2020年01月14日

今日のあさイチの話題は歯医者の想像を絶するものでした。

ヒトのワキの臭いを消すのに何が効果があるかという問題が今日のNHKのあさイチでありました。

答えは、唾液を腋に塗ると10分ぐらいすると臭いが改善するということです。

これは、五味恒明医師が今日のあさイチで言ってました。

実際にNHKの若い女性スタッフの唾液を腋に塗ってもらって実験してました。

五味恒明医師によると、唾液のなかのリゾチームが殺菌作用があり腋の臭いを抑える効果があるとのことです。

そこで唾液を黄色ブドウ球菌の培地にいれると、そこの唾液が触れたところだけ黄色ブドウ球菌が減ったという実験も紹介していました。

五味恒明医師は何科の医師かは、知りませんが、これは歯医者には絶対にない発想です。

歯医者は、唾液には、抗菌作用がある成分もあるけれども、口の中の汚れで細菌が多く混じっていてそれで抗菌作用なんて期待できないとう思い込みがあります。

唾液の中のリゾチームは抗菌作用があるけれども、唾液の中の細菌は多く存在するという事実があります。

(リゾチームは、ペニシリンという抗生物質を発見したフレミングによって発見されています)

私も歯科学生時代に授業で唾液を使った色々な実験をした記憶がありますし、

歯医者になって唾液の中の虫歯菌(ストレプトコッカスミュータンス菌)の数をはかって、

患者さんの虫歯リスクを測ったり、唾液の中のラクトバチラス菌を測ったりと色々してきました。

黄色ブドウ球菌(歯科学生はスタフィロコッカスアウレウスと呼んでいました)を使った実験も歯科学生の時しましたが、だれも唾液で黄色ブドウ球菌が減るとは、考えていなかったです。

でも、この番組で自分の唾液を腋に塗ったNHKの女性スタッフの口の中はとてもきれいでした。

歯医者としての私の発想は、口の中が汚れた人に、同じ事をやってもらいたいです。

口の中に細菌的に問題がある方は、たくさんおられます。

歯医者としては、この唾液がわきのニオイを消すということが、万人にはあてはまらない気がしてなりません。

口の中に問題があるひとに関してもこのことがいえるのなら、私もこの唾液で腋の臭いがとれるという結論に全面的に賛成できます