2017年07月17日

歯科大学病院に来院される患者さんの中で、多い病気の中の一つが舌痛症です。

 

この病名のとおり、舌が痛い ヒリヒリする症状です。ただ、専門家である 歯科医師 耳鼻科医などが診ても 異常がない場合この舌痛症という病名となります。原因がはっきりとは、わかっていない病気です。

 

一昔前までは、有効な治療法がなく、私が歯科大学病院で臨床実習をしていた時は 亜鉛やビタミン剤を処方されて終わり、そして 改善なしの病気でしたが、最近では、研究が進み、改善が見込める病気となりました。

 

舌痛症ははっきりとした原因は分かりませんが、最近は 心因的なもの、さらには特殊な神経痛の一種といわれるようになってきています。抗うつ剤(SSRIパキシルなど SNRIトレドミンなど NaSSAリフレックスなど)を服用すると かなり改善することが証明されています。

 

また、舌痛症と考えられてきたものの中にカビによる感染症 口腔カンジタ症がまぎれていることも最近わかってきました。口腔カンジタ症には大きくわけて3種類あります。見た目で明らかなカンジタ症(偽膜性カンジタ症)もありますが、見た目であまりわからないカンジタ症(萎縮性カンジタ症)もあります。この場合抗真菌薬のうがいで完治します。

 

この萎縮性カンジタ症と舌痛症の2つで舌が痛いという病気の8割だといわれています。この2つの鑑別診断は この病気に精通している専門歯科医師、医師がおこなえば 比較的簡単にできます。

 

高岡市内にもこの舌痛症でお悩みの方もある程度の人数がおられるとおもますので、ぜひ、専門の歯科医師、医師の診察を受けること お勧めします。