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やまもと歯科ブログ

一般人も歯が命 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月16日

もう、ひと昔前のテレビコマーシャル、高岡早紀さん、東幹久さんの「芸能人は歯が命」は、我々歯科関係者に、強烈なイメージを残しました。いまだに、この言葉、芸能人は歯が命は、歯科関係者の話題に時々、のぼります。

 

何のコマーシャルかと言えば、高級歯磨剤 アパガードのコマーシャルでした。

 

このアパガードの製造販売の会社 サンギがTBS系のテレビ番組 がっちりマンデーにでてました。社長は、オーストラリア出身の女性で、会長は、その夫で日本人の男性でした。

最近、このテレビコマーシャルがない理由も、語っておられました。このアパガードが売れなくてテレビコマーシャルをしないわけではなく、もう、確固たるシェアを獲得しているため、テレビコマーシャルの必要がないそうです。

 

このアパガードの特徴は、ハイドロキシアパタイトを含んでいるということで、ハイドロキシアパタイトは歯のエナメル質、象牙質の主成分で、このアパガードで、歯を磨くと、歯が白くなり、再石灰化などで歯が強くなるというもので、元々は、アメリカの宇宙開発のNASAの技術で、宇宙では、無重力のため、骨や、歯が劣ろえるため、このハイドロキシアパタイトを宇宙飛行士の歯に接触させたそうです。40年ぐらい前にサンギの会長が、この技術をNASAから買取って、数年かけて、歯磨剤を開発したそうです。

 

今この会社、サンギで開発中の製品は、1回の歯科医院の通院で、歯を強化して、しかも、白くする歯科の製品だということです。ハイドロキシアパタイトと、銀を混ぜて、それを歯に吹きつけて、コーティング層を作って強化するということです。そのさいに、色は自由にかえることができ、つまり、白くすることも、できるというこで、短時間で、白くできると、言っておられました。

実用化迄、あと2~3年という段階だそうです。

 

歯科医師でも、歯磨剤の開発をして、販売しておられる方もおられますが、多くの場合は、あまり売れてないようです。

 

サンギの会長は、歯科医師免許を持っておられるかどうかは、不明ですが、がっちりマンデーを見るかぎり、すごい商才がある方のようです。

 

 

富山県歯科医師会医療安全講習会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月15日

 

今日は、年に1度開催される医療安全講習会に参加してきました。

超高齢社会に突入して、日々の歯科診療では、色々な持病を抱えた患者さんが来院されます。

そういう方々にも、安全に歯科医療が 提供できるための 講習会でした。

講師の先生は、大学医学部の先生で、医学部、歯科口腔外科での診療について、どんな診療を行なっているのかが、わかる講演会でもありました。

私が、大学病院の歯科口腔外科にいた時と、変わったことも多くあります。

口腔がんの治療はかわってないようですが、患者さんの分布、治療の仕方は、少しかわってところもあるようです。

口腔がんは、喫煙とアルコールをよく飲む方が多いです。男性が以前は2:1でおおかったですが、最近は女性の口腔がんも増加して、75歳以上になると、女性がおおくなるということで、喫煙、アルコールだけではなくて、ホルモンの関与もかんがえられるかもしれなようです。

口腔がんは基本の治療は外科的な治療ですが、転移やその他の要素で、いま話題の高額の抗がん剤のオプジーボが使用されることがあるそうです。

外科的な治療では、我々の世代の歯科医師が、大学の臨床実習の時、口腔がんの手術で、首のまわりのリンパ節や、筋などの組織を切除する頸部郭清術というのがありました、我々学生にとって、その頸部郭清術となると、手術が午後1番に始まり、終わるのが日をまたいだ翌日になる手術見学がありましたが、その頚部郭清術はあまり変わらなく行われているようで、リンパ節3個以上に転移があると予後が悪いとか、久しぶりに聞かせてもらいました。

前立腺がん、乳がんなどの時の治療に使われる高容量ビスホスホネート剤の副作用の、顎骨壊死についても、話があり、骨粗鬆症の治療のビスホスホネートの場合とはまた違う配慮が必要です。

歯科医院に来院される患者さんには、色々な方がおられます。

解離性大動脈瘤をもっておられるて、播種性血管内凝固症候群(DIC)の方、最近、急速に増加している前立腺がんの患者さん、などの抜歯の際の注意の必要性なども語られました。

 

 

高齢者と口臭、歯周病菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月14日

 
以前開催された、歯科、医科、薬に関する講演会で、参加された薬剤師さからの質問で、薬局にこられる患者さんで、あきらかに歯周病による口臭がある患者さんに(最近、歯周病の原因菌ジンジバリス菌が心臓病、脳梗塞、認知症に関与しているということがわかってきているため)いかにして歯科医院にいくよう提案すればいいですか? という質問がありました。

とても、医療人として素晴らしく勉強熱心な薬剤師さんからの質問でした。

 
提案の仕方は、かなり難しいですが、歯科医院で歯周病の治療を受けていただくのが最良の治療法です。

歯科医院で歯周病の治療をおこなう場合でも、高齢者となると、いろんな問題が出てきます。ある大学の歯科医師の先生による研究によると、60歳を過ぎると、 ブラッシングの技術が低下するという結論を得たという研究結果もあります。すくなくてもブラッシング指導をしても、若い人ほどブラッシングの技術は上がらないのはたしかです。

また、高齢者の中には、脳梗塞、その他の神経性の疾患により、歯を磨く手を 自由に使うことが出来ない方もおられます。

その場合は、頻繁に歯科医院に来ていただくとか、口腔ケアを受けていただくとかという方法もあります。

 
効果的には、少し落ちますが、歯科医院ではなく、家庭で、もっと、手軽にできる方法もあります。

毎日、家でできる範囲の歯磨きを行なっていただき、それにプラスして、乳酸菌のサプリメントをとっていただくという方法です。

これで、かなり、歯周病の原因菌であるジンジバリス菌を減らすことができます。

歯茎の腫れもかなり改善します。1日に1回1粒を溶けるまで口の中でなめてもらいます。

摂食嚥下障害で、 口の中でなめて、溶かすことができない方、意識が鮮明でない方には、ドロドロの液体状の乳酸菌があります。スポイドで1滴を舌下か口腔前庭、舌背にのせます。

