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2018年07月の記事リスト

NHKでも遂に取り上げられた筋筋膜性歯痛 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年07月21日

最近、NHKのテレビ番組で取り上げられたものに、非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)があります。これは、歯が原因でない歯の痛み、つまり、むし歯や歯周病ではない、歯そのものが痛みの原因ではなく、歯以外に原因があるけれど、歯が痛いように感じる痛みです。

これには、大きく8項目に分けられます。

この中で、一番多いのは、筋筋膜性歯痛です。以前は、筋筋膜性疼痛と呼んでいましたが、顎顔面領域で、ほとんどの患者さんは歯が痛いと認識するので筋筋膜性歯痛となったのでしょうか?経緯については、よく知りませんが。

筋筋膜性疼痛は、顎顔面領域だけにおこるということはないようで、昔、アメリカのケネディ大統領が、腰痛で、椎間板ヘルニアと診断(誤診)されて、ヘルニアの手術を受けたけれど改善せず、筋筋膜性疼痛の比較的簡単な治療(トリガーポイントに注射する薬物療法)を受けたら治ったというこがあったそうです。

筋筋膜性歯痛は、咀嚼に関連する筋肉、首の筋肉に過度の緊張が長時間続く事によっておこる筋肉と筋膜の疼痛です。それが、離れた場所である歯の痛みとして感じられます。

具体的には、ストレス、食いしばり、歯ぎしりなどで筋肉を絶えず緊張状態におくことでおきます。

この筋筋膜性歯痛の患者さんは、私の印象では、比較的多くおられます。

ほとんどすべての患者さんは、歯が痛い、むし歯の治療をしたいと言って歯科医院に来院されます。しかしながら、むし歯の治療をしても改善しません。

この筋筋膜性歯痛の患者さんに、原因がむし歯でないことを、理解していただくのには、歯科医師として、かなりの努力を要します。

この筋筋膜性歯痛は従来の、歯科、医科の概念では、なかなか理解しずらい概念で、レントゲンを撮って直接診断できるものではありません。レントゲンを撮って、むし歯、歯周病、などの歯原性の病気や、嚢胞や、腫瘍が痛みの原因になってるいるのではないのを確認することは、必要ですが。

治療法

①生活の中で、改善できるもの

 上顎の歯と下顎の歯は、食べる時、喋る時以外は、接触しないのが正常な状態です。パソコンやスマホをしている時、仕事をしていて何かに集中している時に、上顎の歯と下顎の歯が接触していないか確認してください。接触していれば、わずかに離した状態にしてください。

長時間、がむを噛んだりしないようにしましょう。

頰を噛む癖がないか、また、歯ぎしり、くいしばりがないか確認してください。

②薬物療法

教科書的には、ロキソニンやボルタレンは効果がある事になっていますが、私の歯科医師の経験からは、あまり効きません。

トリガーポイント(押して痛みが生じるところ)に局所麻酔薬の注射をする事は、劇的に効果を発揮することがあります。

③理学療法

あっためたり、揉んでほぐしたりすることは、多少効果があります。

この筋筋膜性疼痛症候群も筋筋膜性歯痛も大学教育でも習ってない医療関係者も多く(30年前は、歯学部の大学の先生も知らなかったのではないかと思います。授業でも聞いたことがありません。最近では、私の大学の同級生で歯学部の教授をしている歯科医師が筋筋膜性疼痛に関して本を書いてましたにで、大学教育では教えていると思われます)、時々、ケネディ大統領のようなことが起こっていると聞きます。

その歯じゃなくて、この歯の治療をしてよ 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年07月20日

神経がない歯が、しみて痛いということは、歯科医院を来院される患者さんからよく聞くうったえ(主訴しゅそ)でもあります。

そして、神経のない歯が、温度の感覚に反応するはずはないであろうという歯科医師の発想がそこにあります。

では、そんなことがどうして起こるのか?

歯科医師は、歯が痛いという感覚は、事実、痛みが存在するので、普通は、間違えることがないので、痛いと言っている歯が、実は問題なく、その他の歯(歯が原因でない非歯原性ひしげんせい、の時もありますが)が原因ではないかと考えます。

しかし、患者さんは、どの歯がいたいかということは、自分の歯なのだから、わかるのは、あたりまえだと多くの方は思っておられます。

    

では、まず、どうしてむし歯がいたくなるのか?

