高岡市 歯医者 歯科 やまもと

2018年10月の記事リスト

歯を白くする歯磨き粉

2018年10月23日

ルシェロ ホワイト(歯磨き粉)

こんにちは、富山県高岡市の歯医者 やまもと歯科医院、受付けスタッフの圓谷です。

 

今回は当院でも販売している『ルシェロ ホワイト』という歯磨き粉の紹介をしていきたいと思います。

ルシェロ ホワイト の特徴は

*弱アルカリ性で汚れを浮かす。

*歯にやさしいLime粒子で汚れを落とす。

*ポリエチレングリコール400でやにを落とす

*フッ素が再石灰化を促進

 

歯を白くするには、ステイン(たばこのヤニや普段の歯磨きでは取りきれない歯に付いた着色汚れ)を除去する必要があります。

ステインを除去する力はアルカリ性だと1.5倍も除去率が高いのでルシェロ ホワイトは弱アルカリ性の成分でできているため、ほかの歯磨き粉とは違ってステイン除去力が高く歯に付いたヤニや着色を取って歯を白くしてくれます。

歯の着色汚れの具合によってすぐには落ちませんが、私が使ってみた感想は1回の歯磨きでも「えっ?ちょっと白くなったかも!」でした。

そして歯磨き後すごく歯がツルツルになりました!

 

歯を白くしたいけどホワイトニングは面倒・・・と思われるかたは毎日の歯磨きで歯が白くなるのでとってもお薦めです。

当院でも1個1940円で販売しています。

歯磨き粉としては少しお高めですが使ってみる価値はありますので気になった方はお気軽にスタッフにお声かけください。

プレゼントとかにもお薦めです!

摂食嚥下を極める

2018年10月22日

歯医者と摂食嚥下

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

摂食嚥下を極めるセミナー2日間コースに参加してきました。

歯科界でも、摂食嚥下の研究が最近かなりおこなわれ、ここ20年間で世界的にも、急速に進歩しました。

それにともない、歯医者も、その他の医療職に人たちも、かなり勉強しなければならない時代となっています。

今回、講演会でも、また、歯科だけではなく、すべての医療職の人たちが驚ろくような研究結果の情報がありました。

私個人的には、かなり革新的な内容であると思っていることです。

それは、ゴックンと言う、のどでの飲み込みがうまくいかなければ、誤嚥してしまい誤嚥性肺炎になる可能性が上がるということは、医者、歯医者、看護師などの、常識に今はなっていますが、

新たな研究により、ゴックンと飲み込める人でも、口の中に入れた食べ物を、噛んで、細かく、または、細かくとは言わないまでもある程度咀嚼して、小さくしない人は、誤嚥性肺炎になりやすいということが、研究でわかったということです。

また、以前、鶴見大学歯学部の先生が、食べ物を、口腔(口の中)から喉(咽頭)に正常に送り込む時、ある一定の大きさ、つまり噛み砕かないと、自然に正常にはおくりこめないとい結果をだしたこともありました。

従って、今現在のところ、摂食嚥下において、重要視されているのは、ゴックンと飲み込めるかどうかの、この一点に焦点があわせられる傾向にありましが、そのことだけではなく、問題はかなり複雑で、胃ろうかそれとも胃瘻でないかという二者択一的な問題ではなくて、高齢者の摂食嚥下障害をもっておられる人には、色々な角度から、問題をみないと、中々解決しない(患者さんが、人生の中で充実した生涯をおくっていただくのを目的とした医療者側の観点から)のが、摂食嚥下の問題だということが言えます。

今回の講演会は、実習付きでおこなわれました。

嚥下内視鏡(VE)という、鼻から内視鏡をいれて、どういうふうに、たべものをたべているか、その内視鏡に映った画像をみて、評価する実習です。

大阪大学の歯科口腔外科の歯医者が、初めてこの嚥下内視鏡の元となるものを患者さんに使用したのが、1972年ですので、もう50年近くがたちます。

50年近くたってようやく、一般の歯医者(大学の研究者ではなく)に普及してきたという感じのものです。

やまもと歯科医院でも、この嚥下内視鏡をつかった診療をおこなっています。

とても便利なツールです。

2018年10月18日

解剖学

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院 院長の山本です。

数日前の日曜日に東京での、講演会で、講師の歯科医師から、紹介していただいた、本に夢中になり、ここしばらく、ブログの更新をしていませんでした。

このブログをよんでいただいている数少ない読者のみなさま、お久しぶりです。

その講師の歯科医師から紹介された本は、脳、神経、にかんする本です。

歯科大学時代、脳を含めた人体解剖学をおこないましたが、その頃、歯科大学での解剖学の本(当時は最良の教科書と言われていた分担解剖学という本をつかっていて、学長もされていた解剖学の教授先生は、ほぼこの本どおりのはなしをされていました)は、今と比べると、パソコンなどもない時代で、簡単な模式図と、詳細な文章でよく説明文がかかれてましたが、視覚的に、立体的にどうなっているか、今一つわかりにくく、難解な分野となっていましたが、最近では、本の、要所に、QRコードがついていて、パソコンで、3Dの立体的な画像としてみれるようになっています。

