ドライマウス(口腔乾燥)
最近急増化のドライマウス
口の中、口腔が乾く、乾燥する状態がドライマウスです。
現代は、軽い症状を含めると4~5人に1人がドライマウスと言われるようになっています。
ドライマウスによって、口の中が乾く、味がわかりにくい、くちびるや口腔の粘膜が傷つきやすい、食べものが飲み込みづらい、口が乾いて話しにくい、舌がひび割れする、口角炎になりやすい、虫歯や歯周病になりやすい、入れ歯が合わない口の中に入れ歯をいれても落ちてくるなどいろんな不都合が起きてきます。
ドライマウスの原因
①口呼吸で口の中が乾燥する
②唾液の量が減っておきる
唾液の量が減る原因は,大きくは3つあります。
1)薬の副作用
2)ストレス
3)筋力低下と老化
です
1)薬の副作用
色々な薬が唾液を減らす原因になります。どうしてだ液を減らすかそのメカニズムがまだわかっていない部分もおおいですが一般的にいわれていることは(私は少し違うのではないかと疑問を持っている部分もありますが)
抗アレルギー薬 花粉症のときは抗アレルギー薬をのみますが、鼻水を抑えるのと同時に唾液の分泌も抑えるといわれています。
高血圧の薬 降圧剤 おおくの降圧剤は利尿作用があり水分が尿となり、唾液が減ってしまう。
抗うつ薬 唾液を出す神経伝達の信号が抑制される
などです。
2)ストレス
緊張で口の中がカラカラになるという経験をされたことがあるとおもいます。
持続的にストレスがかかっても、唾液はへります。
3)筋力低下と老化
唾液腺は、口腔の筋肉の刺激によって活動します。
口腔の筋の活動が弱くなると刺激が減って唾液が出づらくなります。
唾液の役割
粘膜を保護したり、抗菌作用、があります。これにより風邪やインフルエンザのウイルスの足場を弱くします
酸の中和 虫歯菌が出す酸、胃液の酸を中和して喉や食道を守ったりもします。
消化酵素としてもはたらきます。
虫歯や歯周病から守る
味の伝達
嚥下のための食塊の形成
その他たくさんの役割があります。
解決方法
口腔のストレッチが有効です。
3大唾液腺のマッサージ
耳下腺→耳下腺開口部
顎下腺→舌下小丘
舌下腺→舌下ひだと舌下小丘
その他の原因
シェーグレ症候群、糖尿病、脳血管障害なども重要です。