歯が生えて、まったく治療したことがない歯がしみる、または、痛む場合、それは、歯の神経(歯科用語では歯髄しずい)に細菌感染が進みその歯の神経(歯髄しずい)に炎症が起きているじょうたいです。

むし歯による歯の神経(歯髄しずい)に炎症が起きた場合、まずは、冷たい水などにしみるようになります。そして、それが進むとこんどは、お湯、ぬるま湯にしみるようになります。さらに、歯の神経(歯髄、しずい)の炎症がすすむと、何かの刺激、または、刺激がなくても痛くなります。歯科用語では、自発痛と呼んでいます。さらに、心臓の鼓動と同時にズキズキいたくなります。歯科用語では、拍動性(はくどうせい)の自発痛ということになります。そして、放散性の痛み、つまり、その辺一帯が痛い、こめかみが痛い,という感覚になります。この段階での痛みの特徴の一つは、夜に激痛がおきて、日中は、いたみが弱いか、ないということになります。そして、この場合、患者さんは、痛みの原因になっている歯を、正しく明示することができなくなります。上顎の奥のむし歯が歯髄炎を起こしていて痛みの原因になっていても、患者さんは、下顎の前歯が痛い。なので、その下顎の前歯の治療をして欲しいといわれることもあります。わたくしの感覚では、歯の急性の歯髄炎の場合正しく原因の歯をしめすことができる患者さんは50%以下です。このことが、歯科医院での大きな問題となります。つまり、患者さんに、痛みの原因となっている歯がどの歯かを理解してもらうのに、かなりの努力を要します。患者さんが痛みの原因になっている歯を、正しく理解してもらえなければ、その痛みの原因になっている歯の治療にとりかかれません。そして、その歯の治療に取りかかれないということは、痛いままだということです。

大抵の方(99.9%の方)は、時間をかけて、説明すれば、理解していただけるのですが、私が、歯科医院を26年前に開業して以来、なかなか理解してもらえなかった方もおられます。すすんだ歯髄炎の痛みは、ふつうは、ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤でおさえることは、できません。拍動性の自発痛になれば、夜も寝ることができないぐらいになるのが普通です。眠れない夜を、何日かおくってようやく痛みの原因になっている歯の治療に同意していただいたこともあります。

歯髄炎の治療は、痛みを取り除く治療自体は、簡単にできるのですが、ある意味、難しいのは、患者さんに原因となっている歯がどの歯かを理解していただくことにあるのかもしれません。つまり、歯科医師としての能力で必要なのは、優れた

治療技術のみならず、すぐれた、コミュニケーション能力だということが言えます。

歯は、鏡で見れば、自分で見ることができるので、原因になっている部位、時には診断、治療方法をきめてから、歯科医院を来院されるかたもおられますので、その患者さんの診断と治療方法が歯科医師と一致しなければ(患者さんが歯科医師や歯科衛生士でなければ一致する確率は極端に低くなります)、なかなかスムーズに治療をすすめられないのが現状です。患者

さんの思いを理解したうえで、患者さんの思いに寄り沿ったベストな治療をするには、歯科医師のすぐれたコミュニケーション能力が重要です。

胃ろう 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年07月16日

嚥下機能評価研修会

東京慈恵会医大で開催された研修会に参加してきました。

講師の先生は、消化器内科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科の医師で、歯科医師ではない方々でした。

メインの内容は、摂食嚥下障害を持つ人に胃ろうをするかどうかの判断の基準、それを、嚥下内視鏡検査(VE)を中心に行うというものでした。

主催はPDNで、胃ろうPEGとその栄養療法に関するNPO法人で、そういう関係で、フォーカスが胃ろうといことにあてられています。、今までに、多くの、医師、歯科医師、言語聴覚士などが受講しているということです。

この講演会で、発見したことは、それぞれの職種のバックグラウンドで、摂食嚥下障害にたいするアプローチのしかたが、少し違うということです。

それぞれ、あまり交流がないのか、一方が持っている常識が、他では、通用しないとか、かなり分野がひろいため、最新情報がつたわるのに、時間がかかるというのもあります。

例えば、内視鏡からの画像をモニターやパソコンで見るとき、消化器内科の医師は、歯科医師と耳鼻咽喉科医とは、左右が逆の状態(その結果、前、後ろが逆)で、モニターやパソコンでうつしてみます。

内視鏡検査を行っている歯科医師にとって、モニターの左右と、実際の患者さんの左右が一致していないと歯科医やたぶん耳鼻科医にとっても、内視鏡を操作しにくいのではないかとおもいます。

これは、歯科での、レントゲン撮影の写真のときも、右左は、歯科医師を中心(歯科医師から見た)に患者さんの左右を、モニターやパソコンにうつして、患者さんに説明します。ですので、普通のカメラでとる写真の左右と一致します。