現在、歯科分野で、矯正歯科で日常的にほぼ毎日、使われる脳の解剖学的な知識は、

下垂体と言われる脳の一部の位置だけのような気がします。

下垂体は、人間がいきる上で、色々なホルモンをだすところでもあります。

その下垂体は,頭部の中心的な位置として、とらえられています。

その下垂体を取り囲む骨、歯科用語では、この骨の部分をトルコ鞍と呼んでいます。

このトルコ鞍がレントゲン写真で、鮮明にわかりますので、その位置を基準として、上顎、下顎が頭部、顔面のどの位置に、あるか、また耳の近くにある脳の骨との関係など、主に脳の機能面ではなく、位置的なものを、知るためにつかわれています。

歯科、口腔外科に関して機能面で時々でてくるのは、三叉神経という顎、中下顔面の中心になる神経です。その他、舌咽、舌下、迷走、顔面神経も時々でてきます。

ここ最近、たぶんここ20年ぐらいで、世界的に、摂食嚥下の分野の研究が急速にすすみました。

それで、歯科領域に摂食嚥下の問題がクローズアップされてきて、歯科大学の摂食嚥下の研究をしている歯科医師のレベルから、開業している歯医者レベルでも、摂食嚥下についての問題を解決をしなければならない時代となっていますので、そのためには、脳の機能面でのはたらきも、また歯医者が、勉強しなおさなければならない時代となってきました。

ということで、

最近の歯医者の解剖学の本は、立体的にパソコンをクリックしたり、色々したらどの角度からも脳の構造が見れ、また、理解する上でじゃまとなる構造物をパソコン上で消して見れたりと、とても、見やすく、はやくりかいできますので、時間の節約にもなり便利です。

この、パソコン上での解剖にここ数日とても夢中になっていて、とてもおもしろく、また勉強になりました。

就寝時の入れ歯装着と誤嚥性肺炎

2018年10月15日

歯医者の常識を覆す結果がでました。

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科の院長の山本です。

私が歯科大学生の30年以上前は、夜、寝るときは義歯、入れ歯をはずものという厳しい教えを、大学の先生から受けました。

その時、夜寝るとき、なぜ義歯、入れ歯を外さなければならないかの理由は、

夜寝ている時も、入れ歯をしていると、入れ歯の下にある顎の骨(歯槽骨しそうこつ)が吸収してしまう、溶けてきて入れ歯が横揺れをしないように抵抗している顎の骨の盛り上がり(歯医者用語では歯槽堤しそうてい、つまり歯槽骨による盛り上がり)が低くなってしまうと言われていました。

そして、その歯槽骨(しそうこつ)つまり歯槽堤(しそうてい)が夜入れ歯をしていると吸収して低くなるかどうかについて、最近、再評価がなされました。

大方の研究者、歯科大学の歯医者の結論は、今まで考えられていたほど、歯槽骨の吸収がないという結論に至りました。

それで、もう一つの、夜に入れ歯をつけて寝ることの大きな弊害は、細菌、汚れの問題だけとなりました。夜は唾液の出る量が少なくなります。また、筋力が弱ったり、その他いろいろな理由で、口を開けて寝る高齢者の方もおおいですので、口の中は乾燥して、唾液で汚れを落とせなくなったりして口の中の細菌の数が、多くなるというのが問題となります。

細菌の数が多くなれば、それを飲み込めば誤嚥性肺炎にもかかりやすくなると考えられていました。

最近、九州歯科大学と佐賀県歯科医師会の歯医者による研究で

就寝時に入れ歯をつけて寝るグループと、夜入れ歯を外して寝るグループ、そして食べる時だけ入れ歯をつけるグループで、誤嚥性肺炎の発症に違いがあるかについての、施設に入居している高齢者を対象に調査が行なわれて、その結果によると

適切に歯科的に管理されている条件下では、就寝時に入れ歯をつけて寝ている高齢者のグループが、有意に、誤嚥性肺炎を起こす割合が、低かったという結果が出ました。

ある意味、驚きの結果でした。

人間は、寝ている時も、唾液を嚥下しているわけで、しっかりした噛み合わせがなければ、飲み込みが不安定となり、唾液を誤嚥してしまうということは、確かに理屈には、あっています。

ここで、適切な歯科的管理下とは、入れ歯があっている、口の中を清潔にたもつことができるという意味ですので、この条件をみたさなければ、やはり、いればを外した方がいいものと推測はされてはいます。現在のところは。

人類は虫歯の細菌にいつ感染した?

2018年10月12日

虫歯の細菌

こんにちは、富山県高岡市の歯医者 やまもと歯科の院長の山本です。

虫歯は、細菌が原因によっておきるということは、歯医者にとっては常識ですが、一般には、あまり強く認識されてないような気がします。

生活習慣によっても(糖分の摂取や歯磨きなどのことを主に意味しています)、虫歯が悪化するという要素もあるためだからとおもいますが。

虫歯の細菌が、どうして虫歯の原因になるのかというと、虫歯の細菌が、直接、歯を破壊していくわけではなく、虫歯の細菌が、糖分をとりこんで、つまり栄養源として取り込みその結果,代謝産物として(動物でいうなら糞として)、酸を出すためです。

私が、中学生の時に見たNHKのテレビ番組で、天然の歯を、酸に一晩つけて、翌日包丁で切ったら、きれいにスライスカットできたというのを見たことがあります。(歯科大学の授業では、そんな実験は、行ったことがありませんが)

歯は、酸にひじょうに弱く、酸にしばらくつけると、歯を硬くする成分がとけて、やわらかくなります。

虫歯は、虫歯の細菌が出す酸によって、溶けて、やわらかきなり、穴があくというこです。

では、人為的につくった酸そのものを、口の中に入れたらどうなるか?

