薬はありません。

 

最近聞いて、すごく驚いた話ですが、そして日本の歯科医師のすべてが、ぶっ飛びで、ひいてしまうことですが、アメリカでは歯科治療でだされる薬には、オキシコドンも出されることがあるということです。確かに効くと言えば、効きそうですが

オピオイドの一種であるオキシコドンは麻薬であるアヘン(opium 、オピアム)由来の薬です。医師の管理下で使用されれば、安全に使うことができる薬ですが、取り扱いが難しいくすりでもあります。

 

オキシコドンと言えば、トヨタ自動車のアメリカ人役員のジェリー・ハンプさんです。ネックレスと申告された箱のなかにオキシコドンを隠して日本でそれを受取ろうとした新任の女性常務です。

ハンプさんが主張するところによると、膝の痛みのためこのオキシコドンをアメリカから父親に送ってもらったということですが、隠していたということは、日本では違法であるという認識はあったようです。

 

オキシコドンは日本では医師の管理のもと、安全に使用されていますが、かなり厳格に管理、処方されている薬です。都道府県への登録が必要な薬です。日本での使用目的は、緩和ケアです。歯科治療で使用されることは、あり得ません。

 

アメリカでは、オキシコドンは歯痛、膝痛を含め、歯科など色々な痛みに対して、普通に処方される薬ということで、ボルタレンなどの種類の薬と、同様に、普通の薬局にもあり、医師、歯科医師の処方箋があれば 簡単に手に入れることができるそうです。

この種の鎮痛剤は世界の消費量の中で、アメリカでの消費量は8割を占めるということで、世界の消費量のほとんどは、アメリカであるという事実があります。

不正にオキシコドンを処方する医療機関もあるようです。そういうこともあってかアメリカでは、オキシコドンなどによる医療麻薬による中毒者もいるということです。

数日前に話をしたアメリカ人によると、最近のアメリカでは、一昔前と違い、ヘロインによる麻薬中毒者が多いそうです。ヘロインもアヘン系列の麻薬ですので、医療用麻薬の普及となにか関係があるのでしょうか?

 

歯痛や膝痛などにも、簡単にオピオイドがだせるアメリカ社会(違法麻薬も身近にある社会)、と日本のようにオピオイドには、慎重に対処する国もあり、国民性、文化の違いで、使用する鎮痛剤も違ってきます。

 

後期高齢者歯科健診 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月23日

75歳の後期高齢者を対象にした歯科健診が富山県内で、9月1日からはじまります。

 

この歯科健診の特徴は、反復唾液嚥下テスト、RSST(repetitive salaiva swallowing test)です。

 

歯科医院内で、この検査を受けられた方は、この年齢以外の方では、皆無だとおもわれます。

多くの場合、歯科医師が歯科診療所からでて、訪問歯科診療、訪問先の病院、グループホーム、サ高住 施設などで行われています。

 

何を目的に行うかと言うと、その目的は摂食嚥下障害の可能性があるかどうかの判定におこなわれます。

嚥下障害があると、食べ物、唾液、それに含まれる細菌が気管、肺に入り誤嚥性肺炎をおこす可能性があります。

肺炎は日本人の死因の3位です、そして、高齢者のおおくがこの誤嚥性肺炎で亡くなられているという事実があります。

 

では、具体的に、実際にどうするかと言うと、RSSTは、30秒間の間に、つばをのみこんでもらい、何回できるかというテストです。

この際、しっかりとつばをもみこんでいただきます。そのしっかりと唾をのみこんだかどうか判断するため、歯科医師が健診を受けてる方の喉に指をあて、喉ぼとけがしっかり確実に上にあがるかどうかたしかめます。

 

その結果の判断基準は、2回以下であると、嚥下障害の可能性があると判定されます。

これは、嚥下障害があるかないか知るための最初の一歩です。今回の後期高齢者の歯科健診はここまでですが、嚥下障害の疑いありと判断された場合、このあと、改定みずのみテスト、フードテスト、そして、頚部聴診を行う場合もあります。

 

上記の検査でもわからない場合は、精密検査としては、(VF)嚥下造影検査、(VE)嚥下内視鏡検査とよばれるものがあり、こちらを行う必要性が生じる場合もあります。

(VE)嚥下内視鏡は、元々は、ずいぶん前に、大阪大学の歯学部、口腔外科で開発されたものであるということです。

ここ最近では、歯科口腔外科だけでなく、摂食嚥下に関わる歯科医師だけでなく、内科、耳鼻科などの医師など医療分野の多くの方が使うようになっています。

 

