誤嚥性肺炎を防ぐ
今日のNHKのガッテンはレジェンド研究者で、歯科からは、東京医科歯科大学の准教授の先生でした。
歯学部の摂食嚥下分野の准教授先生で、今年の春にも、富山で摂食嚥下についての講演をされていました。
嚥下障害により食べ物(細菌を含んだ)を食道→胃に入らずに、食道の前の気管、最終的には肺にはいり誤嚥性肺炎がおきます。
そしてその嚥下障害を改善する方法で、だれでも簡単に、短期間で効果があらわれる方法として開口訓練が紹介されていました。
ガッテンのテレビのなかでは、私が以前東京医科歯科大学の摂食嚥下の卒後研修セミナー(開口訓練のリハビリなどのセミナー)を受講した時、おられた歯科医師が、大勢おられました。
内容は、最近、飲み込み、嚥下に問題がではじめた人の嚥下機能を改善させる方法として、舌骨上筋群をきたえる方法として紹介されていました。
舌骨上筋群とは: 舌骨はのどぼとけの上の骨です。浄土真宗では本願寺派も大谷派も舌骨を大切にしていて、死んだあと舌骨だけは京都の本山にもっていく骨、それが舌骨です。
この舌骨にくっついている筋肉で、頭側にあるものを舌骨上筋群と歯医者はよんでいます。
舌骨上筋群は歯科大学の定期試験ではヤマ中のヤマで、これを答えられなければ歯科学生は進級できない重要な筋肉で、そして歯科医師国家試験がおわると、おおくの歯医者が記憶が曖昧になってくる筋肉でもあります。
舌骨上筋群は、喉ぼとけを上前方に引っ張り、また、いつもは閉じている食道を開かせる効果があると紹介されていました。
これにより、食べ物を、喉で食道と気管にわれている道で、間違って気管に入らないようにする為には、舌骨上筋群をきたえると効果があるというはなしをされてました。
その舌骨上筋群を鍛える具体的な方法は本気で口を10秒間開け続けることです。
この「本気で」ということが、とても重要です。
本気で10秒間口を開けつづけると、筋肉が少し痛くなるぐらいのチカラとなります。
これを、1日に5回行うことで、2週間ぐらいで効果がでてくるというものです。
また、顎関節症の人は、この開口訓練をすると顎関節症が悪化しますのできません。
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