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2018年09月の記事リスト

芸人のカズレーザーが、(歯科用)ガスレーザーのコマーシャル 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月30日

今月2回目の歯科用レーザーの講演会に出席しました。

今回は、富山市で開催されました。

この前、金沢で開催された歯科用レーザーの講演会と同様に、今回も実習付きでした。

これも、金沢の実習と同様、豚の顎を使っての実習でした。

先日、金沢市で開催された歯科用レーザーは、Er YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)と言われるものでした。私が魅力的に感じた一番の特徴は、チタンでできているインプラントに直接あたっても、発熱などすることがないので、安心してインプラント周囲炎の治療ができることでした。やまもと歯科医院でも、今あるEr YAGレーザーを同じように使っています。

今回は、炭酸ガスレーザーで、歯科雑誌でこのコマーシャルをしているのは、芸人のカズ レーザーさんです。カズ レーザーがガスレーザーのコマーシャルで、単純な言葉遊びのダジャレから来ていて、歯科用レーザーの宣伝をすることに抜擢されたようです。

ということで、内容は、まずは、今年の4月から、保険に適用された、アフタ性口内炎の治療に使う歯科用レーザーでした。私が歯科大学を卒業して、直ぐに、当時の私の上司が患者さんに出していたのを真似て、私が出していたのが、アフタッチ(ステロイドがついたはり薬)と含嗽用ハチアズレ顆粒(水に溶かして含嗽するもの、アズレンは、我々の世代の人にとっては胃潰瘍の薬というイメージがつよいですが)それからしばらく経って、たしか1年以上経って、それを止めて、デルゾン口腔用軟膏(ステロイド軟膏、同種のケナログが製薬会社から、非採算薬剤とみなされ販売中止と最近なりました)でした。どれも、何もしないよりは、効果がありましたが。

その後1年間、ある歯科医院の分院長を任されていた時に、1年間、硝酸銀を使ったりもしました。

そして現在、私自身が、口内炎になると今でも使うのが、デルゾン口腔用軟膏です。何もしないよりは、かなり、症状は改善します。過去に一番効果があったのは硝酸銀で、即効的に痛みは改善されますが、でもこれは、現在では、なかなか使用できないので、時々自分の口内炎にするのが歯科用レーザーです、これ、自分自身の口内炎に当てるのはかなり難しいです。

なので、普通にアフタ性口内炎になれば、デルゾン口腔用軟膏になってしまいます。激痛で我慢ができない、食事が取れないぐらい痛ければ、自分自身で口内炎になんとか歯科用レーザーを当てるということになります。

炭酸ガスレーザーをアフタ性口内炎にあてると、アフタ性口内炎の表面にコラーゲン膜ができて、それが、包帯みたいな役割をして、刺激が伝わりにくくなります、また、治りも早くなるのも期待できます。

時々、1年中ずっとアフタ性口内炎になっておられるかたがおられます。こういう場合には、注意が必要で、ベーチェット病のこともあったりします。目に症状がないか、他の部位の粘膜に潰瘍がないかが問題となります。

また、口内炎は、クローン病でも口の中に、口内炎として現れることがあるので、いずれにしても、ぼーっと、デルゾン口腔用軟膏を出していてはいけません。

アフタ性口内炎の講義、実習の後は、豚の顎を使って、インプラント治療、舌小帯短縮症などの、小帯伸展術、小帯切除の実習などを行いました。

炭酸ガスレーザーは、歯周治療や、正確な歯の型ををとるときに、粘膜をきれいにするためにも活用できてとても便利だという実習でした。

やまもと歯科医院にも、炭酸ガスレーザーがありますので、これからも効果的に使っていこうとおもいます。

歯科治療と腎臓、透析 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月29日

透析患者と歯科治療

透析は、腎臓の機能が悪くなった方が行うものです。

最近、やまもと歯科医院に来院されている患者さんの中にも、人工透析を受けておらる方が増加しているのではないかという気がします。日本国内でも透析を受けている方が増加傾向にあるのでしょうか?

腎臓の病気なので、歯科とは関係ないようにみえますが、透析を受けておられる方の歯科治療には、特別な、配慮が必要になります。できるだけ低侵襲で、痛みのない歯科治療を行うことが基本となります。血圧を測るときは、シャントをしていない側の腕で行い、麻酔をするときも、できるだけ、そーっとするように心がけています。

 実は、私の母親も透析を受けていました。私が、大学生のときから亡くなるまでの10年間ぐらい厚生連高岡病院(氷見の我が家では、農協病院、略して農協と言ってました)にかよってました。私の母の場合は、絶頂期には、体重100kgを超えていて(ちょっと大げさだったかな)そのせいで、糖尿病となり、その3大合併症のひとつである腎症で、典型的な、透析を受けるパターンでした。

透析した後のその日は、かなりきつそうで、フラフラの状態で、家に帰っていました。

いつもシャントがある側の腕を、大切につかい、長袖の服でカバーしていました。

その他、いろいろなことを考えあわせると、歯科治療を、行う日は、教科書に書いてある通り(特に外科処置が必要な歯科治療のときは)透析日の翌日がいいのではないかなと考えています。

歯科治療中に使用する薬も、かなり気をつける必要があると考えています。

歯科治療で使用する薬は、多くは、抗生物質と鎮痛剤です。

抗生剤は、できれば腎臓ではなく、肝臓で代謝されるものを使用したいところです。また、腎臓で代謝されるものでは、その容量と飲むタイミングなどに、通常の使用とは、少し違う使用法が必要となります。

アジスロマイシン(ジスロマック)やミノサイクリン(ミノマイシン)は、肝臓で代謝される為、通常の使用量をかえる必要がなく、腎臓の機能が正常な人と同じ量が使用できます。

やまもと歯科医院では、透析を受けておられる方が、インプラントの埋入を行う場合、難しい抜歯を行う場合は、アジスロマイシン(ジスロマック)を使用しています。

ペニシリン系、セフェム系では、特別な、使用方法が必要です。

また、歯痛やインプラント手術後の鎮痛剤は、末期腎不全で、透析を始めた方には、ロキソニン、ボルタレンは、通常どおりの使用ができます。

残存腎機能は、末期腎不全の方には、非常に大切ですので、自尿があって透析を受けている方には、ロキソニン、ボルタレンではなくて、カロナールがいいのではないかと考えられています。

2025年問題と食と摂食嚥下 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月28日

昨日は、1日やまもと歯科医院を休診として、東京で開催された、私が師匠と仰ぐ新潟の歯科医師の先生を始めとする日本の歯科界のオピニオンリーダー的な会が開催する摂食嚥下の勉強会に参加してきました。
我々、健康に関する仕事に従事するものには、2025年問題が大変に心配になる中、その解決法に向け少しでもお役にたつように参加しました。
2025年問題とは、団塊の世代の方々が、後期高齢者となる中、在宅で幸せな生活、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで送れるように、限られた財政的、人的資源の中で、歯科医師を含む健康に関する仕事をしているすべての人が効率的に役割をはたせるように解決しなければならないことがらです。

具体的には、地域包括ケアシステムの構築のなかで我々は、歯科医師として、「食」に関する分野を中心に活動することを求められています。
つまり、咀嚼を含む摂食嚥下の機能の維持、改善は、歯科医師に与えられた重要なミッションです。

