2019年03月19日

ここ15年でわかった予防歯科情報

歯科学の学問のひとつに予防歯科という分野があります。

虫歯の細菌は、生後1歳半以降、お母さんから感染することがほとんどです。

そして、歯周病の細菌は、18歳以降、パートナーつまり、彼氏、彼女から感染することがほとんどです。

ただこの歯周病の細菌は、感染したからと言って、すぐに歯周炎を起こすわけではありません。

以前は、いったん感染した歯周病菌が、歳をとって、免疫力が弱くなって歯周炎が発症すると考えられていました。

しかし最近では、そうではなくて、時間が経つと病原性が高くなって、つまり高病原化して歯周炎が発症するとかんがえられています。

もっと具体的には、栄養共生、つまり歯の表面のプラーク(歯くそ:最近歯医者は、プラークを昔のように、歯くそと呼ぼうという運動が密かにおこっています、歯くそをプラークと呼ぶから、その本質が一般の人に理解されないという考えから)の中で色々な種類の細菌が存在して、ひとつの細菌が排泄した物質を他の細菌が、それを栄養として取り込んで、食べて繁殖して、その細菌の排泄した物質を、他の細菌がまた栄養源とする栄養共生が成り立っています。

そして、細菌の数が増え、歯ぐきの炎症で出血がおき、歯周病菌のプラークの外からの栄養源である鉄分が、血液から供給されて、さらに歯周病の細菌は増えて病原性が高くなります。

この出血は、歯ブラシでおきる出血を意味しているのではありません。結果として、歯磨きで、出血はしますが、

歯周炎で歯と歯ぐきの間の溝、歯周ポケットに溜まった血、または歯周ポケットの内面は、潰瘍ですので、それによる血が歯周病菌に鉄を供給します。

従って、このプラークを取り除くことが、とても大切になります。

これには、歯科医院で、定期的にプラーク、バイオフィルムを取り除くことが効果があります。