以上のように比較的簡単な方法です。効果も抜群です。

でも、欠点もありあます。乳酸菌には、色々な種類がありますので、ちゃんとした乳酸菌を使用する必要があります。効果抜群の乳酸菌は、一粒、約100円します。液体状の乳酸菌は 1滴あたり、 それより少し高額となります。いずれにしても費用がかかりますので、1ヵ月約3000円かかります。

また、もう一つの欠点としては、サプリをとるのを止めると、その効果、ジンジバリス菌を減らすことができなくなり、また増え始めて、元に戻ろうとすることです。

歯科医院に行くハードルが高い方には、次善の策として乳酸菌も いい方法です。

 

 

 

 

 

口の乾燥( 口腔乾燥)と寿命 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月13日

 

歳をとると、口の中が乾燥するというのは、本当でしょうか?

 

この問題について、研究した歯科大学の先生がおられます。

 

研究結果によると、高齢者の口の乾燥の原因は、80%が内服している薬 つまり薬剤性であり、10%は体質・習慣でした。5%は機能性、2%がシェーグレン症候群であったということです。

 

口が渇く原因になる薬は600種類以上あります。

降圧薬(血圧を下げる薬),睡眠薬、抗精神病薬、心臓病の薬、筋弛緩薬、抗不安剤、消化薬、鎮痛剤など多くの薬に唾液の量を減らす作用があります。

つまり、高齢者の方の飲んでおられる薬の多くが該当します。

薬を6剤以上常用してる方は リスクが上昇し、口呼吸、自力で移動出来ないと口腔乾燥になりやすいことが、わかっています。

 

 

口の中の乾燥度合いと2年後の要介護高齢者の死亡率を調べた歯科医師を中心としたグループの調査もあります。

 

舌の上に紙を置いて、どれだけ唾液が上がってくるかで、舌の湿潤度を判断したもので、唾液が紙の上に上がった距離が長いほで 舌が湿潤している、つまり、口の中が乾燥してないという尺度での研究結果です。

 

3ミリ未満(乾燥している)の場合は 死亡率36%,その内1ミリ未満の場合は死亡率48,4%,

3~5ミリの場合(正常範囲)28,6%

6ミリ以上の場合 (かなり湿潤している)38,3%

であったということです。

 

結論としては、口の中が乾燥(口腔乾燥)していても、逆に、かなり唾液が多い状態でも、死亡率が、正常な人とくらべると高かったという結果です。

口腔乾燥している場合はどうして死亡率が高くなるかは、唾液で

汚れを流せないため、細菌が増えたりと色々な悪い影響があるのは、理解しやすいですが、では、なぜ唾液が多すぎても、死亡率が高くなるのでしょうか?これは、唾液自体を嚥下出来ない、嚥下障害があり唾液を飲み込めない、そのため、口腔内の唾液が多くなるためです。

 

口の中の湿潤度、乾燥度が正常だとやはり、健康である傾向だというのが証明された結果でした。健康と口の中の乾燥度合いと、健康状態はやはり関係があるんですね。

 

最近、歯学部の歯科医師を中心とした口腔保健科の研究者が 、色々な 面白い研究をしていますね。

歯医者と長寿 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月12日

 

最近 、時々、話題になる長寿遺伝子があります。長寿遺伝子の活動が強いと 長生きできるということが言われています。

長寿遺伝子はサーチュイン遺伝子と言われてます。(レスベラトロールのサプリでサーチュイン遺伝子を活性化して120歳まで生きるのを目標にしている歯科医師もいます。レスベラトロールには2つのタイプがあり、てきせつなタイプのものをサプリメントとしてとらないと、サーチュイン遺伝子を活性化することはできません。)

その、サーチュイン遺伝子を活性化させる方法には、いくつかあります。

 

歯科領域で 話題になるものに 胃から作られるグレリンという物資があります。

グレリンの役目は、成長ホルモンを増加させるなどの 重要な役割があります。摂食嚥下においても重要な働きをします。グレリンは、空腹時に出されるホルモンで、お腹がグーとなるときに出されるホルモンです。

特に、口から食べることができない、介護を受けておられる方が、グレリンをだすということは、とても大切なことでありますが、歯科衛生士による機能的口腔ケアを行うとグレリンが、多く出されることが確認されています。逆にグレリンの量をはかって、機能的口腔ケアがどのぐらい、ちゃんとできているか確認しようという研究もあります。(グレリンに関しては九州歯科大学で、よく研究がされているようです。)

口から食べる 摂食嚥下機能を回復させる上で重要となっています。大腸を含めた消化器系、循環器系にも作用をします。

 

そのグレリンのもう一つの重要な役割は、サーチュイン遺伝子を活性化すると言うことです。

長生きするためには、空腹になる時間が必要だということです。

あまり空腹すぎると逆効果にもなるので、程度の問題もありますが。

動物実験でも、腹8分目の場合と、満腹に食べさせた場合でも、腹八分目の動物が、長生きさることがわかっていますので、やはり、グレリンの分泌なども考えると、腹八分目にすることが大切だということがわかりますが、生活していく上で実践することは、なかなか難しいですね。

 