これは、食べ物や、唾液が気管に、肺に入っておこる誤嚥性肺炎を少なくして、最近では、交通事故による死者数を上回っている、気管に食べ物などが入って亡くなる窒息による死亡者数を少なくすることにつながる仕事です。
具体的な内容的には、咀嚼には、なくてはならない歯を守り、不幸にして、その歯を失った場合は、インプラント、人工の歯、詰め物、かぶせ物、ブリッジ、義歯、PAP(舌接触補助床),PLPなどによって、形態や機能の回復、また、これらを含む摂食嚥下機能を、あらゆる手段を使って、維持、向上させることです。
これらのことは、歯科業界に従事する歯科医師、歯科衛生士だけでは、ミッションを成し遂げることは不可能で、医師、薬剤師、看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、介護士、そして最も中心になるケアマネージャーと共に行っていかなければうまくいかないことでもあります。
やまもと歯科医院でも、外来でも、また在宅でも「食」に関する問題を解決できるシステムを構築しております。
食、摂食嚥下の問題を正しく評価するため、嚥下内視鏡などを導入して、早々と、それに対応できる体制を整えました。
現在は、昼前の時間を中心に、活動しております。この時間は、摂食嚥下の問題がある方の実際の食事の様子をみせていただくのに、とても都合のいい時間帯でもあります(歯科用語ではミールラウンドとよんでいます)。
これからも、歯科の視点から、積極的に「食」「摂食嚥下」、食支援に関わる問題に取り込んでいこうと思います。

知覚過敏症 ときどきスタッフブログ

2018年09月27日

やまもと歯科医院、歯科衛生士の清水です。

 

特に虫歯は無いのに、冷たい物を食べた時にしみたり、歯ブラシを当てた時にピリッとした痛みを感じたことはありませんか?これは、知覚過敏という症状で、甘味や酸味の強い物を食べた時にも起こることがあります。

 

知覚過敏の原因は様々で、

 

①    噛み合わせの異常による咬耗(歯が噛み合わせることにより摩耗して、削れる)

歯ぎしり、食いしばり、など

②    歯周病による歯肉の退縮、噛み合わせによる歯茎の退縮

③    誤った歯磨きの仕方

強い力での歯磨き、横磨き

硬すぎる歯ブラシの使用

④TCH(tooth contacting habbit)上の顎の歯と下の顎の歯が、日中でも無意識的に接触した状態となっている(正常であれば2~3ミリぐらいあいている)

 

 

などが挙げられます。

 

知覚過敏の予防法・対策法は、

〈 セルフケア、自身でおこなうこと 〉

①    知覚過敏専用の歯磨き粉の使用

②    歯ブラシを強く当てずに、軽い力で細かく動かす。

③    再石灰化を促すフッ素入りの歯磨き粉、洗口液の使用など

④上の顎の歯と下の顎の歯を日頃、接触させないようにする

 

〈 歯科医院で行う予防・処置 〉

①    薬剤・コーティング剤の塗布

②    歯根露出部へのレジン充填

③    マウスピース(ナイトガード)の作製

④    噛み合わせの調整

⑤    高濃度のフッ素塗布

 

しみる症状が続く場合は、一度歯科医院を受診することをお勧めします!

 

食後すぐに歯を磨いてはいけない? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月26日

昨日、午後7:00からあったチューリップテレビの「この差って何ですか」極楽とんぼの加藤浩次さんが司会をしている番組で、歯医者が登場して「歯は食後すぐに磨いてはいけない、30分待ってから磨くのが正解だ」というのが出てました。

多くの歯科医師にとって、5年前に解決済みの話題で、なぜまた、今更、こんな偽情報をばらまくのだろうかと、思ったのではないかとおもいます。

テレビにでる、医者、歯医者がいうことが、全て医学的に、歯学的に正しいとうことはなく、時々、明らかな間違いをします。

(テレビに、たぶん最もでている或る内科医師が、歯科に関しての問題をだすとき、ほぼ,まちっがています、長い歯科論文,たぶん何百行か何千行の中の1行をとりだして歯科にかんする、ある意味センセーショナルな問題をだすため、全体を理解していないので間違ってしまう、また、歯科論文に明記している前提条件を見落としている場合もありますし、歯医者のあいだで暗黙の了解の前提条件を知らない場合もあります)

確かにテレビ的には、食後すぐにに歯磨きをしたら、歯に良くないというのは、注目を引くかもしれないですけど、これは、あきらかに、間違いだということが、日本小児歯科学会、日本口腔衛生学会、日本歯科保存学会などから5年前に、正式に発表されています。

5年前に、これらの学会から、この件について発表されるまで、歯科業界も、一時的に混乱したこともありました。

この食後すぐに歯を磨いてはダメで、食後30分待ってから磨くのが正しいというのが言われた根拠は、或る実験から来ています。

それは、強酸性の炭酸水に、歯の象牙質の断片を90秒間浸して、それで歯磨きの開始時間ごとの、酸の浸透ぐあいを調べた実験を元にしています。これは、歯の酸蝕症の実験であり、明らかに虫歯の実験ではありません。

ヒトの歯の表面は、象牙質ではなく、もっと耐酸性が強いエナメル質で覆われています。また、ヒトの口の中は、どんなに唾液が少ない人でも、普通は、ある程度の唾液があり、歯の表面は唾液が接触しています。

また、バイオフィルムも存在します。口の中では、象牙質が90秒間直接強酸にふれることは、あり得ません。

以上のことから、食後すぐに歯を磨いてはいけない、30分待ってから歯を磨くのが良いと言うのは、子どもや、若い人の歯にかんしては、100%間違いであるということがいえます。

また、オトナの歯に関しては、よほどの、条件が重ならないかぎり間違いで、こんな環境は有り得ないということが言えます。

普通の生活をしている、ほぼすべての人にとっては、今までどおり、「食べたら直ぐに歯を磨きましょう」で大丈夫だということが、先ほどの色々な歯科の学会から正式に発表されています。

ですので、普通の歯医者にとっては、5年前に解決済みの問題です。中には、これらの歯科の学会の発表を見落とした歯医者も相当数いるとは思いますが。

テレビ関係者も、悪意があって、こんな、番組を放送しているのではないと思いますが、歯科業界的には、もう結論が出たことがらですし、真に受けて、歯を悪くしないようにしなければなりません。

舌強直症、舌足らずなしゃべり方、舌が持ち上がらない 前に出せない 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月25日

この聞きなれない舌強直症とは、(舌小帯短縮症または舌小帯癒着症とも言われています)

舌の下、つまり舌の裏側には、その中央にヒモみたいなもの、スジというかヒダが存在します。

歯医者は、これを舌小帯と呼んでいます。

その舌小帯、スジが下顎の前歯の近くの舌の下まであれば、または、その舌小帯、スジが短かければ、舌の動きが制限されます。

その結果、舌が持ち上げられない、舌を前に突きだせないということになります。

これによって何が起きるかというと、重症度によって起こる問題にちがいがありますが、大雑把には、、哺乳がうまくできない、発音が普通の人とくらべると少し違う、おかしい、摂食嚥下の仕方に問題がでる、受け口つまり下顎が前にでて噛み合わせがおかしい(下顎前突)などの歯科的な問題が発生します(すべてで下顎前突となるわけではなく、ちがうパターンも存在しますが、下顎前突の人のおおくは、低位舌つまり、舌の位置が下方となっており、その多くが舌小帯短縮症です)。

