2018年02月21日

歯科界で、ここ1ヶ月、注目を集めている病傷名が、この口腔機能低下症です。

我々の先輩歯科医師、医師などの大掛かりな、調査、研究により、いかに要介護状態に陥るかというのが、だいたいわかってきています。

多くの場合、社会、周りのコミュニティーとのつながりが薄くなると、危険信号です。

また、初期のだんかいでは、口腔機能の低下が、多くのかたにみられるようになります。、滑舌の低下や、わずかなむせ・食べこぼし、そして噛めない食品の増加です。日頃注意しなければ、見過ごされやすい兆候です。これらの状態を最近では、オーラルフレイルと呼んでいます。オーラルは、口、口腔という意味です。フレイルは、虚弱という意味です。どちらも英語で、私が、東京大学の飯島先生らのグループがはじめてこのフレイルという言葉を使い始めたころは、こんな英語が定着するのかなと少し疑問の思っていましたが、最近ようやく少しではありますが、全国民的に認知されつつあるようです。

このフレイルという状態は、このまますすめば要介護状態にも、なりますし、努力をすれば、また、改善して、健康な状態にも戻ることができる状態です。

そしてこのフレイルの入り口になるのがオーラルフレイルです。このオーラルフレイルを、それぞれの地域の健康に関する組織、地域保健事業や介護予防事業で、啓蒙、対応していく必要があります。

そして、それでも、その範囲を超えて、歯科医師による、個別的な対応が必要な方がおられます。具体的には、口腔機能障害(摂食嚥下障害、咀嚼機能不全)の一歩手前の方々です。この口腔機能障害の一歩手前のの方々が、口腔機能低下症といわれます。

4~5年ぐらい前から、高齢者を口腔機能障害、そして、厳しい要介護状態におちらないように、健康を守る、維持する、向上させて、幸せな生活を送っていただくために、、口腔機能低下症に対応する必要性が、歯科医師を中心に言われていました。

この、口腔機能低下症の対応が、実際に歯科医療の一部として動き始めます。

具体的に口腔機能低下症の診断項目は、①嚥下機能低下②舌・口唇運動機能低下③

口腔乾燥④咀嚼機能低下⑤咬合力低下⑥口腔不潔⑦低舌圧

以上の①~⑦のうち、3項目以上があれば、口腔機能低下症と診断されます。

この口腔機能低下症と診断されれば、歯科医院での適切な対応により、改善、口腔機能低下症から脱することも、可能となります。そして高齢者の健康そして幸せな生活を送っていただくのを目標に我々歯科医師も、さらなる努力をするのを決意する契機ともなりそうです。