顎骨壊死 富山、高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月11日

今日の診療後 高岡市内のホテルで、高岡市医師会 歯科医師会合同の講演会が行われました。
高岡市内から多くの医師、歯科医師、薬剤師が出席して 講演会がおこなわれました。
テーマは骨粗鬆症の薬によりおこるといわれている顎骨壊死についてでした。
ビスホスホネートなどのくすりを のみつづけると 歯周病や虫歯なそが進行して、その歯を抜かなくてはならなくなった時、顎骨壊死が起こる可能性があるため、中々 抜歯がしにくいというのがありましたが、最近 口腔外科学会で治療に際して 抜歯に関する ガイドラインとも 言われるものが、数年ぶりに発表され それについての、細かい解説などが行われました。
顎骨壊死がいったん 起きてしまうと、その治療がなかなか難しいといわれていましたが、最近では、顎骨壊死の治療法も確立して、きれいになおるようになっていています。
2~3年前まで、ビスホスホネートを3年以上内服しておられる方は、歯を抜く前に3ヶ月休薬しなければならないとかいわれてましたが、最近では それに関する研究もおこなわれて、3ヶ月休薬しても顎骨壊死が防げる証拠はないということもいろんなところで確認されています。
ビスホスホネートを飲み始めて、1年ぐらいなら、リスクはほとんどなく、2~3年ぐらいだと、少しリスクは上がるけれども抜歯はに関しては、その発生可能性は低く、4年をすぎると たかくなるというこですが、その他、骨粗鬆症の状態などを総合的に判断して、休薬せずに抜歯することも可能性だとという結論になりました。
日々、医学、歯学は進歩して、患者さんにとって、より、利益をもたらす方向に進んで行っています。

 

富山市歯科医師会講演会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月05日

先週の金曜日、富山県歯科医師会館にて、富山市歯科医師会の講演会が開催されました。

 

テーマは、「食べる力の回復ー医療連携の必要性と重要性」ということで、摂食嚥下の話題でした。

 

講師の先生は、南砺市民病院の内科の医師と歯科口腔外科の歯科医師でした。

 

日本は超高齢社会に突入して、多くの問題を抱えています。脳梗塞、脳出血などの後遺症により、食べる機能が障害を受けて食べれなくなったり、認知症、神経性の疾患により摂食嚥下機能が衰えたりと色々な問題で、摂食嚥下障害となり苦労されている方がおられます。摂食嚥下障害で食べ物や唾液(細菌も含まれています)が食道、胃に入るのではなく、声帯を超え気管、肺に入っていき、窒息や感染の原因となります。

 

最近の日本人の死因の3位は肺炎でその多くは誤嚥性肺炎です。そして、摂食嚥下障害で誤嚥性肺炎をおこしやすくなります。

 

脳梗塞などをおこすと病院に搬送され、入院と同時に、入れ歯を外され、食べることが禁止され口からたべること以外で栄養をとる方法がおこなわれることもあります。口から食べないからと言って、誤嚥性肺炎がゼロになるわけではありません。歯科的には、口から食べないことによって、口の中の唾液や抗菌力が下がり口腔内はよごれ細菌がふえます。

 

ですので、QOLの観点も含め、できることであれば、経管栄養ではなくて、口からたべるようにすることが大切です。

 

日本では、胃瘻をするということがよくおこなわれています。

イギリスではNHS(natinal health service)という社会保障のシステムがあります。日本の健康保険に似たシステムです。そのイギリスでは、胃瘻をしている割合は、日本の10分の1ということで、同じ先進国の、ある程度社会保障が充実した国でも、胃瘻に対する考え方はかなり違っています。

 

日本の胃瘻をしている割合が多いのをどう解釈したらいいのかは いろんな要素があり複雑でひとことではいえませんが、QOL(生活の質)を保ちながら一生を全うするように、医療従事者は努力する必要があります。

家族などの介護をする側の人も、後悔することのないようにすることも必要です。

 

今回の講演は、そのための指標をあたえてくれ、また、医師、歯科医師などの連携の大切さを基礎とした、素晴らしい講演会でした。

 

 

 

歯医者と長寿 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月28日

私が歯科の大学に入学したと気、歯科に関して、最初に驚いた歯科界に関する事実は、歯科医師、歯科技工士の平均寿命は、日本人の全体の平均寿命より、かなり短いということでした。

 

このことに関しては、私の担当教官で教授をされていた先生の研究で、歯科医師、歯科技工士の多くの人が、呼吸器系の疾患でなくなるということでした。

私がが大学に入学したのは、35年前なので、この研究はさらにその10年前ぐらいの調査からきていますので、大体半世紀近く前の死亡原因の結果からきています。

 

当時は、歯のむし歯をけずったあとで、そこに金属のかぶせものをしましたが、その金属のかぶせものを作る時、金属の人工歯を製作途中で、収縮、かたちが、やや小さくなるのを防ぐためクッションとして、アスベストを使っていました。(歯科技工領域でアスベストをつかうことは、30年ぐらい前に禁止されており、今では歯科技工の過程でアスベストをつかうことはありません。)

 

できあがった人工歯はアスベストの毒性はまったくありませんが、その製造過程でアスベストを扱う、歯科技工士、歯科医師はおおくのアスベストを肺の中に入れていました。ただ、私が歯科大学生の時、その研究結果はありましたが、だれも歯科関係者の呼吸器系の疾患とアスベストを結びつける人はいませんでした。

アスベストの禁止はそこからきたのではなく、歯科領域以外の、一般の工学、医学領域からきています。そして、その歯科界で呼吸器系の病気でおおくのかたが亡くなられていたことは、当時は金属を削ったり、磨いたりするときの粉塵からきているのだろうとおもわれていましたし、事実そうかもしれませんが、歯科界では検証はされていません。私の見解としては、アスベストもかなり原因になっていたのではないかと推測しているだけです。

 

最近の歯科医師、歯科技工士の死亡理由は、私のまわりを 見渡すと呼吸器系の疾患にかかる方、亡くなられる方は、あまりおられないようで、大学同窓会のおくやみ欄を見ても、多くの方は、80歳90歳代でなくなられてますので、私自身の感覚としては、日本人の一般的な傾向と同じように思われます。(アメリカでは、歯科医師の自殺が職業別の自殺率で上位にきているそうです、日本では?)

