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摂食嚥下リハビリテーション 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

東京でおこなわれた、摂食嚥下リハビリテーションのセミナーに参加しました。

日本歯科医師会、や日本全国の29のすべての大学歯学部、歯科大学と一部の医学部歯科・口腔外科がここしばらく、重点的に取り組んでいるのが、摂食嚥下リハビリテーションです。

この分野は比較的新しい分野で、最も先端をいくアメリカでも、本格的にこの分野の研究がすすんだのもつい最近です。

現在の、大学歯学部、歯科大学の学生もかなりこの分野の勉強をしなければならないということです。

この分野の特徴は、日本では、多職種の医療職のプロフェッショナルが、情報を持ち寄り協力しなければならないことです。

歯科医師、医師、薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー),言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士、時には歯科技工士、その他、色々な職種の専門家の参加が必要です。

今日の摂食嚥下リハビリテーションセミナーでは、栄養学の知識が必要でした。大学歯学部、歯科大学の栄養学の授業は、私が学生時代は、半年間の講義があり、九州歯科大学では、当時は、産業医科大学の衛生学の教授先生がおしえに来ておられましたが、この栄養学の授業が役にたつには、少々時間がかかりました。

  ここ数年の摂食嚥下リハビリテーションに関する考えも少し変わってきました。

横浜市立大学医学部の先生が、医原性サルコペニア、医原性低栄養をなくすことを、うったえる活動をされている方もおられます。

サルコペニアとは、筋肉量の減少とそれにともなう機能低下です。医原性とは、医師、歯科医師があまり聞きたくない言葉のひとつで、医療が原因による、という意味です。医原性サルコペニア、医原性低栄養とは、つまり、医療行為が原因による筋肉減少機能低下、医療行為が原因による低栄養という意味です。

この先生にると、たとえば、口の中の細菌が原因によりおこり、我々歯科医師にとって深く関わる誤嚥性肺炎をおこすと、一般的には、絶食となり、絶対安静となります。絶食となり、食べないで、その間食べる為に使っていた、咀嚼筋、歯科口腔領域の筋肉が使わないことにより衰えその歯科口腔領域の筋肉の量が減り機能が低下する医原性サルコペニアになるというものです。そして誤嚥性肺炎が治っても咀嚼に関わる筋肉のサルコペニアにより食べる機能を失ってしまうというものです。誤嚥性肺炎になって入院した後2日以内に絶食、安静にせずリハビリテーションをはじめると、サルコペニアが防げたという研究がありそうです。また、3日以降にリハビリテーションをはじめると。結果が悪かったということです。

最近、この摂食嚥下リハビリテーションの学問の分野が新しいためか、変化が激しいようです。変化が激しいですので、我々世代の歯科医師も、猛勉強が必要です。