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後期高齢者歯科検診まもなく終了  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月24日

後期高齢者歯科検診がまもなく終わります。

この後期高齢者の歯科検診の結果は、

 

最近の後期高齢者は、歯が口の中にたくさん残っており、30年ぐらい前に日本歯科医師会が、はじめた8020運動、80歳で20本の歯を残そうという運動は、大成功しました。

私が歯医者になった頃の30年ぐらい前は、80歳の残存歯数は、4本ぐらいで、ほとんどの後期高齢者の方は総入れ歯の状態でした。

現在は、80歳の高齢者の半分以上が、8020を達成された方で、日本歯科医師会が、想定していたより、数年早く達成されました。

 

歯の本数的には、不自由なく 食事ができるのですが、では、噛んで、咀嚼して、ゴックンと飲み込む機能面では、どうかという問題があります。

そういう観点から、

この80歳で20本の歯を残そうという形態的なものから、これからは、口腔の機能の維持、向上に歯科医師サイドの注目、は、移っています。

 

そういう経緯で、機能をみるため、その一つに今回の後期高齢者歯科検診の一つであるRSSTつまり、反復唾液嚥下テストです。これは、30秒の間に何回ゴックンとつばを飲み込めるかの検査です。歯がそろっていても飲み込めない場合も、あります。

その為の機能を見るテストです。

 

摂食嚥下障害があると、低栄養となり、全身に対する影響が大きくなり、命にも、関わる状態になったり、また、口の中の唾液や食べ物についた細菌が食道、胃に入らず、肺の方向に行ってしまい、誤嚥性肺炎をおこすという危険な可能性があります。

従って、その危険があるかどうか、の判断する上で、最初の一歩となる検査が、この反復唾液嚥下テスト(RSST)です。

 

結果は、

歯科訪問診療をおこなうと、多くの方が摂食嚥下障害をもっとおられますが(訪問診療を受けておられる方ですので、自分で歯科医院に行くことができないぐらい状態が悪い方ですから、摂取嚥下障害を持っておられても不思議ではないですが)

では、歯科医院に通院可能な、高齢者はどうかとういう疑問にたいしては、今回の後期高齢者歯科健診で明らかになりました。

 

結論として、歯科医院に通院可能な高齢者のかたでも、かなり高頻度で、摂食嚥下障害の可能性があるいう結果でありました。

ただ、程度としては、重症ではなく、軽度ですので、これから毎日、訓練、トレーニングで摂取嚥下機能の維持、向上が可能ですので、この訓練トレーニングを継続していって欲しいです。

歯医者と血圧サージ 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月23日

(一見、歯科とは、無関係ですが、)最近よく話題にのぼる血圧サージ。

自治医大の先生がこの血圧サージの話題の時によくテレビに登場して、血圧サージについて語っておられます。

 

血圧サージとは、短時間の間に血圧が上がる状態で、朝、起きただけでもあがり、コーヒーを飲んで上がり、タバコを吸って上がり、深酒で上がり、通勤であがり、朝のゴミ出しをしてあがったりします。また、月曜日だというだけで上がったりもするそうです。

日頃、血圧が高くない人(正常だと健康診断で言われた人)でも、血圧サージが起こり、いくつかの血圧サージを起こす事柄が重なると、血圧がかなり高くなり、危険な状態(脳梗塞など)になる時もあるということです。

朝起きて1~2時間後の血圧と夜寝る前の血圧が50以上差がある方は、注意が必要だということです。

 

この血圧サージ、患者さんが、歯科医院に行っただけでおこるのではないかと私は思っております。また、特に、抜歯などの外科処置をする予定の患者さんは更に、緊張、ストレスで強い血圧サージが起こっています。

歯科医院では、抜歯や、外科処置を行う時に血圧や、脈拍、酸素飽和濃度SpO2などをはかりながらすることもありますが、

多くの患者さんは、無意識的に歯科医院の治療のイスに座ると血圧が上がってしまいます。(待合室に入ったときもあがっているとおもいますが。)

 

さらに外科的な処置を行うということは、局所麻酔が必要で、歯科医院での局所麻酔の成分には、エピネフリンと言われる物質が普通含まれており、これは、血管を収縮させる作用があります。血管を収縮させるということは、血圧が上がるということで、さらに血圧が上がってしまいます。

 

このように、日常生活や歯科医院への来院による血圧サージや、局所麻酔薬による血圧の上昇が、全身の状態に大きな問題となる方は、 どう解決すればいいか?

 

歯科の治療イスの上で、血圧をはかり高ければ、歯科治療を延期するというのも解決法です。

また、次回も血圧が高くて結局、歯科治療が受けれないという可能性もあります。そしてその間、痛いのをずっと我慢してもらうといのも、辛いことです。そして、その痛いのを我慢すること自体が血圧サージの原因となります。

 

このような場合、笑気吸入鎮静法という方法もあります。笑気には、弱い鎮静・睡眠作用と鎮痛作用があります。また、呼吸器や循環器にもほとんど影響を与えず、肝臓にも負担をかけません。従って安全性は抜群の方法です。

笑気吸入鎮静法は、30%の笑気ガスと、70%の酸素を吸っていただきながら歯科治療を行う方法です。

この笑気ガスの作用により、落ち着いて、ストレスを小さくして歯科治療を受けていただこうというものです。緊張ストレスが 小さくなれば、血圧サージも最小限に抑えることができます。

また、笑気ガスは、吸入をやめるとすぐに、元に戻ってしまうので、それがこの笑気ガスのいいところでもあります。

 

この笑気吸入鎮静法は、歯科独特な方法かと思っていましたが、以前、たしか週刊誌だったか、美容外科の広告みたいなものの中にその美容外科のクリニックの写真が載っており、その写真の中に、小さいですが、注意して見ると笑気吸入鎮静の装置が、載ってましたのでどうも歯科だけではないらしいです。

 

