2018年12月05日

口の中はカビだらけ?

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

口腔内(口の中)には、たくさんの細菌が存在しています。数的には、その細菌数は、肛門より多いです。

従って、口腔内(口の中)は、とても汚れたカラダの部位となります。

私、以前口腔内の微生物について、やまもと歯科医院で、よく顕微鏡で見ていた時代があります。もう15年ぐらい前のことですが。

口の中には、色々な細菌が存在していて、さらに、その細菌より比べ物にならないぐらい大きな物体も存在します。

その物体は、カビです。カビでもたくさんありますが、そのなかでもカンジダ菌と呼ばれるカビです。(カビと細菌は違う種類のものです、カビは歯医者業界では細菌ではなく真菌と呼んでいます、真菌には通常の抗生物質はききません、むしろ、結果的に増加させることになります)

カンジダ菌の表面には、多くの細菌が、絡み合って存在しています。

口腔内(口の中)には、誰でも、必ずある程度のカンジダ(カビ)は存在します。

ただ、このカンジダが異常に多くなり毒性を発揮しだすと、口腔カンジダ症という病気となります。

口腔カンジダ症は、大きく分けて2種類あります。

白いカンジダと赤いカンジダです。

白いカンジダは、歯医者が見て直ぐにわかる口腔カンジダ症です。

赤いカンジダは、歯医者でもよく注意しないとわかりません。理由は、歯ぐき、歯肉も赤いので、赤いバックに赤い物体が乗っているのを、見分けるのは、かなり注意が必要となります。

この問題が、最近クローズアップされる理由は、このカンジダ(カビ)は入れ歯の表面に付きやすいからです。

介護を受けておられる高齢者の入れ歯には、このカンジダ菌がべったり付いている場合をよく見ます。

特に粘膜調整材(弾力性があって、噛むチカラを分散して粘膜の保護作用があるもの)という入れ歯のクッション材として使用している場合、この粘膜調整材の表面には、カンジダや、細菌がべったり付いてしまいます。

先日(10月)、この粘膜調整材に抗菌性がある材質のものが、認可されました。

カンジダ菌にも細菌にも、抜群の効果があるものです。

口腔感染症や、誤嚥性肺炎の予防に貢献する抗菌性粘膜調整材、ということで2019年の春に、この製品の発売を目指しているそうです。

医療品や化粧品に広く使用されている塩化セチルピリジニウム(CPCと略されるもので、大多数の歯医者にとってはハテナマーク?の物質です)といわれるものを応用して開発されたものです。

私、歯医者として、この製品の発売を、とても楽しみにしています。