程度の分類として、軽度、中等度、重度に分けられます。

①軽度

口を大きく開けて、その開けた口の半分、つまり、2分の1,以上舌が持ち上がれば軽度と判定されます。この場合、普通の状態では、舌の先端を、口腔の天井、つまり口蓋(こうがい)にとどかせることができます。また口角(くちびるの左右の端、上くちびると下くちびるが交わるところ)に舌の先端をもっていくことができます。しかし、歯科矯正的には、若干の受け口傾向、ラ行を連続に早く発音させた場合、舌がもつれる傾向があります。また、摂食嚥下のパターンにおいては若干の問題がありますが顕著ではなく、ほとんどの場合、まわりの人は気づきません。

②中等度

口を大きく開けて、その開けた口の半分より下、つまり2分の1以下しか舌が持ち上がらない、そして、下顎の歯の先端より上には持ち上がるのであれば、中等度と判断されます。

舌を持ち上げようとすると、舌の裏側の舌小帯が、持ち上がるのを邪魔するような働きをするので、持ち上げようとした舌の表側の中央は引っ張られて、くぼみます。その結果、舌はハート型にみえます。

舌をなかなか口蓋(こうがい)にくっつけることができない状態となります。

また、くちびるにも、自由に舌を接触して動かすことができなくなります。

発音的には、舌足らずな喋り方となってしまいます。

矯正歯科用語では、リスピング(lisping)となります。

歯科矯正的には、下顎前突(受け口)になる可能性がたかくなります。

また、年齢的な要素も加わり複雑ですが、受け口ではなくても、受け口傾向がつよくなります。

摂食嚥下機能的には、現在の歯科、医科の業界では、現在はあまり問題視されていませんが、正常な摂食嚥下パターンを持っていないため健康に対して悪い影響あたえます(摂食嚥下の医学、歯学としての分野が発展途上のためまだ、問題視されていないものと思っています)。

③重度

舌が下顎の歯の先端より上に上がらない、場合によっては、まったくあがらない場合は重度と判断されます。

数としては、多くはないですが、かなりの重症です。多くの歯科的、時には内科的な問題がおきます。

治療法

つい最近までは、メスで切って、縫合して、、、となっていました。かなり、大変でした。手術を受けるのは、ほとんどが子どもですので、だいたいは、暴れてしまいます。したがって、全身麻酔下で行うところもあると聞いています。

最近、歯科業界で話題になっている歯科レーザーについては、最も効果的な活用方法のひとつが、この舌強直症の手術です。この歯科用レーザーで行う場合、これが手術という範疇に入るのか?も少し疑問に思う方もおられるかもしれません。なぜならば、軽く局所麻酔をして、単にレーザーを当てるだけですので。

また、舌小帯を切っただけでは(舌小帯伸展術)だけでは、時間が経つと、もとに戻ろうとしますし、また、今まで、動かしたことがない、初めての運動ですので、トレーニング、機能訓練(歯科衛生士が中心におこないます)は必ず必要です。

歯医者と歯磨剤 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月24日

一般的に歯医者は、歯磨剤の成分について、あまり関心を持っていません。

どうして、あまり関心を持ってないかというと、どの歯磨剤を使おうと、大勢に影響がない、つまり、どの歯磨剤を使おうと変わらない、と思っているからです。

テレビのコマーシャルでは、以前、歯垢(しこう)を分解する作用とか言ったものもありました。歯医者は、「いったい、どれだけの時間、歯垢とその成分の物質を接触させたら、分解できるのか?2~3分でそんな効果でないでしょ、まさか60分とか言わないでね」と突っ込みを入れたくなった歯医者も多いのではないかとおもいます。

それよりも、歯ブラシでその歯垢を引っかければ、簡単に除去できるのに、と思っています。

歯肉炎の予防、歯茎、歯肉の腫れを抑える効果、歯石の沈着を防ぐ効果などを、うたっているようですが、私は実際問題として、歯磨剤に、そんな目に見える効果があるとは、思っていません。

多くの歯医者は、フッ素、フッ化物が入っていれば、どれも同じと考えています。

最近、歯磨剤のフッ化物の濃度の上限が、1000ppmから1500ppmに変更になり、これについては、虫歯予防にかんしては、フッ化物はかなり影響するのではないかとおもいますが、その他の成分については、大勢に影響がないとかんがえています。

むしろ、こんなの入れない方がいいんじゃないの、という成分もあったりします。

それよりも、歯ブラシや、歯磨きの仕方、歯磨きにかける時間のほうが、大きな問題だと思っています。

10年ぐらい前までは、特に50歳以上の方に、「こんなに一生懸命、毎日歯磨きしとるのにどうして虫歯になるがやろうか、」という方が、比較的多くおられました。

口の中を見ると、だいたいは、口の中に食べ物の 小さいのがたくさん残っていて、古くなった厚い歯垢も歯の表面にたくさんついていました。

歯ブラシが、歯の表面の汚れ、歯垢に当たってなくて、空振りしていた状態か、歯磨きの時間が、実は思っている時間よりは短く、10~20秒ぐらいだったのではないかと私は思っていました。

それと比べると、口腔衛生、歯科情報の普及のおかげか、最近は「一生懸命、歯を磨いているのに、虫歯になってしまう」と言われる人のおおくが(一定の割合で、従来型の方が、まだおられますが)、本当に一生懸命歯を磨いているのに、虫歯になる人です。

つまり、本当に虫歯になりやすい人です。

こういう虫歯になりやすい人には色々な原因が考えられます。

唾液緩衝能、つまり食べ物を口の中にいれて、口腔内が酸性なった状態を、また、唾液で中性にする、中和する能力が低い唾液の方、元々の歯の質が弱い、歯の石灰化度が低いなどの歯の耐酸性がひくい、ストレプトコッカス ミュータンス菌などの虫歯の数、毒性が強いなどがあげられます。

こういう方々には、歯磨剤のフッ化物の有無、濃度で改善はできるかもしれませんが、それ以外の歯磨剤の成分の効果で改善することは、あまり期待できません。

そして、現在は、ほとんどの歯磨剤にフッ素が入っているので、結局のところ、歯磨剤以外の方法で解決することが必要になります。

その方法は、個人個人でかなり、違いがありますので、かかりつけの歯科医師にご相談ください。

古舘伊知郎と唾石症 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月23日

唾石(だせき)

歯科医院に来院される患者さんで、歯が痛いと言われる患者さんの中で、実は、原因が歯でないことは、歯医者の感覚としては、意外と多いというのが実感です。

患者さんが、歯が痛いと来院されても、普通の歯医者は、他に原因がないかどうか確認します。

また、どのような歯痛か、または、痛みか、いつ痛いかなども、しつこく聞くことも、場合によっては、あります。

その歯痛で来院されて、実は歯意外の原因で痛みを訴えている患者さんの中で、現在、多いのは、筋・筋膜性歯痛や、三叉神経痛などです。

30年近く前に圧倒的に多かったのは術後性頰部嚢胞(じゅつごせいきょうぶのうほう)または、術後性上顎嚢胞(じゅつごせいじょうがくのうほう)と呼ばれているものです。

この病気の多くの患者さんは、上顎の奥歯が痛い、腫れたと言って歯科医院に来院されます。この術後性上顎嚢胞は、この10年から40年前に、上顎洞根本手術(じょうがくどうこんぽんしゅじゅつ)を受けた方に、起こる病気ですが、ここしばらく上顎洞根本手術を受ける方は激減していて、現在は内視鏡による手術となっていますので、将来的には、ほぼゼロとなりそうです。私が歯医者になりたてのころは、とても多かったです。

