栄養の勉強会
今日は、診療後高岡市でNSTの講演会がありました。
NSTとは、nutrition support teamの略で、直訳すれば栄養サポートチームということになります。
大きな病院では、NSTのなかに歯科医師と歯科衛生士も加わり、医師、薬剤師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士などとともに栄養のサポートに加わる時代となりました。
そして、現在の歯科大学の教育では、この辺のところをかなり重点をおいて教えられているそうです。
我々、開業している歯医者にとっては、訪問歯科診療で患者さんの栄養のをかんがえなければならない場面がよくあります。
今日の講師の先生は、管理栄養士の先生で、講演のなかで
MNA-SF(管理栄養状態評価法)という栄養状態を評価する方法がでてきました。
平成24年の在宅療養者(訪問診療や訪問歯科診療なを受けている方)の栄養状態の研究で、77.5%の方が、低栄養または低栄養の恐れがあると判定されました。
低栄養の状態であれば、その状態でリハビリをおこなえば、逆効果となり健康状態は悪化することになります。
また、低栄養なら治る病気も治りづらくなります。
それで、在宅療養者の健康を維持するためには、栄養の管理をすることが大切となります。
歯科的には、口腔機能の維持や、嚥下障害の改善のためには栄養状態を良くすることが重要となります。
この栄養の分野の最も専門家は管理栄養士です。
看護師や、歯科衛生士も栄養に対する指導をすることもありますが。
やまもと歯科医院でおすすめの栄養状態の改善方法
①日清MCTパウダーをつかう方法
摂取カロリーを比較的簡単に多くとることができます。
基本的には、この日清MCTパウダーは脂質ですので、1グラムで9キロカロリーをとることができ効率的です。
このパウダーを食品にくわえても、風味を失わず、味もほとんどかわりません。
②BCAA(分岐鎖アミノ酸)で、そのなかでもロイシンを多く含んだドリンクをとる。
この後すぐに運動すると、筋肉がつきやすくなります。BCAAはリハビリテーション栄養で時々、紹介されています。
その他、色々な栄養をとってもらうための方法はありますが、やまもと歯科医院で使っている基本の二つにつて紹介いたしました。