2019年07月14日

フッ化水素が禁輸?

日本が韓国に輸出しているフッ化水素はそんなに大切なのか?
色々聞くと、半導体を作る上では、大切だということです。

しかし、年取った歯医者や歯科技工士にとっては、フッ化水素のありがたみはそんなにわかっていません。
なぜならば、歯科業界では、昔よくフッ化水素を使っていたからです。(現在も使用されているかは知りません。)

歯科医師が使うより、歯科技工士がよく使っていました。
セラミックや金属焼き付けポーセレンと呼ばれる歯の形をした金属のフレームにセラミックを焼き付けた人工歯(歯医者や歯科技工士などの歯科関連の人は簡単な言い方であるメタルボンドと呼んでいます)を作る時に使用したらしいです。

昔、歯科技工士が言っていたのは、金属焼き付けポーセレンの作製に色が合わないなどのために失敗した場合、ポーセレン部分を溶かすために使用していると聞いた記憶があります。

私自身は、フッ化水素を使用したこがありません。そして、このフッ化水素がだいきらいです。

どうして私や、多くの(私を含めて?)若い歯医者がフッ化水素を忌み嫌うかは私が歯科大学生時代に、東京の八王子でおきた事件の衝撃が大きいからです。

 

当時のおじいちゃん歯医者が、虫歯予防のフッ素と歯科技工用フッ化水素を取り間違えて使用して、虫歯予防の為にそこの歯科医院に行っていた小さなお子さんが亡くなったという事件があったからです。

(虫歯予防のフッ素と歯科技工用フッ化水素は、名前が似ていて、フッ素という単語が入っていますが、まったく別の物質です。でも八王子のおじいちゃん歯医者は名前が似ていて、たまたま歯科業界にそんざいした物質を、色々な勘違いが重なってこの事件がおきたようです)

この事件で、当時歯科学生だった私は、将来、歯科医院を開業したら、絶対、歯科技工用フッ化水素を院内に置かないと決めました。

 

ということで、歯科業界では、フッ化水素は、歯科技工では当たり前のマテリアルであった為、そのありがたさがわかっていませんが、今、話題の物質であるため歯医者や歯科技工士は、半導体を作る時にも使っていたんだと感心しながらこの貿易問題をみています。