今回、行われる、後期高齢者の歯科健診は従来の歯科健診と、プラス、誤嚥性肺炎をふせぐための摂食嚥下機能も検査するものですので、該当者の方は歯科健診を受診ください。また、家族に受診該当者の方がおられましたら、受診されるようお勧めください。

 

 

インプラント 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月22日

8月20日の日曜日に、富山県口腔インプラント研究会の講演会がおこなわれました。

 

講師の歯科医師は山口県防府市で開業されておられる歯科医師で、日本で最大のインプラントの製造メーカーである京セラ製のインプラントのインストラクターをされてる方でした。

 

講演の冒頭は山口県の紹介でした。私も2年間山口県内で歯科医師として仕事をしていたことがあるので、とても懐かしく感じられました。

 

私が歯科医師として働いていたのは、30年前で当時の山口県の郡部には、歯科医院があまりなく、私が勤務していた歯科医院では、ほぼ初めて 歯科医院に通うかたが多くおられました。

以前は、時々、歯科医院に行って、歯を抜いたりという方はおおくおられましたが、歯科治療の完了までしばらく通うということは、存在する歯科医院までの距離から不可能な状況でした。

 

そんな山口県で最新の歯科治療、インプラント治療をされているということで、山口県の歯科環境もかなりの変化をしているようです。

 

 

京セラ製のインプラントは、日本で使用されてるインプラントの種類で、一番多いと以前きいたことがあります(現在はどうかは、わかりませんが)。また性能的にも素晴らしいインプラントということが証明されています。

そのインプラントを用いた、多くの症例、などの説明があり、とても素晴らしい講演会となりました。

 

 

 

埋入するインプラントの種類は、世界にはたくさんあります。

 

数年前、スウェーデンで、どのメーカーのインプラントのが 抜けずに 長く持っているかの調査がされたことがありました。

 

スウェーデンでは、主に3種類の歯科インプラントが使用されているらしく(京セラ製のインプラントは、スウェーデンでは使用されておらず調査の対象外であったと思います)、メインはそれに関する調査の様でした。

 

スウェーデンでは埋入された歯科インプラントの記録が、公の機関がもっているらしく、それにより比較的簡単に調査ができたということです。

 

この結果は日本ではあまり、大きく公表はされませんでしたが、ここの調査結果で 一番成績がよかったと結論づけられたインプラント会社の営業マンが得意げにこの結果を私におしえてくれました。私の実感としてもこれは本当だとおもいます。

 

世界では、商業的にとても販売が上手な歯科インプラント会社も存在し、私の歯科医院にも、時々問い合わせがあり、OOO社のインプラントでの治療はおこなってますか?インターネットで調べると、そのインプラントが一番性能がいいと載っていたので、という質問をうけたりもしますが、残ながらそのインプラントは、そのスウェーデンでの調査での結果で優秀とされた会社のインプラントではありません。

 

結論

歯科インプラントは、、メインはチタンでできてますが、たくさんの種類があり、どれも同じということはありません。患者さんの口の中、状態にあったインプラントを入れる必要があります。

すべてのインプラント治療を1種類のインプラントですることは、最善の治療をするという観点からは、不可能です。

 

 

 

 

 

歯科医院での院内感染防止 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月20日

8月20日の読売新聞の記事のなかに、「歯科院内感染、進まぬ対策」というのがありました。

 

内容は歯科医院で、歯を削る器械のハンドピースと呼ばれるものが、患者さんごとにしかっり滅菌されている歯科医院が半分しかないというものです。

残りの半分は、アルコールで拭くだけとか、血が付いた場合だけ、滅菌するとか、その他のことでした。

 

また、これと同時に調査によると、治療時に歯科医師、歯科衛生士が使用するゴム手袋も、多くの歯科医院で使い捨てでなく、洗って再利用されているのがわかりました。

 

3年前の調査では、患者さんごとにハンドピースを滅菌している歯科医院は、確か30パーセントぐらいだったと記憶しておりますが、それとくらでると、ここ3年でわずかに改善したようにおもいます。

 

そして、この記事では、その原因と解決法を提言していました。

 

私が尊敬する九州歯科大学の先輩である歯科医師は20年ぐらい前に、いっておられた言葉は、「ハンドピースなどの滅菌は、それをすることによって、費用をもらえるわけではなく、ちゃんと滅菌しても、しなくても診療に対する報酬はかわらないけれど、これは患者さんを守るために絶対必要で、導入にも何百万円もかかるし、高温、高圧で滅菌するとハンドピースはすぐ故障し、また滅菌のためのスタッフも必要になり毎月 莫大な費用もかかるけれど、大切なことです。経済的に報われることがない滅菌は言わば、自分との闘いです」といっておられたのが印象的です。(現在は滅菌に対する評価で、ゼロと言いうことはなくなっています。)

