2018年12月06日

6歳臼歯の異常

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

先日の新聞(読売新聞だったでしょうか?)で、富山大学医学部の発表で、生えた時から6歳臼歯の表面に異常がある歯、つまり、エナメル質形成不全(白から茶色の変色、歯の表面が微妙に波打っている場合もあります,また明らかに凹んでいる場合もあります)である子どもの割合が、西日本では、高く、東日本では低かったという結果が発表されました。

この研究は、小児歯科学会との協力でおこなわれたそうです。

また、このなかでは、6歳臼歯だけを取り上げましたが、一番目立つ上の前歯については取り上げていません。

エナメル質形成不全には、歯が顎の中に作られている時(永久歯では、生まれた後で)に、何かの問題がおきて、エナメル質形成不全になる場合が、ほとんどで、遺伝的にエナメル質形成不全になる場合もありますが、その確率はかなり低いです。

歯が、顎のなかで作られている時に何かの問題が起きてというのは、具体的にはどんな問題がおきるのでしょうか?

その可能性は

①栄養障害 カルシウムやリン またビタミンA、C、Dの不足

②熱性疾患 麻疹はしかなど   歯の状態により、いつ頃その病気になったか推測すること        ができます

③外からのチカラによるもの a)口蓋裂の手術の際にチカラがかかる、 b)生後直後の気管挿管の際、チューブをテープで上顎にはっているときの圧 など

④6歳臼歯に限らず、一般的には、乳歯の虫歯による、乳歯の根っこの感染

⑤乳歯の外傷によって、その下の永久歯に影響をあたえる

⑥全身疾患の影響をうけたもの、表皮水疱症(皮膚の表面がはがれて水疱や潰瘍ができる病気)、くる病(昔イギリスでおおかった病気です、骨に異常がでる病気です)

などが考えられます。

では、なぜ今回の調査で、エナメル質形成不全が西日本で、高率で、東日本でひくかったのか、その差は、最大で2.4倍のちがいが出るほど差があったのか?

この①~⑥の中に、西高東低となるものがあるのか、私が見た感じでは、そんな差が出そうなところは、なさそうですが。

意外と、診査した、歯医者のエナメル質形成不全の判定の基準がちがうといこはないのか?

それとも、未知の原因があるのでしょうか?

結論

歯医者って、歯のこと何にもわかっとらんわ

ということでしょうか?