これは、どれだけの時間、どれだけのつよさの酸が歯に接触したかによりますが、やはり、歯は溶けていきます。

世の中には、色々な職業の人がいて、酸の霧のなかで働く人もいます。

そういう人には、やはり歯の表面が溶けていくという現象がおきたりします。

唾液により、その酸を洗い流したり、中和しようとしたり、硬くなる成分を歯に補給する働きもありますが。

普通の虫歯、細菌が出す酸による虫歯の場合は、その原因となる菌は、おもにミュータンス菌と呼ばれるものです。

ミュータンス菌は、歯への接着力がきわめて強く、酸を出す細菌です。

では、人間は、昔からずっと、ミュータンス菌による虫歯に悩まされてきたのかというと、そうでもありません。

発掘された人間の顎の骨、歯などを分析すると、大昔の人間は、あまり虫歯がなく、歯と歯茎の境目に、わずかに虫歯が存在するだけでした。

その当時は、虫歯は存在しましたが、それは、現在主流の虫歯とは違っていました。

つまり、現在、ほとんどの虫歯の原因となっているミュータンス菌は、人間には感染しておらず、つまりミュータンス菌自体が、この世に存在しなかった可能性もあります。(ミュータンス菌のミュータンスという単語は変異する、変異しやすいという意味なので、変異する前の細菌があったのだろうとおもいます)

さらに、年が経った時代の、発掘された人間の顎の骨、歯を分析すると、急に比較的虫歯が多く持つものが現れてきました。(現代人と比べると虫歯の数はすくないですが)

その虫歯は、種類的には、現代人の虫歯と同一のもので、噛み合わせる面からの虫歯、歯と歯の間からの虫歯です。

つまりその時点で、ミュータンス菌が人間に感染して、その後、爆発的にミュータンス菌が人間社会に広まったと解釈されます。

その時期はいつだったかというと、すみません、正確な年代をわすれました。暇なときに、資料を見直しておきます。

ということで、現代人の虫歯の主な原因であるミュータンス菌を減らすことは、虫歯にならないために重要です。

しかし、問題は、自分自身では、歯磨き以外に、そのミュータンス菌を簡単には減らすことができないことです。

それは、ミュータンス菌は、バイオフィルム(基本的には、パイプの内側のヌルヌル、台所の隅のヌルヌルと同じ物質です)という物質に守られているためです。

ただ、バイオフィルムを破壊したり、ミュータンス菌を減らす方法は、いくつかありますので、後日、説明させていただきます。

また、今すぐ知りたい方は、かかりつけの歯科医師にご相談ください。

がん治療にともなう口内炎

2018年10月11日

歯科とがん治療と口内炎

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

日本において、国民の1/2ががんにかかり、そして1/3ががんで亡くなるという統計結果がでています。

日本においては、がん治療はみじかなものとなっています。

がんになる人は、高齢者がおおいですが、比較的若い人にも、みられます。

私の近い親戚でも、私より若くて、がんにかかった人もいました。

がん治療で副次的に問題になることと歯科

がん治療で、本質的なもではないけれど、副次的に問題になることに(歯科が関与する)口内炎という問題があります。

がん治療においては、過去においては、あまり重要視されなかった時期もありました、そして、

その反面、がん治療を受けている患者さんが 、かなり辛い思いをしてきました。

最近では、医療も、より患者さん本位のものに変わって、このがん治療にともなう口内炎の問題を何とかしようと動いてきています。

口内炎によって、たべものを食べれない、つばも飲み込めない、喋れないということもあり得ることで、栄養状態が悪くなったり、カラダの抵抗力が下がったりします。

また、口内炎がひどくて、がん治療を中断しなくては、ならないこともあります。

がん治療においては、口内炎は、本質的な問題ではないようにみえますが、実は、大切な問題です。

今年の4月の保険の改定で、この、がん治療における口内炎を軽減する、効果抜群の口腔粘膜保護剤が、使えるようになりました。

まず、がん治療に限らず、アフタ性口内炎などすべての口内炎で、その治療、症状軽減の基本中の基本は、口の中を清潔に保つことです。その上で今まで、色々な口内炎の症状を軽減する、うがい液など、ときには医療用麻薬(オピオイドと呼ばれるもの)が使用されてきました。

最近の、がん治療でも、歯科が大きくかかわるようになってきている理由のひとつが、がん治療において、口の中をきれいにたもつことが、この口内炎の問題や、その他色々なことで、大切だといことが、認識されるようになったからです。

今回この口腔粘膜保護剤、商品名は「エピシル口腔用液」ががん治療にともなう口内炎に使用できることになりました。

この「エピシル口腔溶液」は、唾液と反応して、口腔粘膜の表面に保護膜を作る作用があります。その保護膜は、口腔粘膜との接着力がつよく8時間もたせることができるものです。

この保護膜により刺激をある程度遮断できます。

また、今までのような、うがい液とちがい、味覚にも影響をあたえません。

基本的には、がん治療を受けている病院の歯科口腔外科で、口腔管理を行って、口の中を清潔に保ったうえで、がんの主治医と連携しながら、その歯科口腔外科の歯科医師の管理の元でこの口腔粘膜保護剤「エピシル口腔用液」がだされます。

