2018年10月11日

歯科とがん治療と口内炎

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

日本において、国民の1/2ががんにかかり、そして1/3ががんで亡くなるという統計結果がでています。

日本においては、がん治療はみじかなものとなっています。

がんになる人は、高齢者がおおいですが、比較的若い人にも、みられます。

私の近い親戚でも、私より若くて、がんにかかった人もいました。

がん治療で副次的に問題になることと歯科

がん治療で、本質的なもではないけれど、副次的に問題になることに(歯科が関与する)口内炎という問題があります。

がん治療においては、過去においては、あまり重要視されなかった時期もありました、そして、

その反面、がん治療を受けている患者さんが 、かなり辛い思いをしてきました。

最近では、医療も、より患者さん本位のものに変わって、このがん治療にともなう口内炎の問題を何とかしようと動いてきています。

口内炎によって、たべものを食べれない、つばも飲み込めない、喋れないということもあり得ることで、栄養状態が悪くなったり、カラダの抵抗力が下がったりします。

また、口内炎がひどくて、がん治療を中断しなくては、ならないこともあります。

がん治療においては、口内炎は、本質的な問題ではないようにみえますが、実は、大切な問題です。

今年の4月の保険の改定で、この、がん治療における口内炎を軽減する、効果抜群の口腔粘膜保護剤が、使えるようになりました。

まず、がん治療に限らず、アフタ性口内炎などすべての口内炎で、その治療、症状軽減の基本中の基本は、口の中を清潔に保つことです。その上で今まで、色々な口内炎の症状を軽減する、うがい液など、ときには医療用麻薬(オピオイドと呼ばれるもの)が使用されてきました。

最近の、がん治療でも、歯科が大きくかかわるようになってきている理由のひとつが、がん治療において、口の中をきれいにたもつことが、この口内炎の問題や、その他色々なことで、大切だといことが、認識されるようになったからです。

今回この口腔粘膜保護剤、商品名は「エピシル口腔用液」ががん治療にともなう口内炎に使用できることになりました。

この「エピシル口腔溶液」は、唾液と反応して、口腔粘膜の表面に保護膜を作る作用があります。その保護膜は、口腔粘膜との接着力がつよく8時間もたせることができるものです。

この保護膜により刺激をある程度遮断できます。

また、今までのような、うがい液とちがい、味覚にも影響をあたえません。

基本的には、がん治療を受けている病院の歯科口腔外科で、口腔管理を行って、口の中を清潔に保ったうえで、がんの主治医と連携しながら、その歯科口腔外科の歯科医師の管理の元でこの口腔粘膜保護剤「エピシル口腔用液」がだされます。

私、いち歯科医師として、かなり、画期的に感じています。