笑気吸入鎮静法は、歯科治療時の緊張ストレスを和らげ、安全に歯科治療を行うためには、すごい有効な方法です。

 

 

 

最近の歯科大学事情 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月21日

文部科学省発表 歯学科大学別国家試験の合格率、6年で留年せずに歯科医師国家試験に合格できた率

 

日本の国内にある大学の歯学部歯学科は、29校です。

国立11校、公立1校、私立17校です。

 

その29校の大学別の、平成29年度の国家試験の合格率と修業年数6年間

(歯学科の修業年限は6年です。私の高校時代の同級生で、医学部を卒業している人が、歯学部の修業年限が6年だというのを知らなかった人がいたので、医療関係者以外の方には、もっと多くの人が歯学部の修業年限が戦後の新制大学に移行以来6年だということが知られてないと思いますので)

に何人留年したかなどの、細かいデータが最近文部科学省から発表されました。

国家試験の合格率は、半年前からわかってますが、入学してから卒業まで、その6年の間に留年せずに順調に6年で卒業でき国家試験に合格したひとの割合の発表には、時間がかかります。

 

また、私を含め、子どもが歯学部に通っている親にとって、とても興味があり心配になる事柄でもあります。

まず、最初に見るのは子どもが通っている大学の留年せず6年間の最短で国家試験に合格できた割合、そして、次に自分が卒業した大学の6年の最短で国家試験に合格できた割合です。

 

全体的な結果としては、

6年間で卒業して国家試験に合格出来た人の割合はすべての歯学科29校の平均は50.7%,国立大学は69.4%,公立は73.7%私立は42.5%でした。

今年のトップは岡山大学の79.2%だということです。このトップの大学は、毎年かわっているようです。

私立では、例年の定位置であったトップの順位がかわっており、トップが昭和大学で66.3%だったということです。

 

私が大学を卒業した30年ぐらい前は、大多数の歯学部の学生は、留年せず6年間で国家試験に合格しましたが、最近では、歯学部の学生の半数が留年または、国家試験浪人をして歯科医師国家試験試験に合格するということで、子どもを歯学部に通わせる親としては、心配でなりませんが、これも歯科医師過剰の世の中の流れでしょうがないことなんでしょうけど。

この結果の表を、ラインで、子どもに送り、勉強をちゃんとするように、ハッパをかけようとおもいます。

この、思いが、つうじるかどうか?

 

 

 

 

 

歯医者の鎮静法 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月19日

鎮静法には、いろいろな方法があります。薬剤や笑気ガスを使用して、リラックスした状態になり恐怖心や緊張を低下させ歯科治療を受けることができる方法です。

 

歯科治療に際して、恐怖感が強くて歯科治療がまるっきりできない、嘔吐反射が強くて歯科治療の器具、道具を口の中にいれることができない、全身状態が悪く歯科治療のストレスで更に血圧、脈拍が上がりリスクが高くなる、極度に難しい抜歯で長時間かかり、著しい侵襲が予想されるなどの理由で、静脈内鎮静法を行うことがあります。

 

私が知っているアメリカ人、イギリス人のほとんどが親知らずを抜く時は、全身麻酔を受けたと言っていましたが、静脈内鎮静法は、術中は、意識があるけれども、術中のことを忘れている方が、大勢おられるので、全身麻酔では無く静脈内鎮静法(sedation)をうけていたのではないかと思っています。

 

最近では、ドルミカムという薬剤を歯科で行なう静脈内鎮静法で使用しています。

やまもと歯科医院では、インプラント埋入の際に、患者さんが希望された場合にこの、ドルミカムによる鎮静を行なっています。

 

私が臨床実習で大学病院にいたころは、セルシンとう薬剤を使用していました。

30年前の当時、大学の一部の先生が、もう少し簡便に使用できる方法をを模索していたようでした。

当時我々大学生の実習で、鎮静法の実習があり、学生の何人かに、フルニトラゼパムの舌下投与(フルニトラゼパムという液体状の薬剤をスポイドでとって、それを舌の下に1滴落として、鎮静させるという画期的な?方法)してその状態を観察しようというものでした。病院の外来の部屋でおこなわれました。

 

フルニトラゼパムを舌下投与された学生は、短時間でおとなしくなり、意識がモウロウとなり、質問に関しては、答えることができるので、プライベートな本人が内緒にしたいことに関する質問をしたりする学生もいたりしました。

鎮静の深さのレベルとしては、通常、患者さんに使用しているセルシンの静脈内鎮静法よりも深いというのがおおくの学生の印象であったとおもいます。

違う班の学生が、この実習をした時は、舌根沈下した学生がいたそうで、指導していた大学の先生の歯科医師が、「患者さんにはつかえないな」とつぶやいておられたとその班の学生(私の友人)が私ら学生間の会話時に言ってました。

 

ということで、我々、かつての歯科の学生も鎮静法の進歩に少し、自分らのカラダを使って貢献しています。

 

 

白い詰め物がはずれるのは遺伝のせい?富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月17日

むし歯などの歯科治療の時に、最も頻繁に行われる治療はといえば、むし歯の感染した部分を削って、その空間に白い詰め物をすることです。

そして、その白い詰め物が、外れないように多くの研究者、歯科医師などが、努力をしてきました。

その研究のおかげで、私が初めて白い詰め物のことを歯科大学でならった30年前と比べると、接着力は随分強くなり、外れにくくなりました。

この白い詰め物を歯科医師、歯科関係者はCR(シーアール)と呼んでいます。CRはcomposite resinコンポジット レジンの略です。

 

CRがハズレないためには、歯科医師は、CRの接着のしくみを、理解する必要があります。

細かいところでは、歯を削るドリルには、滅菌したりする時、多くのオイルが付着します。そしてそのドリルを使用して、歯を削っっている最中に、どれだけオイルを前もって取り除く操作をしたとしても、必ず、微量のオイルが残ってしまいますので、オイルが歯の表面、接着させようとする表面に付着してしまい、CRが歯に接着しようとする時に邪魔をして、接着力を弱くさせてしまいます。(この、歯の切削器具ドリルから出るオイルを霧状のオイルということで、歯科ではオイルミストと呼んでいます。)このオイルミストの処理方法を知らないと接着力は落ちてしまいます。

