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歯医者が大好きな薬デキサメタゾンがコロナ治療薬に

古くからの歯医者の親友デキサメタゾンが日本で2番目のコロナ治療薬に認定

新型コロナウイルス感染症の正式な治療薬に認定された最初の薬はアメリカの製薬会社が開発したレムデシビルでした。
そして2番目は富山が生んだ抗ウイルス薬、アビガンと思われていましたが、効果があるというエビデンスが明確ではないということで、歯医者が大好きなデキサメタゾンというステロイド系の抗炎症剤が先を越して2番目となりました。

アビガンはエビデンスはまだ証明されてませんが、医者の感覚でだいたい効くんじゃないかという実感はあるそうです。私はこれをカニデンスがあるといっています。(ほとんどおやじギャグ)
口内炎の塗り薬がデキサメタゾンです。
歯医者にとっては、条件反射で、口内炎、そうだデキサメタゾンとなるぐらいすごく馴染み深い薬です。
そして、歯医者は、口内炎といえばだいたいステロイドの軟膏、デキサメタゾンを処方します。
或る意味マニアックな歯医者は漢方をだしたりすることもありますが(私はそのマニアックな歯医者ではありませんが、症状によっては、たまに漢方を出すこもあります)
デキサメタゾンのもう一つの歯医者的な使用方法は、顎の骨に埋まった親知らず(智歯)を抜歯する時に、顎の骨を削って骨に埋まった歯の部分を、口腔内に露出して行います。

この口腔内の粘膜を剥ぐって顎の骨を露出して削ると、術後、大きく腫れる場合があります。
そう言う時にデキサメタゾンの注射をすると腫れるのをかなり抑える、予防することができます。
また、インプラント治療の時の腫れを予防するときにもつかいます。
デキサメタゾンは歯医者にとっては、なくてはならないくすりです。
このデキサメタゾンは肺炎などで以前から使われているそうで、イギリスのオックスフォード大学の研究で新型コロナウイルス感染症の重症患者さんに使われて死亡率をかなり下げるとう報道が1ヶ月以上前にありましたが、そのエビデンスが確認できたようです。

医療業界では、古くからあり、またありふれていて、安価 なデキサメタゾンが新型コロナ治療薬になりました。
富山の製薬会社、日医工によると、充分な供給量がありデキサメタゾン不足になることはないということです。
ポピドンヨードが歯科医院において、つい最近入手が不可能になってしまいました。
新型コロナウイルス感染症の治療には根本的な治療薬ではないものまで、うわさ、風評により入手不可能になりましたが、実際に効果があるデキサメタゾンが充分な供給量があるということは心強いことです。