高岡市 歯医者 歯科 やまもと

2018年03月の記事リスト

医科歯科 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月26日

昨日は、超過密スケジュールをなんとかこなすことができました。

年度末であり、2年に一度の歯科の診療報酬改定ということで、それに関する、指導、説明会、と 勉強会が午前中開催されました。新たに改定される内容変更点がかなりあり、覚えなければならないことが、盛りだくさんで、4月1日までに、歯科診療をスムーズにおこなうため、整理して、読み直す量が莫大です。

午後からは、歯科講演会に参加しました。講師の先生は、歯科医師免許と、医師免許の両方を持つ方で、内容は、漢方、摂食嚥下、食支援、口腔ケアなどの、歯科介入を効果的に行う方法についてでした。

私が大学生の時、教授、助教授、講師の先生の多くは、歯科医師免許を持っておられました。次に多いのは、医師免許を持っておられる先生でした。そして次に多いのは、薬剤師免許を持っておられる先生でした。そして、1番すくないのは、医師免許と歯科医師免許の両方持っておられる先生でした。

私の部活の直属の先生で、先輩でもある先生は、医師免許と歯科医師免許を持っておられる先生で、35年前に大学生の間で、はやった、一気飲みの際、部活で飲み過ぎの学生があらわれたときには、夜中に、呼び出されて、介抱に当たっておられました。

私の2年先輩(時々飲み会に誘ってくれた先輩)の歯科医師は、医師免許も持っていて、最近は、全国で、ジルコニアの歯科インプラントの講演会を行って、ジルコニアインプラントや歯科でつかう金属を減らす勉強会をおこない、その普及をしているようです。

大学の同級生の一人は、歯科大学を卒業したあと、医学部に入学して、耳鼻科医をしている人もいます。歯科医師でり、耳鼻科医でもあれば、最強で、両方の観点から見ることができれば、歯科と耳鼻科でかさなる部分もおおいので、両方の知識があれば、簡単に解決できそうなことがあるのではないかとおもいます。

私の母校も、戦中に、歯科医学専門学校から、福岡県立医学歯学専門学校になった時もあり、私が歯科大学生時代、病理学の先生が、歯科を卒業した後、医科に編入したと言っておられました。現在、戦中に歯科医専から、医科もつくられた学校で、医学部が現在も残っているのは、東京医科歯科大学だけのようです。福岡県立医学歯学専門学校は、マッカーサーの命令を受け、まずは医科が、閉鎖され、続いて歯科も閉鎖される予定でしたが、なんとか歯科は、閉鎖を免れ、現在の九州歯科大学に至っているということです。

ということで、同じ事象、病気でも、歯科的な観点、医科的な観点の両方から見ることができれば、かなり患者さんの利益になるのではないかと最近、つくずくおもいます。

高齢者歯科 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月21日

日曜日に高齢者歯科のセミナーに、久しぶりに飛行機に乗って、参加しました。

講師の先生は、九州大学医学部に長年おられた内科医師と2人の歯科麻酔学の歯科医師の計3名の先生でした。

これからの日本の人口構成は、 超高齢社会が本格化して、歯科お医院に来院される患者さんも、高齢者がおおくなることが予想され、元気そうに活動する高齢者でも、何かの持病がある可能性も高くなる為、最近、歯科での全身管理、歯科麻酔学の講演会、セミナーがひそかなブームとなっています。

内科の講師の先生は、バイタルサインについてでした。

バイタルサインとは、脈拍、呼吸、体温、血圧、プラス、最近では意識レベルも含まれます。

バイタルサインは、歯科における全身管理の視点では、基本になるもので、歯科大学の授業、実習でも、耳にタコができるぐらい聞く単語でした。

歯科大学を離れてからは、全身管理が必要な患者さんは、日常の歯科診療では、あまり多くはなく、時々しか聞かない単語となっていましたが、これからの

超高齢社会では、もっと頻繁に聞く単語となりそうです。

 新たに習って、面白かったのは、「死の十字架」という表現でした。これは、容態が悪化するなかで、収縮期血圧が下がり、その一方で脈拍数があがり、そのそれぞれの数値が、クロスする地点があるということで、この内科医師の講師の先生が、「 死の十字架」という表現をされていました。

