2018年10月25日

モチベーション

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科の院長の山本です。

この言葉は、そろそろに日本語として定着したでしょうか?

この言葉を歯科大学ではじめて私が聞いた時、そのモチベーションは 、美味しいのかどうなのか?あんこか豆が入っているのか?どんな餅なのか?

ということを、私はおもいました。

もう、35年ぐらい前のことです。

虫歯の予防、歯周病治療には、必ずでてくるのが、このモチベーションという言葉です。

また、基本的には、歯周病の治療には、患者さんが、丁寧に汚れ、歯垢が取れるような方法で歯を磨かなくては、歯周病の治療が開始できません。(もちろん、虫歯の再発を防ぐのにも重要です)

その時にでてくるこのことばがモチベーションです。

患者さんに歯磨きを、ちゃんと(適切に)するように、意識改革してもらうこと、これが、歯科でいうモチベーションです。

多くの歯科医師、歯科衛生士は、患者さんの口に中に歯垢、汚れがたくさんあるのを、患者さんの、磨く技術 の問題と捉えて、歯磨きブラッシングの技術を、一生懸命教えようとする傾向があります。

しかし、そういう歯磨き、ブラッシングの技術面が悪くて歯垢、汚れが多い場合もありますが、実際には、そのことよりも、患者さんのブラッシング、歯磨きに対する熱意というかテンションというかモチベーションが低くて汚れが歯垢が取れないことがほとんどです。

一部の、歯を良くしたいと強く望む患者さんには、 もともと 熱意がたかいので、歯科医院でモチベーションを高める必要はゼロですが、大多数のそうでない患者さんには、 モチベーションを高めることが必要だと言われています。

その方法には、歯科業界では、伝統的に言われている、いくつかの方法があります。

伝統的な、従来通りの、虫歯、歯周病の原因を説明して、歯を丁寧に磨かなっかたらこんな歯周病、虫歯になって歯がなくなりますよと言って、恐怖を与えてモチベーションをあたえるのは、瞬発的な(短期間の)モチベーションはあがりますが、持続する(長期間続く)モチベーションをあげることには弱いといわれています、これも必要ですが。

持続的にモチベーションをあげることは、かなり難しいです。

患者さん、安定して、丁寧に歯を手入れしてもらうため、何かいい方法はないかと探して見つけたのが、

20年近く前に、四国のある歯医者が行なっているやり方で、それを聞いて、実践して、患者さんが、気がついたら自然と、丁寧な歯磨き、ブラッシングがみにつく方法を行なってみました。そしたら、それが一番、磨き残しが少ない歯磨きの方法を身に着けてもらうのに、効果がありました。

この方法はモチベーションとかという難しいことを考えなくていい方法です。

でも、少し時間と、歯科衛生士の人手がかかりますが。(やまもと歯科医院には現在8人の歯科衛生士がいますが、それでもこの方法ですると人手不足感を感じます。)

モチベーションはムーブと語源はおなじで、ムーブは動かすという意味(英語では、物をうごかすときも、気持ちをうごかすときもムーブで、I was moved 私はうごかされた、つまり、私の気持ちがうごかされた=私は感動したで、私が、ネィティブスピーカーと話しをするとき英語で時々使うセリフです)です。モチベートはこころを動かして、ある方向にむかせる行動をさせるということで、これは、1回15分だけ喋って、説明して、うまくいくものではありません。

我々歯医者は、歯科大学で6年かけて、モチベーションされてるわけで、だからこそ、1回の歯磨きに30分も時には60分もかけられるわけで、それを1回15分の歯に関する説明で普通の患者さんに求めるのには無理があります。

時間をかけて、何回も回数をかけ、自然と丁寧で適切なブラッシング、歯磨き法がみにつくようにおこなわなければ、多くの患者さんにうまくいきません。

モチベーションをあげることが、歯科治療では、どんな複雑な歯科技術より難しいですので、この四国の歯医者が提唱している方法は、そんな難しい患者さんのモチベーションをあげることを意識しなくてもできますので、いい方法です。

この歯科で伝統的に使う言葉の、モチベーション、今流行りの言葉を拝借して、歯磨きアドヒアランスになってたりして