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虫歯の再発予防

現在のセラミック治療と昔のセラミック治療

日本の歯科業界が、世界の歯科分野の発展に一番貢献した物は、接着のためのボンディング剤と歯科用セメントです。 これで何がかわったかというと、ひとつはセラミック治療が、元々は、単に審美性だけを追求したものでしたが、虫歯の再発を防ぐ方法として、適した治療法となっています。 歯科用セメントとしては、レジンセメントと言われるものが最も強度が強くて、接着力も、ほかの歯科用セメントより強いです。 ただし、これには条件があります。 正しくボンディング剤とレジンセメントの特性を知ったうえで歯科医師が治療を行うことが絶対条件です。 天然の歯とレジンセメントの接着力は、かなり強いです。 また、セラミックとレジンセメントの接着力もつよいです。 しかし、金属とレジンセメントの接着力は基本的にはありません。金属の接着面を顕微鏡でみると金属表面は、凹凸がありそこにレジンセメントがからみあってくっついているだけで、機械的にくっついているだけです。 従って、セラミックとレジンセメントの接着、天然歯とレジンセメントの接着と比べると極めてよわくなります。 また、レジンセメント以外の歯科用セメントは、歯や金属の顕微鏡でみる凹凸にからみ合っているだけなので、噛む力でセメントが壊されると唾液が進入して虫歯が再発するということになってしまいます。(歯科用セメントの強度としては、レジンセメントが他の歯科用セメントと比べる、かなりつよいです) 従って、レジンセメントを用いて、セラミックの材料を使って歯を修復することが、虫歯の再発という点では適しています。 そして、二次的に審美性もついてくるというのが、現在セラミックで歯科治療をしている多くの歯医者の感覚なのではないかとおもいます。  

そこで、役にたつのが、CAD-CAMの技術です。

口腔内の歯を小型ハンドカメラで撮って、パソコンに三次元的に歯の形を再現して、それを元にしてセラミックの棒を削り出して、虫歯を取り除いた後の部分に合うような形にして人工歯、セラミックの歯をつくり、それをレジンセメントで接着します。 20年前とは違い、現在では、耐摩耗性が天然の歯と同じぐらいのセラミックを使うことができます。 耐摩耗性が違うと、例えば硬い金属で修復すると噛み合う反対側の天然歯は異常にけずれる可能性も出てきますので、耐摩耗性が天然歯と同じぐらいというのは理想です。 この方法がセレックシステムとよばれるセラミック治療です。 条件が合えば、虫歯の治療を開始してから1時間でセラミックの歯が入るシステムです。