2019年02月13日

漢方薬の効果と歯医者

もう20年近く前のことですが、私、歯科治療に使われる漢方薬にこっていた時期があります。

よく大阪で開催されていた漢方の勉強会に参加していました。

全国から、漢方に興味がある歯医者が集まって、歯科領域で使用される、効果がある漢方薬について勉強していました。

講師の先生は、長年、歯科の分野で漢方を使って来た歯医者や、中国人の漢方医でした。

漢方の勉強には、歯科も内科も関係なく、基本の考え、概念を習得することが日本人の医療関係者、歯医者にとって非常に難しいです。

我々、日本の歯医者を含めすべて医療人は、西洋医学、歯学を学んできたわけですが、その考え、概念では、捉えることができない分野です。

同じ病名がつく病気でも、漢方では、まったく正反対の作用の漢方が使われたりします。

漢方においては「証(しょう)」体質とういものを、みきわめることが大切になってきます。

そしてこの「証」が基本になります。

これを理解するためには、「舌診(ぜつしん)」が有効となります。口の中の舌を見て、ある程度、判断するということです。

漢方の初心者の歯医者がまず、興味をもつのが、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)です。これは、いまでは、ダイエット効果がある漢方薬として有名ですが、20年前は、それほど有名ではなかったです。

これも、すべての人にダイエット効果があるのではなく、正しく「証」を見極めたうえで、使用しなければ、効果がないのではないかと思っています。

私には、効果が感じられなかったです。

最近歯科領域で、歯医者が使う漢方は、

従来の薬などが、あまり効かない場合に、藁をも掴む思いで漢方をつかう傾向があります。

舌痛症、味覚障害、末梢性顔面神経麻痺、口腔乾燥症などの治療の際に、この漢方を使用する歯医者がいます。

また、抜歯の際、鎮痛剤、口内炎の治療としても漢方をつかうことが可能ですが、この目的で漢方をつかう歯医者は、漢方に対してマニアックな歯医者だと私は考えています。

最近、私が注目している漢方薬は、摂食嚥下機能を改善させるものです。

どれだけ効果があるのか、、まずは、歯科大学などのの研究者の歯医者や医者に、確認してもらって、それで見極めたいとおもいます。

漢方は、副作用がない少ないと考えられがちですが、

麻黄湯(まおうとう、今の時期インフルエンザの治療に使用しているマニアックな医者がいるかもしれませんが)などは、副作用に極めて注意が必要なものもあります。成分にエフェドリンというものが含まれていているので、100%安全とうものではありません。

やまもと歯科医院では、漢方をだすことは、よほどのことがない限りありませんが、漢方しか効果がないかたも、稀におられますので、密かに歯科漢方の勉強を続けたいとおもいます。