2020年11月08日

虫歯と子どもの歯科矯正

虫歯のなり始めは、狭い範囲で部分的に歯の表面がザラザラして白く(歯の白さではなくチョークのような白い色に)なります。

歯医者はこれをホワイトスポットとよんでいます。(ホワイトスポットからさらに進めば

穴があき、立派なむし歯になってしまいます)

このホワイトスポットは通常のワイヤー矯正では26%つまり4人に1人の確率でおきます。

マウスピース矯正では1.2%です。つまり100人に1人ということになります。

ワイヤー矯正では、むし歯という観点からはきわめて不利で、

マウスピース矯正ではこの心配はかなり改善されます。

 

小児の矯正治療の問題点、副作用

小児のワイヤー矯正での一番の問題は、矯正治療中に虫歯になりやすいということです。

そして、程度の差はありますがほとんどの人は歯肉炎になります。歯肉炎は歯ぐきが腫れてまっ赤になります。

歯肉炎に関しては、ワイヤー矯正では歯の表面に接着した金属のポッチ(歯科用語ではブラケット)とワイヤーをはずせば治ります。

しかし、むし歯は治りません。

理由は

ワイヤー矯正は、歯の表面に小さな金属(歯科用語ではブラケット)をセメントで固定して、

そしてそれぞれの歯の上の金属(ブラケット)にワイヤーをくくりつけて

ワイヤーが真っ直ぐになろうとするチカラを利用して歯を真っ直ぐになるように動かしていきます。

食事をするときブラケットとワイヤーに食べ物が引っかかります。

小児の場合、大人とくらべると歯磨きが充分にできることはないので、

多くの磨き残しがあり、まわりの大人の仕上げみがきが重要になります。

時には高校生でも仕上げ磨きが必要だとおもわれる子もいます。

また、小児の歯は柔らかく(石灰化が不十分で)むし歯になりやすい状態にあります。

従ってホワイトスポットができやすい状態であるともいえます。

ですので、小児の場合は、むし歯という観点から特にインビザラインなどのマウスピース矯正の方が、従来のワイヤー矯正より有利だといえます。

インビザラインのようなマウスピース矯正は食べる時や歯磨きをする時にマウスピースをはずすことができるからです。