 

こういう歯科医師サイドの接着力に関する注意が、すべてだというのが多くの歯科医師の常識でしたが、CRがハズレる原因には、それ以外の要素も大きく関わっているということがアメリカのピッツバーグ大学の歯科医学部と ブラジルの大学の研究で発表されました。

 

研究結果によると喫煙とアルコールとの関係に相関があったということで、喫煙とアルコールが好きな人はCRがハズレやすかったということです。

さらに、歯の中の酵素MMP2と相関があったということです。MMP2がCRのハズレやすさに影響してMMP2が接着力の邪魔をするということで、さらなる研究が必要とのことです。つまり、MMP2の量は遺伝で決まるので、CRが外れやすさは遺伝が影響するということです。

CRのハズレる原因は、意外なところにもあるということでしょうか。

 

 

環境ホルモンと歯磨き粉 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月15日

 

以前、日本で販売されている歯磨き粉、歯磨剤、デンタルリンスの中に環境ホルモン作用があると言われているトリクロサンが使用されている製品があるという話題を書きましたが、そのトリクロサンに関する研究について、新たな事実が発表されました。
トリクロサンは、アメリカの米国食品医薬品局(FDA)により、最近このトリクロサンを含む石鹸などの販売禁止となっていて、EUでは、FDAの決定の1年前から禁止しています。

 

日本の歯科業界では、少なくとも診療所の歯医者レベルでは、このトリクロサンについて話題になったことがありません。

日本の歯科大学で、今現在一生懸命裏付け研究の最中かもしれませんが、私の知る限りでは、日本では販売禁止について、どういう方向にむかうかは不明です。

 
アメリカのマサチューセッツ大学の研究者によると、歯ブラシでも手で持つ部分の先にラバー ・ゴムのような突起物が付いた歯ブラシが特にトリクロサンが付着しやすいということです。

また、トリクロサンが含まれた、歯磨き粉・歯磨剤を使用して歯ブラシで歯を磨いた後、そのトリクロサン入り歯磨き粉の使用を止めた後でも、一度トリクロサン入り歯磨剤を付けた歯ブラシには、しばらくトリクロサンが付着しており、それがとれるまでに、トリクロサン使用停止から2週間かかったということです。つまり、2週間は歯磨き粉を変えたあとも、トリクロサンが、歯ブラシの表面に付着していて、それが歯ブラシの使用で、カラダの中に入っていくということです。

 
もう10年ぐらい以上前(もう20年近く経っているかも)に、歯科業界では、マスコミの指摘で、一部の歯につめる白い詰め物コンポジットレジン、シーラント材に環境ホルモン作用があるものがあるということで、大きな話題となりました、そして、その結果としてその環境ホルモン作用があるのではないかというコンポジットレジン、シーラント材は無くなったと聞いています。

 

今回のこのトリクロサンにつては、また、歯科業界で大きな話題になるかどうか、スーパーなどでよくみられるわりあい有名な歯磨き粉、デンタルリンスも含まれていますので、もし、大きな話題となれば、その影響は、前回のコンポジットレジン、シーラント材以上のものとなりそうです。

 

咀嚼の効率 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月09日

補綴科(ほてつか)とは、歯科大学、歯学部において、部分入れ歯、総義歯、ブリッジ、歯の被せ物について研究する科です。補綴学は、歯学部、歯科大学にだけしかない分野です。

 

生理学  生物の作用、機能を研究する学問です。歯学部、医学部、薬学部などのの生物系の学部の学生が必ず勉強しなければならない分野です。
補綴学、生理学の先生が、咀嚼機能、効率を知る上で、よく行っていた方法に、ピーナッツを口の中に入れて噛んでもらい、それを吐き出して、どれだけ粉砕できたか、その量、と粉砕された粒の大きさをメッシュを通して、取り出しその咀嚼効率を判断しようとするものです。歯科では、よく行われていた方法で、今でも、おこなわれているかもしれません。歯科大学に入学したての学生は、何かこの方法に違和感を感じながら、歯科の教育の中で、そんなもんなのかと当たり前のように受け止めるようになります。

 

摂食嚥下の分野の研究が進み、また、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査も普及する中、このピーナッツなどのを使った咀嚼効率を知る方法が、明らかに意味がないものだったかということが判明しました。

 

この意味のない咀嚼効率の検査に歯学部、歯科大学の学生、研究者が、どれだけの時間と費用を無駄にしたことかをかんがえると、もったいない気がします。
なぜ、この方法による咀嚼効率の検査がいみがないか。

最近、嚥下を語る上で、プロセスモデルという考えが支持されています。

 

以前は、嚥下の5期とうい考えだけが正しいとされていましたが、食べものを口の中に入れて、食べ物をくだいて、それは、口の中だけで行われて、その次、喉に送り込まれて嚥下すると考えられてましたが、水を飲み込む時は、これは当てはまりますが、固形物を食べる時は、噛み砕くのと同時に噛み砕いた小さい粒が、喉(喉頭蓋谷)にたまっていて、よく噛み砕いたものは、もう口の中にないことは、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査であきらかになっています。なので口の中のものを吐き出して大きさを量をはかっても無意味だというのが明らかになっています。

咀嚼効率を知るには、この方法ではなく、嚥下内視鏡などを使った評価が必要になる時代となってきています。

 

 

 

 

 

 

 

ケーシー 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年11月03日

最近の医科での用語は、歯科とは、ちょっと違うのか、それとも私が単に、世代間ギャップで、知らなかっただけなのかかは、わかりませんが、私の、関東の大病院で、医療スタッフとして働く娘が、ケーシーと呼ぶものが何だかわかりませんでした。もう一人の医療系の学校に通っている娘もケーシーと呼んでいました。