現在も、30年前も少ないですが、歯が痛いと言って来院される患者さんのなかで、唾石症(だせきしょう)というのがあります。

唾石症自体は、そんなに少ない病気ではないのですが、ほとんどの唾石症の患者さんは、歯が痛いとは言わずに、違う訴えをされます。少数の方が、歯が痛いと言って来院されるので、その中から唾石症であるのを特定するのは、歯医者としては注意を必要とします。

唾石症とは、

唾液は、唾液腺(唾液が作られるとこ)から、細い管(くだ)を通って、舌の下から、口の中(口腔内)にでてきます。

多くは、長くて曲がりくねった管(ワルトン管)である顎下腺の管、しかも、顎下腺からの唾液は粘性が他の耳下腺などの唾液腺からの唾液より高いので、その顎下腺の管にできます。

その唾液腺から口腔内にでる間の管で石ができてしまい(唾液腺の中にできることもありますが)、その石で唾液が流れるのをせき止め、ブロックしてしまい、そのために、行き場が無くなった唾液のため、痛みの原因になったり、腫れの原因となります。

やまもと歯科医院でも唾石症のかたで、歯が痛いと言われて来院されたかたが、開業以来26年間で少数ですがおられます。

この唾石症の痛みは、ある程度、特徴的です。食べるときに痛みが出ます。食べるとき唾液が分泌されるからです。この痛みは、かなり痛いらしいです。(患者さんの訴えと、教科書によると)この痛みを唾疝痛(だせんつう)とよんでいます。

この唾石症の患者さんの、歯科医院での訴えが、「舌の下が痛い、」「顎が痛い」などであれば、診断が、直ぐにつきますが、舌下の炎症があまり強くなくて、歯が痛い と訴えられると、診断に時間がかかってしまいます。

治療は、外科手術で、とりだすか、外科手術をせず、押したり引いたりしてなんとか取り出すかです。

また最近では、内視鏡を使って取り出す方法が、注目をあつめています(入院を必要とせず低侵襲のため)。

また、尿路結石や胆石の治療のように、体外衝撃波法によって砕いてバラバラにさせて取り出す方法があるということですがどうなのでしょうか?

数日前に見たNHKの「日本人のおなまえっ」という番組で、司会者の古舘伊知郎さんが、以前唾石症で、顎の下から切って唾石を取り出したと言ってました。今も傷が残っているそうです。大多数の場合は、口の中からの手術ですので、古舘伊知郎さん場合、口の外(口腔外)からだったので、よほど、重症だったらしいです。

歯周病の細菌のDNA検査 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月22日

私、歯医者でありながらDNAという単語を聞くと頭痛がしてしまいます。

多分原因は、高校生時代に生物と地学が選択科目だったので、地学を選んでしまい高校の生物の知識がゼロの状態で歯科大学に入学したため、授業がほとんど毎日、生物の授業みたいなものなので、歯科大学では、DNAというものが、当然わかっているものとみなされて授業が進められました、歯科大学に入学した当初、チンプンカンプン状態が続いたといことがトラウマになっているため、DNAという単語を聞くと、頭痛がしてしまうのだとおもいます。

その状態で、試験前に先輩に家庭教師をしてもらいゼロの状態から一晩で、1960年代にノーベル医学生理学賞をとったワトソンのDNAの二重らせん構造の理論、そしてそれに続く複雑な理論などを、解説してもらって、ようやく理解できるようになりました。これが理解できるまで私にとってワトソンは、シャーロックホームズの相棒(sidekick)でしかなかったです。

ということで、このDNA検査は、最近では、歯周病の治療として使用されることがあります。

患者さんの口腔内の唾液を採取して、そのDNA検査で、歯周病のどの細菌が、量的にどれだけあるかをしることができます。

具体的には、以下の訳の分からない名前の菌です。

Prophyromonas gingivalis(P.g菌)

Tannerella forsythensis(T.f菌)

Actinobacilus actinomycetemcomitans(A.a菌)

Fusobacterium nucleatum(F.n菌)

Treponema denticola(T.d菌)

(余談 、私が30年以上前の大学生のときに読んだ論文に、A.a菌は、ペットとして飼っている犬から、人間に感染するのではないかということを書いた歯周病を専門にしている大学歯学部の著名な研究者がいました、そしてペットの犬の口の中にも注意が必要、と言っておられました、A.a菌は、比較的若い人に重度の歯周病、侵襲性歯周炎をおこす菌です)

この5種類の細菌の量をDNA検査でつきとめて、それにより、抗生物質などを使って、細菌に、アプローチする治療法です。歯医者は、これをリアルタイムPCR法による歯周病治療と呼んでいます。

これには、問題があって、一つには、唾液を採取して、検査機関に郵送して調べてもらわなければならないということです。したがって、結果がわかるまでに1週間かかります。もう一つはは、この検査が、非常に高額となるということです。この治療法自体が保険がきかない歯周病治療で、その中でもこの検査だけで2万円かかります。

つい先日、この問題のひとつである検査結果が出るまで1週間という問題が、解決されそうだということが、発表されました。

つくば市にあるラスケーズという会社が、歯周病の原因菌の即時分析器を開発しました。この即時分析器で1時間後に検査結果が出るそうです。来年の販売開始を目標にしているそうです。

顎口腔領域の外傷 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月21日

歯科に来院される患者さんの多くは、むし歯と歯周病ですが、それ以外に忘れてはならないのは、外傷の患者さんです。

顎口腔領域の外傷は、色々なパターン、があります。

一番多いのは、外力が、歯に加わり、歯がグラグラする、または、歯が抜けるという状態になることです。歯が大きくグラグラすれば、矯正歯科治療用のワイヤーを切って、動揺している歯とその前後のしっかりした歯2~4本を、接着力の強いセメントでくっつけて、そのグラグラと動揺している歯を固定して、3週間すると、そのグラグラの歯のグラグラは改善して治るというふうになります。

歯が完全に抜けてしまった場合は、その抜けた歯を元あった位置に戻して歯科医院にいくか、元の位置に入れれなければ、コップの中に牛乳をため、そのなかに、抜けた歯を入れて歯医者にいくか、牛乳がなければ、とりあえずは、口の中(頰の内側で歯列の外側など)に入れ、唾液に接触する状態にして歯科医院に走るとかします。決して乾燥させないようにしましょう。また、歯が抜けて地面に落ちた歯は水道水では洗わないで下さい。歯科医院で歯をもとの位置にもどして固定して3週間経てば、くっつくことがほとんどです。

舌の裂傷、咬傷(こうしょう)というのもあります。もう、30年以上前の話ですが、舌の裂傷で大学病院の救急にこられる患者さんがおられました。、20歳代の若い元気そうな男性の患者さんで、説明によると、自分で舌を大きく深く噛んでしまったそうです。ただ、不思議なのは、歯列のアーチが普通、舌に裂傷として歯型みたいなものが自分の歯型のアーチとして一致するのですが、舌の中央で深くに入り込んだ裂傷が、自分の歯型、歯列のアーチとは、全然一致せず180度逆に歯列アーチの形が舌に残っていることです。こんな自分の歯列のアーチと180度逆の裂傷ができるのは、かなり特殊な噛み方です。

歯科大学病院には、顎骨骨折というのも、よくありました。30年以上前の大学病院では、顎骨骨折には、2種類ありました。一つは、純粋な骨折で、主な原因は、ケンカとかです。