2人目の講師の先生は、医学部麻酔科に在籍する准教授の歯科医師先生で、歯科麻酔学全般に関する内容でした。歯科医師が、時々全身管理の面で、話題とするRPPの話が出てきました。RPPは、簡易に生体モニターから、患者さんの状態を評価する方法で、

収縮期血圧×脈拍数 の数値で評価する方法です。この数値を見て、歯科治療中の患者さんの状態を、短時間に評価して、治療を継続するか、中止するか判断するものです。私も日常の歯科診療で、このRPPを意識して診療をしています。歯医者の中には、このRPPの数値ですべてを決める方もおられますが、私の場合、このRPPは、かなり参考には、しますが、絶対的な信者ではないので、その他のいろいろな要素を考慮して総合的に判断するようにしています。

 血圧については、歯科医療界では、明確な、基準はなく、今回の講師3名の先生は、それぞれの考えを、お持ちのようでした。

 内科医師の先生は、緊急といえる血圧は、拡張期血圧で130~140以上と言っておられたのが、新鮮でした。歯科医師は、だいたいは、もっと厳しいというか、安全域をとったというか、厳格な基準を持つ傾向があるのではないかと、感じました。

歯科医師国家試験の発表 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月20日

今年の歯科医師国家試験の結果が今日発表されました。

例年通り、合格者は約2000人と言うこととなりました。これからもしばらくは、歯科医師国家試験の毎年の合格者は2000人は維持されそうです。

受験者数は3000人余りですので、歯科大学、歯学部を卒業した3人に2人しか歯科医師になれなないということで、残りの3人に1人は、ただ歯に詳しい人となるようです。

歯科医師国家試験に不合格だった人は翌年また歯科医師国家試験を受験することができますが、翌年受験する人の多くは、また不合格となります。歯学部の既卒の国家試験受験者は、合格者率が、普通に歯学部を、願書提出時は卒業見込みの新卒受験者と比べると、極端に下がります。

そして、そのうち歯科医師になるのを、あきらめなくてはならない状況となるようです。

 この歯科医師国家試験の結果が発表されて、まず最初にみるのは、母校である九州歯科大学の結果です。新卒受験者は、90%の合格者率だったそうですが、既卒者の合格者率は42%だったそうです。やはり、既卒者の合格者率は、かなり低いようです。

 私の母校である九州歯科大学の結果を見た後、みるのは、私の子どもが行っている歯科大学です。健闘しているのを見て、ホッと胸をなでおろしました。

   今回、母校の九州歯科大学の結果を見ておどろいたのは、新卒の歯科医師国家試験の受験者で、出願者数と、受験者数が一致していないことでした。

私の知る限りでは、今までは、出願者数と受験者数は一致していましたが、今年初めて、受験者数が出願者数より1人少ないということになっていました。

歯科医師国家試験の出願時は、卒業のずっと前ですので、卒業見込みということで願書を提出します。卒業見込みですので、卒業できなければ、歯科医師国家試験の受験資格である歯学部を卒業した者にあたらなくなり願書を出しても受験できなくなります。

九州歯科大学では、今まで、最終学年の試験で、ザルのように通していたのが、ついにザルではなくなったということでしょうか?私が、大学生の時に、卒業試験、卒試という単語を聞いたことがなかったですが、ついに、卒試ができたのでしょうか?私の、心から愛する母校の九州歯科大学の、数少ない良い点、(いや数多い良い点と言わなければならないか)は、留年者が少ないことと、追試を受ける時に受験料の支払いがない(私の一番上の子が、東京の大学で追試を受けた時、追試の為の受験料は払わなければならないのを知って驚きました)ことでしたが、その一つが、崩されつつあるのでしょうか?