ケーシーと呼ばれているものは、よく聞くと白衣、医療職の人のユニフォームということがわかりました。

我々の世代以上の歯科医師にとっては、白衣と呼ぶか(少し色がついていても白衣と呼んでいます)、形によっては、スクラブとしか呼ばないですが。(スクラブは、大学時代に手術室できていたもので、学生実習の時に学生も、手術室に入る時に 、着るもので、私の出身大学では、口腔外科の歯科医師、学生は、緑色、歯科麻酔科はうすい青色(空色)のものでした。英語でもscrubスクラブと呼んでいます。)

ケーシーは、語源は、ベン・ケーシーからきているということです。ベン・ケーシーとは、1960年代のアメリカのテレビドラマで、脳外科医でした。今で言うならERみたいなもんでしょうか。

私も1990年代にNHKの衛星放送で、よく見ました。単に英語の勉強のためにだけみていたのですけれど。

私のベンケーシーのイメージは、ベン・ケーシーは、無能な同僚医師を発見して、如何にそのひとが無能な医師で、如何に排除するかに苦心していた医師だということです。

そのハンサムなベン・ケーシーが着ていたタイプの白衣をケーシーと言うそうです。(白衣、ケーシーを売っている業者のホームページによると)

ベン・ケーシーは、日本人にとっては馴染みの深い名前で、ケーシー高峰さんが、以前この芸名は、ベン・ケーシーからとったとテレビのインタビュー番組で言ってました。

 
鵞口瘡は、低年齢の子どもの口の中にできる白いボツボツです。私の子どもが、5歳ぐらいにの時になりました。この治療薬に紫色の色素でよく効くものがあります、私が歯科大学生当時の歯科、口腔外科では、これをゲンチアナ紫とよんでいましたが、医科、小児科では、同じような物質でピオクタニンブルーと呼んでいました。

(私は、現在、歯科口腔外科手術で、このピオクタニンブルーを切開線を描くのによくつかいます。)

 

医科と歯科、使う用語に、微妙に違うところがあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

歯医者と核医学 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月29日

 

今日は、富山マラソンの中、何とか、通行止めの道を避け、砺波での、歯科関連の講演会に出席しました。

講師の先生は、大学歯学部の教授先生で、口腔外科、歯科放射線学の先生で、その中でも、専門は核医学の研究をされているようで、歯科放射線学の基本と専門である核医学の内容でした。

私も、久しぶりに核医学の話を聞きました。

私の大学では、30年前は、核医学の専門家が、学内におられなかったため、九州大学の医学部の先生が、講義に、きておられましたが、その時以来の、講義で、30年ぶりの核医学の授業でした。

日本で、ヒトが1年間に、自然界から受けるX線量は、2,4mSv(シーベルト)で、歯科で行われるレントゲン検査の被曝量に換算すると、大きなタイプのレントゲン写真で、口の中全体の撮影をする歯科パノラマレントゲンだと、100枚分ぐらい、小さいタイプの口の中にフィルムを入れるタイプのものだと、200枚分ぐらいに相当するしますが、その詳しい話もありました。

核医学では、歯科口腔外科領域の癌である口腔がんが、転移してるかどうかは、周りの組織、リンパ節、筋肉などを大きく切除する頸部郭清術を、行うかどうか判断するのに非常に重要です。頸部郭清術を行えば、生活の質が その後、著しく低下しますので、不必要な頸部郭清術を避ける為にはたいせつで、肉眼的判断だけでは、わからないところもあり、肉眼的には、大丈夫でも、その後転移が確認される場合もあります。その為に核医学、骨シンチグラフィーで確実な診断をすることは、長年の課題となっておりましたが、講師の先生は、この研究をされていたので、歯科口腔がんのみならず、その他のがんにも有効な方法を開発され、大きな成果を上げられた研究についての講演でした。

その他、内容はもりだくさんで、最近の歯科学生が学ばなければならないことは、30年前とくらべるとかなり増加したようで、歯科医師国家試験の合格率が、60パーセントぐらいと低く、歯科大学で教えていることも、かなりかわり、難しくなっているようで、時代の流れを感じました。

 

 

歯痛と鎮痛剤 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月27日

 

痛みには、色々な痛みがあります。歯科的な痛みから、帯状疱疹の痛み、がんによる痛みもあります。

病院を来院される方の多くが、痛みをきっかけに受診されます。歯科医院を来院される方のおおくも、痛みをきっかけとしています。

このように、痛みは、ヒトにとって重要な役割を果たす一方、問題も多くあります。

痛みによる問題点とは、

痛みにより、辛い、痛い思いをしそれが、大きなストレスとなります。また、痛みにより、労働生産性も下がり、医療費、失業などの大きな社会的損失の原因となります。

そして、痛みが続けば、痛みの悪循環、慢性化の原因ともなります。

2001年にアメリカ合衆国連邦議会は、「痛みの10年」を宣言して、痛みに対処する色々なな努力を繰り広げました。

国民のためになるはずの、この努力も、一面悪い問題を引き起こしたりもしました。

痛みを取り除くという点では、かなり成果を上げたのかもしれません。

反面、医療用麻薬の乱用という、問題も生まれました。アメリカでは、慢性化痛患者さんの約20%に医療用麻薬の乱用、2~5%に依存(2005年当時)、という問題を起こしたといわれてます。

最近、トランプ大統領が、アメリカにおけるオピオイドの乱用について、強い懸念をもっているらしく、公衆衛生の非常事態宣言をだしたというこです。現在のアメリカの状況をみると、日本など、他の国々では、オピオイドについては、アメリカを反面教師として、オピオイドを取り扱うしかないようです。

 

WHO方式3段階除痛ラダー(がん性疼痛、ラダーは、ハシゴ、ステップ、階段の意味)