20歳代の男性がほとんどです。顎の骨折の場合、骨折した所をチタンプレートでつないでスクリューで固定します。ただ、それだけだと骨折が治っても、上の顎の歯と下の顎の歯が噛み合わない状態となりますので、チタンプレートで固定する前に、上の顎の歯のすべてと下顎の歯のすべてを、ワイヤーでグルグル巻きにしてそれでそのあと上下の歯どうしもワイヤーでくっつけて固定します。歯科用語では、顎間固定(がくかんこてい)とよんでいます。この顎間固定が外されるまで流動食となりますので、かなり痩せます。

もう一つはは、他科で顎間固定せずに治療されて、噛めない状態になって治っているものを、また骨折させて、顎間固定をして再手術するものです。

その他、頰骨骨折など、色々な患者さんいました。

交通事故による顎口腔領域の外傷も時々あります。

外傷は様々です。

予期せずして起こり、、どんな傷をうけるか、ありとあらゆる可能性があるものです。

ガルバニー電流 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月20日

歯医者とガルバニー電流(ガルバニック電流)にどんな関係があるのか、疑問に思う方も多くおられることだと思います。

私も、中学生の時にガルバニー電流ということを、初めて学んで以来、その存在は知っていましたが、歯科大学に入ってまで、このガルバニー電流について、勉強しなければならないといことは想像していませんでした。

アルミホイル(アルミ箔)、や、金属製のフォークなどを口の中に入れて、歯にあたった瞬間キーン、またはピリッと来たことがあるとおもいますが、それは、ガルバニー電流によっておこるものです。

歯科大学、歯学部でならうガルバニー電流とは、口腔内に虫歯治療やその他の治療

で違う種類の金属の被せ物、つめものを入れていて、その金属どうしが、ぶつかる、接触したりすると、電位差ができて、そのようなピリッときたりキーンとしたりすることもありますし、そういう症状がなくても、ガルバニー電流が流れていて金属イオンの溶出、腐食の原因となったりします。また、金属同士が直接接触しなくても、唾液という液体を介して、そういう状態が、続く、つまり電池の状態となっていることがよくあります。

そういう場合に起きる可能性があるのは、金属アレルギーです。金属イオンが蛋白と結合してアレルギー源となります。

金属アレルギーの症状は、口腔内にだけおこるのではなく、むしろその多くは、口腔外の手や足の皮膚やその他の場所で起きます。

また、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)や、扁平苔癬(へんぺいたいせん)その他の色々な問題を引き起こす原因となり得ます。

中には、肩こり、頭痛、神経症状、自律神経失調症、鬱の原因になる場合もあるという、医師、歯科医師までいます(エビデンスレベルに疑問はありますが、最近、はやりのEBM、つまりevidence based medicineエビデンス証拠に基づいた医学、は、ほとんどすべての多くの場合には重要になり役に立ちます、時には医学、歯学の進歩を阻むこともありますが)

口腔内では、少し古い広島大学医学部耳鼻咽喉科の論文に、ガルバニー電流が5μアンペア以上だと、難治生の舌炎、アフタ性口内炎が起きていて、ガルバニー電流をなくして、つまり、歯科金属を同じ種類のもに替えると治ったといのもあります。

金属的には、水銀を含むアマルガム(最近、新たにアマルガムを入れる歯医者はいないとは思いますが)、ニッケルなどが原因になりやすです。また、金(ゴールド)も、その可能性が低いということはなく、普通にありますので金(ゴールド)だから大丈夫だとは、おもわないでください。

解決方法としては、口腔内の金属を、同一種類の金属に統一すことが、必要です。

それでも解決しなければ、セラミックや、最近の保険の改定で、かなり多くの場合、保険でも金属を使わない歯科治療が可能となっています。(この場合、皮膚科などにおいてパッチテストを行い金属アレルギーであることの証明が必要です)

舌が黒い 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月19日

黒毛舌(こくもうぜつ) black hairy tongue

最近の話題で、舌が真っ黒(黒い絨毯カーペットみたいに)になった人がアメリカの歯科雑誌デンタルトリビューンに載っていました。

この方は、交通事故にあって、両足を挟めて、かなり重症でその足に感染をおこした55歳の女性でした。そこで、交通事故の治療にあたっていた医療チームから、その病院の他の部署にいた感染症専門医(infectious disease physician)がよばれて、この舌が真っ黒の患者にあって、驚いて、舌がこんなに黒い人初めて見ましたと述べていました。初めての黒毛舌の患者さんであったということです。

黒毛舌になりやすい人として、口の中の衛生状態が悪い(歯科的に口腔内が汚れている)、喫煙、過剰にコーヒーや紅茶をのむ、三叉神経痛、口腔乾燥、薬物療法を受けている、体力が衰えている(抵抗力がおちている)場合になりやすくなると、アメリカの医学会では考えられているということです(デンタルトリビューンによると)。

この患者さんは、直接的な黒毛舌の原因は、交通事故後、使用していた抗生物質のミノサイクリン(テトラサイクリン系)と考えられて、抗生物質をミノサイクリン(テトラサイクリン系)から、他の抗生物質に替え、それにプラスして歯科的に口の中をきれいに保つように指導したら4週間で治ったということです。

では、日本ではどうか?黒毛舌の患者さんは時々みます。アメリカほど、稀なことではありません。多くの場合は、高齢者の方です。まわりの方が、あまりの色、舌が真っ黒のため、歯科医院に連れて来ます。(多分,歯科医院でなく、耳鼻科や、内科に連れて行かれる方のほうが多いのではないかと、私は想像していますが)

原因は、口腔内、舌の表面に色を黒くする細菌(酸素を嫌う嫌気性菌)や、真菌(カビ)が繁殖しておきます。

もっと具体的には、抗生物質の副作用のものもありますし(菌交代現象つまり、抗生物質により、ある種の細菌、正常な細菌のグループが減り、それによって、別の通常では少数の種類の細菌が増える)、、また、体力が落ちていて、口腔内の衛生状態が良くない(歯科的な問題)が重なっている場合もあります。そのなかで、多くの場合は、抗生物質による菌交代現象ですが。

この、黒毛舌は、比較的、簡単に治ります。抗生物質が原因のときは、抗生物質の種類をかえたり、中止すれば治ります。その時に、歯科的な、口の中を、きれいに保つことをすることも、大切です。また、体力が落ちてて、口腔内の衛生状態が良くない場合は、口腔内の衛生状態をよくしたり、口腔ケアをしっかりすれば、一週、一週ごとに変化がみられて、4週間ぐらいすれば治ります。この、黒毛舌、これから、高齢者の数が増えると、ますます増えることが予想されます。

レーザーの講演会 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月17日

歯科レーザーに関する講演会 実習付き in  金沢

今年の4月に、2年に1度ある制度の改定で歯科用レーザーに関する評価が見直されたためか、歯科メーカー、ディーラー主導の講演会が盛んにおこなわれています。

今日、金沢で開催された歯科用レーザーの講演会に参加してきました。

内容は、歯医者が苦手なレーザーの基礎からはじまり、久しぶりの物理の授業で、ほとんどの歯医者は、高校を卒業して以来、本格的な物理に接し方たことがありませんので、大変です。

医療で使われるレーザーは、大雑把に5種類で、歯科では、4種類です。歯科で使わない種類のレーザーは、眼科で使うレーシックで、残りの4種類のレーザーについては歯科で使用されており、それに関する講演会でした。