全体の歯科医師国家試験の合格者が少なく、合格者率が低いのを受けて、私の母校の歯科大学でも、他の歯科大学でも、かなり厳しくなっているようです。

歯学部、歯科大学での試験 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月18日

歯学部、歯科大学でも年度末に、1年の総決算とも言える定期試験がおこなわれたようです。この年度末の定期試験は、進級、次の学年に上がる為の試験でとてもたいせつなものです。

私が大学生だった30年以上前も、歯科大学の学生にとって、年度末の試験は一大イベントでした。

進級をかけた年度末定期試験で、歯学部、歯科大学で留年をするパターンには、私の分析では、3つあります。

①つめは、試験の日に、朝寝坊をして、試験に遅れて行ったために、試験会場に入室を許されず留年してしまう学生です。九州歯科大学では(多分他の歯科大学でも同じだと思います)試験前日は、普通の学生は、2~4時間は寝ますが、あまりにも、頑張りすぎると起きれなくなり遅刻してしまいます。そして留年です。

②つめのパターンは、試験の期間の途中で、あまりにも辛いのであきらめてしまう学生です。試験の1週間前から、本試験の最中、追試験の最中は、トータル2~3週間は、1日の睡眠時間は2~4時間です。辛くてあきらめてしまう学生が時々います。そういう学生の特徴は、何年も浪人をして歯科大学に入学した学生に多いパターンです。

③つめのパターンは、親が九州歯科大学を卒業した2世の九州歯科大学の学生です。親と同じ大学に入学したことで、親孝行をしたと心の隅で思っている学生ですので、絶対留年せず進級するという意欲が弱いため、つまり、留年してもいいや、という気持ちが心のどこかにある為、頑張れず留年してしまうグループです。このグループの特徴は、何回も留年してしまうということです。

  他の大学ではどうかは、あまり他大学出身の歯科医師に聞いたことがないためわかりませんが、九州歯科大学では、6年の修業年数、学年のなかで、一番留年をするのは2年生から3年生に上がる時、つまり、ドイツ語、ラテン語、数学、生物、法学などの一般教養課程から歯科の専門課程に行く時留年します。留年しやすい科目は、ドイツ語と生物でした。この段階で5~10%の学年が留年しました。

次に留年しやすい学年は、3年生から4年生(歯科の専門課程の1年生から2年生)に行くときです。2~3人が留年しました。

   最近、歯学部、歯科大学に関する話題で、よく取り上げられる卒業試験というのがあります。私が歯科大学の学生だった頃は、私の行っていた九州歯科大学では卒業試験というものは、存在しませんでした。他の学年と同じように定期試験は存在しましたが。

最終学年の6年生(歯科の専門課程4年生)で、留年した学生を当時、先輩でも、同級生でも聞いたことがありませんでした。今は、どうかはしりません、多分、今でも卒業試験はないのでしょうか。

麻生太郎財務大臣と顎関節 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月10日

顎関節の異常と顔面神経麻痺と麻生太郎財務大臣

最近、麻生太郎財務大臣がテレビによくでてきます。歯科医師である私は、麻生さんの口の歪みが気になってしょうがありません。そこで、麻生太郎財務大臣の口の歪みについて考察してみました。

私が30年前に、歯科大学の、口腔外科、歯科麻酔科で臨床実習をうけていた頃、時々顔面神経麻痺の患者さんがおられました。

多くの場合、末梢性顔面神経麻痺で、当時は原因不明のものがほとんどで、bell麻痺と呼ばれていました。

九州歯科大学にこられると、診断が確定すると、だいたいは歯科麻酔科におくられて、星状神経節ブロックを受ける治療となっていました。私は、毎日歯科麻酔科で、星状神経節ブロックの見学をしていました。

よくテレビに映っている麻生太郎財務大臣、テレビで写真や静止画を見た瞬間、その写真、静止画によっては、一瞬、顔面神経麻痺では、と思ってしまうものもあります。左側の鼻唇溝が完全に消失してるものもあります。この写真だけ見ると顔面神経麻痺と見間違えてもおかしくありません。

顔面神経麻痺には、大きく分けて中枢性顔面神経麻痺と、末梢性顔面神経麻痺があります。歯科大学に来院される方は、ほとんどが末梢性顔面神経で、bell麻痺がほとんどであったと記憶しています。

