2019年03月11日

歯医者の外科的歯科矯正は美容外科か?

富山テレビの昼の番組で、坂上忍のバイキングで、有村藍里さんが、美容外科手術を受けたことについて、美容外科までするのはどうなのか?

という話題になってました。

親から貰ったカラダにメスを入れるのは、良くないというのが、この番組の根底にあり、それにたいする意見がかわされました。

では、外科的歯科矯正はどうなのか?

基本的には、噛み合わせが悪くて

歯科大学病院や、大きな病院の歯科口腔外科で行えば、外科的歯科矯正の手術をうけたということになるのでしょうか?それとも、この外科的歯科矯正も美容外科と世間からはみなされているのでしょうか?

美容外科クリニックで行なったことだけが美容外科手術をうけた、つまり整形したということになるのでしょうか?

では、まったく歯科口腔外科と美容外科クリニック(美容整形)とは、同じことをしているのでしょうか?

基本的には、私は、歯医者なので歯科口腔外科の視点からの経験しかありません。

でも、たぶん、歯科口腔外科と美容外科で行なっている事は、一見しただけでは、同じなのではないかと思います。

一般論として

決定的な違いもあります、それは、歯科口腔外科では、噛み合わせ、咬合(こうごう)、咀嚼という観点からの見かたが強く、美容外科では、美容とう観点からの見かたが強いのではないかとおもいます。

従って、口腔外科と美容外科で行なっていることが若干違うのではないかと思っています。

その代表が顎間固定(がくかんこてい;上の顎の歯と下の顎の歯をワイヤーでがんじがらめに結わいて、噛みあうようにして、それをした後で、割られた顎にプレートをあてスクリューをうって固定すること)です。なぜならば、噛み合わせがもっとも重要となり、それが適正ならば見た目のよさもついてくるというかんがえです。

なので、歯医者・歯科口腔外科から見た一番の違いは、正しい、機能的な噛み合わせを作ることにかなりのエネルギーをついやすということです。

これを抜きに外科的歯科矯正をする、歯医者・口腔外科医はいません。

ではなぜ正しい、機能的な噛み合わせを作ろうとするのか?

それは、噛み合わせがおかしければ、健康に関する問題がおきてくるからです。歯周病、虫歯、発音、摂食嚥下、呼吸の問題、そしてそこから始まる色々な健康問題が起きる可能性があります。

従って、上顎を奥に引っ込めたり、下顎をおくに引っ込めたりする外科手術は、すくなくても歯医者は、メインは健康のために行うものと思っています。そしてそれが同時に審美的、美容的要素も含まれていると解釈しています。

今日の番組のバイキングでも、これから続く副作用に何年にも渡り、そのリスクに怯えてくらさなければならないということを言っていましたが、一般的には適切に手術がおこなわれれば、それ以降大きな問題をおこす可能性はかなり低いです。

歯医者が問題にする大きな問題はは、外科的矯正歯科をしても、ある程度の後戻りの可能性が否定できないことです。

歯医者の典型的な意見は、噛み合わせが正しく機能的なものになっていて、患者さんの健康と幸せに寄与するものの、どこが悪いのだろうかという考えです。

見た目だけ直して、健康を害するものなら問題ですが、そいうことはないので問題ないと考えています。

美容外科でも、歯科口腔外科出身の人もいるようですので、こういう場合は、外科的矯正歯科なのか、美容外科なのかさらに、わからなくなってしまいます。

結論、

美容外科のクリニックでも、歯科口腔外科での顎の手術でも、噛み合わせがしっかりして、健康と幸せに寄与するものであればいいのではないかとおもいます。