私、いち歯科医師として、かなり、画期的に感じています。

唇にプツプツしたものができた

2018年10月10日

医学部教育と歯学部教育

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院の院長の山本です。

唇にプツプツしたものができて、それがとれない、治らないとなると心配ですよね。

昨日、インターネットの医学情報誌(ネットで配信されるもの)をみていると、唇のプツプツをみてみると診断名がフォアダイスであったという記事が載ってました。

フォアダイスとは、

普通、脂腺は皮膚の細かい毛、毛根とセットで存在するまたは毛根の一部で、脂肪を作るところです、これが、毛を伴わず、一般的な皮膚ではなくて、口腔粘膜などの、本来ないとこにあるもの、その脂腺による黄色っぽい もりあがりが複数あってプツプツにみえるものです。

その記事には、皮膚科の医師が、ある特殊な拡大鏡でみると、そのフォアダイスが簡単にわかるということが紹介されていました。この記事は、皮膚科以外の他の科の医師などを対象に書かれた記事でした。(このネット情報誌は、歯科ではなく医科の関係者を対象にかかれたもので、歯科を想定していないものです)

では、歯科医師にとって、フォアダイスとは?

そんな病名(正確には、病名ではないのですが、便宜上病名としておきます)、聞いたことないよ、ということになります。

そして、その唇のプツプツのフォアダイスというものの写真をみると、「これ、フォーダイス班や」ということになります。

歯学部の教育で習うフォーダイス班とは、口腔粘膜にできる、黄色っぽいボツボツです。皮脂腺が皮膚ではなく、粘膜にできるもの、病気ではなく生理的なものとしてならいます。

そして、開業している歯医者にとってフォーダイス班とは?

毎日見るものです。かなり多くの人が持っているものです。普通は、歯科関係ではない限り、まじまじと口の中を見ることはないので、気がつきませんが、それを偶然発見すると心配になってしょうがないものです。

多くが、頰粘膜にできるものです。唇にできるのは、滅多にないという感覚です。

ということで、医学教育を受けた人にとっては、フォアダイス。そして歯学教育を受けた人にとっては、フォーダイス班で、同一のものです。

同じ英語を、歯医者と医者では、訳し方が違ったようです。

昨日、この記事を見て、医学部出身者は、医者がいうフォアダイスを歯医者はフォーダイス班と呼んでいることを知らないだろうなと思いながら、そして、このことにより、一番不利益を被るのは、最終的には患者さんではないだろうかと心配になりました。

うんち10g分の細菌を飲む

2018年10月08日

いつ歯を磨けばいいか?

こんにちは、富山県高岡市の歯医者、やまもと歯科医院院長の山本です。

歯を、もし1日1回だけしか磨かないとしたら、一番効果的なのはいつかというと、寝る前の歯磨きです。

なぜかと言うと、口の中の細菌が一番増えるのは、夜寝ている時だからです。

夜寝ている時は、カラダが休まっている時で、口腔(口の中)の機能も休んでいるときです。具体的には、唾液の分泌量が、起きている時と比べて、著しく少なくなる時期です。

唾液が少なくなれば、口の中の細菌を洗い流せなくなります。その結果、口の中の細菌は、増加します。

また、 寝ている時は、舌や、頰粘膜の動き、機能も低下します、従って、寝る前に、歯磨きをすること、つまり、口に中を清潔にして、細菌が増えにくくすることが一番効果的です。

また、寝ている時に口が開いている人は、意外とおおいです。寝ているときえに口が開いていれば、さらに口の中はかんそうして、細菌は増加します。そういう観点からも、寝る前の歯磨きは、効果的です。

では朝一番は?

逆に、以上のことから、口腔内(口の中)に一番細菌が多いのは、朝起きた直後ということになります。

朝一番は、一番水分を補給したい時でもあります。おきて直ぐに、コップ1杯の水を飲む人も多いのではないかとおもいます。

ある歯科の研究者(歯医者)によると、朝起きて直ぐ水をのむと、うんち10グラム分の細菌を飲み込むのとおなじかずの細菌を、のむこととなるということです。従って、夜寝る前の歯磨きの次に効果がる歯磨きのタイミングは、その歯医者によると、朝起きてから直ぐということです。

私の意見、提案

私はこの歯医者とは、少しちがう考えを持っていますです。

私は、寝る前に必ず丁寧な歯磨きをする、そして余裕がれば、食後すぐに歯磨きをすることです。

朝起きてすぐ水を飲む場合は、一回うがい、口をゆすいでから、水を飲むということです。

歯磨きの回数

虫歯、歯周病の細菌が含まれる、そしてその原因になる歯垢、バイオフィルム(流し台の隅のヌルヌルと同じようなもの)が形成されるのに、約20時間かかりますので、理屈的には、1日1回丁寧な歯磨きをすれば充分だということになります。でも、なかなか理屈どおりには現実はいきませんので。

寝る前の歯磨き

歯科医師、歯科衛生士は、普通、寝る前に30分ぐらい歯磨きをします。これを、高岡市の歯に関する市民講座みたいなところで言ったら驚かれてしまいました。

ここまでしなくても、丁寧な歯磨きを寝る前に行ってください。丁寧な歯磨きは、口の中に歯が28本すべて残っていれば、10分はかかるとおもいます。

寝る前の丁寧な歯磨きは、特に高齢者において、誤嚥性肺炎にならない為にも、重要ではないかとおもいます。

過剰歯 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月06日

以前、新聞の健康に関する記事に、ある歯科医師へのインタビューで、その歯医者が、最近の子供は、先天的に歯が欠如している子が、むかしと比べて増えていると言ったことが、書かれ、大騒ぎになったことがありました。