アスベストの使用禁止や、技工室での粉塵をとるための、バキュームが普及したためでしょうか。

 

毎年 、敬老の日に100歳以上の方の人数が発表されますが、その中に歯科技工士、歯科医師は何人ぐらいいるのか、調査すれば大体の傾向は、比較的簡単にわかりそうです。

 

 

歯周ポケット測定 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月21日

歯科医院に行ったとき、歯周病の検査のため、歯周ポケットを測ってもらったかたも多くおられることだと思います。

 

歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目にある溝が歯周病により、深くなり、それが深いほど歯周病が進んでいるという指標になります。

正常ならばこの溝は1~2ミリぐらいですが、歯周病がすすむと深くなります。8ミリ9ミリになると歯がぐらぐらになり抜歯しなくてはならないほどになります。

 

患者さんにの中には、他の歯科医院でしたとき痛かったので、あの検査だけはしたくないといわれるかたもおられます。細い棒状のものを、歯と歯茎の中に入れて測りますので、検査する人によっては、歯と歯茎の中に入れる圧力が違うためチクチクするとか痛いとかんじる時もあります。

 

私が歯科大学時代には圧力については、手の指の爪と皮膚の間にその棒状のものを入れ少し白くなる程度の圧力という教育をうけてきましたが、中には、そのことを知らない方もおられますし、また、その圧力については、ある程度の個人差があります。

したがって、検査する人によって、検査結果がちがってくる場合も存在すると言われてます。

 

以上のような、検査時の痛みチクチク感がまったくなく、検査する人による検査結果が違うということが、まったく生じない方法が開発されました。

 

カリフォルニア州立大学サンディエゴ校で開発されました。器具をさしたり、挿入するのではなく、色で見てわかる方法です。

 

使用するのは、イカ墨、水 コーンスターチ などです。このイカ墨、水、コーンスターチで作った溶液で口の中をゆすいでもらい、その後 特殊な光を当てると歯周ポケットが赤色になり、歯周ポケットのふかさが、歯のまわりで、立体的に3次元的にわかるという方法です。

従来の方法では、歯周ポケットの中を器具を動かして歯科医師が自分のあたまのなかで、歯周ポケットの3次元的な深さ形態をイメージするしかなく、それを患者さんに説明するためには、深さをしめす数値をつたえるしかなかったですが、このカリフォルニア州立大学サンディエゴ校で開発された方法では、誰が見ても歯科医師でも 患者さんでも歯科衛生士でも歯科技工士でも、だれがみても一目瞭然な方法で、効果的な治療をおこなうにはとても便利な方法です。

 

さらなる改良と一般化するために おこなわなくてはならないことが まだまだたくさんありますが、素晴らしい方法です。

 

 

いつ歯磨きをするか?歯磨きのタイミング 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月20日

いつ歯磨きをすといいか?食後すぐにするのがいいということが昔からいわれていましたが。

そして、食後すぐに歯をみがくのは、我々 歯科医師、歯科衛生士の常識でしたが。

 

数年前の、ある日、健康に関するテレビ番組を見て驚きました。

食後すぐに歯を磨くと、歯にきずをつけ歯を痛めるということで、したがって、食後30分後に歯をみがくのがいいという内容でした。

理由は、食後すぐは歯の表面は酸性になっているので、それによって歯の表面が弱くなっている所に、歯ブラシでこすりつけると、きずがついてしまうというものでした。

 

この私が見た番組以外に、食後すぐの歯磨きは歯に悪いというテレビの健康情報番組、クイズ番組、新聞、雑誌がたくさんだされましたが、この背景にはやはり歯科医師の監修があったのでしょうけれど、そして、当時、歯科医師さえも、これを信じた人もいたようでした。

違うテレビ番組 某国立大学歯学部の歯科医師さえもすぐに歯をみがかないほうがいいといっていました。(自虐ネタでこんなこと言ってるから出世できないんだけれどともいってましたが。)

 

私には、明らかにおかしいとしかおもわれなかったです。放送当時の数年前、当歯科医院のスタッフからも、本当に30分たってみがくのが正しいのかどうか聞かれたこともあり、そんなことはない、食後すぐにみがくのがベストだ、もし心配なら、歯ブラシで磨く前に水でうがいをして下さいと答えたことがありましたが

 

この、食後すぐに歯を磨くのは歯をダメにするという根拠になった論文は、あり得ない条件下での象牙質での実験であり、あきらに間違いの内容、フェークニュースです。

 

日本小児歯科学会なども、時間はかかりましたが、この問題に対する意見を発表して、一応それ以来は、取り上げる方もこの食後すぐに歯を磨くは歯をダメにする というのは間違いの情報というのが認識され、最近はメディアでも間違い情報がとりあげられなくなりましたが。

 

この問題に限らず、長い歯科論文の一行だけ読んで、健康番組のクイズ問題の答えとしてだされることが時々あります、特に有名な医師免許をもった医療評論家が言うともっとらしくおもいますが、是非、元論文を全部読んで、理解してからいってほしいです。

 

 

 

 

摂食・嚥下リハビリテーション 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月10日

昨日、今日と富山県歯科医師会主催の講演会が富山の歯科医師会館で開催されました。

 

題は摂食機能療法で、昨年に引き続き、講師の先生も同じ歯科医師で、さらにパワーアップした内容となっていました。

 

摂食機能療法は脳血管障害(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)の後遺症や、認知症、パーキンソン病、神経・筋疾患などにより、口から食べることが難しくなった方を、胃瘻とかの経腸栄養や静脈栄養をせずに、時には胃瘻と並行して、口から食べることができるようにサポートする療法です。

 

今回の講演の内容は、歯科大学、歯学部の3~4年生の時に、勉強する解剖学の知識をかなり必要とする内容でした。

 

解剖学は、私が歯科大生の時は、長崎大学の歯学部の教授先生が中枢神経の分野を担当されていて、同じ日本語を喋る先生ではありましたが、理解するのにしばらく時間がかかってしまいました。

 