今年4月に変わったことは、主に3点です。

歯科用レーザーをアフタ性口内炎に当て、痛みを軽減する方法が、今年の4月から評価されるようになりました。かなり、これにより、ある程度はアフタ性口内炎の痛みは軽減されます。私個人として、一番アフタ性口内炎の痛みの軽減に効果がある方法は、硝酸銀を、アフタ性口内炎につけることだと思っていす。この方法、私は、もう27年前に、1年間、患者さんに行っていました。この方法を私に教えてくれたのが、大正生まれの歯科医師です。現在は、硝酸銀について、色々な問題があり私が知る限りでは、現在はおこなわれていませんし、私自身も、行うつもりはありません。また、硝酸銀を手に入れるのも難しい時代になっています。私より年下の歯医者で口内炎に硝酸銀をつかったことがあるひと、私、今までにお会いしたことがありません。

ただ、現在、硝酸銀が使えないのなら、次につかえるのは、歯科用レーザーなのかなぁとおもっています。

もう一つの改正の目玉は、顎口腔領域にできた血管腫、血管奇形に新たに、波長が短いNd-yag(ネオジウムヤグ)レーザーが保険にはいったことです。病変内照射法(表面から当てるだけでなく、病変にファイバーを突っ込んで当てる方法)も可能となっています。このタイプのレーザーは、大学病院や、大病院のレベルでないとないのではないかと思います。これにより今まで全身麻酔で入院が必要で外科的侵襲(手術の痛み、腫れなど)が大きかったのが、ほとんどの場合、入院せずに、かなり、患者さんが極度の辛い思いをせずに治療をうけられるようになりました。私の大学時代、口腔外科に初診の患者さんを担当した一番最初の患者さんは、舌にできた血管腫のお子さんでした、また、学内の歯科医師でも、九州歯科大学病院で、顎の血管腫の手術をうけたかたがおられました。そんなに珍しい病気ではありません。

目玉その3

各種、口腔外科手術に、レーザーをつかった場合、それが評価されるようになりました。これにより、患者さんが、侵襲が低い口腔外科手術がうけやすくなる環境となりました。

以上の3点で、患者さんには、かなりの朗報となっています。

また、これからも適応であれば、歯科用レーザーをつかった治療がおおくなるものとおもわれます。

救急の日 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月16日

9月9日は救急(きゅうきゅう)の日ということで、救急に関わる話題がテレビでもおおく放送されていました。

この日のチューリップテレビの朝7:00の番組は「健康カプセルゲンキの時間」で、その中で女性芸人のオセロのお子さんが、はちに刺されてアナフィラキシーショックを起こしたという話しをしていました。そして、それ以降、エピペン(アナフィラキシーを抑える特効薬的な自己注射器)をもっているようなこといってました。

当歯科医院にも、以前は、エピペンがありましたが、有効使用期間がかなり短いという欠点があります。

それで、現在は、エピペンの代わりに、その成分であるテルモのアドレナリンを用意してあります。

私の友人歯科医師、周りの歯医者をみわたすと、エピペンかアドレナリンを用意しているようです。

アドレナリンは、アナフィラキシーの時は、筋注(筋肉内注射)するのが、普通ですが、どこの部位に筋注するかというのが歯医者にとっては、問題になります。

エピペンは、元々は自己注射ですので、それにならって、同じ場所の足にしますし、テルモのアドレナリンは、歯科大学、歯科医師の研修会では、筋注は普通は、上腕にすることをならいます。

歯科麻酔で、筋肉内鎮静法というのがあります。肩のさきからちょと下あたり(教科書的には、肩峰から3横指下、つまり、指3本分下のところに普通の体格の人なら1,5センチの深さということになっています)から注射して筋肉内にドルミカム(ミダゾラム)と言う薬剤を入れてを、意識レベルを少し下げて、ぼーっとした状態で、意識は保ちつつも、不安感を下げ、リラックスした状態で、インプラントの手術などをおこなう方法です。筋注なので、薬の種類はちがいますが、基本的にはアナフィラキシーが起こった場合、アドレナリンの筋注も、この筋肉内鎮静法とおなじようにします。

しかし、歯科医院で、せっぱつまった状況で、歯医者が筋注するのに最適なところはどこか、考えた人がいるそうです。私が九州歯科大学の歯科麻酔の研修に数年前に行った時、大学の歯科麻酔学の若手の先生のひとりが、カナダのブリティッシュコロンビア大学歯学部の留学から帰ってこられたばかりで、そこで

面白い話しをされていました。ブリティッシュコロンビア大学の歯学部では、緊急時の歯科医師の対応としての筋注に関して、歯医者が一番、馴染みが深い筋肉の塊に筋注をすることを学生などに教えているということです。この、歯医者が一番馴染みが深い筋肉とは、舌です。舌は歯医者にとって、すごく親しみ深いところで、何も考えることなく、目の前にあれば、条件反射でも注射ができるところです。

カナダ、アメリカの歯学部( Dental school)では、舌に筋注するのを、教えているところがあるようです。

日本でも、歯科医院のホームページをみると、筋注を舌にすると言っている歯医者も少数ではありますが、いました。カナダ帰りの歯医者でしょうか?

ただ、まわりの状況、患者さんの状況によっては、舌に筋注ができない場合も考えられますので、上腕での筋注も大切ではありますが。

歯科用レーザーと粘液嚢胞、上唇小帯、舌下小帯、そして虫歯の治療 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月15日

今月、9月に、歯科材料屋さん、歯科ディーラー、による歯科用レーザーの講演会が、日本を代表する歯科レーザーの歯科医師を招いて、それぞれ別に2件予定されています。主催者が、歯科ディーラーということは、最終的には、歯科用レーザーの販売を目的にしているのですが。

この歯科用レーザーは、数百万円するのが、普通ですので、開業している歯医者にとっては、気が遠くなるような価格ということになります。歯科ディーラーの営業マンにとっては、場合によっては、起死回生の一発となる歯科機器です。

ということで、今回は、歯科用レーザーについてです。

歯科用レーザーには、大きく分けて2つのタイプがあります。

①一つは、軟組織、つまり唇(くちびる)、舌、頬、歯茎、歯肉、口蓋などの治療に使用するものと、

②もう一つは、硬組織、つまり歯の治療に使用するものです。

また、1台のレーザーで、軟組織、硬組織の治療ができるものもあります。

①軟組織の治療に使う歯科用レーザー

私が、長年歯科用レーザーを使用してきて便利だなぁと思っていることは、粘液嚢胞(ねんえきのうほう)の摘出、上唇小帯(じょうしんしょうたい)、舌小帯(ぜつしょうたい)の切除、です。

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)は、主に下唇(したくちびる、かしん)にできる直径5~15ミリぐらいのふくらみ、腫瘤です。噛んだ後のように見えることもあります。舌、頰粘膜などにできることもあります。小唾液腺(唾液が作られるところで、それが、大きくなく小さいもの)が詰まって、膨らみます。潰すと、しばらく経つと、また同じように、ふくらんできます。ですので、この治療には、その粘液嚢胞を傷つけないように、それごと取り出すことが必要です。この、粘液嚢胞は、子供にできることが、ほとんどで(大人にもできますが、やまもと歯科医院に来られる粘液嚢胞のかたは、子供がほとんどです)、これを、レーザーを使わずに、普通にメスで行うと、大変なことになります。出血は、おおくなり、それを見た子供は、さらに怖がって、暴れ出します。そして、暴れる子を抑えてようやく縫合という結果になりがちです。レーザーを使うと、出血もあまりなく、短時間でできます。また、縫合する必要もなく、ですので、傷口も残りませんし、術後の痛みもほぼありません。