しかしながら、患者さんに、歯科医院で、パノラマレントゲン写真(口の中全体をうつすレントゲン写真)の画像を説明するときは、ほとんどの患者さんは、左右を逆にとらえます。つまり、鏡にうつった感覚で左右をとらえるので、患者さんに説明する前に左右を、よく説明しないと患者さんは、逆にとらえてしまいます。

歯科医師にとって、レントゲン写真も、内視鏡の画像も、原則は同じで、患者さんの前に立った歯科医師から見た、左右となります。

この点については、珍しく歯科医と耳鼻科医の見方が一致して、消化器内科医とは、違います。

その他、口から食べる場合、ゴールを、ペースト食でもなんでも、事実上、口から入れること一点に絞るのか、とか、いろいろな論点があり、基本的な認識の違いがあります。

まだ、発展途上の分野ですが、最終的には、最も大切なのは、患者さんの利益、幸せになることですので、それに向けて、日々、診療を行っていきたいと思います。

歯ブラシは凶器? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年07月12日

子どもの歯ブラシ刺傷事故

子どもの歯ブラシによる事故は時々おこっているようです。

具体的には、こどもが、歯みがき中に、歯ブラシを口の中に入れたまま、歩き回ったり、遊んでジャンプして、そのうち転倒して歯ブラシのさきが、喉に刺さったり、頰の粘膜に刺さったりしています。こどもののなかでも、かなり低年齢のこども、1~5歳の子供に多くおこっています。

1歳の子どもの重大な歯ブラシ突き刺し事故も、何件かおこっているようです。頰粘膜に刺さり、頰粘膜の奥にあった脂肪が、とび出してきたりという報告があったりします。総合病院の歯科口腔外科にて、処置をおこない、耳下腺の管を巻き込んでないのを確認して、治癒したということです。

また、4歳のこどもが、口の中に歯ブラシをくわえたまま、ソファーから落ちて、歯ブラシが刺さり、お母さんが引き抜くと、抵抗があり引き抜いた歯ブラシは、柄の部分だけで歯ブラシのブラシ部がなく、心配に思った母親が、小児科に行き胸部のレントゲンと腹部のCTをとって、異常がなかったので、大丈夫だろうということで、その日は家に帰ったけれど、以前に起きた、綿アメの割り箸の喉突き刺し事故の死亡事故の記憶がその母親にあり、翌日に耳鼻科に行き調べてもらったところ、喉に歯ブラシの先端のブラシの部分が突き刺さっていて、それが血管や頚椎、脳などの部分を避ける状態で刺さっていたということで、それを取り除いて治癒したといことです。

以上のような事故が、日本で、ときどきおこっているようです。

歯科医師、歯科衛生士は、学生時代の教育で、こどもの歩きながらの歯ブラシが危険だというのを頭にすり込まれていますので、低年齢の子どもに、自身による歯ブラシによる汚れを除去する効果もほとんどゼロという事実がありますので、歯ブラシを持たせることはほとんどないとおもいます。

私の家でも、子どもが口の中に歯ブラシを入れて移動することは、厳しく禁止していました。

歯科関係者でない家庭では、これからも、歯ブラシを口の中に入れたまま、子どもが歩くことは、減少するという事は、考えられません。そこで、日本小児歯科学会、日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会などは、歯ブラシの改良を提言しています。弾力があり、ゴムのような歯ブラシや、歯ブラシが奥に行かないような把手をつけた歯ブラシです。

これが普及するまでは、特に低年齢の子どもが、歯ブラシを口にくわえたまま歩かせないようにしましょう。

歯磨剤 ケアポリス ときどきスタッフブログ

2018年07月06日

薬用歯みがき剤 ケアポリスについて

 

やまもと歯科医院の受付 池田です。

 

今回は薬用歯みがき剤「ケアポリス」について紹介します。

こちらは酢酸トコフェノールがプラーク(細菌のかたまり)を除去し、

歯肉炎や歯周病の予防・口臭を防ぐ薬用歯みがき剤です。

さらに抗菌力に優れた「プロポリス」を配合しており、細菌の侵入を防ぎます。

甘味料にはキシリトールを配合し、虫歯予防も期待できます。

 

「プロポリス」とはどういう物質なのか?