 

私もこの先輩歯科医師の考えに同感で、古くからハンドピースの滅菌、ゴム手袋の患者さんごとの使い捨てをしてますが、このことが、数年前に読売新聞に取り上げられて、当時は 今さら感 がありましたが、今回は 読売新聞が、その解決策 まで提言されたことについて、高く評価し、感謝しています。

 

全国で100パーセントの歯科医院で、患者さんごとの滅菌ができるようになるまで、まだまだかもしれませんが、歯科医師側の意識改革も必要なのは確かなことですので、歯科業界ぐるみの、努力が必要となりそうです。

星状神経節ブロック 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月19日

先日、歯科健診に行ったとき、ある日突然、朝おきたら、顔が傾いて、顔面神経麻痺になって、入れ歯がいれれなくなったという方がおられました。

そのため、病院に行って、首に注射をして、やっとなおり入れ歯もいれられるように、なったそうです。

よく聞くと、星状神経節ブロックの治療をうけたようです。

 

星状神経節は第7頸椎の近くにある神経節で、ここに麻酔液の注射をするとポカポカして血行がよくなり、色々な不快症状、や病気がなおります。

 

私が歯科大学病院で臨床実習をしていた時、歯科麻酔科で、毎日、この星状神経節ブロックを担当の指導教官が患者さんにしておられるのを、見せてもらい素晴らしい治療法だなとおもい見学させてもらっていました。

 

私の指導教官は当時は、歯科麻酔科の講師の先生でしたが、今は、東京の歯科の大学のペインクリニック科で教授をされてるそうで、最初聞いた時には、おどろいてしまいました。(私の母校、九州歯科大学で勤務する歯科医師の多くは、母校で出世して、教授を目指す人が多く、長年勤務したところを離れて、昇進しようとする歯科医師は、当時は少数派だったため)

 

1980年代に歯科病院に、星状神経節ブロックをふくめ、最初にペインクリニックの概念を取り入れた歯科医師の一人なので、すごい、実績があると言えば、あります。

 

最近では、色々な歯科大学で、ペインクリニック科やそれに類した科が存在し、どこの歯科大学病院でも、星状神経節ブロックが普通に行われるようになっています。

 

星状神経節ブロックがうまくいっているかどうかは、ホルネル兆候といわれる、状態が確認できれば、その星状神経節ブロックが うまくなされたかどうか、確認することができます。

 

ホルネル兆候とは、まぶたが下がり、瞳孔が小さくなり、目が充血して、顔の半分が赤みがかっるという状態となることです。これは、暫くの時間つづきますが、星状神経節ブロックの治療が終わって、家へ帰るころには、完全に治っています。

 

またこの星状神経節ブロックの安全性は医科、歯科のペインクリニックの専門の医師が行えば、問題がおこることは、まずありません。

 

 

 

酸しょく症 むし歯 オレンジジュース グレープジュース 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月18日

果物によってつくられるジュースは、PH(ぺーハー)的には酸性です。

 

酸性ということは、歯にも 大きな影響を与えます。

 

歯科的には、歯、エナメル質(60歳以上の方には、ほうろう質という言葉のほうがなじみ深いかもしれません)はPHが5.5以下になると、影響を受け 溶け始めます。

 

私は大学1年生のとき、歯科大学の学生でありながら、毎日多量のオレンジジュースをのんでいました。

(福岡県では、福岡県の農協の子会社がつくっている、 ふくれんオレンジジュースがおいしくのめるため)、特に夏場、下宿先に、クーラーも扇風機もなかったため、そして蚊が入るのを避けるため、まどを閉めてましたので、真夜中に 熱くて目が覚め、のどがかわき、そのため、 オレンジジュースを飲んで、また寝るという生活を送っていました(今かんがえると、よく熱中症にならなかったなぁとおもいますが。)。

 

こういう生活をおくると、上あごの前歯のねもとの、数本の歯の表面がとけてきました。当時は歯科大学の1年生のため、歯科の専門科目はまだ、習っていなかったため、果物は、チョコレートと違って、砂糖もはいっていないので、大丈夫だろうという素人考えで、気がついてみると、歯の表面に少しくぼみができてしまいました。

 

 

 

ブラジルのサンタカリーナ連邦大学の歯科医師の研究でオレンジジュース、グレープジュースなどの、くだものジュースがエナメル質にあたえる影響についてあらたな発見がありました。