某全国紙の読売新聞に以前、書かれていました。

その記事がでた後、小児歯科学会などで大騒ぎになったことがありました。環境ホルモンや、環境汚染が原因ではないかと、一部の歯科に関係ない方々が心配したりしたんでしょうか、反響が大きく、騒動になり、その真相はどうなのかをめぐってすったもんだあり、その結果については、最終的には、結論がでました。

その先天的な歯の欠如とは、逆に、先天的に、歯の数が正常より多いこと、を過剰歯と呼んでいます。その過剰歯をもつ子ども、人は増えているのか?それは、私自身で、統計をとったことがありません。私の歯医者としての感覚からは、今も、むかしも変わってないような気がしています。

この過剰歯の原因は、歯の先天的欠如と同様に、現在も明確には、わかっていません。

過剰歯を持っておられる人が、過剰歯があると気づくのは、おおくは5歳~10歳ぐらいです。そのキッカケは、歯科レントゲンを虫歯の治療時にとって偶然わかる人もおおいです。

また、上顎の一番うえの前歯の二本が隙間があいていて、すきっ歯状態になっているので、お母さんが歯科医院に連れていって歯科レントゲンを取ると、上顎の骨の中に過剰である歯が存在して、それに前2本のすきっ歯状態の歯の根っこがぶつかって、すきっ歯になっている場合です。この場合、その顎の骨の中にある過剰歯をとりのぞかないと、そのすきっ歯はなおりません。

この過剰歯を取るのが、すごく難しい場合があります。その理由は、患者さんは、ほとんどが小学生ぐらいなので、泣いて暴れて、その過剰歯を、中々、抜きづらいということがおおいということです。顎の骨にがっちりと囲まれている、埋伏している場合は、顎の骨にを大きく削らなければなりませんので、局所麻酔をしているので抜くときの痛みはないのですが、子どもは怖くて暴れてしまいます。大人でも、怖くてあばれたくなりますので、子どもこの反応はおかしなものではなく、自然なリアクションだとはおもいますが。

しかし、あまり暴れて、歯医者が、安全に過剰歯を抜くことができなければ、全身麻酔をしないと過剰歯が抜けない場合があります。

過剰歯の発生頻度は、先天性欠如歯(歯医者は普通、先欠、せんけつと呼んでいます)とくらべれば、少ないような感触はしています。

私の歯科大学時代の学生番号が近い友人、つまり、歯科大学で授業、実習を一緒にする学生が、実習の中で相互にレントゲンを撮ったとき、上顎の前歯2本の歯の根っこの間に顎の骨の中に埋伏した立派な過剰歯があり、その日、一日、みんなの注目を集めたことがありました。私の友人の場合、顎の骨の中に埋もれた過剰歯の位置、形の関係で、すきっ歯になってなく、歯並びは正常でしたが、こういうことは、まずなく、普通は、すきっ歯となります。

過剰歯は、先天性欠如(先欠)よりおおくはないですが、決して珍しいものではなく(明確な発生頻度は不明で、研究者による差が大きい、これは研究者が小児歯科の専門か、矯正歯科か、口腔外科かなどの、どの専門かにより異なるためです、一応私が妥当と思っている研究の論文では2.7%となっています、男の子のほうが女の子より4倍発生頻度が高いです)すきっ歯になるようでしたら、その過剰歯の抜歯が必要になります。特に、その過剰歯が中途半端に口の中に出ている場合は、すきっ歯という問題だけでは収まらないため、いつかの時点で必ず抜歯しなくてはならなくなります。

虫歯、歯周病は細菌感染。どこから感染する? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月05日

インフルエンザや風邪にかかると、感染症なので兄弟から(ウイルスを)移されたとか、○○から移されたということを時々聞きますが、感染症である虫歯や歯周病についてはあまり聞きません。

では、この虫歯や、歯周病の細菌は、突然口の中に、わいて出てくるかというと、そうではありません。細菌である以上、どこかから、きているはずです。マダニをくちの中に入れて、虫歯や歯周病の細菌に感染するものでもないですし。

虫歯の原因となる細菌、歯周病の原因菌は、ほぼすべてがヒトからヒトの感染です。人間の赤ちゃんは、生まれた時の、その瞬間の口の中(口腔内)は無菌状態です。

つまり、生まれた後で、誰かから細菌がうつされる、感染してしまうということになります。

では、誰から感染するか。ここ最近、DNA検査など、微生物にかんする研究が進んだため、費用と労力をかければ、どこから、誰から移ったかわかるようになりました。

その結果によると、虫歯の細菌、ミュータンス菌つまりストレプトコッカスミュータンスは、その9割近くは母親から赤ちゃんに感染するという結果がでています。残りは、父親やまわりの人ということになっています。

また、いつ感染するかについては、生後19ヶ月ごろが一番感染しやすいという結果がでています。そしてその感染しやすい時期を歯科用語では「感染の窓」とよんでいます。この期間をすぎると、また虫歯菌の感染の可能性がひくくなります。

