2019年09月08日

患者さんからの電話

1日のうちに、違う患者さんから同じ質問が

こんにちは、富山県高岡市の歯医者 やまもと歯科医院の院長の山本です。

最近またこの内容についての、問い合わせが増えてきました。

歯科インプラントをしている場合、MRIの検査を受けれるのでしょうか?

という質問です。

これについて、過去にもこのブログで何回かとりあげましたが

結論としては

何の問題もありません

ということです。

この事については、医療業界では、世界的にもうずっと前に結論がでてしまっています。

富山県でも、この事に関して勘違いしている医療関係者が多くおられるので、10年ぐらい前に医師会、歯科医師会で合同の勉強会が行われたこともあります。

どうしてこんな、勘違いがおきているか?

私の想像では、MRIが普及し始めた頃にこのことがおきたのではないかとおもいます。

つまり、医療業界でも、医師、看護師、診療放射線技師は、歯科インプラントについて、そして歯科治療に関しての情報が、当時はあまりなかったために広がったのだとおもいます。

歯科インプラントもその他のインプラントもいっしょくたんに考えているためだとおもいます。

患者さんからの質問ばかりでなく、ときには病院の看護師さんや、診療放射線技師さんからも、時々この事について問合せの電話をいただく事がありますので、未だに

この事について正しい情報が広がっていないように思います。

問題は大きく分けて2つです。

その中で、歯科インプラントをしているとMRIの検査をうけれないと勘違いしておられる医療職の人が一番の問題だと思っておられる事は、

発熱のもんだいです。

歯科治療によって使用される金属が、MRIの検査によって顎につたえる温度について研究はされていて

結論は

①まずは普通の虫歯治療で

虫歯の歯科治療で歯の神経を取って、土台 の金属を歯の根っこに食い込ませてセメントで接着した場合(歯科用語ではメタルコアと言います)はMRIによっての発熱は1℃以下であったというものです。この場合の歯科金属は銀合金が主に使われます。

②歯科インプラント治療

歯科インプラントで直接顎の骨に接触している場合の発熱は、メタルコアの場合よりもぐっと小さかったということです。つまりこの場合も1℃以下でした。

どうして直接、顎の骨に接触している歯科インプラントの方が熱が小さいかという理由は、歯科インプラントは金属的にはチタンでできているからです。

従って、

歯科インプラントでの発熱は問題ないです

でも、敢えて、もし心配するなら、歯科インプラントよりも、メタルコアを心配すべきですが、

今までメタルコアをしているけれどMRIの検査を受けていいかかどうか質問をうけたことはありません。(メタルコアは、神経を取った歯科治療を受けたことがある方の多くに入っています。)