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歯を削る器機タービンの滅菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

ドリル、歯の切削器具の消毒と滅菌

最近歯科医師の間で、時々話題になることのひとつに、歯を削る機器、ドリルの消毒と滅菌というのがあります。

このことが、話題になったきっかけは、平成26年5月の読売新聞の記事でした。その内容は、大きな見出しに歯科医院において、「歯を削る機器7割が使い回し」というものでした。3割の歯科医院では、歯を削る機器(我々歯科医師はタービンと呼んでいます。)を、患者さんごと、滅菌器で滅菌しているけれど、残りの7割が、色々なパターンはあるけれども、滅菌はしておらず、消毒レベルの対応だったということです。そして、その7割の消毒だけしかしていない歯科医院が「使い回し」と言う表現となりました。

ここで、問題となるのは、滅菌と消毒はどう違うのかということだと思います。

歯科業界では、大学や専門学校で歯科の教育を受けた歯科医師や歯科衛生士は、この滅菌と消毒の違いについて耳にタコができるほど聞いているはずですが、一般の医療・歯科医療の職業についていない方にとっては、この滅菌と消毒の違いについて混同されているかたもおられると聞いています。

では、この消毒と滅菌の違いは? 

まず、消毒は、細菌・微生物をを殺すレベルが完全ではないというこです。ヒトに害にならないように無毒化する程度に細菌・微生物を減らすということですので、細菌や微生物は、まだ、ある程度存在します。たとえば、70%のエタノールつまりアルコールで表面を拭き取ると細菌や微生物はある程度なくなります。このアルコール(70%エタノール)で表面を拭き取るとことを、大体は「消毒した」というレベルになります。

では、滅菌とは?基本的には、すべての細菌・微生物をなくすということです。ですので、細菌や微生物が残っていないという概念になります。

ですので、この消毒と滅菌というふたつの言葉には、明らかにちがいがあります。読売新聞が言っているのは、消毒のレベルでは、不十分ではないのかということです。滅菌レベルが必要ではないかということです。

まったくその通りです。私も、消毒レベルでは、不十分だと思います。外科的処置をするとこでろ(歯科医院)では、やはり滅菌レベルが必要です。

やまもと歯科医院では、4年前の、平成26年の読売新聞でこの事が記事で取り上げられる以前、ずっーと前から患者さんごとに歯を削る機器(タービン)を患者さんごとに滅菌しています。

歯科医師の間で話題になるのは、この滅菌のシステムを導入するのにたくさんのタービンを買って揃えないといけないとというだけではなく、一番の問題は、タービンを滅菌器にかけるとタービンがすぐに壊れてしまうことです。最近、時期がらもあってこの話題よくききます。

特に滅菌をし始めたほとんどすべての歯科医師が言うのは、タービンがすぐに壊れる、それに伴い修理費用がかなりかかるというこです。

そして、時間の経過とともにこの費用はさらに大きくなります。

やまもと歯科医院のように、古くからタービンの滅菌を行なっていると、タービンの消耗が激しく、月によっては、新品のタービン2本を買うだけの、費用がかかることもあります。あまりにもかかるので、他の費用がかからなかった月に修理に出すタービンの修理待機待ちタービンが存在します。

こういうのを20年ぐらい行なってます。またこの滅菌には、滅菌する人員が必要です。

これを考えると今までに莫大な費用をかけてきたなという感じです。