2019年03月08日

歯科の診療の椅子(歯医者はユニットと呼んでいます)で心配なこと

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

患者さんが、虫歯など歯を削った治療の後、口を濯ぐ時、口の中に水をいれて軽くブクブクして歯の削りカス、歯科セメント、歯科金属の小さい破片を口の中から外、体外に出すのを歯医者は想定していますが、その歯医者の想定に反して、時々、ガラガラうがいをする方がおられます。

歯医者としては、すごく心配になってしまいます。

歯の削りカスや、時には歯科セメント、歯科金属の削片、また、それに付着した口の中の細菌を、あえて口の中の奥に、いれなくてもいいのじゃないかと思っています。

それによって、何か病気になるということは、ないとはおもいますが、たぶん。

神経質な歯医者の私としては、すごく気になってしまいます。

特に心配になるのは、高齢者の患者さんの場合です。

高齢者は加齢(長年の重力や、筋力の劣ろえにより)により、喉頭(こうとう、のどの部分、外からの見ため的には、のど仏のところ)の位置がかなり下に下がっています。のど仏の内側の上のほうにある喉頭蓋(こうとうがい:食べたり飲んだりする時、呼吸のための気管に、飲み物、食べ物が入らないようにパタンとたおれて気管にフタをする靴べらみたいな形をしたもの,間違って水、食べ物が気管に入ってしまった場合、それを、むせて排出しようとします)がかなり下がってしまいます。

喉頭蓋がさがれば、年齢に関係なくおなじ高さまで上がらないと、気管にフタをすることができませんので、喉頭が下がった場合、上がらなけれならない距離は長くなりますので、高齢者は不利になります。

つまり誤嚥しやすい。歯、歯科セメント、歯科金属の破片、それについた口腔内の細菌が喉にいった場合それが気管に入りやすくなります。

また、水を口の中に貯める機能の低下している場合もおおくあります。ちょとしたはずみに、ガラガラうがいしていた水を、意識せず口の中から奥ののどに漏れてしまうこともあります。

摂食嚥下障害のアイスマッサージ(氷の棒で口の中の奥を撫でること)のときには、わずかな水が、無意識的にのどに移動しているのではないかと歯医者としては感じています。

歯医者の観点からの結論としては、

歯科治療中にユニットで歯医者が歯や詰め物や被せ物の金属を削った後、口の中を水で洗うとき、ガラガラうがいをせずに、軽く水を行き渡らせて、そのまま口の外に吐き出してほしいです。

あえて、歯の削りカス、詰め物セメント、金属の破片それについている細菌を口の奥、そしてのどに入れる、そして高齢者の場合、特に細菌がついた歯、歯科セメント、歯科金属の破片を、気管に入れる誤嚥のリスクをおかしてほしくないです。

ちょっと神経質な歯医者の心配ごとでした。