2018年12月19日

歯医者と子どもの歯科健診

最近、保育園の健診や、高岡市の保健センターで3歳児歯科健診にいくことがあります。

また、色々な機会に、子どもの歯科健診をしています。

そこで気がつくとが、いくつかあります。

多くの歯科健診表には、「噛み合わせ」という項目があります。

平易な言葉で表現すれば、出っ歯傾向が強いか、受け口傾向が強いか、書く項目です。

出っ歯傾向が強い子どもは、指しゃぶりがあったり、舌の動きが、正常と違っていてたり、鼻がつまっていて、鼻呼吸できず口呼吸をしているとか、原因は色々です。また、遺伝的要素もあります。

では、受け口の場合はどうか?

子どもの受け口の場合

舌の下側の中央に、ひも、というかスジというか(歯医者用語では、舌小帯ぜつしょうたいです),それが口の中の底面を形成する部分(歯医者用語では、口腔底と呼んでいます)にくっついている部分があります。

この舌小帯が、短い、長い、太いで、舌の裏側にしっかりついて、口腔底とくっついていて、上に持ち上がらない、舌が前に出ない状態になっている場合が、受け口の子どもの場合、かなりの確率で見られます。

口の中で、正常な、舌の位置は、上顎の一番前の左右2本の歯の少し奥側の上顎の粘膜に舌の上のさきの部分が、接触しているのが正常です。

この位置であれば、飲み込むとき、嚥下するときに食べ物を効率的に口の奥、そして咽頭におくることができます。そして、嚥下の時に、強いチカラがかかります。それで、上顎、そして、上顎の歯列に近いところを押します。それで、上顎の拡大も促されるという側面があります。

もしその舌が、舌小帯が短くて、上顎に接触せず、逆に下顎を押せばどうなるか?飲み込む時の強いチカラが、飲み込む毎に、下あごをまえに出すチカラとして働きます。そして受け口となります。

また、場合によっては、上顎の前歯と下顎の前歯の間に、飲み込む、嚥下するごとに舌がはまり込んで食べる子どももいます。

その場合、上顎の前歯と下顎の前歯の間に、口をとじても、隙間ができる場合もあります。この時微妙に下顎の前歯に当たるチカラが強ければ、受け口となります。

では、どうして、舌小帯が、短いか?

遺伝もありますし、また、舌を動かさない習慣を身につけてしまうということもあります。

この、舌小帯が短いのを、トレーニングによって、のばすことも、多くの場合は可能です。

また、歯科用レーザーによって切ることも可能ですが、舌を動かさなければ、また、癒着してしまいます。ですので、舌をのばすトレーニングをして、それができるようになってはじめて、歯科用レーザーで伸ばすことをするのがいいです。

舌のトレーニングだけでも、改善して、歯科用レーザーを使わずにおこなうことも可能です。