2018年02月17日

歯の変色には、いろいろな原因があります。その原因によって、歯のホワイト二ングに、より歯が白くなりやすい、なりにくいが大体予想がつきます。

歯のホワイト二ングで一番歯が白くなり易いのは、カレー(食べ物のカレー)により、歯の表面に色がついた時ではなく(この場合、歯磨きすればとれます) 、加齢(かれい)による歯の黄ばみ、変色・着色です。ホワイト二ング材が最近、日本でもいくつか認可され、以前よりホワイト二ングを行いやすくなっています。

では、ホワイト二ングで白くなりにくいのは、何かというと、抗生物質の副作用による歯の変色、着色です。この場合、かなりの時間がかかります。これは、すべての抗生物質が原因になるのではなく、たくさんある抗生物質の種類の内で、一種類だけです。この抗生物質はテトラサイクリン系です。このテトラサイクリン系の抗生物質による変色は、歯がほぼ黒色のものから、薄いものもあります、縞模様で茶色と白、薄い着色と濃い着色の縞模様など、色々あります。年齢とともに着色が強くなる場合もあると言われています。

このテトラサイクリンによる歯の変色は、歯が歯茎の中で形成されている最中に、この薬をとる時おきます。永久歯が歯茎のなかで、形成されるのは、幼少期です。つまり 、この永久歯が歯茎、顎の骨の中で作られている最中に、歯以外の疾病による治療でのテトラサイクリンの抗生物質の服用によりおきます。縞模様になるのは、歯は、一瞬にしてできるのではなく、時間をかけて歯茎の中でできます。その過程でテトラサイクリンをとった時期に変色するので、その時、歯を形成してる最中にテトラサイクリンの変色の成分がとりこまれて、変色します。テトラサイクリンをやめればまた変色が無くなり結果、縞模様になります。

1960年代には、このことは知られていましたが、すべての医療関係者が知っていたわけではないので、この歯の変色がおきました。私の世代の人に著しく歯が変色、茶色、黒いひとがいれば、それは大体は、このテトラサイクリンによる歯の変色です。この割合は、かなり高いとおもいます。私が通っていた中学でも高校でもいました。かなりこのことについて悩んでいるようでした。また、テトラサイクリンによる変色の度合いは少なかったですが、大学の同級生でもいました。

 以前NHKのBSのテレビ番組を見ていると、アメリカでの取材番組かNHK以外の番組をNHKが買っものかわかりませんが、歯が変色している若い人黒人男性がいて、その人が、以前命を脅かす病気になった時、メディケイド(アメリカの低所得者、障害者が、命を脅かすような重症な病気の時に、無料でうけれる救急医療の制度)で、このテトラサイクリンの抗生物質しかこの病気を治すくすりがなかった。といってました。この時、私は、テトラサイクリンの抗生物質しか使えない病気ってなんなのか、とても興味がありました。普通にかんがえれば、現在、たくさんの種類の抗生物質があり、テトラサイクリンしか使えない病気が存在するのか?それとも、メディケイドという枠組みのでは、テトラサイクリンしかなかったのか。日本語の吹き替えでは、この病氣は、テトラサイクリン以外では治らないといっていたけれど、吹き替えの場合、英語から日本語に訳す時、意味がかわることが多いので、本当のところは、わからずじまいでした。

いずれにして、テトラサイクリンによる歯の変色しているかたは、おおくは、私と同世代の人が、ほとんでで、1960年代生まれです。1970代生まれはぐんと減って、1980代生まれでは、時々おられて、1990代生まれでは、希にいます。2000年以降に生まれた人では、テトラサイクリンにより歯が変色している方を今までみたことがありません。