2018年02月15日

キシリトールのむし歯予防効果については、かつてのガムなどのテレビコマーシャルで、日本国民の多くが知っていますが、エリスリトールについてはあまりなじみがありません。

エリスリトールは、すぐれた歯周病予防の効果がある物質です。

まず、キシリトールについての復習からいたします。キシリトールは、元々は白樺から作られました。トウモロコシの芯にある成分からも、つくることができます。

虫歯は基本的には、細菌感染によっておきます。むし歯の原因菌は、多くの場合小さい子どもの時に感染します。感染という以上、感染源が存在します。

子どもがむし歯菌に感染する時、どこから感染するかといえば、多くの場合、周りの大人から感染します。多くの場合は、母親から感染します。それを防ぐにはどうすればいいのか?口うつしで食べ物を与えないとか色々いわれていますが。

まず、第一には、周りの大人のひと、子どもと濃密に接触して、感染させる可能性のある人の口のなかのむし歯の原因となる細菌の数を減らす必要があります。そしてそのことにより大きな効果を発揮します。

母親が、まだ出産前の妊娠期にキシリトールガムなどによりキシリトールを取って母親自身の口の中のむし歯原因菌を減らすことにより子どものむし歯予防に著しい効果があるというのが証明されています。まずは、ここから始めるのが理想です。

キシリトールの副作用として、時々下痢をする方がおられます。こう言う方には、この方法が取れませんので、また他の方法でする必要があります。

このキシリトールは、むし歯予防には、著しい効果がありますが、歯周病には、効果がありません。

では、歯周病予防には、どうすればいいか?エリスリトールという物質があります。エリスリトールは、物質的には、キシリトールと同種の物質で甘いです。甘さは、砂糖や、キシリトールほどあまくはないですが。

このエリスリトールは、ジャガイモや、サツマイモのいも類や、トウモロコシからとりだした物質を醗酵させ、そこから抽出してつくられます。

醤油や味噌のなかにも、含まれています。

現在は、時々ダイエットでこのエリスリトールをつかっている人もいるそうです。エリスリトールはカロリーゼロで糖質もゼロです。正確には、からだに入ってもほとんどすべてが、また体外がでていきますので、糖質が、結果的にゼロということになります。

歯周病原因菌のジンジバリス菌(P g菌)が、だれのくちの中にもある連鎖球菌にくっついて歯垢をつくりますが、このくっつくのを防ぐ作用があるのが、このエリスリトールです。

そして、エリスリトールは、すでに付着している歯垢の病原性を抑える作用もあります。

また、エリスリトールは、口臭を防ぐ作用もあります。

(ただこのエリスリトールもキシリトールと同様に、体内にいれると下痢をする方がおられます。)

エリスリトールもキシリトールみたいに、ブームが来る日があるでしょうか?