まずは①からはじまります 。オピオイドは医療用麻薬です。

①非オピオイド ±鎮痛補助薬  ロキソニン、ボルタレン、カロナールなど歯科で多く使うもの

②弱オピオイド±非オピオイド±鎮痛補助薬  歯科では使わない

③強オピオイド              歯科では絶対使わない 歯科病院では使うかも

④メサドン

①から段階的に行ったり、最近では、①から痛みの強さから、あきらかな場合は②をとばして、③に直接行く場合もあります。

歯科では、ほとんどが①の非オピオイドの薬が使用されます。

歯科大学病院などでは、②③の弱オピオイド強オピオイドが使用される事があるのでしょうか?最近の歯科大学病院の事情は、わかりません。

いずれにしても、適切な方法で適切な、鎮痛剤を使用することが大切です。

 

 

歯医者とフジモン 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月25日

 

今週の月曜日のチューリップテレビの健康番組、名医のthe太鼓判で、お笑い芸人、フジモンの歯周病などの話題がありました。

フジモンとユッキーナの子供が、フジモンの口臭のため、フジモンとの接触を嫌がるとか言ってました。また、フジモンの歯の情報などがでてました。

確か、下顎の左右に計3本のインプラントがはいってました。インプラントは3本入ってましたが、それ以外は、自分の歯は、たくさん残っており、しっかり、噛み合っているように見えました。

歯周病の検査もされているようで、医事評論家で内科医師の森田さんによると、残っている歯25本のうち、15本が歯周病とのことです。(これを聞いた歯科医師のすべてが、たぶん、25本の歯の内15本が、歯周病ってなんだ?1本が歯周病なら、残り全部歯周病でしょ、歯周病は、歯周病原因菌による感染なので、1本1本感染症が起こるのではなく、1口腔ごとでしょ っと、ツッコミをいれたくなったのではないでしょうか。)

その番組で、歯科医師により勧められていたのが、オリーブオイルによるうがいと、唾液腺マッサージでした。

オリーブオイルによるうがい、あまり聞いたこよがないですね。効果があるのかもしれませんし、あまりないのかもしれませんし、今までに、オリーブオイルのうがいと口臭、歯周病について研究した人がいるのかもしれませんが私がこの番組の後、少しの時間探したかぎりでは、見当たらないですね。もうちょっと調べてみます。

もう一つのアドバイスの唾液腺マッサージ。これは、いい方法ですが、理論的には、すごくいい方法なんですが、そんなもんぐらいで、フジモンの口の中の問題を解決するために、目に見える効果があるのかなぁ という素朴な疑問を持ちました。

フジモンの歯の磨きかたについても、話があり、あれは、磨くストロークが大きすぎるので、よごれが取れないので、もっと細かくゴシゴシみがくことをアドバイスされてました。やはりにこのブラッシングが、基本です。その他、この番組で紹介されてないいい方法がいくつかありますが。

ここ最近、歯科情報のテレビ番組がおおいです。

NHKでも、日大歯学部の先生が歯周病について、長時間でてましたし、何か歯科月間か何かしてるのでしょうか?

 

 

 

 

 

歯科英語 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月22日

今日は、東京で講演会に参加しました。
テーマは 、「痛み、 疼痛」についてでした。
医療用麻薬でオピオイド鎮痛薬でバッカル錠というのが 、話題になりました。
主に緩和ケアで用いる、鎮痛剤で、歯科で使うことは、今の日本ではありませんが、このバッカル錠と聞いた瞬間、歯科医師免許を持っている人だと誰もが、どんな薬かというのが、想像できる薬です。
歯科的には、buccal,バッカルといえば英語で、臼歯の歯の外側の部位という意味ですので、どういう使い方をするかというのが、直ぐに想像できる薬です。薬を歯の表面側と頬粘膜の間においておく薬です。

オピオイド鎮痛薬でいうバッカルと同じような場所で、20年近く前に、70歳代のイギリス人矯正歯科医が日本に来た時、歯の外側部と、頬の粘膜の間を、vestibuleベスティブュールと言ってました。その時、私、こんなところもベスティブュールというんだ と思って感動したことがあります。
それ以前は、私が知っているベスティブュールは、イギリスのアガサクリスティーなどの古い小説に出てくる汽車のデッキの部分だけだったので、確かに、形態的には、感覚的に歯の外側部と頰の間の部分もベスティブュールだなとおもい感動した記憶があります。
このベスティブュール、以前に英語のネイティブスピーカーになんども使いましたけれど、全然通じなかったので死語なのか、私の発音がダメなのかと思ってましたが、イギリスの老人にとっては、少なくとも死語ではないのがわかりました。
現在では、新幹線に乗ると外国人用に日本語の後に英語でアナウンスしてますが、デッキの事をend of the car(ひとつ、ひとつの車両はtrainではなくcar) といっているようです。デッキを意味する1語の言葉は使用しないようです。

歯科用語で 、部分入れ歯で噛む時に、入れ歯が動かないようなチカラをブレースbraceと言いますが、ANAの飛行機に乗った時の非常時に、どうするかの安全に関する説明ビデオで、これも最初に日本語での説明で次に英語でもう一度同じ内容を説明されますが、日本で「身を守る姿勢を取ってください」の部分では、英語では「braceしてください」といっていますので、入れ歯とヒトの違いはありますが、同じ発想なんだと 妙に納得してしまいました。英語の発想って、おもしろいですね。

余談ですが歯科矯正装置はbracesです。

 

 

 

一般人も歯が命 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月16日

もう、ひと昔前のテレビコマーシャル、高岡早紀さん、東幹久さんの「芸能人は歯が命」は、我々歯科関係者に、強烈なイメージを残しました。いまだに、この言葉、芸能人は歯が命は、歯科関係者の話題に時々、のぼります。

 

