2018年10月28日

歯医者の歯はなぜ茶色い?

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

私も、歯科関係の講演会にでて、時々思うことのひとつに、一部の歯医者の歯が茶色いということです。

では、どうして歯が茶色い歯医者が、一定のわりあいで存在するのか考えてみました。

まず、普通、最初に思いうかべるのは、歯をあまり磨かないから歯が茶色い?ということです。

このことに関しては、少なくとも私の世代より若い歯医者に関してはあり得ません。歯科大学時代の教育で、歯の大切さを6年かけて頭にすりこまれている、ある意味、洗脳されているわけですから1回の歯磨きに30分はかけているはずです。

大正生まれの歯医者になると、このへんの所は、かなり私の世代以下の歯医者とくらべると、怪しいと思っています。

虫歯、歯周病が、細菌によるものだと言う認識が、戦前の歯科教育(4年間の専門学校教育、戦中は、さらに短い、繰り上げ卒業で、戦地に送られたそうですが)では、あまりされていなかったのではないかとおもいます。

そんなに歯を磨くのに、なぜ歯が 茶色いのか?

①そのひとつの原因は、歯を磨く時に、歯磨剤をつけていないからです。

また逆に、歯磨剤をつけた状態で、30分も歯を磨くことは不可能です。歯医者が歯磨剤を使うのは、歯磨きの最後のちょっとのじかんだけです。

この時間がちょっとすぎると、ステイン、着色の原因になります。

②神経質な歯医者(私もそのひとりです)は、研磨剤がおおく入っている歯磨剤がきらいです。

何故なら、歯を傷つける、すり減ると考えているからです。この、研磨剤が歯のステイを取り除く効果がありますので、少なすぎ、歯磨剤をつける時間が短すぎるとステインはつき茶色くなります。また、ステイン自体は、虫歯や歯周病の原因にはなりません。

余談ですが、この種の神経質な歯医者は、発泡剤であるラウリル硫酸ナトリウムも大嫌いです。普通の歯磨剤には、このラウリル硫酸ナトリウムが入っていますが、炎症を起こしたりアレルギーの原因になるのではないかと考えています。

③以前うけた歯科治療で、白いつめもの(コンポジットレジン、歯医者用語ではCR)が着色してしまう。特に昔の白いつめものコンポジットレジンは変色しやすく、その表面を磨く、研磨すればまた白くはなるのですが、歯医者が自分で鏡をもちながら、研磨するということは、中々難しく、しにくいので放置したままとうことがあります。

以上の理由から、一部の歯医者の歯は、茶色いです。