小帯は、舌の下、つまり裏側にある中央のひも状のもの、スジです。これが短いと、舌が上に持ち上がりにくくなります。その結果、発音に問題がおきたり、受け口になる原因になったり、嚥下のパターンに問題がおきたり、色々な不都合がおきます。(長くなるので、どんな不都合が起きるかすべて書けませんが)。上唇小帯も、すきっ歯の原因になったり色々します。これらも歯科用レーザーで、短時間で、ひどい思いをせず、きれいに、治療が可能となります。

おまけとして、アフター性口内炎の痛みの緩和にもつかえます。この際は、表面麻酔が

必須です。これをしないと飛び上がります。ただ、アフター性口内炎は、2週間もすれば、自然になおりますが。

②硬組織の治療に使う歯科用レーザー

やまもと歯科医院には、2台の歯科用レーザーがあります。もうひとつのレーザーがこの歯を削るレーザーです。

痛みが少なく歯を削れる(蒸散する)といわれていますが、その真相は?

また、歯石もこれで、比較的に簡単に取れると言われていますが、その真相は?

後日(今月開催の2件の歯科レーザー講演会の後に。その理由は、このブログの読者には歯医者も多いため購買行動、判断に影響を与える恐れがあるため)、ご報告させていただきます。

一応硬組織用のレーザーですが、軟組織にも使えます。

乳酸菌 のロイテリ菌  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月14日

多くの乳酸菌は、歯周病の原因菌と戦い、その歯周病の原因菌を退治していきます。そういう健康に役立つことが科学的に証明された、ヒトからとった良い作用をする細菌をプロバイオティクスと言ってます。乳酸菌のひとつであるロイテリ菌もそのひとつです。プロバイオティクスは、アンチバイオティクスと反対の言葉だそうです。アンチバイオティクスとは、英語の単語です。日本語では、抗生物質という意味です。

ロイテリ菌はヒトの母乳からとった、菌を元にしているそうです。

口の中にトローチ状のロイテリ菌を舐めて、カラダの中にとりいれます。これは、口の中にだけ効くものではなく、口からはじまる消化器系にも作用します。その作用としては、このロイテリ菌のサプリを作っている会社が、スウエーデンで色々な研究をして発表しています。効果があるのは、ピロリ菌の抑制、母乳の品質改善、小児アトピー、乳児疝痛、その他免疫アレルギー関連で効果があるという、スウエーデンでの治験データが数多くあるということです。

この、ロイテリ菌による善玉菌を入れて悪玉菌を抑制するバクテリアセラピーは、テレビ番組の、「ホンマでっかTV」に紹介されて以来、日本国内で、かなり売れているらしく、日本全国の歯科医院では、在庫切れ、日本の販売元のバイオガイアでも、在庫切れの状態だそうです。歯科医院に入ってくるには、もう数週間かかるそうです。

しかし、裏技を使うと、歯科医院で用意できる方法があるということで、今日、歯科材料のディーラーからはなしを聞きましたが、やまもと歯科医院でこのロイテリ菌のサプリというか、食品を購入するのは、片手で数えられる人数しかいないため、そんなに大きな問題でもないのですが。購入するのは、私と、その他、ほぼ歯科医院関係者だけです。

この、ロイテリ菌は、費用が、すこし高いめになっていたり、この良さを、現在のところ、上手く伝えられないので、購入するのは、ロイテリ菌をとることの良さを知っている関係者だけとなっているのが現状です。

この、ロイテリ菌のサプリは、わたしを含め、多くの歯医者は、患者さんにどう伝えるのか、その伝えかたがわからないので、結局、私の知り合い、友人の歯科医院では、販売していますが、購入者は、多くの歯科医院で、その歯科医院の院長だけという結果となっていることがおおいようです。私の知り合いの富山県内の多くの歯医者がロイテリ菌を毎日とっているということが、以前の歯医者どうしのトークで明らかになりました、そして、そのすべての歯医者が、患者さにはまったく売れないと言っていまいした。また、患者さんにが購入できるような、情報提供している歯科医院もゼロでしたが。

ということで、ロイテリ菌は歯周病や虫歯を減らすだけではなく、そのた、色々な健康面にかんするいい作用がありますので、私は、これからも、毎日1粒、とっていこうと思います。

NHKプレミアムの口臭についての放送 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月12日

昨日のテレビ番組、NHKのBSプレミアムPM10:00は、口臭についてでした。

4人の歯科医師が出演して、いろいろなことを言ってました。

その中の1人は、宝田歯科医師、女性歯科医師で、歯医者の中では有名人です。アンチエイジング歯科で時々テレビに出て来られることもある方です。美人歯科医師ということで通っています。

口臭は、口の中の乾燥(口腔乾燥)が関与しているということで、宝田歯科医師は、舌を回してトレーニングして口腔乾燥を改善させる方法を紹介されていました。

あとの3名の歯科医師は、番組の最初から最後まで、ずっと出ておられて、時々コメントを求められていました。

出演している歯科医師も、私も驚いたのが、番組で行った、砂糖入りの飴玉を舐めて口の中(口腔内)のガスを測定すると、口臭が、即効的に改善するということです。解説によると、砂糖入り飴玉を舐めることにより、口の中に虫歯原因菌(ストレプトコッカスミュータンス菌)により酸が産生され、口臭の原因となる細菌(虫歯の細菌とは、違う細菌)が抑えられるということで、即効的、効果が確認できました。しかし、この方法は、歯医者としては、推奨できないということで、1人の歯医者は、砂糖入りでないものでも、ある程度の効果は期待できるということをコメントしていました。

この3名の歯科医師に、自身の口臭予防のために、何をしているか司会者(芸人のフットボールアワーのひとり)が尋ね、その3名の歯医者がひとりひとり、それに答えると、その、答えが偶然一致してこれもまた、出演者も、私も、ちょっとした驚きでした。

その答えは、塩化亜鉛の溶液でうがい、洗口(せんこう)しているということでした。この塩化亜鉛の洗口液についても、この出演者のひとりの歯科医師が、以前研究して、製品開発にも関与したことがあります。やまもと歯科医院でも15年近く前に、この塩化亜鉛の口臭予防の製品を販売していた時期がありますが、購入者、ゼロで、結局、私が1本使って、残りを廃棄して、終わったという結果となってしまいました。需要があれば、また、復活させようとは思いますが。

また、その出演者のひとりの歯科医師は、最近まで、某国立大学の歯学部の教授をされていた方で、口臭に関して色々な研究をされていました。

その中で、何が口臭の原因になっているか突き止める研究もされていました。

歯を磨けば、口臭は無くなるかについても、実験しました。その結果によると、1回、歯を磨いたあとも、ほとんど変化はなく、変化があったのは、舌苔(ぜったい、舌の表面についている薄い白い物質)をきれいにした後でした。舌苔をある程度きれいにした後、かなり口臭が改善したということを、科学的に証明しました。(ずっと前から舌苔が原因ではないかとは、言われていましたが、この研究ではじめて科学的に証明されたのではないかと思います)

また、乳酸菌も効果があるということが、紹介されていました。液状の乳酸菌を使っているのを、この番組で紹介されていましたが、さすがに、NHKだけあって、その商品名までは、言及されてはいませんでしたが、使用されていたのは、ロイテリ菌が使われている、液体タイプのプロデンティストという商品のように、見えました。