何のコマーシャルかと言えば、高級歯磨剤 アパガードのコマーシャルでした。

 

このアパガードの製造販売の会社 サンギがTBS系のテレビ番組 がっちりマンデーにでてました。社長は、オーストラリア出身の女性で、会長は、その夫で日本人の男性でした。

最近、このテレビコマーシャルがない理由も、語っておられました。このアパガードが売れなくてテレビコマーシャルをしないわけではなく、もう、確固たるシェアを獲得しているため、テレビコマーシャルの必要がないそうです。

 

このアパガードの特徴は、ハイドロキシアパタイトを含んでいるということで、ハイドロキシアパタイトは歯のエナメル質、象牙質の主成分で、このアパガードで、歯を磨くと、歯が白くなり、再石灰化などで歯が強くなるというもので、元々は、アメリカの宇宙開発のNASAの技術で、宇宙では、無重力のため、骨や、歯が劣ろえるため、このハイドロキシアパタイトを宇宙飛行士の歯に接触させたそうです。40年ぐらい前にサンギの会長が、この技術をNASAから買取って、数年かけて、歯磨剤を開発したそうです。

 

今この会社、サンギで開発中の製品は、1回の歯科医院の通院で、歯を強化して、しかも、白くする歯科の製品だということです。ハイドロキシアパタイトと、銀を混ぜて、それを歯に吹きつけて、コーティング層を作って強化するということです。そのさいに、色は自由にかえることができ、つまり、白くすることも、できるというこで、短時間で、白くできると、言っておられました。

実用化迄、あと2~3年という段階だそうです。

 

歯科医師でも、歯磨剤の開発をして、販売しておられる方もおられますが、多くの場合は、あまり売れてないようです。

 

サンギの会長は、歯科医師免許を持っておられるかどうかは、不明ですが、がっちりマンデーを見るかぎり、すごい商才がある方のようです。

 

 

富山県歯科医師会医療安全講習会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月15日

 

今日は、年に1度開催される医療安全講習会に参加してきました。

超高齢社会に突入して、日々の歯科診療では、色々な持病を抱えた患者さんが来院されます。

そういう方々にも、安全に歯科医療が 提供できるための 講習会でした。

講師の先生は、大学医学部の先生で、医学部、歯科口腔外科での診療について、どんな診療を行なっているのかが、わかる講演会でもありました。

私が、大学病院の歯科口腔外科にいた時と、変わったことも多くあります。

口腔がんの治療はかわってないようですが、患者さんの分布、治療の仕方は、少しかわってところもあるようです。

口腔がんは、喫煙とアルコールをよく飲む方が多いです。男性が以前は2:1でおおかったですが、最近は女性の口腔がんも増加して、75歳以上になると、女性がおおくなるということで、喫煙、アルコールだけではなくて、ホルモンの関与もかんがえられるかもしれなようです。

口腔がんは基本の治療は外科的な治療ですが、転移やその他の要素で、いま話題の高額の抗がん剤のオプジーボが使用されることがあるそうです。

外科的な治療では、我々の世代の歯科医師が、大学の臨床実習の時、口腔がんの手術で、首のまわりのリンパ節や、筋などの組織を切除する頸部郭清術というのがありました、我々学生にとって、その頸部郭清術となると、手術が午後1番に始まり、終わるのが日をまたいだ翌日になる手術見学がありましたが、その頚部郭清術はあまり変わらなく行われているようで、リンパ節3個以上に転移があると予後が悪いとか、久しぶりに聞かせてもらいました。

前立腺がん、乳がんなどの時の治療に使われる高容量ビスホスホネート剤の副作用の、顎骨壊死についても、話があり、骨粗鬆症の治療のビスホスホネートの場合とはまた違う配慮が必要です。

歯科医院に来院される患者さんには、色々な方がおられます。

解離性大動脈瘤をもっておられるて、播種性血管内凝固症候群(DIC)の方、最近、急速に増加している前立腺がんの患者さん、などの抜歯の際の注意の必要性なども語られました。

 

 

高齢者と口臭、歯周病菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月14日

 
以前開催された、歯科、医科、薬に関する講演会で、参加された薬剤師さからの質問で、薬局にこられる患者さんで、あきらかに歯周病による口臭がある患者さんに(最近、歯周病の原因菌ジンジバリス菌が心臓病、脳梗塞、認知症に関与しているということがわかってきているため)いかにして歯科医院にいくよう提案すればいいですか? という質問がありました。

とても、医療人として素晴らしく勉強熱心な薬剤師さんからの質問でした。

 
提案の仕方は、かなり難しいですが、歯科医院で歯周病の治療を受けていただくのが最良の治療法です。

歯科医院で歯周病の治療をおこなう場合でも、高齢者となると、いろんな問題が出てきます。ある大学の歯科医師の先生による研究によると、60歳を過ぎると、 ブラッシングの技術が低下するという結論を得たという研究結果もあります。すくなくてもブラッシング指導をしても、若い人ほどブラッシングの技術は上がらないのはたしかです。

また、高齢者の中には、脳梗塞、その他の神経性の疾患により、歯を磨く手を 自由に使うことが出来ない方もおられます。

その場合は、頻繁に歯科医院に来ていただくとか、口腔ケアを受けていただくとかという方法もあります。

 
効果的には、少し落ちますが、歯科医院ではなく、家庭で、もっと、手軽にできる方法もあります。

毎日、家でできる範囲の歯磨きを行なっていただき、それにプラスして、乳酸菌のサプリメントをとっていただくという方法です。

これで、かなり、歯周病の原因菌であるジンジバリス菌を減らすことができます。

歯茎の腫れもかなり改善します。1日に1回1粒を溶けるまで口の中でなめてもらいます。

摂食嚥下障害で、 口の中でなめて、溶かすことができない方、意識が鮮明でない方には、ドロドロの液体状の乳酸菌があります。スポイドで1滴を舌下か口腔前庭、舌背にのせます。

以上のように比較的簡単な方法です。効果も抜群です。

でも、欠点もありあます。乳酸菌には、色々な種類がありますので、ちゃんとした乳酸菌を使用する必要があります。効果抜群の乳酸菌は、一粒、約100円します。液体状の乳酸菌は 1滴あたり、 それより少し高額となります。いずれにしても費用がかかりますので、1ヵ月約3000円かかります。

また、もう一つの欠点としては、サプリをとるのを止めると、その効果、ジンジバリス菌を減らすことができなくなり、また増え始めて、元に戻ろうとすることです。

歯科医院に行くハードルが高い方には、次善の策として乳酸菌も いい方法です。

 

 

 

 

 

口の乾燥( 口腔乾燥)と寿命 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月13日

 

歳をとると、口の中が乾燥するというのは、本当でしょうか?