余談   

この「感染の窓」という表現は、そのまま英語から日本語の直訳で、多分、お偉い歯科医師先生が最初に訳したのでしょうけど、この表現を聞くたび、どうなのかなぁ っと思ってしまいます。もっと、他の訳があったのではないかと思ってしまいます。英語のネーティブスピーカーにとっては、感覚的に、語感的に何を言っているかあきらかですが(window of opportunityという表現は歯科でなく普通の会話でも、よくつかわれます)、多くの日本の歯医者にとっても、日本語的には、はてなマークの訳です。

  感染を防ぐ方法

  従って、注意しなければならないのは、口移しで食べ物を赤ちゃんにあげないとか、スプーンなどを共有しないといことです。ただ、スキンシップを制限する必要性はないと、考えています。日常生活は、今まで通りで、上記の2点だけ気をつけていただければとおもいます。

お母さんから、赤ちゃんへの虫歯菌の感染を防ぐ、一番効果があるのは、お母さん自身の口の中をきれいににして、虫歯菌の数をへらすことです。これに関する研究もおこなわれていて、お母さん自身が妊娠期から、キシリトールを取ると、子どもの虫歯が、かなり抑えられるといことがわかっています。この研究は、以前

ロシアか、東欧のどこかの国におこなわれた実際にキシリトールを妊婦にとらせて行った研究結果です。

 歯周病に関しては、いろいろな研究から、歯周病の原因菌の夫婦間の感染が25%~75%と言われていますので、奥様だけ、一生懸命注意をしても、効果が半減してしまいますので、夫婦揃って口の中のケアを行なってください。

歯の構造と虫歯の大きさ   富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月04日

歯医者なら、誰でも歯の構造について知っているので、そしてそれが、歯科治療を行う上で、基本の基本ですので、歯医者は時々、一般のみなさんが歯の構造を知っているものとして、治療の説明をしがちです。

でも、よくよく考えてみると、私も、歯科大学に、入る前は、歯の構造とかは、まるっきり理解もしていませんでしたし、知る方法もなかったです。

そこで、今回は、歯の構造とその性質それによる虫歯の大きさについてです。

歯は、

①エナメル質、年取った歯医者や私より少し年上の医者はホウロウ質とよんでいます。

②象牙質(ぞうげしつ)

③歯髄(しずい)この歯髄は、世間では、神経といわれています。

④セメント質でできています。

歯の根っこの部分ではなく、口の中にでている部分(歯医者は歯冠しかん、と呼んでいます)の最表層は、薄いエナメル質でできています。

その次の層は、象牙質で,その次が歯の中央、中心にある歯髄つまり神経です。

虫歯がこの神経までいけば、激痛がして、夜ねむれなくなります。

薄いエナメル質は、かなり硬くできています。からだのなかでも一番硬いところです。次の層の象牙質は、一見、色はエナメル質とほぼ同じですので、世間では硬いと思われがちですが、エナメル質と比べれば、押してへこんだりはしませんが、かなり柔らかい部分です。そして、その次の層の中心にある歯髄つまり神経は、血液で満たされており、ふにゃふにゃの柔らかい物質です。

世間で日本中いたるところで、よく聞く話しで、患者さんが、「小さい虫歯だったのに、こんな大きな銀歯を入れられた」という話しを以前よく聞きました。

こういわれる原因のひとつは、歯の構造とエナメル質と象牙質の物質としての成分、性質の違いからきています。

虫歯は、虫歯の細菌により酸性物質をだし、歯を溶かしていって穴をあけます。

外から見えるのは、最表層のエナメル質ですので、虫歯の細菌による酸はエナメル質を溶かそうとします。しかし、エナメル質は非常に硬くて耐酸性が強いため、溶かされる最表層のおおきさ、はそんなに大きくはありません。

普通は小さいです。しかし、その酸が、エナメル質を超え象牙質に入ったとたん、急に耐酸性が強くない象牙質に入るのでそのエナメル質と象牙質の境目から水平的に拡大して、その下の象牙質にひろがります。象牙質とエナメル質が接する境目を、歯医者は、象牙エナメルジャンクションまたは、エナメル象牙境、または、デンティンエナメルジャンクションとよんでいます。

虫歯はエナメル質の中は、耐酸性が強いので穴は小さいですが、象牙エナメルジャンクションに入ったと同時に、そしてその下部の象牙質は、虫歯の穴の直径は、エナメル質の数倍となります。この部分は、鏡でみてもわかりません。わかるのは、最表層の小さい穴のエナメル質の部分だけです。

そしてこの虫歯をドリルで削ろうとすると、削った穴の直径は、エナメル質の下の、エナメルしつより数倍も大きい直径の象牙質部分の虫歯のおおきさより少しおおいくなります。

従って、虫歯で削ったおおきさは、はじめのエナメル質の虫歯の直径の数倍よなり、鏡でみれば巨大となってしまいます。

これが、全国で患者さん方が時々言う「小さい虫歯だったのにこんなに大きい銀歯いれられた」の理由のひとつになります。

結論、むし歯はエナメル質部分の穴が小さくても中で象牙質で大きく広がっています。(象牙質の虫歯の上の、虫歯でない残された薄い層の、象牙質の裏打ちがないエナメル質(歯医者用語で遊離エナメル質)が噛むチカラで破壊されて、虫歯が大きいと認識されるようになります)