教授先生は博多生まれの博多育ちで、「さ、せ」の発音が、江戸時代の共通語の発音で、江戸時代の後期に京都にいたオランダ人だったかポルトガル人の手紙に「世界」を江戸の人は「せかい」と発音し共通語は「しぇかい」なのに江戸の人は田舎もんだと言っていたのがありましたが、つまり、「さ」は「しゃ」と発音して、「せ」は「しぇ」と発音するため、混乱して覚えてにくく大変でした。

三叉神経脊髄路核は「しゃんしゃ神経しぇきずいろかく」と発音されるため、隣の福岡県生まれの友人が小声で「さんさ神経せきずろかく」と通訳してくれたりしてました。

この教授先生の娘さんは私の歯科大学の後輩で普通の日本語をはなしておられましたが。

 

嚥下反射の中枢は延髄ということで、延髄の解剖的な知識が必要で実際の人体解剖でも、脳の部分は、脳の色の問題と脳の

細かい部分が肉眼的には、小さいので、かなり理解するのが時間がかかり、難しい部分ではあります。

 

歯科学生時代につかっていた教科書的な本は、ホルマリンのにおいや、いろいろあるので、使用したくないので、卒後時々本を買って勉強しています。最近では、数年前に買った解剖の本をつかっています。特に、ここ数年、実際の歯科臨床でも解剖学の重要性を再認識しています。

 

やはり歯医者にとっては、歯科医師として働くかぎりは、基礎医学、基礎歯学は大切なのを実感しています。

 

 

 

唾液の役割 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月03日

歯科分野では、唾液の研究が古くからされていますが、唾液の役割で今まで、歯科医師にも、あまり知られてなかったことがいくつかあります。

 

先ほど発表された南米のチリ大学の歯学部の歯科医師による研究によると、唾液には、ヒスタチンー1と言う物質があって、それがからだの傷を治すのに重要な役割をはたすということが確認されました。

くちの中の傷は皮膚の傷と比べると、早く治るというのは、多くの方が日頃の生活で体験されていることだろうと思います。これは、ヒスタチンの血管新生を促進させるという作用で、それにより、早く治ります。

 

また、口の中は歯茎の表面も粘膜でできてますし、頬の内側も頬粘膜で、口蓋も粘膜でできています。

粘膜は皮膚とくらべるとかなり薄い構造でできてます。感覚的にも皮膚と比べると、粘膜はうすく、柔らかくです。

ではなぜ、熱いお茶や 飲み物、食べ物を口のなかにいれても、皮膚の上より 平気でいれるのでしょうか?

その答えは、口の中の粘膜は唾液で、ある意味、保護されているからです。例えば、口腔乾燥症の患者さんは、熱いお茶をくちの中に、入れることもできないですし、保持することもできません。無理に入れると、熱くて我慢できなくなります。

 

味覚は、食べ物の味は、舌でその食べ物が直接味を伝えるということはありません、必ず唾液に溶けて味が伝えられます。口腔乾燥症だと味を感じることにも問題がでてきます。

 

古くから歯科分野で研究がされてきたことに関しては、たくさんあります。むし歯、歯周病、色々な問題に関して重要な役割をはたしています。

 

むし歯に対しては、唾液による、汚れの 洗い流し作用があります。上顎の親知らずは、ほとんどすべての方が、必ずむし歯になります。

親知らずの2本前の大臼歯付近の頬粘膜に、耳下腺から唾液がでるところがありますが、ここから唾液がでる方向は前下方ですので、後方の親知らずには唾液があまり流れませんし歯ブラシも届きにくいこともあってこの親知らずは、大抵の場合はむし歯になります。

 

また、食べ物を食べた後、口腔内は酸性になり、むし歯になりやすい状態になりますが(口腔内のPHペーハーが5.5以下になると歯が溶けてきて、むし歯になります。)唾液は酸性度を中和する働きがあります。唾液緩衝能があります。

 

その他、歯科大学、歯学部では、唾液に関していろんな研究がなされていますが、あまり脚光を浴びず、オタク研究者が研究している分野です。

 

 

 

歯周病がアルツハイマー型認知症の原因に? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月27日

最近、九州大学歯学部の歯科医師による素晴らしい研究結果が発表されました。

 

その内容は、歯周病とアルツハイマー型認知症の関連が、言われる中、なぜ歯周病がアルツハイマー型認知症の原因になるかについての、理由の解明に、かなり近づいたということです。

 

歯周病は、基本的には細菌感染(生活習慣病という側面もありますが)です。

歯周病ジンジバリス菌による感染です。

ジンジバリス菌は酸素を嫌う少し細長い細菌で、歯と歯茎の間の溝、つまり歯周ポケットに多く存在します。

その細菌の表面の細胞壁の構成成分の一つは、リポポリサッカライドLPSでできています。

このジンジバリス菌が免疫反応により破壊されると周りの血中にLPSが放出されます。

このLPS、我々世代の歯科医師が、大学生時代に毎日、毎日 聞いた単語で多くの歯科医師はもう聞くのも嫌な単語かもしれません。

 

この九州大学の歯学部のグループによりこの研究に先立って、アルツハイマー型認知症の脳内に歯周病の原因菌のジンジバリス菌LPSが発見されていました。

それで、実験でマウス(ねずみ)に慢性的にLPSを与えると、アミロイドβが蓄積され、認知機能が低下したことが確認されました。

そして、その時にカテプシンBとよばれる酵素が増加していたのを発見したということです。

 

それで今度はカテプシンBを欠損させた、つまり、カテプシンBをもたないマウスを用意して、このマウスにLPSを慢性的に与えると、認知機能の低下はなく、なんの変化もなかったということです。

この結果により脳内の酵素のカテプシンBがアルツハイマー型認知症をおこす脳内酵素だというのをつきとめたということで、画期的な発見へとつながったということです。

 

この脳内のカテプシンBを阻害する薬を発見できれば、歯周病に関連したアルツハイマー型認知症を防ぐことが出来るということになります。

 