 

この問題について、研究した歯科大学の先生がおられます。

 

研究結果によると、高齢者の口の乾燥の原因は、80%が内服している薬 つまり薬剤性であり、10%は体質・習慣でした。5%は機能性、2%がシェーグレン症候群であったということです。

 

口が渇く原因になる薬は600種類以上あります。

降圧薬(血圧を下げる薬),睡眠薬、抗精神病薬、心臓病の薬、筋弛緩薬、抗不安剤、消化薬、鎮痛剤など多くの薬に唾液の量を減らす作用があります。

つまり、高齢者の方の飲んでおられる薬の多くが該当します。

薬を6剤以上常用してる方は リスクが上昇し、口呼吸、自力で移動出来ないと口腔乾燥になりやすいことが、わかっています。

 

 

口の中の乾燥度合いと2年後の要介護高齢者の死亡率を調べた歯科医師を中心としたグループの調査もあります。

 

舌の上に紙を置いて、どれだけ唾液が上がってくるかで、舌の湿潤度を判断したもので、唾液が紙の上に上がった距離が長いほで 舌が湿潤している、つまり、口の中が乾燥してないという尺度での研究結果です。

 

3ミリ未満(乾燥している)の場合は 死亡率36%,その内1ミリ未満の場合は死亡率48,4%,

3~5ミリの場合(正常範囲)28,6%

6ミリ以上の場合 (かなり湿潤している)38,3%

であったということです。

 

結論としては、口の中が乾燥(口腔乾燥)していても、逆に、かなり唾液が多い状態でも、死亡率が、正常な人とくらべると高かったという結果です。

口腔乾燥している場合はどうして死亡率が高くなるかは、唾液で

汚れを流せないため、細菌が増えたりと色々な悪い影響があるのは、理解しやすいですが、では、なぜ唾液が多すぎても、死亡率が高くなるのでしょうか?これは、唾液自体を嚥下出来ない、嚥下障害があり唾液を飲み込めない、そのため、口腔内の唾液が多くなるためです。

 

口の中の湿潤度、乾燥度が正常だとやはり、健康である傾向だというのが証明された結果でした。健康と口の中の乾燥度合いと、健康状態はやはり関係があるんですね。

 

最近、歯学部の歯科医師を中心とした口腔保健科の研究者が 、色々な 面白い研究をしていますね。

歯医者と長寿 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月12日

 

最近 、時々、話題になる長寿遺伝子があります。長寿遺伝子の活動が強いと 長生きできるということが言われています。

長寿遺伝子はサーチュイン遺伝子と言われてます。(レスベラトロールのサプリでサーチュイン遺伝子を活性化して120歳まで生きるのを目標にしている歯科医師もいます。レスベラトロールには2つのタイプがあり、てきせつなタイプのものをサプリメントとしてとらないと、サーチュイン遺伝子を活性化することはできません。)

その、サーチュイン遺伝子を活性化させる方法には、いくつかあります。

 

歯科領域で 話題になるものに 胃から作られるグレリンという物資があります。

グレリンの役目は、成長ホルモンを増加させるなどの 重要な役割があります。摂食嚥下においても重要な働きをします。グレリンは、空腹時に出されるホルモンで、お腹がグーとなるときに出されるホルモンです。

特に、口から食べることができない、介護を受けておられる方が、グレリンをだすということは、とても大切なことでありますが、歯科衛生士による機能的口腔ケアを行うとグレリンが、多く出されることが確認されています。逆にグレリンの量をはかって、機能的口腔ケアがどのぐらい、ちゃんとできているか確認しようという研究もあります。(グレリンに関しては九州歯科大学で、よく研究がされているようです。)

口から食べる 摂食嚥下機能を回復させる上で重要となっています。大腸を含めた消化器系、循環器系にも作用をします。

 

そのグレリンのもう一つの重要な役割は、サーチュイン遺伝子を活性化すると言うことです。

長生きするためには、空腹になる時間が必要だということです。

あまり空腹すぎると逆効果にもなるので、程度の問題もありますが。

動物実験でも、腹8分目の場合と、満腹に食べさせた場合でも、腹八分目の動物が、長生きさることがわかっていますので、やはり、グレリンの分泌なども考えると、腹八分目にすることが大切だということがわかりますが、生活していく上で実践することは、なかなか難しいですね。

 