中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺は、両者の共通点は、鼻唇溝が消失または浅くなり、それと口角がさがりますが、そしてその違いは、末梢性顔面神経麻痺では、片方の目をとじずらくなったり、片方の額のシワがなくなったりします。中枢性顔面神経麻痺では、それが、なく正常な状態です。

麻生太郎財務大臣の場合、一瞬の写真だけだと、中枢性顔面神経麻痺と見間違えてしまいそうです。

しかし麻生太郎財務大臣はお元気そうで、顔面神経麻痺ではないようです、では、どこが問題かというと、顎関節の運動異常のようにみえます。

歯科的には、顎関節は、カラダの他の部位とは少し違い、顎の関節頭が関節窩の中での蝶番運動だけではなく、その蝶番運動プラス滑走運動の2段階の動きをして、顎が開きます。麻生太郎財務大臣の場合、顎関節の蝶番運動は正常におこなえるけれども、顎関節の関節頭が滑走運動ができない状態ではないのかと私は、思っています。従って口を開けると右が大きく動き、口が曲がってしまうことになります。

この状態が続けば、筋肉にも影響して、左右差が大きくなってきます。なので、ひだりの鼻唇溝は、動きにくいので浅くなり、同じ力で口をあけようとすると、右の口が大きく開いてしまう状態にみえるのではないかと思っています。

結論としては、麻生太郎財務大臣は、顔面神経麻痺ではなく、顎関節の運動異常ではないかと考えています。

1980年代の歯科医療用語と現在  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月08日

私は1980年代に歯科医師となりました。その1980年代は、私は大学で歯学教育を受けました。その中で、現在の歯科医療と1980年代の歯科医療で、歯科学的に、例えば治療法などで大きく変化したものもありますし、歯科教育面での変化では、患者さんとの関係、また大学の歯科教育での教える側と学生との関係も大きくかわりました。そして、また、それと同時に使う用語でも、大きく変わったことがいくつかあります。

歯科大学病院での臨床実習では、初診の患者さんに、学生1人がつき、前もって、症状を聞いたりという、我々歯科関係者でいう予診をとったり、担当教官の歯科医師の指示で、患者さんをレントゲン室に案内したり、最終的には、予診やレントゲン検査、その他の検査と所見を総合して、教授(または、助教授)と患者さんの担当歯科医師の前で、患者さんを横にして報告しなければならない場面があります。この場面すべての学生が緊張する時間でもあります。

私の友人が,この報告の最後に診断名を助教授に質問され、とても困ったことがありました。検査結果、所見、症状を総合すると、誰がどう見ても、学生が見ても、癌というのが明らかで、患者さんの前で癌と言っていいのだろうかと思い躊躇していました(当時癌患者さんに癌をかくすのが美德と考えられていました石原裕次郎さんも癌というのをつげられなかったそうです、また現在でも、患者さんに癌をいうときは、特別な配慮を必要とします)。結局、わかりません、と答えたそうで、その後、担当教官が、「クレブスやろうが」と言ったそうです。

その友人、その後の学生間の会話では、患者さんを前にして、癌とは、言えないやろう。でも(ドイツ語で癌を意味する)クレブスは、いいんや  っと妙に納得していました(私の歯科大学では、ドイツ語は必須科目でした ラテン語も必須科目でラテン語でもクレブスと言いドイツ語と同じ単語です)英語のキャンサーやカルチノーマでは、わかる一般人も中にはいるのでやっぱりドイツ語のクレブスなんやね、っと友人は言ってました。当時、ドイツ語が少しだけ使われていました。患者さんのことをクランケという歯科医療人もいました。英語では、ペーシェントですが、ペーシェントという歯科関係者に当時あったことがありません。歯学部で英語はあまりつかわれていなかったと記憶しています。

九州大学医学部に長年おられた九州歯科大学の内科の教授は、「疲労」のこを、黒板にかくときは、ファティーグfatigueと書いていましたので、医学部じゃ英語のファティーグを使うんだとおもいました。それと同時に「疲労」ぐらい日本で書けばいいのにと学生目線のおもいはありましたが。

最近、クレブスという単語を歯科関係者が使うのをここ30年、全然きかないです。そして、クランケという歯科関係者もここ27年間聞いたことがありません(最後にきいたのは、看護師免許ももつ当時ちょう先輩歯科衛生士さんが最後でした)。

今でも、歯科で使われるドイツ語で、毎日の歯科診療にでてくるのは、ヘーベル(歯を抜く時に歯と歯槽骨に差し込む道具)と ゾンデ(さきが丸い長細い棒)ぐらいでしょうか?

