2019年02月04日

歯医者の視点からの離乳食

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

こもブログの先月1月5日の「離乳食 歯医者の観点から 離乳食とお口のケア」の続編です。

今回は生後9カ月以降についてです。

まず小児歯科的に離乳食は、

①口の中、歯や舌、頰粘膜などの成長

②身体の成長

③心の成長

以上の3点を特に考慮する必要があります。

生後9カ月~11カ月

小児歯科的には、歯ぐき食べ期と呼ばれています。

乳歯の前歯が生えそろい、 舌が、今までの前後と上下に動くのに加えて、左右に動くようになる時期です。

全身的には、ハイハイや立っち ができるようになる時期です。

歯科的には、食べ物を舌や、頰粘膜の動きで左右のどちらかの歯ぐきに持ってゆき、歯ぐきですりつぶすことができるようになる時期です。

食べ物の硬さとしては、バナナぐらいのものが適しています。

この頃は、食べている最中に、遊び始めたりすることがあります。小児歯科的には「あそび食べ」と言っています。こういう場合は、基本的には、だらだら長い時間をかけて食事をするよりは、食事をきりあげることがおすすめです。

生後1歳~2歳

小児歯科の用語では、かじり取り食べ期と呼んでいます

椅子に座って食べることができるようになる時期です。

歯科的には、乳歯の奥歯が生え始める時期です。

舌は斜めにも、自由に動かせるようになる時期です。

乳歯の前歯で、かじり取って口の中に入れる量を調整できるようになる時期です。

食べるものとしては、乳歯の前歯で噛み切れて、奥歯ですりつぶせるかたさです。

柔らかい肉団子や、おにぎりが食べれるようになる時期です。

ただ、この時期は特は、個人差がおおきくなる時期です。

歯の生え方、スピードも個人差がかなりおおきくなる時期ですので、よくお子さんを観察してあげて、離乳食を調整する必要があります。

観察ポイント

①唇がちゃんと閉じて食べること、のみこむことができているかどうか

②奥歯ですりつぶしができているかどうか

③前歯でかじりとることができているかどうか

④口が左右非対称に動いているかどうかです。

以上の4つのポイントをみて、食べ物を調整してください。

 

また、この時期はまだ豆類をあたえないでください。

豆類は、窒息の原因となり死亡事故の可能性もありまた、肺炎の原因にもなります。

豆類は、乳歯の奥歯、つまり、乳臼歯が完全に生え揃う3歳過ぎとしてください。

また、歯と口のケアも必ずおこなってください。

歯磨きまで、考え付かない場合も、環境によってはあり得ますので、高岡市や市町村の健診には、かならず参加してください。