 

グレープジュース、オレンジジュースはかなり酸性度がつよく、なかなか中性にすることができないとの結果がでました。

 

粉で溶かすグレープジュースが一番PHペーハーが低く、100%グレープジュースが一番滴定酸度が高かったとうい結果が出ました。コーラと同じくらいだったということです。

 

グレープジュースほどではないですが、オレンジジュースもかなり酸性度が強く、点滴酸度が高いという結果がでて、簡単に エナメル質を溶かすという結果がでました。

 

私が歯科大生の時、真夜中に起きて 飲んでたのは、オレンジジュースで、グレープジュースではなくて、よかったなぁと、この結果をみて、つくづく思いました。(そんな、問題か っと 突っ込みを入れてください。)

 

 

 

 

 

唐辛子 サブスタンスPって何? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月17日

 

最近、参加する講演会でよくでる 単語にサブスタンスPというのがあります。

 

去年 高岡市歯科医師会が主催した講演会でも述べられ、最近開催された富山県保険医協会の歯科で主催された講演会でもでてきました。

 

サブスタンスPは100年近く前に発見された痛覚に関する物質ですが、私が大学生の時には、基礎医学系の授業にも 登場したことがない物質です。

 

最近、よく歯科界で話題になる理由は 喉、気管の神経から放出され、嚥下反射,咳をおこさせる物質でもあるからです。

 

このサブスタンスPは 脳の一部である黒質線条体といわれるところでつくられるドーパミンという物質の影響を受け、ドーパミンが減ればサブスタンスPも減り、ドーパミンが増えればサブスタンスPも増えることがわかってます。

 

パーキンソン病は、黒質線条体のドーパミンが減る病気ですので、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおこります。また、歯科医師 歯科衛生士による口腔ケアの時も 嚥下咳反射が低下してるので注意が必要です。

 

また、黒質線条体大脳基底核付近で、小さい、症状がない脳梗塞、無症候性脳梗塞がおきてもドーパミンが減り、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおきやすくなります。(水を大量にだす歯科治療でも、配慮が必要となります。)

高齢になると多くの方が無症候性脳梗塞がありますので、高齢だと目に見える原因がなくても摂食嚥下障害がおきやすくなるということです。その他喉頭が下がって来る等の理由もありますが。

 

統合失調症の抗精神病薬の多くは、ドーパミンを減らしますで、高齢でなくても、摂食嚥下に問題がおきることがあります。

 

では、サブスタンスPを増やすには、ということで、かなり効果があるのは、カプサイシンです。そしてカプサイシンをおおくふくむものと言えば トウガラシです。ただし、高齢者は呼吸器系、消化器系、歯科口腔系など、に問題を持ってる場合があるので、適度なトウガラシをとると、摂食嚥下機能には有利にはたらくということになります。

 

また、歯科とは直接関係はないですが、血圧を下げる薬であるACE阻害薬もサブスタンスPの分解を邪魔するので、効果があります。

 

結論として、サブスタンスPを多くすれば、嚥下反射を高め、誤嚥しにくくなり誤嚥性肺炎を減らすことが出来る。

 

嚙み砕けるけど、むせる 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月16日

嚥下(えんげ)障害には、色々ななパターンがあります。

 

すべての方が、食べ物がを噛み砕くことができなくて、しかも、ゴックンと飲みこむことが出来ないというわけではありません。

 

中には、食べものを、かみ砕くことはできるけれども、うまくのみこむことが出来ない人もいます。

 

つまり、歯科的には問題はあまりないけれども、のみこむこと自体に問題がある方です。

このパターンの嚥下障害の場合、食べるとき以外にみられる症状としては、何でもない時に、つば、唾液が出てくる、ムセていることがよくある、舌が脳梗塞などの後遺症により動きにくい制限がある、などです。

 

こういう場合、食事の介助の時に、まず、試してみて損がない、まず第一に試してみる価値があるものに、

 

①鼻つまみ嚥下

②頷き(うなずき)嚥下

③横向き嚥下

があります。

 

①鼻つまみ嚥下 小学生のころ、どこの小学校にも、牛乳を口から飲んで、鼻から出せると自慢してたゲンキな男の子がいたと思います。

これは、鼻と口がつながっているということですが(この場合、牛乳は口腔⇒咽頭⇒鼻へと流れる)、正常であれば、ゴックンとのみこむその瞬間は鼻に空気、食べ物が抜けないように咽頭と鼻の境界は閉鎖されます(歯科的には鼻咽腔閉鎖と呼びます、軟口蓋が持ち上がって咽頭に接触します)。

