2018年02月26日

舌圧(べろの圧力)について

今日の診療後は、富山市で開かれた富山県保険医協会歯科部会のミーティングに参加しました。

久しぶりに、富山県内の歯科医師の皆様とお会いすることができました。

そこで、友人の歯科医師と舌圧測定器の話題が出ました。この舌圧測定器は、文字通り舌の圧力を知る為のものです。

ここ最近は、歯科領域では、PAP(舌接触補助床)というものが、注目を集めています。このPAP(舌接触補助床)は、入れ歯のような形をしていますし、また、とり外し式の歯科矯正装置のような形をしたものもあります。何のためにこのPAP(舌接触補助床)をつかうかというと、舌がん、口腔底がんなどの口腔がんの治療のために、舌の一部などを切除した方の摂食嚥下を改善させたり、構音の問題が生じた人のためにつかわれます。

、また、脳梗塞の後遺症などによるり舌の可動範囲がせばまり、舌が、物を飲み込むときに、舌の上の表面が口腔の天井である口蓋に届かず(正常であれば、食べ物を飲み込むときは、舌の上の表面が、口蓋つまり、口腔の天井部分に強く、べたっーとせっしょくします)食べ物を口腔の奥や、喉、咽頭におくりこめなくなります。そういう場合、有効なのがこのPAPです。

PAPは、入れ歯のように見えて口蓋部分が、分厚い形をしています。なぜ口蓋部分が分厚いかというと、舌が、この入れ歯の天井、口蓋にちょっともちあげただけで、とどくようにするためです。分厚いければ、口蓋の天井が低くなり低位にあったということですので、低い天井には少し舌をもちあげるだけでとどくようになちます。この際にどれだけ厚みがあると、適切、つまり舌圧が上がるかしるため舌圧測定器が必要となります。

PAPを製作する場合、舌圧測定器が、ある一定の数値になるまで調整の必要がありまます。

そして、摂食嚥下について研究しているひとが行なった結果によると、この舌圧がどれだけあるかによって、患者さんの、摂食嚥下機能がどれだけあるかが、その測定結果をみることによってある程度知ることができます。

この理由から最近では歯科医院で、この舌圧測定器を持っている歯科医院が増えてきています。この数値で確定診断はできませんが、摂食嚥下障害の治療をおこなうにあたりかなり、役に立つ機械です。

ただ、現在のところこの舌圧測定器は、歯科材料屋や歯科の材料やセメント歯科機器をあつかうメーカーでも、在庫がないようで、実際今注文しても、納品がいつごろになるかまったくわからない製品だそうです。