2018年11月27日

抗生物質と歯科疾患

こんにちは 、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

歯周病は、基本的には、細菌感染です。

いくつかの種類の細菌が、主に原因となり歯周病を引き起こします。

歯周病の急性期には、抗生物質が使用されます。

また、急性期ではなくても、特殊な歯周病治療においても、抗生物質が使用されることがあります。

侵襲性歯周炎(私が大学生の時は、若年性歯周炎と呼ばれていたもので、比較的若い人がなる歯周炎でAa菌と言われる細菌が原因といわれています、)は、とくに抗生物質がよく効く歯周病です。

その歯周病に効く抗生物質で、耐性菌ということが、最近ある歯周病の治療を熱心に考えている歯医者のグループの機関誌に載ってました。

そして、たまたま医師国家試験(歯科医師国家試験ではなくて)をみていると、マイコプラズマ肺炎に関して正解を選ぶ問題で、正解が、最近この種類の抗生物質が耐性菌が増えている、という文が正解の問題がありました。

この種類の抗生物質は、歯周病には、とても効果がある抗生物質で歯科で耐性菌が最近話題になっている抗生物質が、歯科のみならず医師国家試験にまで出てきているんだと思ってみてました。

日本では、最近抗生物質の使用を最小限にしようという動きが、盛り上がっていて(盛り上げなくてはならなくて)、妥当性を欠く抗生物質の使用の是非が新聞などでも、話題になっています。

耐性菌については、個人レベルでも問題ではありますが、それ以上に社会全体としては、大きな問題で、世界の健康に関する機関が、危惧、警告しています。

歯科に関していえば、抗生物質を使用しなければ、治らないこともおおくあり、また、使用しなければ、無意味に健康を害するリスクを上げることもあるので、使用すべき時には、使用することがたいせつです。

抗生物質に関しては、飲む時にはのんで、中途半端が一番悪いというイメージです。

おまけ

歯科でもよく使用されているニューキノロン系(歯周病や、歯の根っこの感染、顎の骨の感染症に使用されるくすり)と言われている抗菌物質が、大動脈瘤、大動脈解離のリスクをあげるのではないかと最近言われ始めています。

結論、抗生物質、抗菌物質に対する考えも、日々変わっていっています。