2018年01月21日

口腔内に問題をもっておられる要介護高齢者に対する口腔ケアの重要性が言われてます。
そして、その口腔ケアを、誤嚥性肺炎の予防という観点から、歯科衛生士が専門的に行うことにより、著しい成果を上げています。
この、歯科衛生士による口腔ケアで一番大切な事はというと、口の中のよごれと、その細菌を含んだ汚れを確実に回収することです。歯ブラシでは、基本的には、よごれをこすりおとしているだけで、場合によっては、こすり落としたよごれが散らばってしまいます。
普通に健康な人であれば、普通に歯みがき歯ブラシでよごれをおとし、その汚れは、舌の上、歯の表面に浮遊します。
その後、普通に水で口をゆすいで、口の中で、その浮遊した汚れと、水と混ざり合い、それをはきだして、おわりとなりますが、口腔機能、嚥下機能が重度におとろえた方は、なかなかそれができません。
歯ブラシや歯間ブラシ、舌ブラシなどで歯、舌の表面から落としたよごれが、浮遊して、それが喉、咽頭に落ちていくことも、場合によってはあります。
そしてその咽頭に落ちたよごれがもとで、口腔ケアで肺炎を予防する目的が、逆に、肺炎を起こしやすくしてしまう結果になることもあり得ます。
それを、防ぐ、対処する目的で行うのが、口腔咽頭吸引です。
最近の歯科衛生士学校の教育でも、口腔咽頭吸引がおしえられているということです。口腔咽頭吸引は、鼻にクダ(カテーテル)を通して吸引する方法とはちがい、口から咽頭にチューブを入れて吸引する方法であります。
つまり、歯科衛生士が行なうのは、口からの口腔咽頭吸引です。

咽頭吸引を考えなく口腔ケアを行おうという方法もあります。
水を使わない口腔ケアという方法です。これには、特殊なものが必要になりますし、技術的には、特殊で、この技術の習得が必要になります。しかし、これでもやはり、最終的には、吸引することが必要になる場合があります。

歯ブラシや歯間ブラシ、モアブラシなどを使いながら、適切なタイミングで口腔咽頭吸引をおこなえば、口腔ケアは、安心しておこなうことができます。
この口腔咽頭吸引は、歯科衛生士が開発した方法ということで、歯科業界から、看護師、などに広がっている方法です。
この、コツを身につければ、重度の口腔機能障害、嚥下障害の方に、鼻からカテーテルを入れることなく咽頭に溜まった汚れ、その他の物質を吸いとることが簡単にでるため、医療業界全体にとって、大変有益な方法となっています。鼻からカテーテルを入れる方法では、入れる人によっては、痛みを伴いますのが、この口腔咽頭吸引は、普通におこなえば、痛みもなんにもなくできる素晴らしい方法です。