このカテプシンBを抑える薬については、今のところなんの目途もたってなく、これからの研究に期待するしかないようで、何年もかかる研究のようにおもわれます。

そして当面そのくすりが開発されるまでは、LPSをつくらないように、歯周病にならないように予防、治療するしかないというのが、結論と言うことです。

 

鎮痛薬 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月26日

日本では、歯が痛くなった時の鎮痛剤としては、大人には、普通ボルタレンかロキソニンが処方されます。

歯や、歯茎、顎骨、などの炎症が強ければ、これらの薬がなかなかきかないこともあります。

歯の痛みに関しては、歯の神経を取れば、ほとんどの場合、痛みはなくなりますが、歯茎、顎骨の急性炎症の拡大期には、基本的には、抗生物質で細菌感染をおさえながら、その抗生物質が効くのを待たなければなりません。

その間の痛みは、鎮痛剤で抑えるということになりますが、時にはボルタレン、ロキソニンでも痛みが簡単にひかない場合もあります。

ただ、日本では通常、歯科領域の内服薬としては、これ以上の鎮痛薬はありません。

 

最近聞いて、すごく驚いた話ですが、そして日本の歯科医師のすべてが、ぶっ飛びで、ひいてしまうことですが、アメリカでは歯科治療でだされる薬には、オキシコドンも出されることがあるということです。確かに効くと言えば、効きそうですが

オピオイドの一種であるオキシコドンは麻薬であるアヘン(opium 、オピアム)由来の薬です。医師の管理下で使用されれば、安全に使うことができる薬ですが、取り扱いが難しいくすりでもあります。

 

オキシコドンと言えば、トヨタ自動車のアメリカ人役員のジェリー・ハンプさんです。ネックレスと申告された箱のなかにオキシコドンを隠して日本でそれを受取ろうとした新任の女性常務です。

ハンプさんが主張するところによると、膝の痛みのためこのオキシコドンをアメリカから父親に送ってもらったということですが、隠していたということは、日本では違法であるという認識はあったようです。

 

オキシコドンは日本では医師の管理のもと、安全に使用されていますが、かなり厳格に管理、処方されている薬です。都道府県への登録が必要な薬です。日本での使用目的は、緩和ケアです。歯科治療で使用されることは、あり得ません。

 

アメリカでは、オキシコドンは歯痛、膝痛を含め、歯科など色々な痛みに対して、普通に処方される薬ということで、ボルタレンなどの種類の薬と、同様に、普通の薬局にもあり、医師、歯科医師の処方箋があれば 簡単に手に入れることができるそうです。

この種の鎮痛剤は世界の消費量の中で、アメリカでの消費量は8割を占めるということで、世界の消費量のほとんどは、アメリカであるという事実があります。

不正にオキシコドンを処方する医療機関もあるようです。そういうこともあってかアメリカでは、オキシコドンなどによる医療麻薬による中毒者もいるということです。

数日前に話をしたアメリカ人によると、最近のアメリカでは、一昔前と違い、ヘロインによる麻薬中毒者が多いそうです。ヘロインもアヘン系列の麻薬ですので、医療用麻薬の普及となにか関係があるのでしょうか?

 

歯痛や膝痛などにも、簡単にオピオイドがだせるアメリカ社会(違法麻薬も身近にある社会)、と日本のようにオピオイドには、慎重に対処する国もあり、国民性、文化の違いで、使用する鎮痛剤も違ってきます。

 

後期高齢者歯科健診 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月23日

75歳の後期高齢者を対象にした歯科健診が富山県内で、9月1日からはじまります。

 

この歯科健診の特徴は、反復唾液嚥下テスト、RSST(repetitive salaiva swallowing test)です。

 

歯科医院内で、この検査を受けられた方は、この年齢以外の方では、皆無だとおもわれます。

多くの場合、歯科医師が歯科診療所からでて、訪問歯科診療、訪問先の病院、グループホーム、サ高住 施設などで行われています。

 

何を目的に行うかと言うと、その目的は摂食嚥下障害の可能性があるかどうかの判定におこなわれます。

嚥下障害があると、食べ物、唾液、それに含まれる細菌が気管、肺に入り誤嚥性肺炎をおこす可能性があります。

肺炎は日本人の死因の3位です、そして、高齢者のおおくがこの誤嚥性肺炎で亡くなられているという事実があります。

 

では、具体的に、実際にどうするかと言うと、RSSTは、30秒間の間に、つばをのみこんでもらい、何回できるかというテストです。

この際、しっかりとつばをもみこんでいただきます。そのしっかりと唾をのみこんだかどうか判断するため、歯科医師が健診を受けてる方の喉に指をあて、喉ぼとけがしっかり確実に上にあがるかどうかたしかめます。

 

その結果の判断基準は、2回以下であると、嚥下障害の可能性があると判定されます。

これは、嚥下障害があるかないか知るための最初の一歩です。今回の後期高齢者の歯科健診はここまでですが、嚥下障害の疑いありと判断された場合、このあと、改定みずのみテスト、フードテスト、そして、頚部聴診を行う場合もあります。

 

上記の検査でもわからない場合は、精密検査としては、(VF)嚥下造影検査、(VE)嚥下内視鏡検査とよばれるものがあり、こちらを行う必要性が生じる場合もあります。

(VE)嚥下内視鏡は、元々は、ずいぶん前に、大阪大学の歯学部、口腔外科で開発されたものであるということです。

ここ最近では、歯科口腔外科だけでなく、摂食嚥下に関わる歯科医師だけでなく、内科、耳鼻科などの医師など医療分野の多くの方が使うようになっています。

 

今回、行われる、後期高齢者の歯科健診は従来の歯科健診と、プラス、誤嚥性肺炎をふせぐための摂食嚥下機能も検査するものですので、該当者の方は歯科健診を受診ください。また、家族に受診該当者の方がおられましたら、受診されるようお勧めください。

 

 