プロポリスは、ミツバチが花や樹木から摂取した樹液と、

ミツバチの唾液を混ぜて作り出す抗菌作用の高い物質です。

これにより、ミツバチは巣を強化したりきれいに保つと同時に

巣の中を無菌状態にしているのです。

 

ケアポリスにはこちらの「プロポリス」という物質を

一般的な市販品の5倍以上を配合しています!!

 

ケアポリスの使い方は簡単です。

歯ブラシにケアポリスを約1㎝ほどつけ、歯と歯茎に優しくブラッシングしてください。

口の中全体にケアポリスがいきわたるように

指先を使って歯肉をマッサージしていただくとより効果的です。

 

抗菌力に優れたプロポリスを配合することで、防腐剤を使用せず、

また研磨剤や発泡剤、界面活性剤なども入っていないので

歯や歯茎を傷つけることなく、安心してお使いいただけます。

院長もこのケアポリスをもう10年以上も使っているとのことです。

 

薬用歯みがき剤 「ケアポリス」は

1つ \ 1,728(税込) で販売しております。

 

気になった方は、お気軽に当院スタッフへお声がけください!

ケアポリスで毎日お口の中をメンテナンスして、歯の健康を守りましょう!!

 

 

訪問診療 ときどきスタッフブログ

2018年07月05日

やまもと歯科医院の歯科衛生士の西です。

 

今回は歯科訪問診療についてお話します。

やまもと歯科医院では、歯科訪問診療をおこなっています。

歯科訪問診療とは、通院困難な患者様のもとに歯科医師・歯科衛生士が計画的に訪問し、ご本人やご家族の同意を得たうえで診療、治療、口腔ケア、摂食嚥下リハビリテーションなどを行うものです。

 

どのように依頼したらいいのかと申しますと

①   かかりつけ歯科医院に直接相談していただく

②   富山県歯科医師会に相談していただく

③   ケアマネージャーに相談していただく

④   病院の担当看護師に相談していただく

などの方法がございます。

歯科治療を受けたいけど、歯医者までは行くことが出来ないし・・・

とお困りの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか?

 

健康の入口は口から始まります。口から食べることによって病気の回復も早くなると言われています。通院できないからといってあきらめて、健康を損なわないようにして下さいね。

全身管理セミナー 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年07月01日

歯科における全身管理セミナー

富山県歯科医師会で、全身管理のセミナーがあり参加してきました。

時々、マスコミなどで話題になるアナフィラキシーについてもはなしがありました。

歯科での全身管理セミナーでは、アナフィラキシーの対応法は必ずテーマとして上がります。

歯科ではなく、よく、ミツバチを育ている人や、山に仕事に行く人は、エピペンという自己注射道具を持って、仕事に行くと聞いています。蜂に刺されてアナフィラキシーショックを起こした時の対応には、このエピペンをうてば、ショックを改善できます。エピペンには、エピネフリンと言う薬剤が入っています。きょうの講演でも、アナフィラキシーショックがおきれば、0.3mlのエピネフリンを筋注するというのが、一般的には、お約束ということになっていますというはなしがありました。

このアナフィラキシーに対する対応法も時代とともに、だんだん変化してきているのでしょうか?

私が歯科大学生だった35年前の1980年代は、外科学(歯科の口腔外科ではなく、医科の一般外科)の授業は、九州歯科大学の学内に外科学の教授はおられましたが、授業のほとんどは、外部講師で九州大学医学部の外科から、来ておられた外科医の先生でした。たしか、2年近く、九州大学医学部の外科から、外部講師の外科医師が、3名、九州歯科大学に来られて、外科学の授業を担当しておられました。

アナフィラキシーに対応する方法としての内容について、その時の授業で、「アナフィラキシーが起きたら200mlのプレドニン、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を静注(静脈注射)をするのが一般ですが、私はまず、100ml静注して、効果がなければさらに100ml静注するようにしています」

と我々、歯科学生に教えていました。

1990年代初頭には、ステロイドを静注しても、効果が期待できるのに、数時間かかるので、一刻を争うアナフィラキシーショック時には効果がなく、一刻もやはく、エピネフリンの筋注をするという結論に多くの医師、歯科医師の常識になっていましたが、1980年代はその転換期だったのでしょうか?

今日の講師の先生の話題の一つには、アナフィラキシーショックが起きたらステロイドを静注するという司法判断が出ているという話もありました。ステロイドがきかないのは、アナフィラキシーが起きるメカニズムを考えれば、明白ではないかという1990年代の半ばに医師免許を取られた今日の講演会の講師の先生の話しもありました。

時代とともに、医学の常識は変化することの、代表が、アナフィラキシーショックの治療法ということでしょうか?