歯科診療では、最近日本語を使うのがほとんど、時々英語で、少数のドロンパみたいな歯科医師がしょっちゅ英語を使う程度のようです。

認知症と歯医者  富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月06日

日曜日に富山市の富山県歯科医師会館にて、歯科医師認知症対応力向上研修がおこなわれ、それに参加してきました。

富山県でも、18年後の2035年には、高齢者の4人に1人は認知症になる可能性があるということです、また、年齢が上がれば上がるほど認知症になる率はあがり、85歳~89歳では、41.1%の人が認知症で、90~94歳では、61.0%の人が認知症となるということで、国民的な病気でもあり、全世界的な病気でもあります。

そんななか、国民の多様なニーズに応えなければならない歯科医師、歯科医療としては、むし歯、歯周病のみならず、摂食嚥下の問題も、歯科医療従事者が重点的に取り組まなければならない、大きなテーマとなっています。

今回の歯科医師認知症対応力向上研修では、認知症を正しく理解して、認知症の患者さんへの歯科治療における対応の仕方、また、認知症患者さんの口腔の機能にかんする対応についての研修などがありました。

認知症患者さんの、BPSDにかんすることから、認知症の進行に伴い、食べる機能が低下し、やがては、口からたべれなくなり、終末期を迎えるなかで、歯科医師として、いかに対応していかなければならないかについて、深く考えさせられるテーマでもありました。

最近の朝日新聞系のAERA dot.の中でも、昨今の流れとして、口から食べられなくなった時点が、寿命ではないかという記事がでていました。特に団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降、生き方、寿命に関する考え方が、さらに大きく変わるのではないかとAERAの記事のなかでも予想していました。

2012年の日本老年医学会の、高齢者の終末期の医療およびケア、に関する立場表明でも、胃ろう造設や、人工呼吸器などについて、慎重に考え、ときには撤退することも、患者さんの尊厳や、生き方をまっとうする為に重要だというようなことをのべていましたが、こんなことを1980年代に言ったら、たいへんなことになるようなことも、時代とともに、人の考え、世の中のかんがえもかわり、現在にいったています。そして、AERAなどの記事でも支持される時代になっています。

認知症のかたも、おおくのかたが、口からたべられなくなり寿命をまっとうします(重度の口からたべられなくなった認知症のかたに胃瘻をするかというのがおおきな問題となったこともありました)。

摂食嚥下障害を、扱う医療人、歯科医師としては、責任のおもいことです。講師の歯科医師の先生は、口からたべられなくなったら寿命だという流れがあるけれど、またそれはそのかんがえは、正しいのかもしれないが、本当に口からたべれない状態なのか、もっと、我々が、患者さんが口からたべつづけられるために、医療人として、歯科医師としてすべてをやりつくしたか、全力をつくしたかをみなおす必要の重要さを言っておられたことが印象的でした。

歯医者がつかうロイテリ菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月04日

ロイテリ菌

私の友人である歯医者のおおくが摂っているサプリに、乳酸菌の一種であるロイテリ菌入りサプリメントがあります。

歯科分野においては、むし歯や歯周病を防ぐために、とても効果があります。しかし、実は、歯科領域ばかりではなく、健康面でも、いろいろな良い効果があるためこの、ロイテリ菌のサプリを毎日摂っています。ロイテリ菌は、口から入り、胃で胃酸などで死滅するのを免れて腸まで達します。そこで免疫力を高める作用を発揮して、炎症抑制作用もあります。結果、インフルエンザになりにくくし、カンジタ菌、ピロリ菌を抑制します。その他、色々な、感染症に対しての予防に役立ちます。また、便秘下痢にも効果があり、アレルギー抑制にもよい作用があります。その他、ここでは書ききれない程の健康によい作用があります。