国際化と対応言語 It’s all Greek to me 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月03日

先日ある講演会で、歯科を代表するような、お偉い歯科医師先生で、厚生行政に精通した方が、日本の将来に関して、介護分野など、ある程度、外語人を受け入れないと、スムーズにやっていけないのではないかという話をしておられました。

また、他の分野でも、現在人手不足が深刻なところがたくさんあります(歯科業界も人手不足は、例外なく深刻です)。そして将来的には、若者がさらに減少してきて、このままこの状態が続けば、今よりは状況は悪化してさらに深刻になりそうです。、

ですので、外国人を受け入れるという選択肢が有力な解決法の一つとなっています。

現在でも、高岡市内では、おおくの外国人が住んでおられるのではないかという気がします。

やまもと歯科医院にも、外国人の方が、時々来院されます。

そこで問題になるのが、言葉、言語の問題です。

現在、高岡市、射水市内に在住している、外国人には、日本語があまりできない方も、割合おおくおられます。そう言う方が、歯科医院に来られて、問題なのが、歯科的に、どういうことが困っているのか?歯が痛いのか?歯が痛いのであればどんな痛みか?いつその歯が痛いか?また、どういう歯科治療を望んでいるかなど、など、聞きたいことがたくさんありますし、それがわからないと歯科治療がすすめにくいといったことがあります。

この問題を解決する方法が、歯科業界では、2年前からでています。それは、ある歯科のレセコン会社(カルテの歯科の保険点数をまとめて、請求する用紙レセプトをつくるためのパソコンと、そのシステムを売る会社)が8カ国語に対応できる人材をあつめて、そこに電話をすると、通訳してくれるというとても便利なシステムをつくりました。対応言語は、英語、中国語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ベトナム語です。

対応してくれる通訳者は、それぞれのネーティブスピーカーのようで、歯科にかかわる人ではなく一般人だということで、歯科に関する専門用語はわからないけれども、患者さんとおなじ視線であるということです。

やまもと歯科医院においては、英語に関しては、私が対応できますが、その他の言語では、今まで、患者の、日本語が分かる友人や、仕事の同僚、上司と一緒に歯科医院に来院してもらわないと、中々難しかったですが、この歯科通訳電話サービスを利用しはじめてから、そういう付き添いの方は、歯科医院に来院していただかなくてもよくなりました。

最近は、中国人、ブラジル人に加えて、タイ人、ベトナム人も、増えていると聞いていますので、我々歯科医療スタッフとしては、こころ強いです。

高岡市、射水市では、ロシア人もおおくおられますので、この8カ国の歯科電話通訳サービスにロシア語も増やして欲しいところです。

この、便利な歯科レセコン会社による無料電話通訳サービス、情況によっては、打ち切られることもあるそうなので、この会社のレセコンをやまもと歯科医院でも導入しなければならないのかと考えています。

舌苔 (ぜったい) 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月02日

舌苔とは、舌の表面についた、普通は、白いものです、時には黄色、茶色、黒などいろいろな物があります。

新潟大学の歯学部の歯科医師らの研究により、舌苔が口臭の原因になるということが、世界で、初めて科学的に証明されたのも、そんなに昔の話ではありません。

では、舌苔はいかにして取ることができるか、また、取るべきなのかという問題がいつも歯科界では、議論されています。

舌の表面は、顕微鏡で見ると、短いじゅうたんの毛みたいに、舌の本体から、飛び出しています。これを、歯医者は糸状乳頭(しじょうにゅうとう)と呼んでいます。この糸状乳頭に、剥離細胞や血液の残骸、粘液、細菌、その代謝産物、食べ物が潰されたものなどがくっついています。これを舌苔と呼ぶこともありますし、また、糸状乳頭とこれらを、合わせて舌苔ということもあります。

この糸状乳頭にいっている(栄養を送っている)血管に、タンパクや、糖がおおくなると、糸状乳頭が長くなり(歯科用語では、角化が亢進して)先ほど述べた老廃物がかさなると舌苔が厚くなるということになります。また乾燥によっても舌苔は厚くなります。

では、いかにして舌苔をすくなくするか?まず最初に、考えつくのがこの舌苔を歯ブラシかなんかで擦って取り除くというのが、まずは、考えつかれるとおもいます。

これはこれで正しいとは、おもいますが、舌は柔らかく、舌の粘膜は薄いですので、歯ブラシで強くこすれば微妙に舌の表面は出血して、糸状乳頭の上の物質はさらに厚くなったり、出血したところに細菌、ばい菌が集まり、さらに舌苔が厚くなるという結果になりがちです。歯科的実験では、歯ブラシで100gのちからでこすると、平均すると3回で、潜血反応がでます。100gというチカラはどのぐらいのチカラかというと、歯磨きの時の適切な歯ブラシ圧は、200~300gといわれていますので、普通に歯ブラシで舌をみがけば、微妙に出血してしまいます。

では、どうすればいいか?

