2019年05月11日

フッ素の安全性

フッ素と言えば、歯を強くする物質として広く考えられています。

しかし、中にはフッ素は、癌をおこすとか、遺伝的障害をおこすとかという方もおられます。そしてそのすべてが、間違いであることが証明されています。

その中には、単純なミスをして計算して、それを発表して、大恥をかいだ学者もいます。

歯学部のフッ素の研究者で、フッ素について、フッ素の虫歯予防について、賛否は存在しません。すべての歯学部のフッ素の研究者は、フッ素の利用が有効だと思っています.

時々フッ素の使用に反対する歯科医師がいますが、フッ素についてはド素人です。

 

しかし、時々医学部の研究者から、変化球がとんできます。

もう20年ぐらい前だったでしょうか?読売新聞の地方版に近隣の医学部の研究者の発表があり、中国の内モンゴル自治区での調査で、アジア人はフッ素により骨折しやすくなるのではないかと研究者の言葉として載ってました。

私はその時思ったのは、これ簡単に確認する方法があるのではないかということです。

それは、アメリカの西海岸や、オーストラリアなどに行ってアジア系の3世や4世と白人の骨折の発生率を調べれば結論が直ぐわかるのではないかということです。

フッ素入り水道水を飲んでいるひとがいるところで、3世、4世となると生活習慣は白人とほぼ同じとなります。

その後これを確定するための研究があったのか私はしりませんが。

 

フッ素と骨折に関して一番信頼できる研究は、アメリカの研究です。

整形外科に関係する学会の会報に発表されたものです。

米国国立衛生研究所の支援を受けた研究で、莫大な費用をかけておこなわれた研究です。

この結果は、その調査研究報告(Yiming Li et al. J. Bone and Mineral Research 16(5):932-939,2001)からです。

これも、研究は中国でおこなわれました。

結果だけ簡単に説明すると、飲み水のフッ素濃度と骨折のおきやすさには関連がありました。

そして、飲料水のフッ素濃度が1.00~1.06ppmのものが、一番骨折する率が低かったという結果です。

これよりフッ素濃度が低いと骨折する率が徐々にあがります。またこの1.00~1.06ppm

より高くなるとこれもまた徐々に骨折の率がたかくなるというものです。

この水道水のフッ素濃度⒈00~1.06ppmというのは歯医者なら、「あれっ」と思う濃度です。それはこの1.00ppmという濃度の飲料水が虫歯予防には、一番効果があるからです。つまり、虫歯予防に最適と言われている水道水のフッ素濃度は、骨折をおこしにくくする水道水の濃度でもあるということです。

また、この研究で、飲料水の中のカルシウムと鉄も骨折のなりやすさに関係していることもわかりました。

 

残念ながら日本においては水道水にフッ素を人工的に加えるということはされていませんので、水道水のフッ素濃度は1.00ppmよりかなり下です。

色々な事情により、日本においては水道水に人工的にフッ素がくわえられることは、将来もないとおもいます。

結論、虫歯予防のフッ素によって骨折しやすくなるということはありません。