では、どうして歯医者だけが、そんなサプリを毎日摂っているか?この訳は、私の多くの友人歯科医師のクリニックには、歯ブラシと並んで、どこかにこのロイテリ菌サプリが歯科医院の受付付近で販売されているはずです。でも、それが売れないだけです。歯科医師は、それが、むし歯や歯周病だけでなく、カラダの免疫力を高め、健康に、そして長寿には、とても有利なのを知っています。なので、このサプリを販売しています。しかしながら、このサプリの良さを患者さんに知らせるノウハウを知らないために、売れずに残っています。売れない理由の一つは、このサプリの良さを患者さんに伝えられないのがメインですが、もう一つの理由は、サプリにしては、費用的に少し割高だというのがあります。1日1粒が基本ですが、この1粒が、約100円します。私を含め多くの歯医者は、この費用を、払うだけの価値があると考えこのサプリを毎日摂っています。でも、患者さんに、歯医者でサプリを、押し売りされたと思われたくないですから、このサプリをつかえば、有効そうな患者さんには、簡単に説明する程度です。以上の理由で、このサプリ、歯科医院では、あまり売れません。でも、自分では、毎日のんでいます。

今までで、歯科領域で一番効果的であると思った使い方

①ほぼベットの上での生活をされている方のロイテリ菌の使用

日常の歯磨きもご自身でできないぐらい調子の悪く、嚥下障害がある方で、口の中の状態が良くなく、舌の表面も、色がついて、所々、かぴかぴになっておられる方で、液体状で、粘性が強いドロドロのロイテリ菌を1滴、毎日使うと、かなりの口の中の状態が良くなります。口腔内の衛生じょうたいえも改善し、細菌叢もかわったように見えました。口腔内の細菌が原因となる誤嚥性肺炎を防ぐのに有効なのではないかと考えています。

②パーキンソン病などで、ご自身で、口の中をきれいに、良くしようという意思はつよいけど、手が不自由で、なかなか自分が思うように歯磨きブラッシングができない方のロイテリ菌サプリの使用も、かなり効果があります。

歯科金属 ニッケル 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月02日

金属アレルギーと低亜鉛血症

最近、増えているといわれている金属アレルギーですが、その金属アレルギーの原因となる金属が、生活の周りにたくさんありますし、また医療の分野でもたくさんの金属がつかわれています。

そのなかで、歯科で使用される金属も最近よく話題になります。(私が歯医者になりたての30年前は、歯科で使われる金属が、アレルギーの原因になるということは、歯科業界では、あたりまえで、言葉自体は、よく知られていましたが、自分の患者さんにはおこることを想定してない歯医者もいました、歯科以外の医療業界では、歯科金属にアレルギーの可能性があるのを知らない人もいました、そして医療業界以外の一般の方は、ほとんど知られていない状況でした)

歯科では、かなり昔から部分入れ歯の金具(クラスプ)にニッケルの合金が使われています、現在もよく使用されているときいています。また、私が山口県で歯科医師をしていたとき、ニッケル合金で歯の被せ物をしておられるかたが大勢おられました。わたくしの感覚では、ニッケルが金属アレルギーをおこす可能性のナンバーワンです。

以前からニッケルを含める卑金属が金属アレルギーの原因になりやすいといわれていました。現在でも、そうだとおもいますが、卑金属以外でもおこきます。歯科医師の中でも、金(ゴールド)は、金属アレルギーになりにくいと、信じている方もおおくおられますい、いろんな歯科医院ホームページのなかでも、金ゴールドは金属アレルギーになりにくいと断言しているホームページもあります。

チタンにかんしては、現在のところ、金属アレルギーの可能性はほぼゼロといえますが、金ゴールドに関しては、金属アレルギーになる可能性は、普通にあります。

今回、東北大学において素晴らしい研究の結果が発表されました。ニッケルに関する研究です。ニッケルは歯科領域のもならず、医療全般で利用されています。心臓の冠状動脈が狭窄したときにもちいられるステント、カテーテルで、心臓の冠状動脈まで持って行き、そこで、そのステントを広げることによって狭窄し冠状動脈の部分を広げようという方法です。このステントはニッケル合金でできているそうです。歯科矯正の分野で、ここ30年間使われている歯を真っ直ぐにするためのワイヤーは、ニッケルチタン合金です。我々歯科医師は、NiTiニッケルチタンまたは、ナイタイとよんでいますが、心臓の冠状動脈の狭窄部分を広げるステントも同じような金属なんでしょうか?矯正歯科のNiTiナイタイは、元々は、アメリカの宇宙工学のNASAの技術だときいていますが。