インプラント 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月22日

8月20日の日曜日に、富山県口腔インプラント研究会の講演会がおこなわれました。

 

講師の歯科医師は山口県防府市で開業されておられる歯科医師で、日本で最大のインプラントの製造メーカーである京セラ製のインプラントのインストラクターをされてる方でした。

 

講演の冒頭は山口県の紹介でした。私も2年間山口県内で歯科医師として仕事をしていたことがあるので、とても懐かしく感じられました。

 

私が歯科医師として働いていたのは、30年前で当時の山口県の郡部には、歯科医院があまりなく、私が勤務していた歯科医院では、ほぼ初めて 歯科医院に通うかたが多くおられました。

以前は、時々、歯科医院に行って、歯を抜いたりという方はおおくおられましたが、歯科治療の完了までしばらく通うということは、存在する歯科医院までの距離から不可能な状況でした。

 

そんな山口県で最新の歯科治療、インプラント治療をされているということで、山口県の歯科環境もかなりの変化をしているようです。

 

 

京セラ製のインプラントは、日本で使用されてるインプラントの種類で、一番多いと以前きいたことがあります(現在はどうかは、わかりませんが)。また性能的にも素晴らしいインプラントということが証明されています。

そのインプラントを用いた、多くの症例、などの説明があり、とても素晴らしい講演会となりました。

 

 

 

埋入するインプラントの種類は、世界にはたくさんあります。

 

数年前、スウェーデンで、どのメーカーのインプラントのが 抜けずに 長く持っているかの調査がされたことがありました。

 

スウェーデンでは、主に3種類の歯科インプラントが使用されているらしく(京セラ製のインプラントは、スウェーデンでは使用されておらず調査の対象外であったと思います)、メインはそれに関する調査の様でした。

 

スウェーデンでは埋入された歯科インプラントの記録が、公の機関がもっているらしく、それにより比較的簡単に調査ができたということです。

 

この結果は日本ではあまり、大きく公表はされませんでしたが、ここの調査結果で 一番成績がよかったと結論づけられたインプラント会社の営業マンが得意げにこの結果を私におしえてくれました。私の実感としてもこれは本当だとおもいます。

 

世界では、商業的にとても販売が上手な歯科インプラント会社も存在し、私の歯科医院にも、時々問い合わせがあり、OOO社のインプラントでの治療はおこなってますか?インターネットで調べると、そのインプラントが一番性能がいいと載っていたので、という質問をうけたりもしますが、残ながらそのインプラントは、そのスウェーデンでの調査での結果で優秀とされた会社のインプラントではありません。

 

結論

歯科インプラントは、、メインはチタンでできてますが、たくさんの種類があり、どれも同じということはありません。患者さんの口の中、状態にあったインプラントを入れる必要があります。

すべてのインプラント治療を1種類のインプラントですることは、最善の治療をするという観点からは、不可能です。

 

 

 

 

 

歯科医院での院内感染防止 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月20日

8月20日の読売新聞の記事のなかに、「歯科院内感染、進まぬ対策」というのがありました。

 

内容は歯科医院で、歯を削る器械のハンドピースと呼ばれるものが、患者さんごとにしかっり滅菌されている歯科医院が半分しかないというものです。

残りの半分は、アルコールで拭くだけとか、血が付いた場合だけ、滅菌するとか、その他のことでした。

 

また、これと同時に調査によると、治療時に歯科医師、歯科衛生士が使用するゴム手袋も、多くの歯科医院で使い捨てでなく、洗って再利用されているのがわかりました。

 

3年前の調査では、患者さんごとにハンドピースを滅菌している歯科医院は、確か30パーセントぐらいだったと記憶しておりますが、それとくらでると、ここ3年でわずかに改善したようにおもいます。

 

そして、この記事では、その原因と解決法を提言していました。

 

私が尊敬する九州歯科大学の先輩である歯科医師は20年ぐらい前に、いっておられた言葉は、「ハンドピースなどの滅菌は、それをすることによって、費用をもらえるわけではなく、ちゃんと滅菌しても、しなくても診療に対する報酬はかわらないけれど、これは患者さんを守るために絶対必要で、導入にも何百万円もかかるし、高温、高圧で滅菌するとハンドピースはすぐ故障し、また滅菌のためのスタッフも必要になり毎月 莫大な費用もかかるけれど、大切なことです。経済的に報われることがない滅菌は言わば、自分との闘いです」といっておられたのが印象的です。(現在は滅菌に対する評価で、ゼロと言いうことはなくなっています。)

 

私もこの先輩歯科医師の考えに同感で、古くからハンドピースの滅菌、ゴム手袋の患者さんごとの使い捨てをしてますが、このことが、数年前に読売新聞に取り上げられて、当時は 今さら感 がありましたが、今回は 読売新聞が、その解決策 まで提言されたことについて、高く評価し、感謝しています。

 

全国で100パーセントの歯科医院で、患者さんごとの滅菌ができるようになるまで、まだまだかもしれませんが、歯科医師側の意識改革も必要なのは確かなことですので、歯科業界ぐるみの、努力が必要となりそうです。

星状神経節ブロック 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月19日

先日、歯科健診に行ったとき、ある日突然、朝おきたら、顔が傾いて、顔面神経麻痺になって、入れ歯がいれれなくなったという方がおられました。

そのため、病院に行って、首に注射をして、やっとなおり入れ歯もいれられるように、なったそうです。

よく聞くと、星状神経節ブロックの治療をうけたようです。

 

星状神経節は第7頸椎の近くにある神経節で、ここに麻酔液の注射をするとポカポカして血行がよくなり、色々な不快症状、や病気がなおります。

 

私が歯科大学病院で臨床実習をしていた時、歯科麻酔科で、毎日、この星状神経節ブロックを担当の指導教官が患者さんにしておられるのを、見せてもらい素晴らしい治療法だなとおもい見学させてもらっていました。

 

