2019年07月24日

口腔ケアと肺炎

一昨日、東京で実習付きの口腔ケアのセミナーに参加しました。

セミナーの受付で、参加する受講者の手続きしているところで、すべて受講者が、女性で、すごくアウェー感をかんじて、ひょっとして参加する男性受講者は、私だけではないかと心配になりましたが、そのうち私の他に男性受講者、3人があらわれ(全受講者は100人ぐらいでした)、なんとか逃げ帰らずに受講できました。

参加者のほとんどが、歯科衛生士と看護士でした。

講師の先生は、大阪大学の准教授先生でした。

内容は、口腔ケアと誤嚥性肺炎でした。

肺炎の30%ぐらいは、細菌である肺炎球菌によっておきます。

そしてその肺炎球菌は、どこにあるかというと、口腔内の衛生状態が良くない、つまり口の中が、汚れている人の、舌や粘膜の上、歯の表面、唾液の中にたくさんあります。

口の中をきれいにすることによって、高齢者の熱発を減少させることができるということを、20年ぐらい前に、ある歯科医師が発表して、最近では、医療界全体でも、ある程度この口腔ケアで誤嚥性肺炎を減らす事ができるという事実が受け入れられて、多くの命を救ってきたのではないかとおもいます。

その口腔ケアの注意点についての講演会でした。

高齢者の多くの方が、何かの持病を持っておられます。

それぞれの病気を持っておられる方の口腔ケアについてでした。

①心不全

心不全と誤嚥性肺炎は、時々、判別しにくい事があるので、その場合の口腔ケアについてでした。

また、血液検査で比較的簡単に看護師や歯科衛生士が知ることができる、BNPや

NT-proBNP(両方ともBNPで基本的には同じで心臓が元気かどうかわかる心臓からでるホルモン)と言われる血液検査の時の値と、CRP(炎症があるかどうか知るための蛋白)の値を常に意識する事が、大切だという内容でした。

②COPD(肺の病気)

今はやりの単語です。

和田アキ子さんなどが、なっている病気です。落語家の歌丸さんもCOPDで大変だったと聞いています。

酸素ボンベをコロコロした台車で持ち歩いておられて、チューブで鼻から酸素を入れておられる方もおられるます。

COPDの方は、誤嚥しやすくまた誤嚥性肺炎にもなりやすいです。

歯科治療時でも、続けての治療が困難で休み休みの治療でないと、つらくてできません。

歯科衛生士や看護師の口腔ケアの時も、休み休みでないとできませんし、その他、爪に特殊な光を当てて、血中の酸素の量をはかりながら行うなど、いろいろな配慮を必要とします。

かなり、口腔ケアや歯科治療時には注意が必要です。

水をつかわない口腔ケアが有効です。

③認知症

認知症と口腔ケア、歯科治療、そして摂食嚥下に関しては、かなり長くながくなるので次回に