高齢者の場合、色々な理由で、のみこむ瞬間にこの鼻咽腔閉鎖機能がうまく働かずに、嚥下に問題を生じます。したがって、こののみこむ瞬間だけ鼻をつまむと問題が解消される場合があります。

 

②頷き(うなずき)嚥下 のみこむ瞬間うなずくような動作をしながら嚥下する方法です。

喉の筋力が弱くなると、のみこんだつもりでも、喉に残ったりします(咽頭残留)。こんな場合、うなずくような動作をしながら嚥下すると、食塊を食道におくりやすくなります。食事の最後に大きくうなずきながら嚥下するのも効果的です。

 

③横向き嚥下 脳血管障害などで、片麻痺がある方の中には、のみこむときに問題を持っておられる方もおられます。麻痺がある側の喉がうまく動かないためです。その場合、頭を横下方に傾けて食事をすると、嚥下しやすくなることがあります。マヒのある側に頭をかたむけてもらいます。そうするとマヒがない側の食道が、広がる(麻痺がない側にかたむけると逆に空間をつぶす、せまくするような動きをします)。そして、時々 麻痺がないがわにも傾ける必要があります。マヒがある側に食べ物が残留してることもありますので。

 

 

またこの他に 嚥下反射をおきやすくすための、歯科医師、歯科衛生士によるアイスマッサージという口腔リハビリも効果があります。

 

 

 

歯科バージョン フェイクニュース 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月15日

アメリカのトランプ大統領が既存メディアをフェークニュース(fake news,偽ニュース)と呼んでいることが話題を呼んでいます。

確かに一部はフェークなニュースであり そうであってほしいという真偽が明らかでないことを事実のように言う希望的フェークニュースもありますし、意図したフェークニュースもあります。

最近では トランプ大統領は都合が悪くなるとすべてを、フェークニュースといってますが。

 

私、暫くの間、約10年間アメリカのCNN、ABC、FOXnews、イギリスBBCなどのウオッチャーをしていました。

ただ、確かに、一部アメリカのニュースは、フェークニュースの面はあります。

 

2000年のアメリカ大統領選挙の投票日の前日は、CNNによる特別番組が組まれていました。この年の大統領選挙は、共和党の当時ブッシュ ジュニア テキサス州知事と 民主党のゴア副大統領のあいだで繰り広げられた大統領選挙でした。

そしてその投票日前日の特別番組はブッシュが如何に無能でダメな人間で 甘やかされて育ったかについてほぼ半日を費やして放送されていました。

その中で あること ないこと いろんなことが言われてました。ブッシュさんの歯科治療歴についても語られ ブッシュの虫歯治療の本数,が治療歴が多いとか その本数、虫歯が多いというのは 自己管理ができない人間だというのを暗にいいたかったのか、そうしたら、ブッシュの子どもの時代の歯科衛生に対する状況、フッ素の利用状況などから、そのブッシュの年齢の年代では むし歯の本数は平均的だと反論する人もでたりしてました。

私はブッシュの支持者ではありませんが露骨なフェークニュースであふれてました。

 

では、歯科領域でのフェークニュースとは フッ素入り歯磨き粉 歯磨剤、フッ素洗口歯科医院でのフッ素塗布はとても危険で百害あって一利なしということでしょうか?

日本でも、フッ素は危険だと叫んでおられる歯科医師 歯科衛生士もおられるようで、著名な弁護士までこの運動をされています。その主張について検討すると

 

①フッ素は虫歯予防の効果がない。

これについて、ごく一部の研究者が特殊な環境下で効果なしといってることがありますが、ほとんどすべての研究者が虫歯予防効果が実験で確認してますし、実験でなく 実際 統計をとって フッ素を使用してるグループとしてないグループにわけると、むし歯予防効果は明らか。また、もともとフッ素の虫歯予防効果は ある地域に虫歯が少ないことを見出した歯科医師が調べたらその地方の水のフッ素濃度が驚くほど極端に高かったことからきている

 

②フッ素を 大量にからだに取り入れると急性症状 中毒をおこす

中毒をおこすためには、体内にとりいれる量は あり得ない量です。歯磨剤のチューブを数本 食べなければならなくなります。

 

③フッ素をとると 遺伝的疾患 ダウン症など また がんになる確率が高くなる

フッ素の水道水の所と そうでないところの統計をとってこれは 誤りだというのは 明らか

時々 一部で 高くなるデーターがあるが、調査対象人数が少なすぎて、あまりにも信憑性がない。

がんになった人を調べたら、その人の電話番号の最後の数字が 偶数だった人が多かった というようなレベルの数値 数 である。

 

