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パノラマ写真 

歯科パノラマエックス線画像

歯科医院に行って、パノラマエックス線写真を、撮った患者さんも多くおられることだとおもいます。

パノラマエックス線写真は、口の中の状態を、1枚の写真でとる大きな写真です。口の中だけではなく、顎の関節、鼻、上顎洞なども撮影範囲に入ります。

上顎洞粘膜の肥厚などもわかります。

これに対して、2~3本の歯を、口の中にフィルム、又はデジタルでは、センサーを入れてとる小さいレントゲン写真もあります。このレントゲンをデンタル写真と歯科医師、歯科関係者は呼びます。

レントゲン、エックス線の質的には、この小さなデンタル写真の撮影の方が、パノラマエックス線写真のレントゲンより、ヒトに対する異害作用は大きいです。

歯科におけるパノラマ写真(歯科医師は、パノラマ写真と呼びます)には、いろいろな情報が入っています。

先日、葵会とメディホームがパノラマ写真において、診断AI(人口知能)を開発したということを発表しました。

ベテラン歯科医師が、おこなうのの6000倍のスピードで診断ができるということです。

基本的な機能としては、むし歯、歯周病、囊胞(骨のなかにできる袋状のもの)、根尖病巣(歯の根っこのさきに、感染が起きている状態で神経をとった歯の根っこにできやすくなります)、歯石、根分岐部病変を診断することできるそうです。

また、AIですので、これから学習させて、もっと、多くの病気、病変を診断できるようになるそうです。腫瘍、炎症、外傷、顎の骨の骨折、唾液腺疾患、などおおくの情報が得られることが期待できます。

歯科に関する診断のみならず、パノラマエックス線写真には、骨粗鬆症の診断のスクリーニングもできます。パノラマエックス線写真の下顎の骨のラインをみて骨粗鬆症の初期の段階にあるかどうか判断する方法です。当時(20年近く前)、広島大学の歯学部の田口先生が、研究しておられたと記憶しています。今では、某歯科大学の教授先生になっておられるようで、歯科界のリーダーの一人となっておらてます。

また、1980年代には、歯科医師国家試験には、パノラマエックス線写真を見せて、シェーグレン症候群を診断させる問題もよく出題されていました。当時は国家試験のヤマ的な存在でしたが、最近ではパノラマエックス線写真をみてシェーグレン症候群かどうかというはなしをきくことはありません。現在は、シェーグレン症候群の診断に関しては、歯科は一切、関与してないようです。

これらの情報も含めて多くの事がパノラマエックス線写真から得ることが出来ます。それをAIに学習させれば、最強なツールになつものと思われます。