今日は、朝5:20に家をでて東京に向かいました。
PDN VEセミナーという勉強会に参加しました。
PDNは直訳すると患者医師ネットワークということになります。
VEは嚥下内視鏡という意味です。
実は、私このPDN VEセミナーに2度目の参加で、同じ内容をもう一度受講しました。(2年前に1度目を受けました)
参加者は、私が見たところ1/3が医師、1/3が歯医者、1/4が言語聴覚士という感じでした。
内容は摂食嚥下障害についてでした。
講師の先生の一人は、以前、ユニークな内視鏡検査でイグノーベル賞を受けた内視鏡医で、その先生によると高齢者の嚥下障害のナンバー1は薬の副作用ということでした。
この先生は、期限を決めて飲んでいるすべての薬をやめて、経過を追っていくと多くの患者さんの嚥下障害は、かなり改善するという結論に至ったという話をされていました。
講演の内容ではなく、雑談的な話の中で、会のえらい先生(外科医)が会場に耳鼻科関係者がいないのを確認した後、このセミナーの企画にあたり当初、耳鼻科業界と歯科業界の関係が悪いので、テキストの項目ごとに誰が何を書くかなどの件に関して大揉めして大変だったというはなしをされていました。
何が患者さんの、つまり国民の利益になるのか考えて欲しいというような内容の話がありました。
一般の医師は割合、中立的な立場で見ているのだなと安心しました。
一般的な内容は、基礎的な事項が中心で、摂食嚥下にかかわる医師、歯科医師、言語聴覚士が最低限知っておかなければならい事柄がメインでした。
私にとっては、嚥下障害が外科的に治す方法が、いかにしてできたかがおもしろかったです。
うさぎの首の筋肉を切って、その後、下顎と喉仏をつないで固定して、切った筋肉をつなぐと喉仏が上方に引っ張られて誤嚥しないようになるという内容でした。
それと同時に食道の入り口である筋肉(輪状咽頭筋)を切ってゆるくしてなどでかなり食道の開きが良くなるなどの話でした。
かなり密度が濃い内容で家に帰って復習が必要です。
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