2019年04月29日

顎骨の骨折

北京オリンピックのソフトボールで金メダルをとった時のピッチャー上野さんが、打者が打ったボールが顎に直撃して顎の骨が折れたそうです。

テレビで見ると左の下顎に当たったように見えます。

顎の骨折の場合、手や足が骨折した時と比べて、気をつけなければならない事がひとつふえます。

手や足のような整復(だいたい元の位置にもどすこと)固定をすると,正確に元の位置に戻ることはなく少しズレてしまいますので、対合すると歯と噛み合わない、ひどい場合には、大きな段差ができたりします。

従って、上下の歯が噛み合うように整復固定しなければならなくなります。

その為には顎間固定(がくかんこてい)といわれる、上下の歯をワイヤーや歯列のアーチの形をした金属の既成の硬い棒状のものを固定して上下の歯を動かないようにくくりつけます。

日本では、支那事変の時の軍医、三内医師が開発した三内式副子(さんないしきふくし)と言われるアーチ状の金属棒が発展したものなどをつかいます。(戦争中は、戦闘で顔面を負傷することが多かったそうです)

この顎間固定の間、アルコールを飲むことは、厳しく禁止されます。

嘔吐することは絶対に許されないからです。

また、この顎間固定中は、以前はかなり体重がへりました。(体重が減っても顎間固定をはずすと直ぐに体重は元に戻ってしまいます)

固形物が食べれないからです。

今は、色々な、食品が開発されていて昔とくらべれば、それほど体重は減少しません。

最近は、ベッカムが足を骨折した時に使った骨折治癒促進器でかなり治癒期間が短くできます。

ということで、顎の骨折は、大変な面もおおいですが、上野選手の早期の回復、復帰を応援しようと思います。