この、口臭に関する研究は、ここ20年間でかなり色々なことがわかり、進歩しました。そして、この3人の出演者の中のひとりの歯科医師が、私が知る範囲内では、かなり、その研究結果、成果に貢献しました。立派な研究者の歯科医師です。

私が、この出演者のひとりの歯科医師について、妙に詳しく知っていることに、お気づきになった方もおられるかもしれません、そうです、私が大学生の時に、厳しい指導を受けた教官先生です。

30年ぶりにテレビを通して、指導を受けた感覚で、直立不動で、震え上がりながらこの番組を最後まで見ました。

後期高齢者歯科健診の内容 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年09月11日

今年も後期高齢者歯科健診の時期がやってきました。

現在、高岡市では、後期高齢者歯科健診がおこなわれています。

75歳の方が、対象のようです。

やまもと歯科医院にも、今年は、去年より多くの75歳のかたが来院されています。

この、後期高齢者歯科健診の特徴は、歯周病と虫歯、ばかりではなく、軟組織の異常、舌の乾燥、舌苔、そして反復唾液嚥下テスト(RSST)ということにあります。

日本歯科医師会などが、行ってきた8020運動(80歳で20本の歯を残そう)は、これが始まった30年以上前は、達成が、あり得ない目標でしたが、現在では多くの方が8020を達成されています。そして、ある意味、一区切りついた状況となっています。

これからも、この8020を達成した人の割合が高くなるものとおもわれます。

そして歯科業界の新たな目標は、口の中に20本の歯が残っているというカタチの問題から、その口が、正常に機能するかに、関心が 向けられ始めています。

ちゃんと、捕食、咀嚼、嚥下ができるか、などのカタチでなく機能の問題に関心が高まってきています。

舌の乾燥は、口腔の機能に影響をあたえます。乾燥していれば、味覚も感じにくくなります(味は唾液という液体をとおして味蕾につたえられます)。咀嚼もしにくく なります(食べ物は歯で噛み砕かれ唾液とまぜあわされ食塊となります)。結果、摂食嚥下に問題がおきてきます。

おおくの歯科医院には、舌の乾燥を測る器械があります。ムーカスという器械です。このムーカスで、舌の乾燥度を測ると、おおくの高齢者は、舌が乾燥していることがわかります。

また、反復唾液嚥下テストは、口の中に食べ物、飲み物をいれずに30秒間に何回唾(つば)をゴックンと飲み込めるかのテストです。

この、反復唾液嚥下テスト(RSST)は3回未満だと、摂食嚥下機能に問題があるのでは、ないかということになります。

また、後日、改訂水飲みテスト(MWST)や、頚部聴診を行う必要があることがあります。稀に、場合によっては、嚥下内視鏡検査が必要となることもあります。(やまもと歯科医院では、後期高齢者歯科健診の結果、嚥下内視鏡検査が必要になったかたは一人もいませんが可能性としてはあります)

摂食嚥下機能が、少しおちている程度ならば、嚥下おでこ体操などで、トレーニングすれば、機能が改善される場合が多いです。 また、低栄養ぎみの方、サルコペニアぎみの方にはBCAA(分岐鎖アミノ酸)を含んだ栄養強化食品(ペムパルアクティブなど色々な商品があります)をとったうえで簡単なトレーニングをしていただければ効果があります。

以上のように、高岡市の後期高齢者歯科健診では、歯の本数だけではなく、口腔の機能面も含めたものなので、健康を維持するために大変、役立つ内容となっています。

75歳の該当される方には、ぜひ、この後期高齢者歯科健診を受けられるよう、お声がけください。

入れ歯(取り外し式)の耐用年数

2018年09月09日

保険がきかない自費診療の入れ歯(毎日、着脱を必要とするもの)は何年もつのかということを、時々患者さんに質問されることがあります。

材質、欠損した歯の数、欠損した歯の部位・配列、噛み合わせ、咀嚼癖、歯みがきブラッシング、義歯洗浄材、保存法、保存容器など、その他ここで挙げられない細かなことによっても、影響されます。条件がよければ、稀に20年というかたもおられます。材質によっては(修理がしにくい材質)4~5年というものもあります。

色々ありますが、大多数の歯医者は、10年もてば、大成功という認識を持っています。

その後どうするのかというと、大きな修理、改修を行うか、作り直すかということになります。顎の形は、時間の経過とともに変化します。また総義歯(総入れ歯)の場合は、比較的対処が簡単です。顎に合わなくなれば、粘膜の面に歯茎色のピンクの樹脂(レジン)をくっつければ解決しますし、人工歯が、噛み合わせの磨耗で削れてくれば、その人工歯を取り替えればすみます。ですので、入れ歯が20年以上もっているという方は、総義歯の方です。

それに比べて、部分義歯(部分入れ歯)の場合は、なかなか大変です。

部分入れ歯ということは、自分の歯が残っているということですので、その歯が虫歯になることもありますし、また歯周病になることもあります。

部分入れ歯を支える歯(金属のワイヤー、アタッチメントが付いている歯)が虫歯になると、その歯を治療した後、そのむしばの治療後の歯の形は、前の状態と、寸分ちがわず、同じ形にするのは、不可能ですので、ワイヤーや、アタッチメントを作り直すか、付け直す必要が出てきます。また、虫歯や、歯周病で抜歯になれば、その部位に歯がなくなりますので、部分入れ歯に、人工歯を加えなければならなくなります。その場合、入れ歯が動かないように支えていた歯が抜ければ、入れ歯が落ちてきたり、浮いてきたりしやすくなるため、新たに他の歯に金具、ワイヤー、アタッチメントをつけなくてはならなくなったり、義歯を大きくしなければ、安定を得にくくなったりもします。抜けた歯の本数が多ければ、より複雑になります。

以上のことからも、部分入れ歯の方が、総義歯よりも、一般的には、耐用年数が短くなります。

総入れ歯でも、部分入れ歯でも言えることは、入れ歯は人工のものですので、時間が経てば、すり減ったり、材質的に劣化したりします。決して一生ものではありません。

いつかの時点で、必ず使えなくなる時がきますので、そのことも、考えていただければとおもいます。

歯ブラシの交換時期  ときどきスタッフブログ

2018年09月06日

やまもと歯科医院、スタッフの関です。

 

今回は、歯ブラシの交換時期についてお話しさせて頂きます。

歯ブラシの交換時期って、迷いますよね。

意識していないと、あれ?いつ交換したっけ?なんて事も!

一番わかりやすいのは、見た目です。

歯ブラシの毛先を見て開いてきたなと思ったら交換されるといいと思います。

時期としましては、一か月を目安にされるのが理想的です。

 

なぜ、毛先が開いたら交換かと言いますと。

歯科的には、歯ブラシの毛先が開いた状態で磨くと、歯茎や歯を傷つけますし、毛先の弾力も弱くなっているので綺麗に磨くことが出来ず、歯周病や虫歯の原因になったりもするので要注意です。

 

他にも長期間使用していると、歯ブラシに大量の雑菌が繁殖していることも
歯ブラシを使った後はしっかり流水で洗い、水気を切って、風通しの良い場所で乾燥させて雑菌の繁殖を抑えるようにするのがベストです。

 

せっかく時間をかけて磨くのですから、清潔な歯ブラシで口の中を綺麗に保てるといいですね!

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