私の指導教官は当時は、歯科麻酔科の講師の先生でしたが、今は、東京の歯科の大学のペインクリニック科で教授をされてるそうで、最初聞いた時には、おどろいてしまいました。(私の母校、九州歯科大学で勤務する歯科医師の多くは、母校で出世して、教授を目指す人が多く、長年勤務したところを離れて、昇進しようとする歯科医師は、当時は少数派だったため)

 

1980年代に歯科病院に、星状神経節ブロックをふくめ、最初にペインクリニックの概念を取り入れた歯科医師の一人なので、すごい、実績があると言えば、あります。

 

最近では、色々な歯科大学で、ペインクリニック科やそれに類した科が存在し、どこの歯科大学病院でも、星状神経節ブロックが普通に行われるようになっています。

 

星状神経節ブロックがうまくいっているかどうかは、ホルネル兆候といわれる、状態が確認できれば、その星状神経節ブロックが うまくなされたかどうか、確認することができます。

 

ホルネル兆候とは、まぶたが下がり、瞳孔が小さくなり、目が充血して、顔の半分が赤みがかっるという状態となることです。これは、暫くの時間つづきますが、星状神経節ブロックの治療が終わって、家へ帰るころには、完全に治っています。

 

またこの星状神経節ブロックの安全性は医科、歯科のペインクリニックの専門の医師が行えば、問題がおこることは、まずありません。

 

 

 

酸しょく症 むし歯 オレンジジュース グレープジュース 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月18日

果物によってつくられるジュースは、PH(ぺーハー)的には酸性です。

 

酸性ということは、歯にも 大きな影響を与えます。

 

歯科的には、歯、エナメル質(60歳以上の方には、ほうろう質という言葉のほうがなじみ深いかもしれません)はPHが5.5以下になると、影響を受け 溶け始めます。

 

私は大学1年生のとき、歯科大学の学生でありながら、毎日多量のオレンジジュースをのんでいました。

(福岡県では、福岡県の農協の子会社がつくっている、 ふくれんオレンジジュースがおいしくのめるため)、特に夏場、下宿先に、クーラーも扇風機もなかったため、そして蚊が入るのを避けるため、まどを閉めてましたので、真夜中に 熱くて目が覚め、のどがかわき、そのため、 オレンジジュースを飲んで、また寝るという生活を送っていました(今かんがえると、よく熱中症にならなかったなぁとおもいますが。)。

 

こういう生活をおくると、上あごの前歯のねもとの、数本の歯の表面がとけてきました。当時は歯科大学の1年生のため、歯科の専門科目はまだ、習っていなかったため、果物は、チョコレートと違って、砂糖もはいっていないので、大丈夫だろうという素人考えで、気がついてみると、歯の表面に少しくぼみができてしまいました。

 

 

 

ブラジルのサンタカリーナ連邦大学の歯科医師の研究でオレンジジュース、グレープジュースなどの、くだものジュースがエナメル質にあたえる影響についてあらたな発見がありました。

 

グレープジュース、オレンジジュースはかなり酸性度がつよく、なかなか中性にすることができないとの結果がでました。

 

粉で溶かすグレープジュースが一番PHペーハーが低く、100%グレープジュースが一番滴定酸度が高かったとうい結果が出ました。コーラと同じくらいだったということです。

 

グレープジュースほどではないですが、オレンジジュースもかなり酸性度が強く、点滴酸度が高いという結果がでて、簡単に エナメル質を溶かすという結果がでました。

 

私が歯科大生の時、真夜中に起きて 飲んでたのは、オレンジジュースで、グレープジュースではなくて、よかったなぁと、この結果をみて、つくづく思いました。(そんな、問題か っと 突っ込みを入れてください。)

 

 

 

 

 

唐辛子 サブスタンスPって何? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月17日

 

最近、参加する講演会でよくでる 単語にサブスタンスPというのがあります。

 

去年 高岡市歯科医師会が主催した講演会でも述べられ、最近開催された富山県保険医協会の歯科で主催された講演会でもでてきました。

 

サブスタンスPは100年近く前に発見された痛覚に関する物質ですが、私が大学生の時には、基礎医学系の授業にも 登場したことがない物質です。

 

最近、よく歯科界で話題になる理由は 喉、気管の神経から放出され、嚥下反射,咳をおこさせる物質でもあるからです。

 

このサブスタンスPは 脳の一部である黒質線条体といわれるところでつくられるドーパミンという物質の影響を受け、ドーパミンが減ればサブスタンスPも減り、ドーパミンが増えればサブスタンスPも増えることがわかってます。

 

パーキンソン病は、黒質線条体のドーパミンが減る病気ですので、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおこります。また、歯科医師 歯科衛生士による口腔ケアの時も 嚥下咳反射が低下してるので注意が必要です。

 

また、黒質線条体大脳基底核付近で、小さい、症状がない脳梗塞、無症候性脳梗塞がおきてもドーパミンが減り、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおきやすくなります。(水を大量にだす歯科治療でも、配慮が必要となります。)

高齢になると多くの方が無症候性脳梗塞がありますので、高齢だと目に見える原因がなくても摂食嚥下障害がおきやすくなるということです。その他喉頭が下がって来る等の理由もありますが。

 

統合失調症の抗精神病薬の多くは、ドーパミンを減らしますで、高齢でなくても、摂食嚥下に問題がおきることがあります。

 

では、サブスタンスPを増やすには、ということで、かなり効果があるのは、カプサイシンです。そしてカプサイシンをおおくふくむものと言えば トウガラシです。ただし、高齢者は呼吸器系、消化器系、歯科口腔系など、に問題を持ってる場合があるので、適度なトウガラシをとると、摂食嚥下機能には有利にはたらくということになります。

 

また、歯科とは直接関係はないですが、血圧を下げる薬であるACE阻害薬もサブスタンスPの分解を邪魔するので、効果があります。

 

結論として、サブスタンスPを多くすれば、嚥下反射を高め、誤嚥しにくくなり誤嚥性肺炎を減らすことが出来る。

 

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