2019年09月23日

健康な人は、日頃、何も考えることなく食べ物をたべています。

ですから、食べている間に、口の中で、そして喉でどんなことが起きているか考えたことがないとおもいます。

そこで今回は、

その口の中の食べ物が、如何にして喉に移動するかについて、歯科的な観点から分析しようとおもいます。

皿から口の中に運ばれた食べ物は、上下の歯で咀嚼されます(歯だけではなく、口唇、頬粘膜、舌なども重要な役割をこの時はたします。)

その際に唾液と混ぜ合わされてます。その物が舌などの動きで口の中の奥側に運ばれます。

口腔の天井は指をいれると固い粘膜がふれます。

これは、粘膜の下に骨があるからです。これを歯科用語では硬口蓋(こうこうがい)と呼んでいます。この硬口蓋と舌が食べ物をつぶしたり奥に送ったりします。

その硬口蓋の奥は骨の裏打ちがない柔らかい粘膜があります。歯科用語では軟口蓋(なんこうがい)と呼んでいます。

この軟口蓋を、口の中の奥に指をいれると多くの方は「オエッ」となります。

この軟口蓋の部分に食べ物が運ばれます。

この軟口蓋の始めの部分は口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)と呼ばれる筋肉でできています。

この口蓋帆張筋は、歯医者にとっては、とても面白い筋肉です。

おおくの耳鼻科医や医者などの医療関係者には、耳と喉をつなぐ耳管(じかん)という、日頃は閉鎖している管を開かせる筋肉(飛行機の中で耳がつまったときにあくびをしたり、唾を飲み込むと耳管が開いて耳の詰まりが改善される筋肉)として認識されている筋肉ですが、

歯医者にとっては、その耳管を開く役割は副次的つまり、おまけの役割で

一番の役割は、食べ物を喉に送りこむ役割です。

口蓋帆張筋は耳管とほぼ平行して走行したあと、翼突鈎(よくとつこう)と呼ばれる骨のでっぱりで向きを90度かえて右から左に、左から右にはしり左右の口蓋帆張筋がまじわり、軟口蓋を形成します。

その部分の粘膜に食べ物の圧力がかかると、反作用のチカラ(筋紡錘のセンサーのはたらきで)をだし喉に送り込みます。

そしてこの口蓋帆張筋は、顎を動かすのとおなじ神経の支配をうけています。

ということで、歯医者の視点でみる口蓋帆張筋は、多分、他の歯科ではなく、医科関連の医療職の人がみる口蓋帆張筋とは視点がちうのではないかと思っています。

今日はこの休日のため、久しぶりにコンビニで買ったおはぎを食べてる最中、むせながらこんなことかんがえてました。