以上のことから、フッ素はむし歯予防に有効であり、歯科医師としては、フェークニュースに惑わされないように していただきたいです。

可能性は極めて低いですが、元々の原因がむし歯で致命的になることもありますし、間接的にも、健康に影響を及ぼしますので。

 

 

 

 

 

 

歯周病の女性はがんになりやすい?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月14日

最近、発表されたニューヨーク州立大学バッファロー校歯学部公衆衛生学の教授の研究によると、歯周病になったことがある閉経後の65869人の女性(54歳から86歳までの女性)を対象にした調査研究結果では、総じて、歯周病になったことがある女性は、がんになりやすかったということです。

 

乳がん、肺がん、胆のうがん、皮膚がんにおいては、歯周病になったことがある人には、かなりの関連、相関があったということです。胃がんに関しては、関連、相関は認められなかったという結果でした。

 

最も 関連、相関があったのは、食道がんで、歯周病でない人とくらべると、3倍がんになっていたということです。

 

主任教授によると、この理由は、食道は口にとても近い所にあるため、歯周病の病原菌などが、影響したのではないかと分析しています。

 

また、新たな 発見としては、胆のうがんと歯周病には、深い関連、相関があったということです。

顎口腔の病理学の研究をしている研修医でありこの研究を一緒に行っている歯科医師によると、胆のうがんの成り立ちには慢性炎症を示唆する研究はあったけれども、それを示す明らかな証拠 データーは今まで存在しなかったので、この研究が胆のうがんと歯周病の関連を示す最初のデーターであると、述べているということです。

 

では、どうして歯周病の女性は、胆のうがんになりやすいかの理由については、今のところ分からず、調査をして、統計をとって、分析した結果がそうであったということで、今後、さらに研究をして、この理由と関連性を、解明する必要があるということです。

 

この研究は、アメリカの大学でおこなわれたものですので、皮膚がんについては、この結果が日本でも当てはまるかという点では、疑問がのこりますが、(白人は皮膚がんになる率がとても高く、アジア系、アフリカ系は、皮膚がんになることは、そんなに高くないので)、日本でも、食道がん、乳がん、肺がん、胆のうがん、食道がんについては、よく似た結果がでるのではないかと予想されます。

 

 

 

摂食嚥下の細かいプロセス 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月13日

我々50歳代の歯科医師が大学時代の歯科学の専門課程で最初に習うことの一つに 嚥下の5相というのがあります。最近では嚥下の5期と呼ばれているものです。

 

ヒトが如何にして 食べ物を胃に運ぶかを 理屈だてて、科学するものです。

 

この嚥下の5相は基礎医学の生理学の授業で、勉強するもので、最近また、歯科領域だけでなく、医学を学ぶ人全員にっとて、大切なものとなり、理解することが必須となっています。

 

嚥下の5相ということで、嚥下は 5段階に分解されて、そして統合され 行われているという考えです。

①先行期

②準備期

③口腔期

④咽頭期

⑤食道期

です。

①先行期 食べ物を 食べ物として認知する期間です。健康が方は、形や量 臭いなども無意識に判断します。認知症の方はこの時に問題があり、食べ物と認識できなければ、それをたべるという行為も続きません。

 

②準備期 口の中で かみ砕き、バラバラなたべものを まとめるまでの過程です。歯で噛み砕いたり、食べ物を舌や頬で歯の上に乗せたりします。歯を中心とした歯科的な問題があると影響をうけます。

 

③口腔期 まとめあげられた食塊を舌の上から 咽頭に送るまでの過程です。

 

④咽頭期 食べ物を 咽頭から食道に送り込むまでの過程です。ゴックンするのもこの咽頭期になります。正常ならば いつも呼吸で開いている気道を食べ物が通る時は ふたを閉め 気管にはいらないように 無意識のうちに体は動きますが、気管の上で蓋が閉まらない 蓋が閉まるタイミングが遅れると気管に食べものが入ってムセたり 窒息したりします。

 

⑤食道期 食べ物を 食道から胃に送るまでの過程です。高齢者が食後すぐに横になったり(おきていれば重力で食道から胃に移動しやすくなります) 最近よく話題になっている胃からたべものが逆流したりすると、問題になることがあります。メンデルソン症候群

 

 