顎骨壊死 富山、高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月11日

今日の診療後 高岡市内のホテルで、高岡市医師会 歯科医師会合同の講演会が行われました。
高岡市内から多くの医師、歯科医師、薬剤師が出席して 講演会がおこなわれました。
テーマは骨粗鬆症の薬によりおこるといわれている顎骨壊死についてでした。
ビスホスホネートなどのくすりを のみつづけると 歯周病や虫歯なそが進行して、その歯を抜かなくてはならなくなった時、顎骨壊死が起こる可能性があるため、中々 抜歯がしにくいというのがありましたが、最近 口腔外科学会で治療に際して 抜歯に関する ガイドラインとも 言われるものが、数年ぶりに発表され それについての、細かい解説などが行われました。
顎骨壊死がいったん 起きてしまうと、その治療がなかなか難しいといわれていましたが、最近では、顎骨壊死の治療法も確立して、きれいになおるようになっていています。
2~3年前まで、ビスホスホネートを3年以上内服しておられる方は、歯を抜く前に3ヶ月休薬しなければならないとかいわれてましたが、最近では それに関する研究もおこなわれて、3ヶ月休薬しても顎骨壊死が防げる証拠はないということもいろんなところで確認されています。
ビスホスホネートを飲み始めて、1年ぐらいなら、リスクはほとんどなく、2~3年ぐらいだと、少しリスクは上がるけれども抜歯はに関しては、その発生可能性は低く、4年をすぎると たかくなるというこですが、その他、骨粗鬆症の状態などを総合的に判断して、休薬せずに抜歯することも可能性だとという結論になりました。
日々、医学、歯学は進歩して、患者さんにとって、より、利益をもたらす方向に進んで行っています。

 

富山市歯科医師会講演会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年10月05日

先週の金曜日、富山県歯科医師会館にて、富山市歯科医師会の講演会が開催されました。

 

テーマは、「食べる力の回復ー医療連携の必要性と重要性」ということで、摂食嚥下の話題でした。

 

講師の先生は、南砺市民病院の内科の医師と歯科口腔外科の歯科医師でした。

 

日本は超高齢社会に突入して、多くの問題を抱えています。脳梗塞、脳出血などの後遺症により、食べる機能が障害を受けて食べれなくなったり、認知症、神経性の疾患により摂食嚥下機能が衰えたりと色々な問題で、摂食嚥下障害となり苦労されている方がおられます。摂食嚥下障害で食べ物や唾液(細菌も含まれています)が食道、胃に入るのではなく、声帯を超え気管、肺に入っていき、窒息や感染の原因となります。

 

最近の日本人の死因の3位は肺炎でその多くは誤嚥性肺炎です。そして、摂食嚥下障害で誤嚥性肺炎をおこしやすくなります。

 

脳梗塞などをおこすと病院に搬送され、入院と同時に、入れ歯を外され、食べることが禁止され口からたべること以外で栄養をとる方法がおこなわれることもあります。口から食べないからと言って、誤嚥性肺炎がゼロになるわけではありません。歯科的には、口から食べないことによって、口の中の唾液や抗菌力が下がり口腔内はよごれ細菌がふえます。

 

ですので、QOLの観点も含め、できることであれば、経管栄養ではなくて、口からたべるようにすることが大切です。

 

日本では、胃瘻をするということがよくおこなわれています。

イギリスではNHS(natinal health service)という社会保障のシステムがあります。日本の健康保険に似たシステムです。そのイギリスでは、胃瘻をしている割合は、日本の10分の1ということで、同じ先進国の、ある程度社会保障が充実した国でも、胃瘻に対する考え方はかなり違っています。

 

日本の胃瘻をしている割合が多いのをどう解釈したらいいのかは いろんな要素があり複雑でひとことではいえませんが、QOL(生活の質)を保ちながら一生を全うするように、医療従事者は努力する必要があります。

家族などの介護をする側の人も、後悔することのないようにすることも必要です。

 

今回の講演は、そのための指標をあたえてくれ、また、医師、歯科医師などの連携の大切さを基礎とした、素晴らしい講演会でした。

 

 

 

歯医者と長寿 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年09月28日

私が歯科の大学に入学したと気、歯科に関して、最初に驚いた歯科界に関する事実は、歯科医師、歯科技工士の平均寿命は、日本人の全体の平均寿命より、かなり短いということでした。

 

このことに関しては、私の担当教官で教授をされていた先生の研究で、歯科医師、歯科技工士の多くの人が、呼吸器系の疾患でなくなるということでした。

私がが大学に入学したのは、35年前なので、この研究はさらにその10年前ぐらいの調査からきていますので、大体半世紀近く前の死亡原因の結果からきています。

 

当時は、歯のむし歯をけずったあとで、そこに金属のかぶせものをしましたが、その金属のかぶせものを作る時、金属の人工歯を製作途中で、収縮、かたちが、やや小さくなるのを防ぐためクッションとして、アスベストを使っていました。(歯科技工領域でアスベストをつかうことは、30年ぐらい前に禁止されており、今では歯科技工の過程でアスベストをつかうことはありません。)

 

できあがった人工歯はアスベストの毒性はまったくありませんが、その製造過程でアスベストを扱う、歯科技工士、歯科医師はおおくのアスベストを肺の中に入れていました。ただ、私が歯科大学生の時、その研究結果はありましたが、だれも歯科関係者の呼吸器系の疾患とアスベストを結びつける人はいませんでした。

アスベストの禁止はそこからきたのではなく、歯科領域以外の、一般の工学、医学領域からきています。そして、その歯科界で呼吸器系の病気でおおくのかたが亡くなられていたことは、当時は金属を削ったり、磨いたりするときの粉塵からきているのだろうとおもわれていましたし、事実そうかもしれませんが、歯科界では検証はされていません。私の見解としては、アスベストもかなり原因になっていたのではないかと推測しているだけです。

 

最近の歯科医師、歯科技工士の死亡理由は、私のまわりを 見渡すと呼吸器系の疾患にかかる方、亡くなられる方は、あまりおられないようで、大学同窓会のおくやみ欄を見ても、多くの方は、80歳90歳代でなくなられてますので、私自身の感覚としては、日本人の一般的な傾向と同じように思われます。(アメリカでは、歯科医師の自殺が職業別の自殺率で上位にきているそうです、日本では?)

アスベストの使用禁止や、技工室での粉塵をとるための、バキュームが普及したためでしょうか。

 

毎年 、敬老の日に100歳以上の方の人数が発表されますが、その中に歯科技工士、歯科医師は何人ぐらいいるのか、調査すれば大体の傾向は、比較的簡単にわかりそうです。

 

 

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