まず第一には、ゴムでできた舌ブラシを使用するということです。いいのが販売されています。歯科医院でも販売しているところがあるかもしれません。やまもと歯科医院では、一時販売してましたが購入者ゼロのため、今は販売してませんが。

また、私の知り合いの歯医者は、ガーゼで舌をきれいにすることを推奨しています。

また、歯科衛生士が口腔ケア用に使う、モアブラシというものもあります。これは柔らかいですので、舌を傷つけないという点では優れています。

乳酸菌サプリをつかう方法もあります。要介護度が高い方に、液状の乳酸菌サプリのドロドロな液一滴を舌の上におとしてする方法も効果的です。(摂食嚥下機能に問題がなければ、液状ではなくタブレットでもいいです。)この液状の乳酸菌は歯科医院で、取り扱っていますが、賞味期限というか、使用期限がかなり短いですので、歯科医院としては、注文して、取り寄せて販売ということになります。

また東洋医学的に手のひらのツボ(反射帯)を刺激する方法 も効果があります。手のひらの生命線と親指の付け根の間に「拇指球」、その横に「胃腸点」があります。

また、手首から、肩の方向に指3本分のところに「内関(ないかん)」というツボがあります。そういうところを毎日、押して1週間もすれば、目に見えて舌苔は薄くなってゆきます。(内関は歯科医院で型を取るとき、嘔吐反射で気持ち悪くて取れないという方はこの内関を押して型を取ると、嘔吐反射がおさえられます。)

また、口を開けたままにせず、日頃は口を閉じて鼻呼吸を行うということも大切です。もし鼻呼吸ができず無意識的に口呼吸になっているなら「あいうべ体操」というトレーニング法がありますので、それをおこなうと、鼻呼吸をおこないやすくなります。

また、以上は、目的が舌苔を薄くする方法でしたが、もし目的が口臭ということでしたら塩化亜鉛製剤が効果的です。やまもと歯科医院でも、以前購入者ゼロで、在庫を抱えて破棄したこともありましたが、また用意しようと思っています。

胃ろうの方こそ口腔ケア 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年10月01日

口腔ケア

最近、よく聞く歯科衛生士がおこなう口腔ケアですが、この口腔ケアには、2種類があります。

ひとつは、器質的口腔ケアと呼ばれているのもで、要するに、口の中が、きれいになるように、清潔になるように、清掃することです。

もうひとつは、機能的口腔ケアです。この機能的口腔ケアとは、口腔や口腔周辺の、筋肉などに働きかけて、正常に、摂食嚥下などができるようにすることです。

この口腔ケアは、なんのためにするのでしょうか、その目的とは、

虫歯、歯周病の予防、

味覚を感じるのが弱くならいようにするため、

口臭の原因となる舌苔の予防

舌や頰、口蓋などの粘膜もきれいに保つ、

唾液が口の中に潤うようにすること、

誤嚥性肺炎の予防、

滑らかに喋りやすくすること、

その他、規則正しい生活の確立でリズムを整えるなど、その他、多くの目的があります。

また、これらの目的にくわえて、付随して、カラダの健康面で、色々な、いい作用があるのがわかっています。

また、口腔ケアは、口から食事をとってない方、胃ろう、腸ろう、中心静脈栄養、鼻からチューブで栄養をとっておられる方には、口腔ケアが必要ないと思っておられる一般のかたもおられますが、実は、そういう口から食事をとっておられない方こそが、特に歯科衛生士による口腔ケアが必要な方々です。

例えば、胃ろうの方は、口から食事をしてないため、健康な方は食べること自体で唾液をだし、粘膜と粘膜、舌と粘膜をこすりあわせることによって汚れをおとせますが、しかし、胃ろうのかたはそれができないため、口の中の清掃をまるっきりしなければ、口の中は、カピカピになり、よごれが歯の表面、に厚く強固にくっついていまいます。また、ぜつ、頰、そして口蓋(口腔の天井の部分)の粘膜の表面に痰みたいに見える汚れが、へばりついた状態となります。実は、咽頭、つまり喉にも、嚥下内視鏡で見ると、口腔内と同じようにカピカピで、汚れていることがおおいです。

では、この粘膜にカピカピになってべったりくっついているものは何か?これを、顕微鏡で見ると、痰(タン)ではなくて、ほとんどすべてが、口腔粘膜の変性したものです。そして、その表面に細菌がくっついている状態です。

口腔内は、細菌を育て、増やすのに、最も条件が良い場所となってしまいます。それが、なんかの拍子に、気管、肺に入れば誤嚥性肺炎となったりします。

また、歯科衛生士による機能的口腔ケアによって、たとえば、サブスタンスP,やグレリンといった物質を出すような働きがあります。

グレリンは、色々な作用がありますが、そのひとつに大腸の動きに作用します。

つまり健康な人は、歯で噛んで、舌を動かして(頰粘膜なども)、味覚をかんじれば、グレリンが出て、大腸が活動しますが、口をとおさず、胃ろうで直接、胃に栄養物を入れれば、大腸は活動する準備はできておらず、下痢をしたりしやすくなります。そういう胃ろうの場合は、機能的口腔ケアをすれば、グレリンが分泌することがわかっています(九州歯科大学の研究によると)ので、胃ろうでも、器質的口腔ケアとプラス機能的口腔ケアの口腔ケアが大切となります。

サブスタンスPは、咳反射などをさせる物質で、これが弱くなると、咳ができなくなり、つまり、気管に入った細菌や食べ物を咳で排出できず、誤嚥性肺炎がおきやすくなります。、機能的口腔ケアにより、サブスタンスPが増え、その結果咳反射がたもたれ、誤嚥性肺炎の予防に効果的でます。

以上のように、歯科衛生士による器質的口腔ケアと機能的口腔ケアは、とても大切です。