嚥下の5期といのは、古くからある嚥下についての 考えですが、実際には 固形物にかんしては、このように明確にわけておこなわれるものでなく、歯科学的には 咀嚼、かみ砕いている最中に 実際には、少しづつ 食べ物が口腔から咽頭に移動しているという事実からプロセスモデルという考えが最近では広がってきています。

 

前回の続き  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月11日

④頭上げ体操(シャキアエクササイズ)

平らな面の上に 仰向けに寝ころび 頭だけを持ち上げるトレーニングです。アメリカののシャキア医師が考え出した方法で、効果が高いトレーニングではありますが、行うのは比較的 きついです。

 

⑤嚥下には 呼吸も深く関与してますので、呼吸の仕方を改善させることも 重要となります。

呼吸を改善させる方法として 歯科医師など医療関係者用語でシルベスター法というのがあります。両手 両腕を胸、腹の前で組んで、ゆっくり深く息を吸いながらもちあげます。持ち上げたら今度は、息をはきながら、もとの位置まで 下げていく方法です。摂食嚥下のに問題がある方には 効果があります。

 

⑥ゲーム感覚でできるものもあります。ストローの先端に 鉛筆のキャップをつけ、もう一方の端から、息を吹き込み どれだけ遠くに飛ばせるか競ったり、まとをつっくて 得点をとりあう方法です。単純なトレーニングに飽きるかたに最適です。

 

⑦カラオケトレーニング

うたを歌うのが得意な人には最適です。歌をうたうときの筋肉と 嚥下の時に使う筋は 重なるのもが多いので 有効です。私には一番 不向きな方法です。高岡市の歯医者では もう私にマイクをわたしてくれる人は 一人もいません。歌唱力は、ドラえもんの登場人物のジャイアンと同じぐらいなので、騒音公害として扱われます。

 

⑧その他 肋骨マッサージ 肩甲骨マッサージ など いろんな方法がありますが、

 

どのトレーニングほうが適しているかは、嚥下障害の原因、程度、環境、年齢、サポート体制など、いろんな要素を総合して歯科医師などから提案されます。

 

 

また、日常生活では、嚥下障害がある方は、気を付けなければいけないことがいくつかあります。

水やお茶などの液体は一般的には、ムセの原因になりやすいです。液体は口、喉を通る速度が速いので、気管にふたを閉める反射が 遅れて 食道にはいらず、気管にまちがって入ってしまう可能性が高くなるからです。

また、お粥やみそ汁など、液体と固体が共存する食べ物は、水分が誤嚥する原因になるので注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

肺炎 日本人死因3位 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月06日

日本人の死亡原因の1位はがん 2位は心臓疾患 そして 3位は肺炎です。

 

高齢者の肺炎で 重要なのは、誤嚥性肺炎です。

 

脳梗塞などの脳血管障害 パーキンソン病などの病気 加齢による筋力の衰え(喉の顕著な筋力の衰えは40歳代からはじまります。)、それに関連して 喉ぼとけが加齢と伴に位置が下がりゴックンとする時 持ち上がらなければならない距離が増え 持ち上がりにくくなったり、色々な原因があり、高齢者は誤嚥、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。

 

最近亡くなられた、中村勘三郎さん 山城新伍さん 根津甚八さん(お兄さんは有名な歯科医師)たちも 誤嚥性肺炎で亡くなられています。

 

肺炎で命をおとす高齢者の7割は誤嚥性肺炎になっておられるということで、誤嚥性肺炎を予防することは、重要となっています。

 

では、その予防のために一番 大切なことは というと、口の中を清潔に保つこと 口腔ケア ということになります。

 

高齢者や 重病で入院しておられたりすると、自分で口の中を清潔にたもつことが むずかしくなります。(歯科医師による研究で高齢になると口の中の自分での清掃能力が下がることがわかっています)口の中は体のなかで、一番細菌が多いところです。肛門周囲より汚れているということになります。

 

食べているとき、口の中の細菌を一緒に のみこみますが、夜寝ているときも細菌を含んだ唾液を よくのみこみます。夜は唾液の量が少ないですので、体積あたりの細菌数は非常に多くなります。

 

これを防ぐために口腔ケアが必要になります。

 

第2に大切な予防は、喉をきたえることです。これには簡単にできるトレーニング法があります。

 

我々歯科医師が、患者さんに紹介しているトレーニングがいくつかあります。

 

①嚥下(えんげ)おでこ体操

おでこを片手で押し それに抵抗する力で頭が動かないように じっとしていることで喉にちからが加わり 鍛える方法です。2人でもできます。おでこと おでこを合わせて 互いに押し合うようにします。歯科衛生士のお姉さんが男性の高齢者とトレーニングする時に 評判がいい方法です。

