2020年01月13日

みなさんも一緒に歯科医師国家試験問題を解いてみましょう。

平成29年の2月に行われた第110回歯科医師国家試験問題に面白いものがあります。

難しい専門用語もあまりないですので一緒に解いてみましょう。

出題はC問題28問目からです。

専門用語やわかりにくいと思われる用語は私、山本鉄也が勝手にカッコ内でわかりやすい言葉で置き換えて書きます。

齲蝕(むし歯)予防の効果でエビデンスレベル(歯科論文でその科学的根拠の確かさのレベル,つまり科学的な証拠の強さのレベル)が最も高いのはどれか。1つ選べ。

 

a. フッ化物の応用(むし歯予防のフッ素の使用、フッ素入り歯磨き粉やフッ素の洗口液など)

 

b. 定期的な歯科検診(定期的に歯科医院に行って虫歯がないか診てもらう)

 

C. 水流圧洗浄器の使用(高い水圧の水を歯の表面に当てて汚れを落とす器械の使用)

 

d. デンタルフロスの使用(糸ようじとテレビコマーシャルで表現していました)

 

e. 甘味食品摂取量のコントロール(摂取する砂糖の量を減らす)

 

以上が問題です。

みなさんはどれが正解だと思われるでしょうか?

私の個人的な意見としては、これは、歯科医師国家試験の受験生にとっては、サービス問題です。

このサービス問題を落すレベルの歯科学生は、歯科医師国家試験の合格は絶望的です。

では回答は、

aです。つまりフッ化物の応用ということになります。

比較的多くの方が、

e.甘味食品摂取量のコントロールをつまり、砂糖をあまりとらない、お菓子をあまり食べないようにするを選んだのではないかと思います。

北欧では、1人あたりの砂糖の消費量は、日本とくらべるとかなり多いですが1人あたりの虫歯の保有数は少ないです。

b. 定期的な歯科検診に行くことも大切ですが、そこでフッ素塗布をすればさらにいいということになります。

こういう問題をだすと、フッ素の利用以外は意味がない、効果がないと勘違いされる方が一定の割合でおられますが、そういうことを言っているのではないということを強調しておきます。

勿論、砂糖の摂取量や、デンタルフロスの使用、定期的な歯科検診は大切です。

水流圧洗浄器の使用については、エビデンスレベルが低すぎて私もした方がいいとは言えないですが。

では、私からの問題です。

フッ素の使用でどれが一番効果があるかお答えください

a.歯科医院での定期的なフッ素塗布

b.フッ素洗口

c.フッ素入り歯磨き粉の使用

正解は、やまもと歯科医院にて、院長に直接お尋ねください。(字数が多くなりすぎて書けそうにないので)