このニッケルによっておこる体の中の炎症反応は、血中の亜鉛イオンで抑制しているということがわかったということです。最近日本では、低亜鉛血症のひとがおおいといわれています。そして、そう言うかたは、ニッケルによる炎症、アレルギーが、増悪しやすいことをしめしており、注意が必要だということです。

歯を削る器機タービンの滅菌 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年03月01日

ドリル、歯の切削器具の消毒と滅菌

最近歯科医師の間で、時々話題になることのひとつに、歯を削る機器、ドリルの消毒と滅菌というのがあります。

このことが、話題になったきっかけは、平成26年5月の読売新聞の記事でした。その内容は、大きな見出しに歯科医院において、「歯を削る機器7割が使い回し」というものでした。3割の歯科医院では、歯を削る機器(我々歯科医師はタービンと呼んでいます。)を、患者さんごと、滅菌器で滅菌しているけれど、残りの7割が、色々なパターンはあるけれども、滅菌はしておらず、消毒レベルの対応だったということです。そして、その7割の消毒だけしかしていない歯科医院が「使い回し」と言う表現となりました。

ここで、問題となるのは、滅菌と消毒はどう違うのかということだと思います。

歯科業界では、大学や専門学校で歯科の教育を受けた歯科医師や歯科衛生士は、この滅菌と消毒の違いについて耳にタコができるほど聞いているはずですが、一般の医療・歯科医療の職業についていない方にとっては、この滅菌と消毒の違いについて混同されているかたもおられると聞いています。

では、この消毒と滅菌の違いは? 

まず、消毒は、細菌・微生物をを殺すレベルが完全ではないというこです。ヒトに害にならないように無毒化する程度に細菌・微生物を減らすということですので、細菌や微生物は、まだ、ある程度存在します。たとえば、70%のエタノールつまりアルコールで表面を拭き取ると細菌や微生物はある程度なくなります。このアルコール(70%エタノール)で表面を拭き取るとことを、大体は「消毒した」というレベルになります。

では、滅菌とは?基本的には、すべての細菌・微生物をなくすということです。ですので、細菌や微生物が残っていないという概念になります。

ですので、この消毒と滅菌というふたつの言葉には、明らかにちがいがあります。読売新聞が言っているのは、消毒のレベルでは、不十分ではないのかということです。滅菌レベルが必要ではないかということです。

まったくその通りです。私も、消毒レベルでは、不十分だと思います。外科的処置をするとこでろ(歯科医院)では、やはり滅菌レベルが必要です。

やまもと歯科医院では、4年前の、平成26年の読売新聞でこの事が記事で取り上げられる以前、ずっーと前から患者さんごとに歯を削る機器(タービン)を患者さんごとに滅菌しています。

歯科医師の間で話題になるのは、この滅菌のシステムを導入するのにたくさんのタービンを買って揃えないといけないとというだけではなく、一番の問題は、タービンを滅菌器にかけるとタービンがすぐに壊れてしまうことです。最近、時期がらもあってこの話題よくききます。

特に滅菌をし始めたほとんどすべての歯科医師が言うのは、タービンがすぐに壊れる、それに伴い修理費用がかなりかかるというこです。

そして、時間の経過とともにこの費用はさらに大きくなります。

やまもと歯科医院のように、古くからタービンの滅菌を行なっていると、タービンの消耗が激しく、月によっては、新品のタービン2本を買うだけの、費用がかかることもあります。あまりにもかかるので、他の費用がかからなかった月に修理に出すタービンの修理待機待ちタービンが存在します。

こういうのを20年ぐらい行なってます。またこの滅菌には、滅菌する人員が必要です。

これを考えると今までに莫大な費用をかけてきたなという感じです。