 

②開口訓練

10秒大きく口をあけ 10秒休むこれをくりかえします。

脳血管疾患、高齢者全般に効果があります。舌骨の挙上や食道入口部の開大の効果があります。歯科的には顎関節症の方 顎関節脱臼の方はできません。

 

③あご持ち上げ体操

両手親指で下の顎の下部をおさえ、持ち上げる力をかけ、それに抵抗するように顎が持ち上がらないように 動かないようにする方法です。

 

④以降 次回ブログにつづく

歯科治療とがん化学療法 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月02日

日本人の2人に1人は がんになるという中 最近では、外来での がんの治療も普及して、歯科医院に来院される患者さんの中には、外来で 胃がん 大腸がん などの治療をおこない その合間に歯科治療のため来院される方がおられます。

 

歯科医師としては、病院でおこなっておられる抗がん剤の がん治療の内容が 把握できないと、歯科治療も中々進められないことがよくあります。

 

患者さんの中には、大腸がんの抗がん剤の治療を受けながら、インプラント治療を強く希望される方もおられます。一般的には月に何日か抗がん剤の治療を受けておられる方は、外科処置の代表であるインプラント治療をうけるのは、難しいです。

インプラント治療は 抗がん剤の治療が終わってからとなるのが 普通です。

 

一般的には 抗がん剤などの化学療法をうけてる 最中は 患者さんの 免疫力は かなりのダメージをうけています。

したがって、歯科医院からだす 抗生物質 鎮痛剤にも 影響がでます。

 

白血球の数 血小板の数なども 著しく減少することも しばしばです。

白血球は 体の外からの感染を防ぐために必要ですし、血小板は からだの一部に傷がついた時に 血液を固めて、出血を抑えるやくわりがあります。

 

抗がん剤の治療中に抜歯などの 歯科治療をうけることが出来る目安としては、

①白血球数が2000/㎕以上

②血小板数が4~5万/㎕以上

が必要です。

 

抗がん剤の治療がはじまって、数日で 白血球の数は最低になります。

この時期をナディア期とよんでいますが、このナディア期の白血球の数が2000を下まわらなければ、抜歯などの歯科治療は可能です。

また、血小板数が5万/㎕以下の場合、抜歯などの外科処置の場合、輸血も考えなくてはいけなくなります。

 

結論 いづれにしても、がん治療を行っておられる医師と歯科治療をおこなう歯科医師の連携が必要ですので、患者さん方には、そのへんのところをご理解いただき、ご協力をお願いしたいとおもっております。

 

 

 

 

 

歯科と摂食嚥下 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月01日

一昨日の日曜日 東京で歯科セミナーに参加しました。

テーマは摂食嚥下で、摂食嚥下と食べるものの食形態の選び方でした。

歯科大学、大学歯学部では、生理学や補綴学などの授業の時に、嚥下について 学びます。嚥下には、歯 口腔内、そして口腔周辺部の、器官 組織が行う運動ですので、歯科医師になるためには、必ず 勉強しなくてはならない分野でした。

そして、最近では、日本社会が超高齢社会に突入して、食べること 食べ物を嚥下することに問題をかかえた人が急増しています。 医療界では 今 摂食嚥下の問題が大問題となっています。

数年前までは、何でも胃瘻にしていた時代もありました。最近では、胃瘻からまた 出来るだけ口からたべられるようにしようとする方向には向かっています。

実際には、本当は胃瘻が必要でない方にまで 色々な事情があるのかもしれませんが、胃瘻が作られていたんではないかという反省からきている面もあります。

私の父も脳梗塞で倒れ 食べるときに むせるようになり、入院していた病院から、胃瘻をしなければ 受け入れてくれる施設はないと病院の脳外科の担当医から いわれたため、姉が 入院していた病院がすすめる父の胃瘻を受け入れたという経緯もあり、その後の父を見ていた私としては、胃瘻について かなり疑問をもつようになり(生活の質、QOLとかは、ふっとんでしまいます。)、その後 摂食嚥下について、胃瘻は最後の最後の手段だとおもいようになりました。

胃瘻をしなくても、口から食べれる人を増やしていくことが歯科医師人生の後半に 突入した 私の天命だとと思って 勉強しています。

実際に歯科医師、歯科衛生士 その他の医療職のひとたちが連携して、いろんなトレーニングなどにより 口からたべれるようになった方も たくさんいます。

歯科医師にとって、虫歯の治療の次に この摂食嚥下の分野が社会に貢献できる分野に近い将来なりそうです。